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自分に正直だと、 2019年10月1日
昨日の講座は実に面白かったです。
「自分に正直に生きている人は、
自分の死に時がわかる」という話題から
カール ロジャーズの19の命題と
同じくロジャーズのプロセススケールの
関係へと学びが進みました。
西行は
願はくは 花のもとにて 春死なむ
その如月の 望月のころ
と、詠います。
そして、如月の望月(満月)の頃に亡くなりました。
釈迦の命日2月15日の翌日
2月16日が西行法師の命日です。
人生の閉じ方を連想するのと、
自分の生き方を考える事は
同じことだと、常々思います。
人の死や自分の死について考える事を
忌み嫌い考えないことほど、
つまらない人生はないと私は思っています。
でも、不慮の事故や思わぬ病気が
自分に襲い掛かり、突然命を失うこともあるかもしれません。
その時は、その時だと腹が括れるようになりたいものですが、
実際に体験しない限り、
理想的な事は語ることはできません。
死を想う
死を考えろ
という概念はメメントモリという言葉で
最近は馴染みのある言葉となってきたようです。
フランスの画家ラトゥールのシャレコウベに手を当てた
女性の姿は、メメントモリを描いた絵画としては
代表的な絵かもしれません。
蝋燭の灯と共に美しく描かれています。
法華経を唱えて、天井から垂れた五色の紐を
引っ張りながら浄土へ旅立つ平安人(びと)の
心持もよくよく理解できます。
秋の夜長、
「自分に正直な人は
自分の死に時が解る」
という仮説を、ぼんやりと意識しながら
古今東西の人々が考えてきたことを
思索しつつ、
本格的な秋に、溜まっている本を読み進めたいものです。
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