先週14日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
WBOアジア太平洋スーパーフライ級戦(王座決定戦):
中川 健太(三迫)判定3対0(117-111、116-112、115-113)古谷 昭男(六島)
*昨年4月に3度目の日本王座を獲得している中川。その王座は初防衛成功後に返上し、今回の地域王座決定戦に駒を進めてきました。対する古谷は昨年2月に橋詰 将義(角海老宝石)と当時空位だった同王座とOPBF(東洋太平洋)の2つのベルトを賭け対戦しましたが判定負け。1年ぶり2度目のチャンスが到来した形となりました。
試合はキャリアで上回る中川が主導権を握り続けますが、古谷も随所随所で反撃。目を離せない攻防が続いたけった、中川が明白な判定勝利を収め新たなタイトルの獲得に成功。37歳ながらもまだまだ成長過程にあるようです。
本来ならこの日、橋詰が川浦 龍生(三迫)と中川が返上した日本王座を賭け対戦する予定でした。しかし橋詰が腰痛のため出場不能となったため、その試合は中止となっています。
上記の試合が行われる数日前の11日、比国で行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)スーパーフライ級戦(王座決定戦):
KJ カタラジャ(比)判定3対0(118-110、117-111、116-112)エドワード ヘノ(比)
*比国勢同士によるアジア太平洋地区の老舗タイトル王者決定戦。注目のカタラジャが、2階級下の来生フライ級で同王座を獲得し、世界挑戦の経験もあるヘノに判定勝利。空位の王座を獲得すると共に、全勝記録を16(13KO)に伸ばしています。
二人の地域王者が誕生したスーパーフライ級戦線。2023年2月22日現在の同級のタイトルホルダー達を確認しておきます。
WBA:ジョシュア フランコ(米/防衛回数3)
WBC:ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ/0)
IBF:フェルナンド マルティネス(亜/1)
WBO:空位
OPBF(東洋太平洋):KJ カタラジャ(比/0)
WBOアジア太平洋:中川 健太(三迫/1)
日本:空位