五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

不安をみる

2007年07月20日 | 第1章 意識と知覚
「不安」は人の本質だそうです。
「不安」であって当たり前。
逆に、人の本質は、「平安」であって当たり前と定義付けられたら、不安である自分は、益々不安になっていきます。

さて、自分の不安は、いったいいくつあるでしょう。
数えてみるとどのくらいあるでしょうか。

私の場合、①前回書いた分離不安
     ②喪失感
     ③寂寥感
いま、今日この時点で思い浮かぶのは、こんな不安感です。

では、悩みや不安はどうして自分の心に覆い被さってくるのでしょう。

理想と現実のギャップがあればあるほど、不安感は増大してきます。

私の場合、信頼し、心を解放していた人の死により、まだまだ生きていて欲しかった、という「理想」。それに相対するその願いが聞き入れられない「現実」。
そのギャップが大きいために、不安感が増大しているようです。
先の見えない、予測の立てられない想像による不安感もあるようです。

さて、そうはいっても、私達をいつも統合させるべく、柱のようなものはあります。

それは、何でしょう。

私の場合、「愛」です。その柱は、揺るがずに私の内に宿っています。
それを中心に、理想と現実のギャップが揺れ動いているのです。

自分の不安をみつめる。不安を数えて、頭に巡らしてみる。
どんな感情がふつふつと湧き出てくるでしょうか?

                   <生き甲斐の心理学>参照

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2 コメント

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人の死の意味 (永遠の少年)
2007-07-20 18:51:52
Iさんの死は私にとり、怒りでもあります。あれほど激しく忠告したのに、それを無視して任地に飛んでいきました。しかも、二度と忠告しないでくれ、と怒っていました。

さて、私の恩人達、先輩達、死力を尽くして治療したにもかかわらずに死んでいった患者さん達、両親の死、親友の死、どうして人は死んでいくのでしょう?

さて、私の大切な人の死は、私のとりその死の意味を理解するのに数年かかります。

Iさんの場合は私に信念による勇気と責任感を教えてくれたようです。

何歳になろうとも、自分の信じた道を迷う事無く突撃して欲しい、と私に忠告してくれたようです。

48才、と言う短い人生ではありましたが、年齢に関係なく、自分の人生での使命感に生き抜いた人でした。

Iさんの死は、今、私が抱えている使命感上の不安を見事に払拭してくれたようです。

このブログを読んで感じたコメントを書きました。

素敵なブログの記事に感謝いたします。



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Unknown (露芳)
2007-07-20 20:28:08
お気持ちを深く感じ取らせていただきました。
ありがとうございます。
今の心中を語っていただき、嬉しいです。

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