日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

森保JAPANがミャンマーに無失点勝利。7大会連続のW杯出場へまずは白星発進。

2019年09月11日 | soccer

森保JAPAN、カタールW杯への挑戦始まる!FIFAカタールワールドカップアジア地区2次予選「ミャンマー代表VS日本代表」が、日本時間10日にヤンゴンのトゥウンナ・スタジアムで行われました。ミャンマーと対戦するのは1994年の広島アジア大会以来25年ぶりで、ヤンゴンでの試合は1965年以来54年ぶりだそうです。W杯予選の初戦は毎回苦戦を強いられている日本代表、敵地でまずは勝ち点3を獲得できたのでしょうか?


スタメンはこちら
 [日本]
GK 12 権田修一
DF 5 長友佑都
DF 22 吉田麻也(Cap)
DF 19 酒井宏樹
DF 16 冨安健洋
MF 7 柴崎岳
MF 13 橋本拳人
MF 10 中島翔哉
MF 9 南野拓実
MF 21 堂安律
FW 15 大迫勇也


 [ミャンマー]
GK 18 チョー・ジンピョ
DF 3 ゾー・ミントゥン(Cap)
DF 5 ナンダ・チョー
DF 7 ゾー・イェートゥン
DF 17 ソー・モーチョー
DF 19 テイン・タンウィン
MF 6 ライン・ボーボー
FW 2 ゾー・リン
FW 9 アウン・トウー
FW 11 タン・パイン
FW 13 カウン・シトゥ



日本は序盤から相手陣内を攻め込み、前半5分に左サイドの長友のクロス→酒井→PA右でボールを受けた南野が相手DFを2人かわして左足でシュートを放つが、ゴール左に外れて得点ならず。前半15分、堂安が相手のカウンターを体を張って阻止すると、左サイドにボールを送る。パスを受けた中島が、PA手前から右足ミドルシュートを鮮やかに決めた!W杯予選初出場の中島の一撃で、日本が1点を先取します。
攻め続ける日本は、18分に南野がヘディングシュートを見せるもクロスバーの上。24分には右CKから吉田が頭で折り返し、ゴール前飛び込んだ冨安のシュートはGKに防がれる。26分、橋本のスルーパス→大迫の落とし→堂安の左足シュートはキーパー正面→こぼれ球を拾った堂安が左足クロス→最後は南野が頭で合わせてゴールネットを揺らし、日本が2点目を奪います。
さらに追加点が欲しい日本は29分、CKから吉田が右足ボレーシュートを放つが、GKの好守に阻まれる。37分には大迫のヘッドもダメ。43分には橋本→大迫とつないで、中島のミドルは枠外。44分位は橋本が右足ミドルを狙うもクロスバーを越える。前半は一方的に攻めた日本が、2点のリードで折り返し。

後半も立ち上がりから日本が決定機を連発。後半4分に中島のミドルはGKにキャッチされ、5分には大迫がPA左からシュートを狙うも相手に阻まれる。
ミャンマーは後半10分に右サイドでFKを獲得。キッカーが変化をつけると、アウン・トウーが右足ミドルシュート。ボールは枠内を飛んだが、GK権田がパンチでクリア。
ピンチを切り抜けた日本は、後半12分に左CKから大迫が頭で合わせるもGKに押さえられ、14分には左サイドのクロスに堂安がシュートを狙うも決まらず。後半18分、左サイドで中島クロス→ファーサイドで大迫が頭で折り返し、柴崎の右足ボレーはクロスバー直撃。さらにこのあと、右から堂安がシュートを放つもGKに防がれ、こぼれ球に中島がシュートするもミャンマーのDFに阻まれてしまった。どうして決まらない!
後半20分、堂安に代わってMF伊東純也を投入。すると後半26分、吉田が前線へロングボール→伊東が抜け出してループシュートを狙うも、キーパーの真正面。
この後、後半31分に南野→FW鈴木武蔵、後半36分に堂安→MF久保建英を送り込んだが、ダメ押しの3点目を奪えぬまま試合終了。日本が2-0でミャンマーを下しました。




7大会連続W杯出場に向けての大事な初戦は、中島選手の雨を切り裂くような右足ミドル弾、南野選手の2試合連続ゴールで前半に2点を奪いました。後半は決定的シーンが何度も生まれたんですが、追加点が取ることができず。スコア的に物足りないというか、何度もファインセーブを披露したミャンマーのGKチョー・ジンピョ選手が、意外とやるなぁって思いました。
守備陣もミャンマーを相手にシュート2本に抑えて無失点。唯一危なかったのは、後半10分のセットプレーの場面でした。アウン選手のミドルシュートを権田選手が止められなかったら、流れが大きく変わっていたかもしれなかった。
久保建英選手は後半36分から登場。18歳98日でのW杯予選出場は、風間八宏氏(名古屋グランパス監督)の19歳67日を上回る最年少記録。ピッチに入っていきなりヒールパスでチャンスを演出すれば、後半42分には左CKのキッカーを務めました。出場時間が短ったのでもっとプレーが見たかったけれど、2次予選期間中に代表初ゴールが生まれるか期待したいです。

アウェーの初戦で無失点勝利、勝ち点3を獲得した日本代表。今後は10月10日に埼玉スタジアム2002でモンゴル代表、15日は敵地でタジキスタン戦、11月14日はキルギスとのアウェー戦が控えています。グループ首位で最終予選進出、できれば無敗で突破してほしいぞ。



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森保JAPAN、W杯予選前のテストマッチで完勝。久保建英の代表初ゴールはお預け。

2019年09月05日 | soccer

サッカーの国際親善試合「キリンチャレンジカップ2019 日本代表VSパラグアイ代表」が5日、茨城県のカシマサッカースタジアムで行われました。今月10日からカタールW杯のアジア2次予選が始まりますが、今回の試合は大事なテストマッチです。18歳の新星・久保建英選手に待望の代表初ゴールは生まれたのか?



