勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

越中おわら風の盆

2014-07-05 23:58:01 | Weblog
 都内浅草にあるかっぱ橋道具街は、食器具・調理器具・食品サンプル・食材などを扱う道具専門の問屋街として名高い街である。その「かっぱ橋本通り」では下町七夕祭りが行われ、土日には数々のイベントも開催されている。


 土曜日の今日、危ぶまれた天気も何とか持ち直し、時々太陽も覗く中、午後4時、七夕飾りの下で風の盆で知られる「越中おわら節」が披露され、静かな踊りの中にも、叙情的で、内に秘めた気品と激しさも垣間見える、哀しげな三味の音に合わせて踊る越中おわら風の盆に魅せられてきた。







 富山県八尾の風の盆を謳った歌は、菅原洋一さんの「風の盆」と、石川さゆりさんの「風の盆恋唄」があり、どちらもなかにし礼さんが作詞しているが、僕は菅原洋一さんの「風の盆」が好きだった。しかし、最近石川さゆりさんの「風の盆恋唄」を元・秋葉豊とアローナイツのボーカルであり、その歌の上手さからファンになった、木下あきらさんがカバーしている動画を知り、それ以来「風の盆恋唄」が好きになった。

 お時間に余裕がある方は、木下あきらさんの、豊かな感情で哀しい抒情詩を謳い上げた名唱をお聞きください。ステージでの動画のため音質が良くないが、歌の上手さは伝わると思います。


 豊かな声量、確かな音程、鮮明な言葉と発音、彼独特の微妙な節回し、そして時には抑え気味に、時には切なさを込めて絞り出す声音、そのどれもが僕にとっては鳥肌が立つほど魅力的な歌唱である。風の盆恋唄がこんなにいい歌だったとは知らなかった。