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今年もやってるやってる~

あの試合から30年(IBFスーパーミドル級)

2023年02月13日 05時05分47秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今から30年前の1993年2月13日、米国ネバダ州ラスベガスで行われた試合結果です。
IBFスーパーミドル級戦:
挑戦者/IBFミドル級王者ジェームス トニー(米)TKO9回終了 王者アイラン バークレー(米)

(重量級注目の一番が実現。結果はデータが示すようにトニーのワンサイドマッチに)/ Photo: BoxingNews 24/7

*スーパースター候補生だったマイケル ナン(米)をKOし、IBFミドル級王座を獲得したトニー。その後、実力者マイク マッカラム(米)と1勝1引き分けと五分以上の結果を残すなどして世界王座の6連続防衛に成功。しかし試合により好不調の波が大きく、その才能は認められてはいたものの、安定した評価を得ていませんでした。

減量苦からミドル級の王座を返上しスーパーミドル級に乗り込んできたトニー。トニーを迎え撃ったバークレーは、前年1991年にIBFスーパーミドル級王座を獲得し2階級制覇を達成すると、伝説の「ヒットマン」トーマス ハーンズ(米)の持つWBAライトヘビー級王座に挑戦し判定勝利を収めトリプルクラウンに。決して一流の選手ではありませんが、強豪たちとの対戦を繰り返してきた実力者です。まだまだ寒い2月の半ばに、そんな2人が対戦する注目のカードが実現する形となりました。

拮抗した試合が予想された一番ですが、トニーが強豪相手に会心のパフォーマンスを演じる事になりました。常に前進するのは荒武者バークレー。そのバークレーの攻撃を、見事なボディーワーク(上体をくねくねさせる動き)と固いガードで捌いていくトニー。同時に左右のボディー攻撃と、顔面へのアッパーで対抗していきます。距離が開けば見事な左ジャブと右クロスをビシバシと決め、ライバルにダメージとフラストレーションを積もらせていきます。

(見事な左ジャブでバークレーを突き刺すトニー)/ Photo: Pin terest

回を重ねるごとにトニーの一方的な試合となったこの一戦。動くサンドバッグと化したバークレーは目の上を切り裂かれ、顔面はパンパンに腫れあがり、全くのお手上げ状態に。結局は9回終了時に白旗を挙げ試合終了。トニーが予想外のワンサイドマッチを制し、ミドル級に続いての2階級制覇達成。同時にその評価をグッと上げる事にも成功しました。

(試合は予想外のトニーのワンサイドマッチに)/ Photo: BoxingNews 24/7

スーパースターの地位を手に入れたトニーはこの試合後、驚くことに体重を上げながら四半世紀も世界のトップ戦線で戦い続けました。対するバークレーは黒星が込むようになりましたが、20世紀末までリングにその雄姿を見せてくれました。

この試合は私(Corleone)のお気に入りの試合の一つで、今もちょくちょく目を通します。何度見ても、トニーの柔軟なボクシングには驚かされます。

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