スタメンはこちら
 [日本]
GK 12 権田修一
DF 5 長友佑都
DF 22 吉田麻也(Cap)
DF 19 酒井宏樹
DF 16 冨安健洋
MF 7 柴崎岳
MF 13 橋本拳人
MF 10 中島翔哉
MF 9 南野拓実
MF 21 堂安律
FW 15 大迫勇也

この日の日本の先発メンバーは、ボランチの橋本(FC東京)以外は海外組。久保建英はベンチからのスタートとなりました。



前半10分、日本は中島のパスを受けた南野が、ドリブルから左足でシュートを打ったが、相手DFにブロックされます。14分には堂安がペナルティエリア内に進入するもシュート打ちきれず。15分には長友→大迫と繋ぎ、南野が胸トラップから左足を振り抜いたが、シュートはゴール右に外れる。17分には右サイド・酒井のクロス→大迫の右足シュートはGKの正面。
迎えた前半23分、左サイドで長友がグラウンダーのクロスを入れると、ニアサイドで大迫が左足でゴールネットを突き刺し、日本が1点を先取。25分、自陣からカウンターを仕掛け、南野→中島→大迫とワンタッチでつないで、フリーの堂安にボールが渡ったが、GKとの1対1の場面でシュートを決められず。
前半30分、左サイドの中島が逆サイドにボールを送り、前線へ走り込んで来た酒井がダイレクトで折り返して、最後はゴール前詰めていた南野が押し込み、日本が2点目を奪いました。
パラグアイも36分から反撃を試み、DFサムディオがPA右からシュートを放つも、GK権田に阻まれる。37分には左CKの流れから、MFサンチェスが右足ミドルシュートを狙ったが、またしても権田がファインセーブを披露。前半は日本が2-0とリードして終了しました。

日本は後半開始から中島→原口元気、酒井→DF植田尚通、そして堂安に代わって久保建英がピッチに入ります。
後半5分、PA右手前の位置で久保が倒されてFKを獲得。このFKを久保が左足で狙ったが、クロスバーを越えていきます。久保は右サイドで相手DFを翻弄させるプレーを連発。後半13分、左サイドで原口がクロス→ゴール中央で待っていた久保が左足シュート。しかし、これはDFに当たってしまった。
後半17分、久保がまたも右サイドで倒されてFKを獲得し、強烈な左足シュートを放ったが、これは相手GKのパンチングに防がれた。後半24分、柴崎の縦パスに反応した久保が、PA右から左足を振り抜いてシュート。だが、クロスバーに当たってまたもゴール奪えず。
試合はこの後、永井謙佑、安西幸輝、板倉洸と立て続けに投入するが、追加点は生まれず。試合はそのまま2-0で日本がパラグアイに勝利しました。



W杯予選を目前に控えたパラグアイとの一戦は、大迫選手と南野選手にゴールが生まれ、守備陣も権田選手の好セーブ連発で無失点に抑えました。後半から途中出場の久保選手は、シュートを5本放ちながらも、代表初ゴールは次戦以降にお預け。特にシュートがクロスバーに当たってしまったシーンは、悔しさを露わにしてました。それでも、パラグアイDF陣を相手に当たり負けしていなかったし、ドリブル突破も見せたりと随所に見せ場を作って見せました。
前半23分に先制ゴールを決めた大迫選手は、長友選手のクロスにワンタッチで合わせました。これで代表通算で15得点目です。直前のドイツでのリーグ戦では1試合2ゴールの活躍でブレーメンを勝利に導きました。W杯予選でも半端ないゴールを見せてほしいものです。
2点目のシーンは、中島選手の逆サイドへのロングパス、酒井選手のダイレクトクロスが最高でしたね~。南野選手のフィニッシュも落ち着いてました。

パラグアイに完勝し、良い形でW杯アジア2次予選を迎える事ができた森保JAPAN。2次予選ではミャンマー、モンゴル、タジキスタン、キルギスと同組です。10日の初戦・ミャンマー戦は敵地での試合。W杯予選の初戦は苦戦している印象があり、前回のシンガポール戦ではスコアレスドローに終わっています。いきなりアウェー戦はキツいなぁと思いますが、勝ち点3を獲ってほしいです。








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サッカー日本代表が令和初勝利!久保建英が待望の代表デビュー!

2019年06月09日 | soccer

サッカー国際親善試合「キリンチャレンジカップ2019 日本代表VSエルサルバドル代表」が9日、宮城スタジアム(ひとめぼれスタジアム宮城)で行われました。5日のトリニダードトバゴ戦では、29本のシュートを放ちながらもゴールを奪えず、0-0の引き分けに終わりました。この日のエルサルバドル戦で、日本代表の令和初勝利を挙げられるのか?そして、18歳でフル代表に初めて選出された久保建英選手の出番は訪れたのか?


