ダンポポの種

備忘録です

ふらり、近鉄で

2016年01月10日 21時23分50秒 | 鉄 道


朝の冷え込みが、冬らしさを発揮し始めました(
きょうは三連休の真ん中、日曜日ということで、今年初めての〝休日系業務〟に出動してきました。
まだ年明け早々だし、例年、この時期に休日系業務は入らないものなのだけれど、このたびは御当家の事情都合もあり、本日実施となりました。

通常業務も始まったし、他所のサポート業務にも出動したし、ふで稽古も始まったし、そして、休日系業務もスタートしたし…。
1月10日にして、お正月気分はすっかり過去のもの、という感じです
慌ただしいねぇ


◇               ◇               ◇


 1月8日、近鉄電車でふらり… 

一昨日(1月8日)ですが、業務予定が無く、時間が空いたので、近鉄電車に乗ってきました。

久しぶりに、近鉄電車の写真を撮りに出かけようか。
  どこで写そうかな。西大寺の駅…、いや、大和八木あたりで撮ってみるか

…ってなことを思いまして、そんなに遠出をするつもりはないまま、午前11時頃にふらっと近鉄電車に乗って、八木へ向かったのです。
大和八木へ着いて、橿原線ホームから大阪線ホームへ上がってみたら、偶然、目の前には、5200系の五十鈴川ゆき急行が停車中でした。
大和八木11時51分発の急行ですわ。
これが「2250系復刻塗装」の編成でした。私は、復刻塗装編成の実物を初めて見た。
しかも、車内は、ほどよく空いていました

おおっ 復刻塗装の編成だし、写しておかなくては …というか、この際、乗ってしまおうか



↑というわけで、私は、とっさに五十鈴川ゆき急行に乗り込んで、急きょ、大阪線の旅を楽しむことにしたのです
 ≒ふらり旅ですな。行き当たりばったりの、ちょっと危うい空気も感じられる展開です。無茶しないように、現在地を意識しながら行動しよう。
 この画像は、名張に停車中に撮影。ホーム向かいから名古屋ゆき特急が先に発車していきました。



↑そもそも、大和八木で、5200系の急行列車が〝ほどよく空いていた〟から、ふら~っと乗り込んでしまったのです
 乗り込んでしまえば、転換クロスシートに身をゆだね、どこまでも乗っていたいような気分に のんびりと車内で過ごせました。
 ふらっと乗ってしまったので、実は、どこまで乗るか(どこで降りるか)を決めていませんでした。
 結局、終着の五十鈴川まで乗り通してしまった… いよいよ〝ふらり旅〟ですな

 でも、こういうときにICOCA<イコカ>は便利です
 イコカならば、下車駅で、乗ってきた区間の運賃をきっちり収受されるのだから、客は、乗り越しの精算とか切符の心配が要らないよね。
 逆に、ぼんやり乗っていると、なかなか〝行き先〟が決まらへん…っていうことになりますわ(←なんちゅう、電車の乗り方やねん
 ホンマに、気が付いたら伊勢まで来てしまってた…、という感じでした

 (なお、志摩線内の一部の駅を除いて、近鉄全線各駅でイコカやピタパを使えます。




↑結局、終着まで乗り通して、五十鈴川のホームに降り立ちました。(五十鈴川13時30分着)
 乗って来た電車は、下りホームの1番線に入って停留ののち、折り返し、大阪上本町ゆき急行になります。



↑これでも近鉄電車 なんじゃ、この色は
 かつて活躍した、名車・2250系(製造時は特急車両、のちに急行用一般車に改造。現在は引退)の車体カラーを再現(復刻)してあるのです。
 上半分がクリーム色、下半分が紺色の、シンプルな塗り分けです。昔の山陽電車、これとまったく同じような塗装でしたね。
 色の組み合わせが時代を感じさせるのかなぁと思うけれど、こういう塗り方(塗り分け)自体は、鉄道車両に合っているのです。全然悪くない。
 5200系にこの塗装、似合っていないことはない、と思います



【参考】 ちなみに、5200系の本来の塗装はこんな感じです。ほかの近鉄電車と同じ、赤白ツートン。







↑これも五十鈴川にて。
 向かい側のホームに、白塚ゆき各駅停車がやってきました。
 この界隈、伊勢・宇治山田から鳥羽や賢島へと、特急列車はたくさん走っている区間ですが、各停電車は短い編成のワンマン運行です。
 (いつか、京都線の各停電車もこうなるのではないかと、私は心配しています)





↑名古屋から走って来た、賢島ゆき特急が停車。



↑続いて、大阪上本町から走って来た、鳥羽ゆき特急が停車。
 基本ダイヤでは、この特急は宇治山田終着の設定ですが、多客期には鳥羽まで延長運転される仕組みです。
 鳥羽で、さきほどの賢島ゆき特急に追いつく …というか、賢島ゆきが〝待っていてくれる〟ので、賢島方面への乗り継ぎも可能です。


このあと私は、各停電車(賢島ゆき)に乗って鳥羽まで行きました。

「せっかく五十鈴川まで来てしまったのだし、ついでに鳥羽まで行ってみるか、と思ってさ」

「ついでのついでに、賢島まで行ってきたら よかったのに」

「この段でようやくスマホで時刻表チェックをして、鳥羽から京都ゆき伊勢志摩ライナーで引き返すのが良さそう、と見当を付けたもので…」


かくして、久しぶりに鳥羽までやって来ました。
最初からそんなつもりじゃなかったんだけど、鳥羽まで、急行と各停だけを乗り継いでやって来たわけです。
気の向くままの乗り継ぎで、面白かった

鳥羽での滞在時間はそんなに長くありません。
もとより、鳥羽での用事とか目的もありません…
私は、駅の隣りにある「鳥羽一番街」の館内をぷらぷらしてみたり、海を眺めたりして、ひとときを過ごしました。



↑鳥羽にて。
 近鉄鳥羽駅と隣り同士になっているJR鳥羽駅(参宮線)に止まっていた、快速「みえ」号、名古屋ゆき。近鉄特急のライバル



↑鳥羽にて。
 近鉄ホームから、JR快速「みえ」を見る。 ホンマに近鉄線とJR線とが隣り同士になっている駅です。
 ところで、近鉄駅のナンバリングでは、鳥羽は「M78」なんやね!
 ぜひ、ウルトラマンとのコラボをして欲しい駅です。



↑鳥羽14時53分発の京都ゆき特急「伊勢志摩ライナー」が入ってきました。(賢島から走ってきた列車です)
 私はこれに乗って、大和西大寺まで戻りました。
 これより約半時間後に、鳥羽15時22分発・京都ゆき「しまかぜ」が控えており、当日はまだ空席がある旨、鳥羽駅の窓口にも案内が出ていました。
 「しまかぜ」で帰ろうかな…、と一瞬考えたけれど、やめておきました。
 こういう〝ついで乗り〟で「しまかぜ」に乗るのは申し訳ないよなぁ。ちゃんと心の準備も整えて、しまかぜには乗りたいと思います



↑デラックス