今月14日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)スーパーライト級戦:
挑戦者近藤 明広(一力)TKO2回2分7秒 王者麻生 興一(三迫)
*2006年5月にデビューして以来、勝ち負けを繰り返しながら、日本ライト級、WBOアジア太平洋スーパーライト級王座を獲得してきた近藤。2017年11月には、米国ニューヨークのリングで世界戦のリングにも上がっています。
その後も本拠地である後楽園ホールのリングで、定期的に試合をこなしてきたベテラン近藤。昨年師走にOPBF王座を奪取している麻生への挑戦する機会を得ました。初回から、右の強打で王者に迫った挑戦者。2回に同じパンチでダウンを奪うと、その後の連打でレフィリーストップを呼び込みゲームセット。「37歳対決」を制し、自身3つ目のタイトル獲得に成功しました。
勝者近藤はもちろん、タイトルを手放してしまった麻生にも、まだまだ頑張ってほしいですね。
下記は2022年6月28日現在の、スーパーライト級のタイトルホルダー達です。
WBA:空位
WBC:ジョシュ テーラー(英/防衛回数1)
IBF:ジョシュ テーラー(英/4)
WBO:ジョシュ テーラー(英/1)
OPBF(東洋太平洋):近藤 明広(一力/0)
WBOアジア太平洋:平岡 アンディ(大橋/2)
日本:平岡 アンディ(大橋/2)
日本ライト級戦:
王者宇津木 秀(ワタナベ)TKO8回1分8秒 挑戦者富岡 樹(角海老宝石)
*2月にデビュー以来の連勝記録を10(内8KO)の伸ばすと同時に、当時空位だった日本王座を獲得した宇津木。初防衛戦に迎えた富岡の戦績は、戦績が7勝(2KO)5敗(2KO負け)1引き分けと平均以下。試合前は王者の圧勝が予想されていました。
蓋を開けてみると挑戦者が、フットワークと鋭いパンチ、そして積極性で強打の王者と堂々と渡り合っていきます。しかし中盤以降、パンチ力の差が徐々に表れていきます。最終回となった8回、王者の連打に耐え続けた挑戦者でしたがレフィリーは試合続行を許さず。宇津木が打ち合いを制すと同時に、王座の初防衛に成功しています。
2022年6月28日現在のライト級王者たちの顔ぶれは下記のようになります。
WBA(スーパー):デビン ヘイニー(米/防衛回数0)
WBA(レギュラー):ジャルボンテ デービス(米/3)
WBC:デビン ヘイニー(米/5)
IBF:デビン ヘイニー(米/0)
WBO:デビン ヘイニー(米/0)
OPBF(東洋太平洋):吉野 修一郎(三迫/2)
WBOアジア太平洋:吉野 修一郎(三迫/2)
日本:宇津木 秀(ワタナベ/1)