スタメンはこちら
[日本]
GK 23 シュミット・ダニエル
DF 3 昌子源(Cap)
DF 22 畠中槙之輔
DF 16 冨安健洋
MF 6 橋本拳人
MF 8 原口元気
MF 9 南野拓実
MF 14 伊東純也
MF 21 堂安律
MF 25 小林祐希
FW 13 永井謙佑


日本ボールでキックオフしたこの試合、まず前半4分に左サイドからのボールを受けた堂安が、左足でワントラップしてから右足でシュートを打つも、相手DFに当たる。前半6分には敵陣で伊東がボールを奪うと、快足を飛ばしてペナルティエリア内に進入。グラウンダーのクロスは逆サイドに流れ、原口のシュートは大きく外れる。伊東がそのままシュートを打っても良かった…。16分には左サイドのクロス→ファーサイドの伊東のシュートは相手DFにブロックされる。
迎えた前半19分、右サイドで冨安が絶妙なスルーパスを出すと、裏へ抜け出した永井がPA内で切り返してから、左足でゴールに流し込んだ!永井謙佑の代表初ゴールで、日本が先制点を奪います!
前半21分、冨安が前線へロングボールを放り込み、ボールを受けた南野がPA内で相手に倒されるもノーホイッスル。35分、橋本の縦パスから、南野→永井の左足シュートはGKの好守に阻まれて追加点ならず。前半41分、左サイドで畠中がスルーパス→原口の折り返し→最後は永井が左足で押し込んで日本2点目!永井の連続ゴールで、前半は日本の2点リードで終了。

後半に入り、日本は4分に伊東のFKにDF昌子が頭で合わせるもダメ。5分には南野がシュートを狙うも決まらず。
すると後半11分、日本にアクシデント発生。永井が相手と競り合った後に右肩を痛めてしまい、プレー続行不可能。急遽、FW大迫勇也がピッチに入る。後半14分には伊東OUT→DF室屋成、畠中OUT→DF山中亮輔と同時投入。
後半22分、ついにその時が訪れます。南野に代わって久保建英が登場。同時に中島翔哉も入った。後半28分、久保が大迫のパスを受けると、右サイドをドリブル突破。DFに囲まれながらもまとめてかわし、左サイドを振り抜いたが、シュートはGKにキャッチされる。こぼれたところを中島が詰めるも打ちきれなかった。
後半31分、小林のクロス→右サイドでフリーになっていた大迫が胸トラップからシュート。GKがボールを弾いた後、ゴールラインぎりぎりのところでDFが間一髪クリア。32分には右サイドで久保がドリブルで仕掛けるも、クロスを上げられず。34分、小林の縦パス→久保がクロスを上げるが、ゴール前で詰めていた大迫合わせられず。
後半45分、中盤で中島→久保→大迫のワンタッチから中島が一気に抜け出すが、PA手前で倒されてFKを獲得。ゴール正面の位置でのFKを中島が蹴るも、枠を捉えられず。試合は2-0で日本が勝利しました。



森保JAPANの国内での親善試合2連戦の2戦目は、スタメンに抜擢された永井謙佑選手が2得点を挙げる活躍を見せ、後半途中出場の久保建英選手も随所で存在感をアピールしました。日本代表が令和になって初勝利を挙げました。前回の試合が消化不良だった分、得点が生まれたのも良かったし、無失点で終えたのは良かったと思います。でもねー、後半に追加点が欲しかったですねぇ。
この日の2得点はサイドで崩してから、永井選手がフィニッシュに持ち込むという形でした。1点目は右サイドの冨安選手の縦パスから、永井選手が俊足でDFを翻弄しました。切り返してからシュートするまでの間は冷静でしたね。2点目のシーンは、左サイドからチャンスを作って、ゴール前に詰めていた永井選手がでワンタッチで押し込みました。
永井選手はロンドン五輪の時はチームのエースとして活躍。ロンドン五輪から約7年経ち、フル代表で結果を残しました。ただ、後半途中に右肩を脱臼したような感じでベンチに下がりました。9月から始まるカタールW杯アジア予選でも活躍してもらいたいのだが…。

18歳5日と史上2番目の若さで代表デビューを果たした久保建英選手、トリニダードトバゴ戦ではベンチ外でしたが、この日はベンチ入りして後半22分から出場。最初のプレーで右サイドを突破してシュートまで持ち込み、その後もドリブルでPA内に進入する場面が何度も見られました。南米選手権のメンバーにも選ばれているので、南米の地で代表初ゴールを見たいところです。
久保選手はFC東京でレギュラーを務め、リーグ戦ではここまで4ゴールを挙げており、チームのリーグ首位の原動力となっています。この夏にはFCバルセロナに復帰、あるいは欧州のクラブチームに移籍するのではないかという噂もあります。久保選手が離脱となれば、FC東京にとっては大きな痛手になるかもしれません。


日本代表はこの後、15日からブラジルで開催される南米選手権(コパ・アメリカ)に出場。18日の初戦にチリ代表、21日にウルグアイ代表、25日にはエクアドル代表と対戦します。南米選手権のメンバーには、久保選手、冨安選手、中島選手ら東京五輪のメンバー候補が主体ですが、岡崎慎司選手、川島永嗣選手のベテランも招集されています。厳しい戦いになるだろうけど、来年の東京五輪の強化に繋がればいいなと思います。










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富士ゼロックススーパーカップ2019 川崎フロンターレがダミアンの活躍で初優勝。

