昨年の隅田川の花火大会は、花火の打ち上げが始まる午後7時頃から、北の空に立ち込めた暗雲がみるみる広がり、我が頭上を覆い尽くした。夜空を焦がす花火の音がとどろきはじめると、それを合図にするかのように、ぽつぽつと落ちてきた雨粒はたちまち大粒になり、7時30分を過ぎる頃花火は中止となった。

今年はそんな心配もなく始まった花火大会に、我がマンションの屋上には午後6時を過ぎる頃から、ここの住人やその関係者が集まり始めた。

僕もここに住み始めてから毎年欠かしたことがない花火見物だが、今年も姉とその娘が泊りがけで訪れた。

我が屋上から見る花火は、隅田川の桜橋付近から打ち上げられる第一会場が近く、東京スカイツリーとのコラボが楽しめる。

猛暑にもかかわらず、屋上に吹く風は心地よく、用意した飲み物も忘れるほどに花火を堪能した夏の夜のひと時でもあった。

午後8時半、少しばかりの靄のかかった夜空に描く瞬時に消える火の芸術は、惜しまれながら終わりを告げたのだった。

今年はそんな心配もなく始まった花火大会に、我がマンションの屋上には午後6時を過ぎる頃から、ここの住人やその関係者が集まり始めた。

僕もここに住み始めてから毎年欠かしたことがない花火見物だが、今年も姉とその娘が泊りがけで訪れた。

我が屋上から見る花火は、隅田川の桜橋付近から打ち上げられる第一会場が近く、東京スカイツリーとのコラボが楽しめる。

猛暑にもかかわらず、屋上に吹く風は心地よく、用意した飲み物も忘れるほどに花火を堪能した夏の夜のひと時でもあった。

午後8時半、少しばかりの靄のかかった夜空に描く瞬時に消える火の芸術は、惜しまれながら終わりを告げたのだった。