志学・而立・不惑・知命・耳順 年齢を表す言葉は数々ある。
不惑も迷いながら過ぎ、天命も知らず、耳順になっても、人の言うことを逆らわないで聴けるようにもならず、我が誕生日は嫌でも訪れてしまった。
難しいことはさておいて、普通に過ぎる今日の一日が無事であることの有り難さ。それはこの歳になって感じることの一つでもある。
この数年の間に、親しい友人を何人か失い、この世の無常も知らされた。そして思うのは多少の不都合があっても、健康でいられること、生あることに感謝しなくては。
一つ歳はとったが、昨日と変わるわけではなし、兼好のいう 「老いぬる人は、精神衰へ、淡く疎(おろそ)かにして、感じ動くところなし。心おのづから静かなれば、無益(むやく)のわざをなさず、身を助けて愁(うれ)へなく、人の煩(わずら)ひなからむことを思ふ」
(年老いた人間は、気力が衰え何事にもあっさりと、こだわりがなく、物に接しても欲望にかられない。心が自然で平静だから、無益なことは慎む。わが身をたいせつにして心配事がなく、他人に迷惑をかけないようにと考える。)
なんて心境になるわけでもなく、煩悩を断ち切れず、欲望と打算に生きる僕です。あ~ぁ
2005.08.03
不惑も迷いながら過ぎ、天命も知らず、耳順になっても、人の言うことを逆らわないで聴けるようにもならず、我が誕生日は嫌でも訪れてしまった。
難しいことはさておいて、普通に過ぎる今日の一日が無事であることの有り難さ。それはこの歳になって感じることの一つでもある。
この数年の間に、親しい友人を何人か失い、この世の無常も知らされた。そして思うのは多少の不都合があっても、健康でいられること、生あることに感謝しなくては。
一つ歳はとったが、昨日と変わるわけではなし、兼好のいう 「老いぬる人は、精神衰へ、淡く疎(おろそ)かにして、感じ動くところなし。心おのづから静かなれば、無益(むやく)のわざをなさず、身を助けて愁(うれ)へなく、人の煩(わずら)ひなからむことを思ふ」
(年老いた人間は、気力が衰え何事にもあっさりと、こだわりがなく、物に接しても欲望にかられない。心が自然で平静だから、無益なことは慎む。わが身をたいせつにして心配事がなく、他人に迷惑をかけないようにと考える。)
なんて心境になるわけでもなく、煩悩を断ち切れず、欲望と打算に生きる僕です。あ~ぁ
2005.08.03