2019年02月16日 | soccer

国内サッカーの2019年シーズンの幕開けを告げる「FUJI XEROX SUPER CUP 2019」が16日、埼玉スタジアム2002で行われました。今年のゼロックス杯は、J1リーグ3連覇を狙う川崎フロンターレと、昨年の天皇杯を制した浦和レッズが対戦。今年最初の公式戦は、川崎の新外国人ストライカーが躍動しました。



両チームのスタメン
[川崎フロンターレ]
GK 1 チョン・ソンリョン
DF 26 マギーニョ
DF 3 奈良竜樹
DF 5 谷口彰悟
DF 7 車屋紳太郎
MF 6 守田英正
MF 10 大島僚太
MF 14 中村憲剛
MF 41 家長昭博
FW 9 レアンドロ・ダミアン
FW 11 小林悠

[浦和レッズ]
GK 1 西川周作
DF 31 岩波拓也
DF 2 マウリシオ
DF 5 槙野智章
MF 27 橋岡大樹
MF 8 エヴェルトン
MF 7 長澤和輝
MF 10 柏木陽介
MF 3 宇賀神友弥
FW 14 杉本健勇
FW 30 興梠慎三


立ち上がりから膠着状態が続き、前半24分に浦和は左サイドで柏木のFK→ゴール前で槙野が飛び込んだが、ヘディングシュートはわずかにゴール右に外れます。
川崎は前半30分、ダミアンがドリブルで持ち込み、パスを受けた小林がシュートを放つが、クロスバーを越えてしまう。32分、ゴールほぼ左寄りのFKを憲剛が右足で蹴ると、車屋が頭で落としてから、ゴール左にいた谷口がゴールに押し込んだが、オフサイドでゴールならず。さらに37分、右サイドで小林がクロスを上げると、ダミアンが頭で合わせてゴールネットを揺らすが、これもまたオフサイド。川崎は2度もゴールが認められず、前半は0-0で折り返します。

後半に入り、浦和は杉本→FWアンドリュー・ナバウト、エヴェルトン→MF阿部勇樹と2人メンバーチェンジ。迎えた後半7分、川崎は左サイド家長のクロス→ファーサイドでダミアンが頭で折り返し、ニアサイドで憲剛にボールが渡るも、トラップが乱れてシュート打てず。しかし、こぼれ球に反応したダミアンが左足ボレーシュートを見事に決め、川崎が試合の均衡を破ります!
先制点を許した浦和は、後半11分に柏木がFKを蹴るもGKにキャッチされる。後半21分にはDF山中亮輔、MF柴戸海を送り込む。対する川崎も、後半32分に左サイドで車屋が途中出場・MF斎藤学とのワンツーからクロス→ニアサイドでダミアンが頭で合わせたが、枠を捉えることができず。
浦和は後半45分にボールを繋いで、敵陣の高い位置まで攻め込んだが、前線まで上がった槙野がシュート打てず。試合は1-0で川崎が逃げ切りました。



平成最後のゼロックス杯は、J1王者の川崎フロンターレが浦和レッズを完封。前半にオフサイドでゴールが取り消されたのが2度もありましたが、後半7分に新外国人のダミアン選手が先制ゴールを奪い、この1点のリードを守り切りました。川崎は2度目の挑戦で、初めてのゼロックス杯制覇となりました。全体的に川崎が押し込んでいたし、浦和のシュートを1本しか許さなかったから、スコア以上の完勝だったのではないでしょうか。
この試合唯一の得点を挙げたダミアン選手は、前半にダイビングヘッドが幻のゴールとなったけど、後半に左足ダイレクトボレーをゴールに突き刺しました。この選手は2012年のロンドン五輪のブラジル代表に選ばれ、ネイマール選手とチームメイト。ダミアン本人も6得点を挙げて得点王に輝きました。A代表にも17試合出場して3ゴールを挙げてます。日本デビュー戦で元セレソンの力を発揮。リーグ戦3連覇、アジア制覇を目指す川崎にとって、頼もしい助っ人となりそうです。

来週からはいよいよ2019年のJ1リーグが開幕します。22日・金曜日の開幕戦はセレッソ大阪VSヴィッセル神戸の「関西ダービー」、23日は残り8試合が行われます。川崎フロンターレはFC東京との「多摩川クラシコ」、浦和レッズはベガルタ仙台と対戦します。
そして、J1開幕前の19日は、AFCチャンピオンズリーグのプレーオフがあり、昨年のアジア王者・鹿島アントラーズはニューカッスル・ユナイテッド・ジェッツFC(豪州)戦、昨季2位のサンフレッチェ広島はチェンライ・ユナイテッド(タイ)と戦います。広島と鹿島がプレーオフでしっかり勝って、本戦出場を決められるといいですね。








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第97回全国高校サッカー決勝戦!青森山田が平成最後の高校日本一に輝く!

2019年01月14日 | soccer


第97回全国高校サッカー選手権大会は、成人の日・14日に埼玉スタジアム2002で青森山田高校VS流通経済付属柏高校の決勝戦が行われました。青森山田は2年ぶりの決勝進出、流経大柏は昨年のリベンジに挑みます。どちらが勝っても2度目の優勝、平成最後の高校日本一に輝いたのは?


