DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

意見番(2015年/日本国内編)

2016年01月19日 00時09分10秒 | ボクシングネタ、その他雑談
昨年2015年にもっとも活躍した選手を選んでみました。今回は日本国内5選手の選出になります。

前日本ライトフライ級王者堀川 謙一(SFマキ):

*現時点では既に日本王座から転落し、現役からも引退しています。しかし堀川は昨年9月、7度目の様々な王座挑戦(日本国内、OPBF,WBCインターナショナル、同シルバー王座)を経て、44戦目にして念願の初タイトルを獲得。その継続力を大変評価しました。昨年の年間戦績は3勝(3KO)1敗。3勝の内2つは8回戦での勝利でした。




WBAフライ級レギュラー王者井岡 一翔(井岡):

*リング内でのパフォーマンス云々ではなく、一翔「陣営」のマッチメークに非難が集まっているここ数年の一翔。しかし2015年に限って見ると、そのリング場の試合内容、戦績共に素晴らしいものがありました。4月に「レギュラー」王座ながらも実力者ファン カルロス レベコ(亜)との内容の濃い接戦を制し3階級制覇達成。9月の初防衛戦ではレベコの同胞ロベルト ソーサにワンサイドの判定勝利。そして大晦日には宿敵レベコをボディーで沈め防衛回数を伸ばしています。年間戦績は3勝(1KO)。

今年の目標は「王座統一」と公言する一翔。他団体の王者との対戦もいいのですが、一翔から見て格上のスーパー王者(+WBO)のファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ)、格下、暫定王座を保持するスタン クラティンデーンジム(タイ)からWBA王座を統一し、WBA本部に対し、「一階級一人の王者」と挑戦していって貰いたいです。




WBAスーパーフライ級レギュラー王者河野 公平(ワタナベ):

*亀田家とWBAに振り回された2015年の河野。しかしようやく実現した亀田 興毅との一戦では、自身初の海外での試合でのプレッシャーにも克ちダウンを奪う明白な判定勝利、王座防衛に成功しています。昨年の実戦はその試合のみでしたが、業績は大きかったのではないでしょうか。今年の第一戦目は中国での試合の可能性が高いようですが、新年もまだまだしぶとく勝ち抜いてほしいですね。




WBAスーパーフェザー級スーパー王者内山 高志(ワタナベ):

*5月のジョムトーン チューワッタナ(タイ)戦、大晦日のオリバー フローレス(ニカラグア)戦、両試合とも勝ち方が凄過ぎ。ブライアン ミッチェル(南ア)が築いた同級での最多防衛記録である12、具志堅 用高(協栄)が樹立した日本人世界王者の連続防衛記録である13を是非打破してほしいものです。




OPBF(東洋太平洋)/日本ミドル級王者柴田 明雄(ワタナベ):

*2013年8月にロンドン五輪金メダリスト村田 諒太(帝拳)のデビュー戦相手を務め、屈辱的な敗戦を喫した柴田。敗戦後は肉体以上に、精神的なダメージが大きかったでしょう。しかしそれ以後日本王座を吸収し、2つの王座の防衛回数を確実に伸ばしている柴田。2015年の年間戦績は3勝(3KO)でその内2試合がタイトル戦でした。

3月には西田 光(川崎新田)との防衛戦が控えています。その試合は日本王座の5度目、OPBF王座の6度目の防衛戦になります。防衛回数を伸ばしていけば自然と世界への挑戦話も聞こえてくるでしょうが、日本王座の防衛記録更新を目指して貰いたい、というのが個人的な希望です。これまでの日本ミドル級王座の最多防衛記録は、辰巳 八郎(新和)が1956年から1962年に築き上げた13になります。




*ご存知のようにあくまで私的独断と偏見による選出です。選出した選手の順位はなく、海外偏同様に軽い階級からの順番となっています。ちなみに昨年(2014年)選出したのは柴田 明雄(ワタナベ)、山中 慎介(帝拳)、亀田 和毅(日本)、井上 尚弥(大橋)、そして高山 勝成(仲里)となっています。
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