DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

寺地、半年で王座に返り咲き(WBCライトフライ級)

2022年03月21日 05時02分36秒 | 世界ボクシング

一昨日の19日・土曜日、京都市体育館で行われた試合結果です。
WBCライトフライ級戦:
挑戦者寺地 拳四郎(BMB)TKO3回1分11秒 王者矢吹 正道(緑)

*昨年9月22日以来の両選手による直再戦。今回は挑戦者としてリングに立った寺地が、前戦と打って変わってコンディション、気迫で大きく矢吹を上回る形に。3回に見事の右でダウンを奪った寺地。矢吹はカウント内に立ち上がる事が出来ましたが、レフィリーはそれ以上の試合継続を許さず。拳四郎が本来の実力者を見せつけ、半年ぶりに定位置である世界王座への返り咲きに成功しています。

下記は寺地を含めた、2022年3月21日現在のライトフライ級の王者たちとなります。

WBA(スーパー):京口 紘人(ワタナベ/防衛回数3)
WBA(レギュラー):エステバン ベルムデス(メキシコ/0)
WBC:寺地 拳四郎(BMB/0)
IBF:フェリックス アルバラード(ニカラグア/2)
WBO:ジョナサン ゴンザレス(プエルトリコ/0)
OPBF(東洋太平洋):堀川 謙一(三迫/0)
WBOアジア太平洋:加納 陸(大成/0)
日本:岩田 翔吉(帝拳/1)

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フェザー級や日本関連等など(色々:03‐20‐22)

2022年03月20日 05時28分37秒 | 世界ボクシング

最近(2022年3月20日ごろ)のニュースです。

1)2012年のロンドン五輪ではフライ級で、2016年に行われたリオデジャネイロ五輪ではバンタム級で金メダリストを獲得したロベイシー ラミレス(キューバ)。2019年からフェザー級の選手としてプロのリングで活躍していますが、その初陣戦で黒星を喫するという歴史的快挙を遂げてしまいました。

その後、コロナ禍にも関わらず定期的に試合をこなしてきたラミレス。先月末26日に、初めて米国以外の地での試合を行っています。大英帝国の地に降り立ったラミレスは、アイルランド出身のエリック ドノバンと対戦。3回で試合を終わらせ、上々の2022年の初試合を終えています。戦績を9勝(5KO)1敗としたラミレス。今年は何処まで伸びていくか非常に楽しみですね。

2)2015年と2016年に来日し、当時のWBCバンタム級王者山中 慎介(帝拳=引退)大激戦を演じたアンセルモ モレノ(パナマ)。元WBAバンタム級王者は現在、フェザー級を主戦場にしています。このモレノが今月12日、地元パナマのリングでグスタボ メルガル(メキシコ)と対戦し、10回TKO勝利を収める事に成功。昨年5月に獲得したWBAラテン・フェザー級王座の2度目の防衛を果たしています。

3)日本フェザー級王者丸田 陽七太(森岡)が5月15日、東京都墨田区の総合体育館で、指名挑戦者阿部 麗也(KG大和)を迎え、保持する王座の2度目の防衛戦を行います。この試合には日本王座のほか、現在空位のWBOアジア太平洋のベルトも争われる事になりました。

4)昨年10月にOPBF(東洋太平洋)バンタム級王座に返り咲いた栗原 慶太(一力)が5月20日、後楽園ホールのリングで元IBFスーパーバンタム級王者小國 以載(角海老宝石)と無冠戦10回戦で対戦します。

5)今月6日、元WBOミニマム級王者山中 竜也(真正)が須藤 大介(三迫)を相手に3年8ヵ月ぶりの実戦を行っています。硬膜下血腫が発覚したため引退していた山中ですが、無事に5回TKO勝利を収めています。試合許可が下りたとはいえ、怪我が怪我なだけに、安全面で心配です。

6)2019年11月にサウル アルバレス(メキシコ)に敗れて以来実戦から遠ざかっていた元ライトヘビー級王者セルゲイ コバレフ(露)。5月14日にブルガリアのターベル プーレフを相手に、リング復帰戦/クルーザー級でのデビュー戦を行います。

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今週末の試合予定

2022年03月19日 05時11分25秒 | 世界ボクシング

2022年3月第三週末の主な試合予定です(2022年3月19日から3月25日まで)。

19日 土曜日
京都市体育館
WBCライトフライ級戦:
王者矢吹 正道(緑)対 挑戦者寺地 拳四郎(BMB)

