勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

セクハラ・PARTⅢ

2006-09-20 22:50:14 | Weblog
 僕の働くお店の中で、口の悪い人を挙げなさいといわれたら、一番か二番に僕の名が挙がるだろう。

 今ならセクハラで訴えられそうなことは、たくさんある。
多くは忘れてしまったが、思い付くままいくつか紹介します。
 

 もう辞めたが、1・2を争う高齢の女性教師がいた。高齢であることに何の異議もないのだが、彼女ある日、仕事が終わって更衣室から出ようとする僕を、外から扉を押さえて出すまいとしていた。数分後やっと手を離したので、ドアーを開けると、「ウワッ!」と大きな声で脅かした。
『そんな大きな声を出さなくても、顔だけで充分驚くのに~』
彼女、怒ってさっさと行ってしまった。


 同じ彼女、人形が着るようなスカートの広がったドレスを着てきたときだった。
『アララァ~、フランス人形のようだねぇ~』
「ウフフッ!」
『30年前から押入れに入ったままの・・・』
「こらぁ~」
その後、いろいろな人にこの話を言いつけていた。


 別の女性教師とコーヒーを飲みながら、生まれ月の星座の話になった。
「私、乙女座よ」
『嘘だ、おかめ座だろう!』
そのことは忘れていたある日、彼女が辞めてしばらくしてお店に電話があった。
「わ・た・し、わかるぅ?」
『わからない』
「おかめ座の私よ」
そういえば誰かにそんなこといった覚えがあるな。でも誰かわからない。
「私、○○よ」
『な~んだ、そうか』
名前を言われてやっと思い出した。
言ったほうは忘れているが、言われたほうは覚えているものなんだなぁ。


 年配だが小柄で性格のかわいい女性教師がいた。彼女ドレスの趣味がいまいち。小柄なのにフリフリのたくさん付いた、宝塚調のドレスが好きだった。シンプルのほうが似合うと思うのに。
彼女に付けたニックネーム≪ベルババ≫
本人嫌がっていた。


 帰ろうとエレベーターに乗ろうとすると、ほぼ満員、僕が乗ろうと足を入れると、押しボタンのそばにいたこのベルババちゃん、「ブ~」といった。それに続いて僕が『ス~』と言うと、一瞬静かになってすぐあと、誰かがクスッ!と笑った。
ベルババちゃん「この人と話をするの、怖いわ」と言った。


 親しくしていた男性教師、更衣室で何かミスをして言った。
「俺ってバカだなぁ~」
『アレッ!今気が付いたの?』 
このことも忘れていたのだが、しばらくしてから言われた。
「あの時、こう言われたもんなぁ」
それで言ったことを思い出した。


 弟の金髪の結婚式が終わった後、一番上の姉が一言。
「絵に描いたようないい結婚式だったわ」
弟に先を越された僕は言った。
『ピカソの絵だってあるからな』
これもずっと後に姉から言われて思い出した。


 若いころから車好きの金髪、免許を取れる歳を待って免許と車を手に入れた。
車があるから(兄貴のヒガミ)女の子にもモテモテ、手編みのレースのシートカバーには≪夕日の恋人≫なんて編みこんである。
僕は言った『夕日の恋人?な~んだ、すぐ沈んじゃうのか』


 僕はきっと誰かに殺されるかも知れない。  

 皆さんのブログにはこんなコメントしてませんよね。(ニッコリ♪)
2006.09.20