勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

天高く

2006-09-02 23:36:43 | Weblog

今日、あなたは空を見上げましたか
空は遠かったですか、近かったですか
雲はどんなかたちをしていましたか
風はどんな匂いがしましたか
あなたにとって、いい一日とはどんな一日ですか
「ありがとう」という言葉を、今日、あなたは口にしましたか

-長田 弘・詩集「最初の質問」より-
 

 窓から流れ込む冷たい風に目が覚めた。カレンダーをめくると同時に、季節も変わった。気が付くと、空も雲も風も秋だった。
秋の空は高いという。なぜ秋の空は高くて青く澄んでいるのだろう。

 空は空気中の不純物によって見え方が違うという。
夏の太平洋高気圧は、暖かい湿った風が吹き、水蒸気をいっぱい含んでいる。

 これに比べて、秋の大陸で育った乾燥した空気を持つ移動性の高気圧は、まだ夏草が茂り、砂やほこりが抑えられ空気も乾燥しているため、空は澄み切っている。

 太陽光線のうち、波長が短い青色の光線は、不純物の少ない空気中で散乱して、より多く地上に届くので、青く澄んで高く見えるのだそうです。 

※日本気象協会北海道支社 光永 佳津実さんのHPを参考にしました。

 
 また、大阪管区気象台の天気相談所は、空が高く見える要因のひとつに「特に秋には、上空の高い所にできる雲がよく見える」ことをあげている。


 高く、青く澄んだ秋の空に、いわし雲が美しかった。
 雲さ~ん あまり高いところへ行くと「はぐれ」ちゃうよ~。 
2006.09.02