アラブ首長国連邦
IBFフライ級戦:
王者サニー エドワード(英)対 挑戦者モハメド ワシーム(パキスタン)

WBCスーパーライト級挑戦者決定戦:
レジス プログレイス(米)対 タイロン マケンナ(英)

米国ニューヨーク州
NABOスーパーミドル級戦:
王者エドガル ベルランガ(プエルトリコ)対 挑戦者スティーブ ロールス(カナダ)

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ウッド、大逆転TKO勝利(WBAフェザー級:レギュラー王座)

2022年03月18日 05時41分49秒 | 世界ボクシング

先週末12日、英国で行われた試合結果です。
WBAフェザー級戦(レギュラー王座):
王者リー ウッド(英)TKO12回1分25秒 挑戦者/前暫定王者マイケル コンラン(アイルランド)

*試合前の予想では、若干ながらもコンランが有利とされていました。11回終了時の採点も、僅差ではありましたが3対0(105-102、104-103x2)で挑戦者がリードしていました。

初回終了間際に、豪快にダウンを奪われた王者。そのダウンによるダメージは深刻で、もしダウンを喫したのがラウンドの途中だったらそこで試合は終わっていたでしょう。

ラウンド終了のゴングに救われた形となったウッドは、前半戦を耐え抜き、ジワジワと反撃に転じます。異常なタフネスぶりを発揮するウッドに対し、元々ガードの低いコンランは、ラウンドを重ねるごとに苦しい展開に。11回にダウンを奪われたアイルランド人は、それまでの貯金がほぼ無いまま最終回に突入。最終回中盤、ダウンを喫し、その勢いでリングから転落してしまったコンラン。主審は躊躇することなくそこで試合をストップしています。

大激戦を制し、昨年夏に獲得した王座の初防衛に成功したウッド。次はWBAから指令が出されている、スーパー王者レオ サンタ クルス(メキシコ)との対戦/王座統一戦になるでしょう。

試合後、コンランは病院に直行。その後、無事が確認されています。

 

下記は2022年3月18日現在のフェザー級王者たちとなります。

WBA(スーパー):レオ サンタ クルス(メキシコ/防衛回数3)
WBA(レギュラー):リー ウッド(英/1)
WBC:マーク マグサヨ(比/0)
IBF:キコ マルティネス(スペイン/0)
WBO:エマヌエル ナバレッテ(メキシコ/2)
OPBF(東洋太平洋):清水 聡(大橋/6)
WBOアジア太平洋:空位
日本:丸田 陽七太(森岡/1)

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スーパーライト級戦線等など(色々:03‐17‐22)

2022年03月17日 05時21分11秒 | 世界ボクシング

最近(2022年3月17日ごろ)のニュースです。

1)今月4日、前WBC/WBO統一スーパーライト級王者ホセ カルロス ラミレス(米)と、元IBFスーパーフェザー級、WBOライト級王者ホセ ペドラサ(プエルトリコ)が対戦。体格で上回るラミレスが、曲者ラミレスを圧勝し、3対0(116-112x3)の判定勝利を収めています。この勝利によりラミレスは、WBC王座への挑戦権を獲得すると同時に、昨年5月に苦杯を喫した4団体統一王者ジョシュ テーラー(英)との再戦に向け、可能性を残した事になりました。

2)現在4団体のスーパーライト級王座を保持しているテーラーですが、WBAからは前暫定王者アルベルト プエジョ(ドミニカ)との防衛戦を行うよう指示を出されています。WBCの指名挑戦者はラミレス、IBFの最上位ランカーはイェレミアス ポンセ(アルゼンチン)。WBOは、先日テーラーを苦しめたジャック カテロール(英)、リーアム パロ(豪)、前3団体統一ライト級王者テオフィモ ロペス(米)の順でランキングの上位に名前を連ねています。

3)スーパーライト級の注目株の一人であるホセ セペダ(米)が現地時間の明後日、メキシコのリングに登場。中堅のフランシスコ ペレス(メキシコ)と無冠戦10回戦で対戦します。

4)2019年10月にテーラーと対戦し、僅差の判定負けを喫しているレジス プログレイス(米)も今週末19日に試合を予定しています。アラブ首長国連邦のリングに登場を予定しているプログレイスは、世界ランカーで、WBOインターコンチネンタル王者でもあるタイロン マケンナ(英)と対戦します。

