昨年2015年にもっとも活躍した選手を選んでみました。まずは日本国外の選手5名からになります。
WBOライト級王者テリー フラナガン(英):
*2015年の好運児のイメージが付きまとうフラナガン。まあ、運も実力の内ですが。2月に反則勝ちを収めWBOの欧州王座を獲得。去年の前半期は注目すらされていました。5月に当時空位だったWBOライト級王座を争ったのが粟生 隆寛(帝拳)とレイムンド ベルトラン(メキシコ)。結果は体重超過の強豪ベルトランが勝利を収めたため、その王座は空位のまま。もし5月の段階でベルトランか粟生が世界王座の座に就いていたらフラナガンの現在の地位はなかったでしょう。
7月に仕切りなおしとなった王座決定戦に出場したのがフラナガンと強豪ホセ セペダ(米)。しかしこの強豪は突如脱臼に見舞われ自爆。もしセペダが負傷していなければこの試合の行方は分からなかったと思います。初防衛戦で対戦したディエゴ マグダレノ(米)は下から上がってきた過大評価されていた選手。そんな選手では勢いに乗っているフラナガンを止めることは不可能。フラナガンはその試合で見事なパフォーマンスを見せ初防衛に成功しています。昨年の戦績は3勝(2KO)。これまでの通産戦績は29戦全勝(12KO)とレコードだけ見ると強打者というよりテクニシャンのイメージが沸いてきますね。
2月13日にはWBAの暫定王座を自ら放棄した同国のライバル・デリー マシューズと対戦します。ここで勝利を収めれば、フラナガンの勢いは益々増していくことになるでしょう。
IBFスーパーウェルター王者ジャモール チャーロ(米):
*上記のフラナガン同様、昨年の後半期に活躍を見せた新王者。9月の王座を獲得した試合と、11月の初防衛戦に有したラウンド数は7。そして奪ったダウンの数も7。183センチの長身から放たれるパンチは非常に切れます。体全体の動きもスピーディーで、何となく1990年代の同級の支配者テリー ノリス(米)を連想させてしまうボクシングです。昨年の戦績は世界戦の2勝(2KO)と無冠戦での判定勝利。まだまだ試されていない部分もありますが今後が楽しみな選手です。
WBA(スーパー)/WBC(暫定)/IBFミドル級王者ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン):
*勢いに加えて安定感も増しているゴロフキン。2月にしぶといマーティン マレー(英)にキャリア初のTKO負けを与え、5月にはサウスポーのウィリー モンロー(米)を中盤でストップ。10月に行われたデビット レミュー(カナダ)との王座統一戦も圧倒的な力量差を見せつけて難なく勝利。IBF王座も吸収しています。2015年の年間成績は2014年同様3戦全勝全KO。世界戦16連続KO中。地中海、アメリカの東西海岸に登場した2015年。2016年の初戦、4月23日に行う予定です。WBC正規王者サウル アルバレス(メキシコ)との一戦に拘らず、今年もどんどん防衛回数’を伸ばしていってもらいたいですね。
来年の今頃はベルトの数が増えている可能性アリでしょう。
WBA(レギュラー)ミドル級王者ダニエル ジェイコブス(米):
*ゴロフキンの対抗馬にはならないでしょうが、カザフスタン人を抜きにしたミドル級戦線のトップを争える選手ではないでしょうか。年間戦績は3勝3KO。8月に行われたセルジオ モーラ(米)戦では初回に両者がそれぞれダウンを喫するという激しい幕開け。試合が盛り上がりつつあった2回、モーラが自身の足首を痛め自滅。師走のピーター クイリン(米)戦では85秒の速攻劇を演じることに成功。実力はまあ2流でしょうが無視できない存在に成長してきました。
WBO/WBA(スーパー)ヘビー級王者タイソン フューリー(英):
*試合内容云々より、2006年4月から続いていたウラジミール クリチコ(ウクライナ)の長期政権に終止符を打った歴史的事実は見逃せません。しかもその試合はウラジの本拠地で行われ、明白な判定勝利を収めたのですから。
*あくまで私的独断と偏見による選出になります。選出した選手の順は年毎に軽量、重量級を変えてるため今年は軽い方からとなっています。前年はウラジミール クリチコ(ウクライナ)、セルゲイ コバレフ(露)、ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)、テレンス クロフォード(米)、そしてヘスス クエジャール(亜)を選出しました。