両チームのスタメン
 [青森山田高]
GK 1 飯田雅浩(3年)
DF 2 橋本峻弥(3年)
DF 3 豊島基矢(3年)
DF 4 二階堂正哉(3年)
DF 5 三國ケネディエブス(3年)
DF 15 澤田貴史(3年)
MF 6 天笠泰輝(3年)
MF 7 武田英寿(2年)
MF 10 檀崎竜孔(3年)
MF 11 バスケス・バイロン(3年)
FW 9 佐々木銀士(3年)

 [流通経済大柏高]
GK 1 松原颯汰(1年)
DF 3 須永竜生(3年)
DF 4 西尾颯大(3年)
DF 5 関川郁万(3年)
DF 28 横田大樹(3年)
MF 8 北島直樹(3年)
MF 9 岡本竜(3年)
MF 10 熊澤和希(3年)
MF 18 八木滉史(2年)
MF 20 藤井海和(1年)
FW 14 左部開斗(3年)


前半5分、流経大柏は右サイドで熊澤がロングスローを入れると、ファーサイドから関川がボレーシュートを放つが、相手にブロックされる。青森山田は前半9分、右サイドでバスケスがドリブルからグラウンダーのクロス→武田のシュートは相手DFに当たり、ゴール前詰めた佐々木が立て続けにシュートを打つも、決めきれない。
流経大柏も13分にFKから関川のヘッド、さらに北島のシュートは枠外。青森山田は24分に右サイドのロングスローからチャンスを作るもダメ。27分には檀崎がミドルシュートを放つも枠を捉えられず。
両チーム無得点で迎えた前半31分、流経大柏は右サイドからのCKを関川がヘディングで叩きつけてゴール!セットプレーで先制点を奪います!しかし前半40分、青森山田は自陣右サイドからのロングパスを受けた佐々木が、ドリブル突破からグラウンダーで折り返し、逆サイドを走り込んだ檀崎が左足でゴールネットを揺らす。速攻で流経大柏の守備を崩した青森山田が、1-1の同点に追いつきます。前半終了間際、青森山田は右サイドのFKのチャンス。武田が左足で蹴ったボールは、ワンバウンドしてからポスト左に直撃。前半は1-1の同点で折り返し。

後半、先にチャンスを迎えたのは青森山田でした。右サイドの澤田のロングスローから、武田が左足ボレーシュートを放つが、流経大柏GK松原の正面を突いた。後半18分、右サイドでバスケスがドリブルで持ち込み、切り返しでDF2人をかわすと、ペナルティエリア内でグラウンダーのクロス。檀崎が中央から右足のシュートを決め、青森山田が2点目!
逆転された流経大柏は、後半25分に左部が敵陣で相手ボールを奪い、ドリブルからシュートを狙ったが、山田DF三國に阻まれて同点ならず。残り10分を切ったところでDF関川が前線に上がり、後半42分に左CKから関川が飛び込んだが、渾身のヘディングシュートは決まらず。その1分後、青森山田は中盤での競り合いから天笠がスルーパス。途中出場のFW小松慧が抜け出し、中央突破から右足でゴール!終盤に追加点を挙げた青森山田が、3-1で流経大柏を破りました。





5万4194人の観衆を集めた今大会の決勝戦は、青森山田高校が逆転勝ちで2年ぶり2度目の優勝を飾りました。前半にセットプレーで先制点を許しましたが、10番を背負った檀崎選手が前半40分に同点ゴール、後半18分に勝ち越しゴールを奪いました。この日は右サイドからの攻撃が冴え渡ってましたね。バスケス・バイロン選手は個人技で相手DF陣を翻弄。ドリブルも早かったし、芸術的な切り返しからのグラウンダークロスで檀崎選手の逆転ゴールをアシストしました。ダメ押しの3点目を奪った小松選手は、準決勝に続いて途中出場でゴールを挙げました。短時間で結果を残す小松選手の決定力と、終盤の勝負強さは半端ないです。
青森山田は今大会、初戦だった2回戦の草津東(滋賀)戦で6得点、3回戦の大津(熊本)戦で3-0と勝利。準々決勝の矢板中央(栃木)戦は2-1と逆転勝ち。準決勝の尚志戦は、尚志のエース・染野唯月選手にハットトリックを許しながらも、3-3からのPK戦を制しました。準々決勝、準決勝、決勝と3試合連続で先制されたけど、3試合とも逆転勝ちを収めました。
流経大柏は昨年の雪辱ならず、2年連続の準優勝。DFの関川選手の先制点のヘディングシュートは、高さ・打点・タイミングが完璧でした。しかし、青森山田の猛攻を防ぎきれず3失点。準決勝まで1失点の堅守が崩壊しました…。小松選手にゴールを決められた時点で敗戦決定でしたね…。試合後に監督が「くそゲームだった」と発言。優勝を逃して悔しい気持ちはわかるが、もう少し言葉を選んでほしいです。



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第97回全国高校サッカー選手権準決勝 青森山田と流経大柏が決勝へ。

2019年01月13日 | soccer

第97回全国高校サッカー選手権大会は、12日に埼玉スタジアム2002で準決勝2試合が行われました。第1試合の青森山田VS尚志の東北対決は激しい点の取り合い、第2試合では前回の準優勝校・流経大柏が、初出場校の瀬戸内高校に格の違いを見せつけました。




