ダンポポの種

備忘録です

危ないがな…

2013年03月13日 23時04分12秒 | 日記・雑記
↓これは、いけません (本日の京都新聞朝刊より)




新聞記事のとおりですが…、
きのう(3月12日)午後、近鉄京都線の山田川~木津川台間の踏切で、遮断機が下りていないのに、電車が高速で通過するという出来事があったそうです。

問題の列車は、踏切の手前にある山田川駅に停車してから走ってくるはずだった、普通電車(各駅停車)。
運転士が〝急行〟と勘違いして、誤って同駅を通過してしまったため、まだ遮断機が下りていなかったこの踏切を びゅーっと 駆け抜けてしまったみたい。
めちゃめちゃアブナイ話ですが…、たまたま、その時は、踏切を渡っている人やクルマが無かったようで、大事には至らなかったとのこと。

でも、事故は事故やね。
鉄道輸送の現場で、あってはならない出来事だと思います。

運転士が急行ダイヤと勘違い…っていうのは、もちろんアカンことやけど、そういう人間の〝うっかりミス〟をカバーする、バックアップ機能が不可欠ですよね。
そもそも、『普通電車が駅を通過してしまった-』というのがお粗末…。なんで、自動的に急停止しなかったんやろ? と思う。

近鉄電車の「新しい車両」と「古い車両」とで、新型ATSの整備状況に違いがあることも、判明してしまったな…
今後、すべての車両に新型ATSが整備されるとのことですが、この際、早くやってしまうのがいいですね。

「新型の特急電車を作る前に、やるべきことがあるだろ」というツッコミを必ず入れられてしまうからねぇ、近鉄の場合は。

どうぞ、ご安全に~


◆               ◆               ◆

当ブログでも紹介しましたが、今年2月には京田辺市内のJR学研都市線の踏切で誤作動がありました。(遮断機が完全に下りていない状態で、電車が通過)
同じく2月、兵庫県の山陽電鉄踏切では、特急電車とトラックの衝突事故が。
そして今回の近鉄京都線では、普通電車が誤って駅を通過したことにより、遮断機が下りていない踏切を高速で通過-。

「踏切の誤作動」「踏切内での障害物検知」「停車駅の誤通過」 …というふうに考えたら、
たぶん、どのケースでも、当該の列車では非常ブレーキが作動して、自動的に緊急停止する場面ではなかったのか? と思うのですが。
(↑私は、そういう安全システムについては詳しくありませんが…

結果的には、どのケースも、「自動で非常ブレーキは作動しなかった」ということになりますね。 ちょっと、気になります
くれぐれも事故の無いように宜しくお願いします。

この前も書いたけれど、踏切を渡る立場の私たちは、
『踏切での一旦停止と安全確認』
を、ぜひぜひ徹底したいものです。