
人々が笑みを湛へて見送りしこふのとり今空に羽ばたく
文仁親王殿下
飛びたちて大空にまふこふのとり仰ぎてをれば笑み栄えくる
文仁親王妃紀子殿下
お二人が詠まれたコウノトリは、日本中に明るい知らせを届けてくれた。
帝王切開という方法による分娩は危険も伴うと聞く。
長い間、この帝王切開の帝王とは、あのジュリアス・シーザーのことと信じて疑わなかった。シーザーがこの方法で生まれたことからこの名がついたと何十年も思っていた。
ところがこれはラテン語の「kaiserschnitt」の翻訳を「切る」と言う意味の単語二つが重複しているため、カエサル(シーザー)と間違えて「帝王切開」と訳してしまったのだという。な~んだ、そうだったのか。
我が大辞林にも両方の説が載っていた。
どちらにしてもおめでたいこと、母子ともに健やかならんことを祈る。
2006.09.07