第1試合 青森山田高校(青森)VS 尚志高校(福島)
前半26分、右サイドでFKのチャンスを得た尚志は、DF沼田皇海がグラウンダーのボールを蹴ると、ニアサイドに飛び込んだFW染野唯月が右足でゴールに押し込む。尚志がセットプレーから1点を先行します。
1点を追う青森山田は後半10分、MFバスケス・バイロンが右サイドを突破すると、ペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。MF檀崎竜孔がPKをしっかりと決め、1-1の同点とします。後半18分、左サイドのCKから、DF三国ケネディエブスが頭で合わせ、青森山田が2-1と勝ち越します。
後半23分、尚志は右サイドでFW加瀬直輝が染野にパスを送ると、染野がゴール前で切り返してから左足でゴールに流し込んで、2-2。さらに後半30分、左サイドでボールを回し、加瀬の絶妙なスルーパスが染野に渡り、最後は染野の右足シュートが決まり3点目!染野はこれでハットトリック達成!
しかし後半43分、青森山田が名門校の底力を見せます。GKのロングボールをDFの三国が頭で落とすと、途中出場のFW小松慧が右足でゴールに押し込んで3-3の同点に追いつく!さらに後半47分、小松が中盤で相手に競り勝つと、DFを振り切ってゴールに向かうが、尚志GK・森本涼太にシュートを止められて勝ち越しならず。
試合は3-3の同点で90分を終えてPK戦へ。青森山田は2人目の三国がシュートを外し、尚志は3人目の吉田泰授がクロスバーに当ててしまい失敗。迎えた4人目、青森山田はDF豊島基矢が成功したのに対し、尚志はフォファナ・マリックが失敗。決勝進出に王手をかけた青森山田は、5人目の藤原優大がゴール左に決めて勝負あり。PK戦は青森山田が4-2で勝利し、決勝進出を果たしました。



第2試合 流通経済大学付属柏高校(千葉) VS 瀬戸内高校(広島)
前回大会で準優勝の流経大柏と、西日本勢で唯一ベスト4に勝ち上がった瀬戸内高校の一戦は、序盤から試合が動きました。
前半4分、流経大柏はMF熊澤和希の縦パス→FW岡本竜がダイレクトで右足を振り抜いてゴールに突き刺して先制点を奪う。さらに前半10分、右サイドでMF西尾颯大がクロスを入れ、MF藤井海和が左足シュートを決めて追加点。前半10分で流経大柏が2点をリードします。
前半41分には、左サイドMF八木滉史のクロス→ファーサイドでDF関川郁万が頭で叩きつけ、流経大柏に3点目が生まれます。
瀬戸内は前半44分にFKの流れから、MF佐々木達也のシュートはサイドネット左に当たる。後半8分には関川のミドルシュートをGK井上大也が防ぎます。
だが後半9分、流経大柏は熊澤が右足トラップからの左足シュートが決まって4点目。後半29分にもCKからMF渡会武蔵がゴールに押し込んでダメ押しの5点目。流経大柏が瀬戸内に5-0と圧勝し、2年連続の決勝進出です。





高校サッカー準決勝は、青森山田と流経大柏の2チームが決勝戦に駒を進めました。
青森山田は尚志とのシーソーゲームの末にPK戦で勝利。チリ人選手のバスケス選手が獲得したPKを檀崎選手が決め、DFの三国選手のヘディング弾、後半41分からピッチに入った小松選手がファーストプレーで同点ゴールを挙げました。PK戦ではキャプテンでGKの飯田雅浩選手が、4人目のPKを止めて勝利に貢献。2度も先行され、PKでも先に失敗したけど、底力で尚志に競り勝ちました。
青森山田の勝負強さもすごかったけど、尚志高校の染野選手がハットトリックの大活躍。準決勝でハットトリックを達成したのは、大前元紀選手以来だそうです。3回戦から3試合連続ゴールを記録し、通算でも5ゴールを挙げており、大会得点ランクでトップタイです。2点目のシーンでは、ゴール前でGKとDF陣をかわしてから左足でゴール。3点目は加瀬選手のダイレクトスルーパスに反応して右足でゴールネットを揺らしました。加瀬選手のパスは素晴らしかったなぁ。
尚志高校は今大会、2回戦で東福岡高校を破ると、3回戦は前回王者・前橋育英に勝利。歴代優勝校を次々と破り、準決勝でも青森山田と激闘を演じました。快進撃を支えたエース・染野選手はまだ2年生なので、来年の選手権でも活躍を期待したいです。

流経大柏は瀬戸内相手に5得点のゴールラッシュ。前半に3得点、後半も2点を追加しました。熊澤選手は前半に縦パスで先制点をアシストすると、後半にはビューティフルなボレーシュートを決めました。攻撃力も凄いですが、3回戦から3試合連続無失点勝利と守備も堅いです。昨年の決勝では後半終了間際に失点して優勝を逃しましたが、今年こそは高校日本一となるか。

青森山田VS流経大柏の決勝戦は、成人の日の1月14日に行われます。どちらが勝っても2度目の優勝、平成最後の高校日本一の座を勝ち取るのはどっちだ?





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森保JAPANがトルクメニスタンに辛くも勝利。アジアの戦いは厳しいのだ。

2019年01月10日 | soccer

4年に一度のアジア王者決定戦「2019 AFCアジアカップ」が、今月5日からUAE(アラブ首長国連邦)で開幕。日本時間9日は、グループFの初戦・日本代表VSトルクメニスタン代表の試合が行われました。2大会ぶりのアジア制覇を目指す日本代表ですが、中島翔哉選手と浅野拓磨選手がケガで離脱、体調不良を訴える選手もいました。まずは初戦で白星発進と行きたいところでしたが、意外と厳しい戦いを強いられました。



スタメンはこちら
  [日本]
GK 12 権田修一
DF 5 長友佑都
DF 16 冨安健洋
DF 19 酒井宏樹
DF 20 槙野智章
DF 22 吉田麻也(Cap)
MF 7 柴崎岳
MF 8 原口元気
MF 9 南野拓実
MF 21 堂安律
FW 15 大迫勇也

