五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

応えること

2014年07月03日 | 第2章 五感と体感
生まれてから今日までの自分の生育史は、自分の傾向を成していきます。何かの答えを出さなくてはならない時も自分の成りに相応しい答えは自分自身が腑に落ちない限り納得はできる答えは見つけることはできないでしょう。

永遠に自分に応じた答えが自分の手に入らないとしたら、どのあたりで折り合いをつけるか、または諦めるかは、そのことを自分自身が受容しないといつまでも答えを求めて永遠の旅を続けなくてはなりません。

具体的な目的であれば、100パーセントの達成として満足する体感を得られるでしょうが、目的が精神性のものであれば、100パーセント達成して、叶えるという目的自体を見直さなくてはならないでしょう。

自分自身の整合性を構築するには一つの何かに出合い、それについて真摯に学び続けることで何かを成したり崩したりしながら自分の取り扱いに整合性を成していくことができたら、何と幸せか。。。と、思います。

明確な答えが出せないものは、何か一つの事に取り組み、その経験の織り成しから見えたり隠れたりするものかもしれません。

今、答えが出せなくても、自分自身のテーマに自分がその時その時応えていくことで、答えと混乱の間を取り持つ知恵が生まれてくる時が訪れると信じています。

そのうち、答えというものが必要なのか、答えというものが必要なものではないか、判別もついてくることでしょう。

「生きている自分」という存在こそが、自分の一番大切な「一つの出合い」でありましょう。

禅問問答のようになってしまいましたが、答えは自らに応えることから導き出されるとしたら、はて、自分自身をどう取り扱いましょうか。。。(また振り出しに戻ってしまいました^^;)人生はメビウスの輪とも云えそうです。こういうことを宇宙の神秘と云うのかもしれません。


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