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勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

ノウゼンカズラ

2014-07-04 00:52:06 | Weblog
 僕が仕事に通う道にあるビルに、この時期になると必ずその壁を飾る花がある。冬の間は剪定された枝が根元に残るだけ、それが暖かくなるころからぐんぐん成長して、壁面を覆う過程を見るのが楽しみでもある。


◇つる草◇
-のうぜんかずら-

こころは つる草のよう
細く弱いくせに
とんでもないところまで伸びる
身をよじるほど後悔もするけど
やっぱり冒険が好き
豆の木を登る ジャックの夢

行く先は知らない草ばかり
ふりむけば いくつかの花
私のこころは つる草のよう

-星野富弘さん-


 ノウゼンカズラは日当たりのいい場所を好み、暑さに強いといい、明るいオレンジ色の花は夏の象徴のようでもある。栄光という花言葉もあるそうだが、ギリシャ神話によると浮気性な花とされるようだ。大きな松の木に求婚されたノウゼンカズラは即座にOKして松の木に絡みついたものの、彼女は次々と他の木にも絡みついて浮気をしたという。


 花は短命だが次々と咲き、咲き終わった花は地面に散乱する。しかしこの家の前はいつも一か所に掃き寄せられて、掃除が行き届いている。枝が伸びる頃には壁に網を張って蔓が伸びやすくし、大切に育てていることがよくわかる。このような家にこそ栄光はやってくるのかもしれない。 

集団的暴走権

2014-07-01 21:17:11 | Weblog
 東京と大阪で繁華街を暴走する車の事故が相次いでいる。しかし暴走するのは車だけではない。数の力にものを言わせてごり押しする政権は、もうブレーキの利かない暴走車と同じ。運転手は数の論理で、乗客の意思など無視して車の舵を戦場に向けようとする。しかし、この車には意見の違う助手がいるにも関わらず、暴走を止めることができない。ブレーキを掛けようとする振りはしたものの、助手席から降りようとはせず、断固反対を叫んだ理念も捨てた。助手席から退く選択肢もあったはずなのに。


 我々は乗る車を選ぶことができない。しかし運転手を選ぶことはできる。そもそも、こんな傲慢な政権にしてしまったのは我々にも責任がある。この政権を大勝させたのは我々なのだから。(僕はこの党は選ばなかったのだが)

 自ら戦闘に参加することがない彼らは、実体の見えない抽象的な机上の空論で、日本が世界に誇る憲法を捻じ曲げようとしている。屁理屈をこねくり回して憲法解釈を変えるという自分勝手さで一度こじ開けた扉は、これからも少しずつ少しずつ広げてしまうだろう。このような集団の暴走権を僕は許さない。暴走した車はいつも人を殺しているから。彼らに戦闘の最前線に行く覚悟があるなら別だが。。。