勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

十六夜

2005-09-19 23:59:05 | Weblog
 昨日に続き今日の東京は晴天に恵まれ、昨夜の満月に勝るとも劣らない十六夜(いざよい)の月が、残暑を惜しむ夜空に輝いていた。
       
       隅田川の護岸からの十六夜の月《午後11:30頃》
 
 先人の素晴らしい感性は、雪や花と共に月は特別なものとして、風流な名を付けた。
『夕月 宵待月 宵月 有明月 暁月』と、同じ月でも時間帯によって呼び名が変り、他にも月を表わす名称は数限りなくある。

 また月の満ち欠けにも、それぞれに優雅な名前が付いている。
旧暦
 8月13日 十三夜  《言わずと知れた13日の月》
 8月14日 待宵   《明日の名月を待つ宵の意》
 8月15日 十五夜  《望月とも言う》
 8月16日 十六夜  《いざよい》
 8月17日 立待月  《たちまちづき》
 8月18日 居待月  《いまちづき》
 8月19日 寝待月  《ねまちづき》

 このように十五夜をはさんでの風流な呼び名をはじめ、旧暦の30日間全てに呼び名があるそうだ。

 満開の桜よりも、散りはじめた花びらが風に舞う頃が好きな僕にとって、月も満月の美しさは言うに及ばず、少しづつ形を変えて輝く十六夜以降の月が好きだ。
これから数日、日々変っていく月の姿が楽しめます。
2005.09.19