歩くたんぽぽ

たんぽぽは根っこの太いたくましい花なんです。

梅の実

2015年06月23日 | 日記
今朝布団を干すためにベランダに出た時のこと、

目の前の梅の木に見覚えのない色味が加わっていた。

赤と言い切るには柔らかく、桃色というには力強い。

紅に少しだけ緋色を混ぜ合わせたら、いくらかその色に近づくかもしれない。



そこにあったのは梅の実である。

梅の木であることは以前から知っていたけれど、

この木に実がなっているのは初めて見た。

なんでこんなにも嬉しいのだろう。



欲しかったものを手に入れて嬉しい、

おいしいものを食べれて嬉しい、

好きなアーティストのライブに行けて嬉しい、

あるいは誰かに出会えて嬉しい、

なんてことがあるけれどそれらの「嬉しい」とは明らかに様相が違う。

というのも梅の実がなることは自分自身になんの関わりもないからだ。



なぜ直接関わりのないことに喜べるのか。

思い返せばそんな場面はいくつもある。

晴れの日に空を見上げて幸せだと思ったり、

初雪に心を踊らせたり、

奇麗な花を見て感動してしまう。



関係がないという前提がおかしいのか。

そもそも関係がないと言い切るためには、

梅と私を個の事物として明確化しすぎている様な気もする。

梅と私を含めた全体の中での空気の流れや、

影響し合う目には見えない波長なんかがあって

それを捉えられなければ物事の本質は見えてこない、のかもしれない。



自然界は驚く程正確に季節を刻む。

自分の影響力なんてとても小さなもので、

それを思うと今日もまた晴れやかな気持ちになれるのだ。

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