DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

2つの世界ヘビー級戦(WBCヘビー級他)

2016年01月29日 02時09分10秒 | 世界ボクシング
今月16日、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
WBCヘビー級戦:
王者デオンティー ワイルダー(米)KO9回2分24秒 挑戦者アーサー シュピリカ(ポーランド)

*久しぶりに世界ヘビー級王座を米国に持ち帰ったワイルダーですが、期待が大きいからでしょうか、評価はそれほど高くないようです(私は結構評価しています)。

一般的に見て、少々楽な相手との防衛戦が続いているワイルダー。今回の挑戦者シュビリカもそれなりに実力は認められているようですが、2流選手のレッテルが貼られているようです。最後は見事にポーランド人を静めたワイルダー。しかし試合後、「この程度の相手に9ラウンドも費やすな!」との批判的なコメントが多いようです。

次はいよいよ指名挑戦者で、以前WBA王座を保持していたアレキサンダー ポベトキン(露)と対戦するワイルダー。その真価がその一戦で問われることになるでしょう。その一戦、結果は試合開催地によって大きく左右されると予想します。


IBFヘビー級王座決定戦:
チャールズ マーティン(米)TKO3回1分50秒 ビアチェスラフ グラツコフ(ウクライナ)

*どちらのペーストもいえないまま3回に突入した今回の王座決定戦。その回の半ばにマーティンの強打でグラツコフがコロリとダウン。しかしそれ以前のスリップをした際に既に右膝を痛めていたウクライナ人。その怪我の為に試合を棄権する羽目になっています。

試合後の検査で膝の具合がかなり悪いと診断されたグラツコフ。再起までにはかなり時間がかかるのではないでしょうか。

マーティンの勝利を批判する訳ではありませんが、今更ながらも昨年11月のウラジミール クリチコ(ウクライナ)の王座転落が惜しまれます。確かにウラジはつまらないボクシングを展開していましたが、世界ヘビー級王者としての風格、実力は十二分に備えていました。まあ、人間誰でも歳をとるということですね。
コメント
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