5)2018年6月にテーラーに、2020年8月にラミレスに敗れている元WBC王者ビクトル ポストル(ウクライナ)。先月末26日にゲリー アントワン ラッセル(米)と対戦しますが、10回TKO負けを喫してしまいました。前WBCフェザー級王者ゲリー ラッセル ジュニアの実弟は、WBA米大陸スーパーライト級王座を獲得すると同時に、全勝全KO記録を15に伸ばしています。

6)同日、元WBA、WBOスーパーバンタム級王者ギレルモ リゴンドー(キューバ)がアラブ首長国連邦のリングでビンセント アストロラビオ(比)と対戦。僅差の判定負けを喫してしまいました。金星を挙げたアストロラビアはこの勝利により、空位だったWBCインターナショナル・バンタム級王座を獲得しています。

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右一発!岩田が初防衛に成功(日本ライトフライ級)

2022年03月16日 05時19分30秒 | 世界ボクシング

今月5日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本ライトフライ級戦:
王者岩田 翔吉(帝拳)TKO初回72秒 挑戦者大内 淳雅(姫路木下)

*昨年6月に8回戦で対戦している両選手。その時は岩田が大差の判定勝利を収め、日本王座決定戦への出場権を獲得しています。そして岩田は11月に、当時空位だった王座獲得に成功し、今回の初防衛戦/大内との再戦を迎える事になりました。

前回の対戦では、結果が出るまでに24分要しました。しかしこの試合は、王者となった岩田がその右強打一発で勝利。僅か72秒で終わってしまいました。既にWBAで2位までランキングを上げている岩田。全勝記録を8(6KO)に伸ばすと共に、日本王座の初防衛に成功しています。

下記は岩田を含めた、2022年3月16日現在のライトフライ級の王者たちとなります。

WBA(スーパー):京口 紘人(ワタナベ/防衛回数3)
WBA(レギュラー):エステバン ベルムデス(メキシコ/0)
WBC:矢吹 正道(緑/0)
IBF:フェリックス アルバラード(ニカラグア/2)
WBO:ジョナサン ゴンザレス(プエルトリコ/0)
OPBF(東洋太平洋):堀川 謙一(三迫/0)
WBOアジア太平洋:加納 陸(大成/0)
日本:岩田 翔吉(帝拳/1)

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ロマゴン、レベルの差を見せつける(スーパーフライ級)

2022年03月15日 05時13分29秒 | 世界ボクシング

今月5日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
スーパーフライ級戦:
4階級制覇王者ローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)判定3対0(118-110、117-110、116-112)WBCフライ級王者挑戦者フリオ セサール マルティネス(メキシコ)

*本来ならこの日、ゴンザレスは宿敵ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ)との決着戦(第3戦)を行う筈でした。しかしその試合はエストラーダの調整が遅れたためキャンセルに。代わってロマゴンは一階級下の激戦王マルティネスと拳を交える事に。

接戦も予想された一戦でしたが、ロマゴンが圧倒的なレベルの差を見せつけて勝利を収めてしまいました。マルティネスが異様なタフネスぶりを発揮したため、好試合となりました。しかし両者の技術の差は、正に月とスッポン。特に終盤戦は、「なぜ、マルティネス陣営はストップを要請しないのだろう?」と首を傾げたくなるほどのワンサイドマッチとなりました。

特に目を引いたのは、ゴンザレスのバランスの良さ。常に一定のバランスを保っているため、左右上下のコンビネーションを休むことなく放ち続ける事が出来ました。そのパンチ力にのみ目がいってしまいがちですが、バランス、そして下半身の強さがロマゴンの偉大なキャリアを支えてきたんですね。それを改めて知らされる試合でした。

強豪を一蹴し、そのレコードに白星をまた一つ加える事に成功したニカラグア人。戦績を51勝(41KO)3敗(1KO負け)にしています。エストラーダとのラバーマッチもいいのですが、WBO王者井岡 一翔(志成)との対決も見てみたいものです。

 

昨日もお届けしましたが、下記が2022年3月15日現在の、スーパーフライ級王者たちの面々となります。

WBA(スーパー):ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ/防衛回数0)
WBA(レギュラー):ジョシュア フランコ(米/2)
WBC:ジェシー フランコ(米/0)
IBF:フェルナンド マルティネス(亜/0)
WBO:井岡 一翔(志成/4)
OPBF(東洋太平洋):橋詰 正義(角海老宝石/0)
WBOアジア太平洋:橋詰 正義(角海老宝石/0)
日本:空位