[トルクメニスタン]
GK 1 オラズムハメドフ
DF 2 ババジャノフ
DF 4 サパロフ
DF 5 イリヤソフ
DF 6 バティロフ
DF 12 アンナオラゾフ
MF 7 アマノフ(Cap)
MF 8 ミンガゾフ
MF 19 アタエフ
MF 21 ホジャエフ
FW 9 オラズサヘドフ



日本はGKに権田が入り、ボランチにはDF冨安を起用。中島不在の左サイドには原口が入りました。


前半10分、日本は左サイドでのFKを柴崎が蹴ると、こぼれ球を拾った冨安が左足でシュートを放つが、相手に当たってゴールならず。前半12分、柴崎の浮き球パス→ゴール前で堂安が飛び込んだが、ヘディングシュートはGKの正面。
トルクメニスタンは17分、中盤でのロングボールからミンガゾフがDFラインの裏を抜け出し、オラズサヘドフがペナルティエリア左の位置からシュート。しかし、GK権田が間一髪で防ぐ。続く左サイドのCKをDFサパロフが頭で合わせたが、わずかにクロスバーを越える。
0-0で迎えた前半26分、トルクメニスタンはアマノフが左サイドから強烈な右足ミドルシュート。GK権田が反応するも、ゴールネットに突き刺さり、トルクメニスタンが1点を先制!
追いかける立場となった日本は、前半30分に大迫が反転してからシュートを放つも僅かにゴール右に逸れる。32分には冨安が右足ミドルを放つも、GKの好セーブに阻まれる。33分には左CKから大迫が合わせるも枠を捉えることができない。
前半36分、トルクメニスタンはアタエフがワントラップから左足シュート。これをGK権田がファインセーブ。あわや追加点を奪われるところだった。前半はトルクメニスタンの1点リードで折り返し。

後半、日本は立ち上がりから相手陣内を攻め続けます。後半6分に右サイドの堂安の左足クロス→ゴール前で原口がヘディングシュートを放つが、ゴール左に外れて同点ならず。
迎えた後半11分、左サイドで原口がグラウンダーのクロスを入れると、大迫が相手DFをかわして、右足シュートを決めて1-1の同点に追いつきます!さらに後半15分、日本はDF吉田のロングパス→左サイドで原口が頭で落とし、長友がGKと1VS1の場面で右足クロス→大迫が無人のゴールに押し込み、日本が2-1と勝ち越します。
リードを奪った日本は後半26分、大迫→南野と繋ぎ、南野からのパスを受けた堂安が反転してから左足シュート。ボールは相手DFに当たった後、ゴール右隅に吸い込まれる。堂安の大会初得点で日本に3点目が入ります。
しかし後半34分、トルクメニスタンはアタエフのスルーパス→アンナドゥルディエフがPA内でGK権田に倒されてPKを獲得。このPKをアタエフが決めて、3-2と1点差に詰め寄る。終盤にはトルクメニスタンが猛反撃を仕掛けるも、日本DF陣が凌ぎ切って試合終了。日本がトルクメニスタンに競り勝ちました。




森保ジャパンのアジアカップ初戦は、未知の相手・トルクメニスタンに楽勝かと思いましたが、厳しい戦いとなりました。前半に相手のミドルシュートで先制点を取られ、後半に大迫選手の連続ゴール、堂安選手ゴールで3点を奪ったものの、終盤にPKで1点差に迫られました。辛くも勝ち点3を獲得したけど、今後に不安を感じる内容でした。アジアカップは何が起きるので本当に怖い。日本代表がアジア王座を取り戻せるか心配だ。
日本の危機を救った大迫選手は、後半11分に切り返しから右足で同点ゴールを決めると、その4分後には無人のゴールに押し込んで勝ち越し点を挙げました。アシスト役の長友選手の右足クロスも「技あり」といった感じがあり、アウトサイドで蹴り上げました。大迫、今年も半端ないです!
日本の3点目のシーンは、大迫選手と南野選手のダイレクトパスから、堂安選手のおしゃれターンからの左足シュート。アジア杯初出場でしっかりとゴールを決めた堂安選手、日本代表のアジア杯最年少得点という記録を作りました。
トルクメニスタンはどんなチームなのか全くわからなかったけど、意外といいチームでした。アマノフ選手のミドルシュートは無回転だったし、DFサパロフ選手のヘディングシュート、アタエフ選手のシュートもインパクトがありました。FIFAランクは127位だけど、それ以上の力はあると思います。

初戦を白星で飾った日本代表は、13日にオマーン戦、17日にウズベキスタン戦が控えています。この後も難敵が揃っていますが、無敗でのグループステージ突破(できれば首位通過)を決めてほしいものだが…。あー、この先どうなるんだろう?






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宇賀神スーパーボレー炸裂!浦和レッズが12大会ぶりの天皇杯優勝!

