今月4日、米国ミネソタ州で行われた試合結果です。
WBAスーパーミドル級戦(レギュラー王座):
王者デビッド モレル(キューバ)TKO4回2分35秒 挑戦者カルビン ヘンダーソン(米)
*2年前の夏に、暫定とはいえプロ3戦目で世界のベルトを腰に巻いているモレル。サウル アルバレス(メキシコ)が絶対王者として君臨しているスーパーミドル級ですが、アルバレス後の同級を担う選手の一人として期待が寄せられています。
今回モレルが迎えたヘンダーソンは、15勝(11KO)1敗1引き分けと、好戦績の持ち主ですが、これといった選手との対戦がない選手。王者としては、本拠地としているミネソタのファンの前で、どれだけの快勝劇を演じられるかが課題だったと言っていいでしょう。
試合開始から両者の力量差が顕著だったこの試合。サウスポースタイル(左構え)の王者は、少々強引に攻め続け、最後は連打からヘンダーソンをグラつかせた所でレフィリーストップを呼び込みました。
格下相手に圧勝し、保持する王座の3度目の防衛に成功したモレル。WBCの暫定王者デビット べナビデス(米)との対戦が噂されています。スーパーミドル級はカネロ(アルバレスのニックネーム)が居なくても、十分楽しめるクラスのようです。
下記はモレルを含めた2022年6月14日現在の、スーパーミドル級王者たちの顔ぶれとなります。
WBA(スーパー):サウル アルバレス(メキシコ/防衛回数4)
WBA(レギュラー):デビット モレル(キューバ/3)
WBC:サウル アルバレス(メキシコ/3)
WBC(暫定):デビッド べナビデス(米/0)
IBF:サウル アルバレス(メキシコ/0)
WBO:サウル アルバレス(メキシコ/1)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:空位