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平岡、橋詰が勝利(スーパーライト級ほか)

2022年03月14日 05時15分42秒 | 世界ボクシング

先月末28日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本/WBOアジア太平洋スーパーライト級戦:
王者平岡 アンディ(大橋)TKO10回2分16秒 挑戦者アオキ クリスチャーノ(角海老宝石)

*試合後、脱水症状のため病院に搬送された平岡。コンディション調整に失敗したのでしょうか?その影響のためか、持ち前のスピードで挑戦者を圧勝するもラウンドを重ねていった王者。最後は左一発でアオキを仕留めるも、試合後に笑顔はありませんでした。

昨年10月に獲得した2つの王座の防衛に成功した平岡。下記は平岡を含めた、2022年3月14日現在の、スーパーライト級王者たちの顔ぶれとなります。

WBA(スーパー):ジョシュ テーラー(英/防衛回数3)
WBC:ジョシュ テーラー(英/1)
IBF:ジョシュ テーラー(英/4)
WBO:ジョシュ テーラー(英/1)
OPBF(東洋太平洋):麻生 興一(三迫/0)
WBOアジア太平洋:平岡 アンディ(大橋/1)
日本:平岡 アンディ(大橋/1)

 

OPBF(東洋太平洋)/WBOアジア太平洋スーパーフライ級戦(王座決定戦):
橋詰 正義(角海老宝石)判定3対0(118-110、116-112、115-113) 古谷 昭男(六島)

*昨年の大晦日に福永 亮次(角海老宝石)がWBO王者井岡 一翔(志成)に挑戦するために返上した3つの王座の内、2つの王座が争われた今回の戦い。福永の同胞橋詰が、サウスポー(左構え)スタイルからのジャブで古谷をコントロールし判定勝利。棚から牡丹餅の感がありますが、2度目のタイトル戦出場(1度目は日本王座挑戦)で2つのタイトル獲得に成功しました。

下記が2022年3月14日現在の、スーパーフライ級王者たちとなります。

WBA(スーパー):ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ/防衛回数0)
WBA(レギュラー):ジョシュア フランコ(米/2)
WBC:ジェシー フランコ(米/0)
IBF:フェルナンド マルティネス(亜/0)
WBO:井岡 一翔(志成/4)
OPBF(東洋太平洋):橋詰 正義(角海老宝石/0)
WBOアジア太平洋:橋詰 正義(角海老宝石/0)
日本:空位

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無事に行われてくれ!(2団体ミドル級)

2022年03月13日 05時50分58秒 | 世界ボクシング

4月9日、さいたまスーパーアリーナで予定される試合です。
2団体ミドル級王座統一戦:
WBAスーパー王者村田 諒太(帝拳)対 IBF王者ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)

*本来なら昨年末に行われる予定だった注目の一戦。その時は、コロナウィルスの変異株であるオミクロンが暴走していたために、あえなく中止に。3ヶ月のインターバルを挟んで再度試合が組まれました。まずは予定通りに試合が行われる事を願っています。試合の開始ゴングまで、既に一ヵ月を切っています。ゴロフキンの来日も間近という事ですね!

村田が最後に試合を行ったのは、2019年の師走まで遡ります。興味深いのはその間、戦わずして海外メディアの村田の評価が上がっていった事です。2019年末の段階では、村田の試合はマイナー団体IBOやWBFレベルと揶揄されていました。昨年の試合前になると(中止になりましたが)、村田もそれなりの選手と評価され始めましたが、「最終的にはゴロフキンの終盤TKO勝利を収めるのでは?」というものに。そして現在は「かなり競った試合になるのでは?」という予想が立てられています。ゴロフキンが試合直前に40歳になるという事が大きな要因のようですが、果たしてどのような試合内容と結果が待っているのでしょうか!?

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今週末の試合予定

2022年03月12日 05時13分36秒 | 世界ボクシング

2022年3月第二週末の主な試合予定です(2022年3月12日から3月18日まで)。

12日 土曜日
英国
WBAフェザー級戦(レギュラー王座):
王者リー ウッド(英)対 挑戦者/前暫定王者マイケル コンラン(アイルランド)

*この期間、主要団体の世界戦は上記の一試合だけとなります。しかしヨーロッパを中心に、様々な規模の興行が数多く予定されています。

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