WBOライト級王者テリー フラナガン(英):
*2015年の好運児のイメージが付きまとうフラナガン。まあ、運も実力の内ですが。2月に反則勝ちを収めWBOの欧州王座を獲得。去年の前半期は注目すらされていました。5月に当時空位だったWBOライト級王座を争ったのが粟生 隆寛(帝拳)とレイムンド ベルトラン(メキシコ)。結果は体重超過の強豪ベルトランが勝利を収めたため、その王座は空位のまま。もし5月の段階でベルトランか粟生が世界王座の座に就いていたらフラナガンの現在の地位はなかったでしょう。
7月に仕切りなおしとなった王座決定戦に出場したのがフラナガンと強豪ホセ セペダ(米)。しかしこの強豪は突如脱臼に見舞われ自爆。もしセペダが負傷していなければこの試合の行方は分からなかったと思います。初防衛戦で対戦したディエゴ マグダレノ(米)は下から上がってきた過大評価されていた選手。そんな選手では勢いに乗っているフラナガンを止めることは不可能。フラナガンはその試合で見事なパフォーマンスを見せ初防衛に成功しています。昨年の戦績は3勝(2KO)。これまでの通産戦績は29戦全勝(12KO)とレコードだけ見ると強打者というよりテクニシャンのイメージが沸いてきますね。
2月13日にはWBAの暫定王座を自ら放棄した同国のライバル・デリー マシューズと対戦します。ここで勝利を収めれば、フラナガンの勢いは益々増していくことになるでしょう。
IBFスーパーウェルター王者ジャモール チャーロ(米):
*上記のフラナガン同様、昨年の後半期に活躍を見せた新王者。9月の王座を獲得した試合と、11月の初防衛戦に有したラウンド数は7。そして奪ったダウンの数も7。183センチの長身から放たれるパンチは非常に切れます。体全体の動きもスピーディーで、何となく1990年代の同級の支配者テリー ノリス(米)を連想させてしまうボクシングです。昨年の戦績は世界戦の2勝(2KO)と無冠戦での判定勝利。まだまだ試されていない部分もありますが今後が楽しみな選手です。
WBA(スーパー)/WBC(暫定)/IBFミドル級王者ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン):
*勢いに加えて安定感も増しているゴロフキン。2月にしぶといマーティン マレー(英)にキャリア初のTKO負けを与え、5月にはサウスポーのウィリー モンロー(米)を中盤でストップ。10月に行われたデビット レミュー(カナダ)との王座統一戦も圧倒的な力量差を見せつけて難なく勝利。IBF王座も吸収しています。2015年の年間成績は2014年同様3戦全勝全KO。世界戦16連続KO中。地中海、アメリカの東西海岸に登場した2015年。2016年の初戦、4月23日に行う予定です。WBC正規王者サウル アルバレス(メキシコ)との一戦に拘らず、今年もどんどん防衛回数’を伸ばしていってもらいたいですね。
来年の今頃はベルトの数が増えている可能性アリでしょう。
WBA(レギュラー)ミドル級王者ダニエル ジェイコブス(米):
*ゴロフキンの対抗馬にはならないでしょうが、カザフスタン人を抜きにしたミドル級戦線のトップを争える選手ではないでしょうか。年間戦績は3勝3KO。8月に行われたセルジオ モーラ(米)戦では初回に両者がそれぞれダウンを喫するという激しい幕開け。試合が盛り上がりつつあった2回、モーラが自身の足首を痛め自滅。師走のピーター クイリン(米)戦では85秒の速攻劇を演じることに成功。実力はまあ2流でしょうが無視できない存在に成長してきました。
WBO/WBA(スーパー)ヘビー級王者タイソン フューリー(英):
*試合内容云々より、2006年4月から続いていたウラジミール クリチコ(ウクライナ)の長期政権に終止符を打った歴史的事実は見逃せません。しかもその試合はウラジの本拠地で行われ、明白な判定勝利を収めたのですから。
*あくまで私的独断と偏見による選出になります。選出した選手の順は年毎に軽量、重量級を変えてるため今年は軽い方からとなっています。前年はウラジミール クリチコ(ウクライナ)、セルゲイ コバレフ(露)、ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)、テレンス クロフォード(米)、そしてヘスス クエジャール(亜)を選出しました。