映画「母(かあ)べえ」を見た。カラー映画でありながら、そこに見えるのはセピア色。

セピア色の世界に生きる母娘の物語「母べえ」は、戦争の虚しさ、悲しさに満ち、ヒューマニズムと反戦色が全編に溢れる。
戦争によって二人の娘を除いたすべてを失い、年老いたいまわの際の主人公・母べえに、山田洋次監督は、ラストで言わせる。「あの世でなんか会いたくない、生きて父(とお)べえに会いたかった」。

戦争によって二人の娘を除いたすべてを失い、年老いたいまわの際の主人公・母べえに、山田洋次監督は、ラストで言わせる。「あの世でなんか会いたくない、生きて父(とお)べえに会いたかった」。
「戦争とは他の手段をもってする政治の継続である」
-カール・フォン・クラウゼヴィッツ-
「勝敗を決するのは前線の兵隊の戦う力、なかんずく彼らの士気である」
-トルストイ「戦争と平和」から-
戦争で一体誰が得をするのだろうか?
-カール・フォン・クラウゼヴィッツ-
「勝敗を決するのは前線の兵隊の戦う力、なかんずく彼らの士気である」
-トルストイ「戦争と平和」から-
戦争で一体誰が得をするのだろうか?