お水取り13日目の生放送 2021年3月14日
たまたまテレビをつけると、
「ええっ、、、!お水取り生放送??」
丁度お松明が終わったばかりの生中継。
更に10時半から生中継が始まるとのこと。
急いで、修二会の時刻表を確認すると、
お松明後、導師作法神名帳後の、
「半夜走り」から下堂までの生中継と解りました。
朝からzoom会議があり、
午後からは嵐の中、待ちに待った友人の
お嬢様の結婚式が山手教会であり、
感動の式に列席させていただき、
同席した友人と元町でお茶し、
懐かしい話で花が咲き、
帰宅して、夕食を終えたら、
「お水取り生中継??」が発覚。
私が知らないところで生中継とは、
言語道断!と、生意気な事を思い、
寝落ちるのが悔しいので、
八時半から十時過ぎまでタイマーを付けて
仮眠。
そんなおめでたく良き日に、
夜中まで堂内の行事が生中継されるとは、
ありがたいことでしたが・・・。
一般の人にはお水取りは3月12日が有名ですが、
お松明は1日から14日まで行われます。
それだけでなく、この期間は
練行衆が堂内で行を行います。
そのために多くの人々が
準備のために働きます。
できることなら、誰にも知られたくなく、
聴聞する者にとっては、
魂との対話であり、
自分と向き合う尊い時間が
このお水取りの時期なのです。
生中継では、芸能人が
Twitterでつぶやいたり、
森本公誠師の講釈の元、
NHKのアナウンサーが
東大寺本坊?にて、夢枕獏さんと
知らない若い女の子がコメントをしていました。
きっと、
番組的には、面白おかしくやりたいのでしょうが、
本気で東大寺のお水取りを大事にしている
私達のような者にとっては、
ちょっとした嫉妬心を煽り、
煩悩湧き立つそぞろな気分にさせられました。
生中継によって、世間に知れ渡ることばかりが
よい事ではないな。。。
という印象を持ちながらも、
暗闇で見えにくい堂内を
カメラ設置による多角な視聴ができたことは、
勉強にはなりました。
できることなら、
無形文化遺産としての役割を
来年以降は静かに担っていただきたいものだ、、、
と、天邪鬼な私は祈願しながら、
下堂する練行衆に合掌致しました。
命がけの行の様子が、
どこまで伝わったかな。。。
やはり、
直接行って、観て、聴いて、
体感する事を大事にしたいものです。
たぶん、
堂内にカメラ設置が出来るのも
コロナ禍によって
聴聞者の入場を
禁止したから故のことでしょう。
女性でただ一人、堂内入場を許されて
間近に体験された
東大寺修二会の研究者佐藤道子さんが
お元気なら、森本公誠師との
言葉のやり取りを是非お聞きしたかったです。
15日朝方3時頃が、満行です。
合掌
講座案内:
①
目黒カルチャースクール
第1金曜日
2021年4月13日
13:00~15:00
②
目黒カルチャースクール
第3金曜日
2021 3月19日
13:00~15:00
11月はNPOキュール15周年記念展のためお休みです。
ご注意ください。
②
綾子塾「生き甲斐の心理学」
場所:横浜桜木町 婦人会館
時間:13時~15時半
日程:2021年4月13日第4回(第2火曜日)
(綾子塾は、限定メンバー制)
③越乃生き甲斐の心理学
場所:横浜桜木町 婦人会館
(公開講座)
時間:13時~15時半
日程:2021 3月25日(第4木曜日)
9月は24日金曜日です。
紅葉坂植村勉強会
場所:横浜桜木町婦人会館
日程:2021年4月2日火曜日