2018年12月09日 | soccer

第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会の決勝戦が9日、埼玉スタジアム2002で行われました。今大会の決勝カードは、12大会ぶり7度目の優勝を目指す浦和レッズと、東北勢初の天皇杯優勝に挑むベガルタ仙台が対戦しました。


両チームのスタメン
[浦和レッズ]
GK 1 西川周作
DF 5 槙野智章
DF 22 阿部勇樹
DF 31 岩波拓也
MF 3 宇賀神友弥
MF 10 柏木陽介
MF 15 長澤和輝
MF 16 青木拓矢
MF 27 橋岡大樹
FW 9 武藤雄樹
FW 30 興梠慎三

[ベガルタ仙台]
GK 1 シュミット・ダニエル
DF 6 板倉滉
DF 13 平岡康裕
DF 27 大岩一貴
MF 7 奥埜博亮
MF 23 中野嘉大
MF 29 古林将太
MF 34 椎橋慧也
FW 11 石原直樹
FW 16 野津田岳人
FW 19 ジャーメイン良



前半の立ち上がりは仙台が主導権を握りましたが、前半11分に浦和は右サイドで長澤がクロスを上げると、ニアサイドで興梠が飛び込んだが、ヘディングシュートはサイドネット右に当たる。前半13分、浦和は右のショートコーナーから、長澤クロス→相手DFがクリア→セカンドボールを宇賀神がPA手前から右足ボレーシュート!これがゴールに突き刺さり、浦和が1点を先制します。
1点を追う仙台は26分、右サイドでボールを繋いで、野津田が左足ミドルシュートを放つ。シュートは枠内に飛んだが、浦和GK西川の好守に阻まれて同点ならず。その後もセットプレーからチャンスを作るが、浦和の堅い守りを崩すことができず。前半は浦和が1点をリードして終えます。

後半3分、浦和にまたチャンスが訪れます。GK西川のロングキックに、左サイドの宇賀神が反応。ペナルティエリア内に進入し、GKとの1対1の場面でシュートを放ったが、ゴール左に逸れて追加点ならず。
仙台も後半9分、右サイド・奧埜がグラウンダーの折り返し→石原の右足シュートは威力なし。13分には左さいどのFKを野津田が直接狙うも枠を捉えることができず。
後半17分、浦和はキャプテンの柏木に代えてMF柴戸海を投入。後半20分、武藤のアーリークロス→ゴール前で興梠がボレーシュートを放つが、ゴール右に逸れる。
仙台は後半22分、古林→MF関口訓充、ジャーメイン→FW阿部拓馬と2人同時交代。すると後半25分、右サイドのクロスから阿部拓がシュートを打ったが、GK西川の正面。さらに後半27分、椎橋の浮き球パス→野津田のダイビングヘッドはゴール左。後半32分にはセットプレーの流れから、大岩のヘディングシュートはGKに押さえられ、後半35分はPA右手前からのFKを野津田が蹴ったが、西川にキャッチされた。アディショナルタイムには波状攻撃、終了間際にはGKのシュミットも攻撃に参加するも、最後までゴールを奪えずタイムアップ。浦和レッズが1点のリードを守り切り、天皇杯優勝を飾りました。


来年のACL出場権をかけた天皇杯決勝戦は、浦和レッズが前半に宇賀神選手の豪快なボレーシュートで先制点を挙げると、その後は集中した守りでベガルタ仙台の反撃を退け、1-0で逃げ切り勝ち。第86回大会(2006年度)以来の優勝を果たしました。前身の三菱重工から数えると7度目、浦和レッズになってからは3度目の天皇杯制覇です。
この試合の決勝ゴールを決めた宇賀神選手、前半13分に相手のクリアボールをダイレクトボレーでゴールに突き刺しました。あれは目が覚めるような一撃で、ワールドクラス並みのスーパーゴールといえるんじゃないでしょうか。胸で落とすか、ワンバウンドしてからシュートを放っていたら、枠を外していたと思う。後半には味方のロングパスから抜け出す場面も見られました。ただ、フリーだったのにシュートを決めきれなかったのはもったいなかったです…。
J1リーグでは5位に終わった浦和レッズですが、天皇杯では6試合でわずか1失点。4回戦の東京ヴェルディ戦から、この日の決勝戦まで4試合連続で完封勝利を収めました。決勝でも仙台のラッキーボーイ・ジャーメイン選手にシュートを打たせませんでした。今季途中から監督に就任したオズワルド・オリヴェイラ氏は、鹿島アントラーズ時代に天皇杯を2度も優勝、今回で3度目の優勝を味わいました。オリヴェイラ監督はタイトルが懸かった試合には強いですね…。

これで2019年度の日本勢のACL出場チームが決定。J1王者の川崎フロンターレ、天皇杯王者・浦和レッズはグループリーグ入り。リーグ2位のサンフレッチェ広島と、3位の鹿島アントラーズは「予選プレーオフ」からの出場となります。昨年は浦和、今年は鹿島がアジア王者となったので、来年も日本勢の優勝を期待したいですね。
また、リーグ王者と天皇杯王者が激突する「FUJI XEROX SUPER CUP 2019」は、川崎フロンターレVS浦和レッズに決定。来年の2月16日、埼玉スタジアム2002で開催されます。2019年最初のタイトルを手にするは何処でしょう?








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平成最後のJ1最終節 残留争いは最後の最後に衝撃の結末が!

2018年12月01日 | soccer

「2018 明治安田生命J1リーグ」は、12月1日に第34節が行われました。川崎フロンターレのリーグ連覇は決定していますが、来季のAFCチャンピオンズリーグ出場権争い、J1残留争いはまだ決着がついていません。Vファーレン長崎と柏レイソルのJ2降格は既に決定済みで、16位のチームが「J1参入プレーオフ(要は入れ替え戦)」に回ることになります。運命の残留争い、生き残ったのはどこだ!?




横浜Fマリノス1-2セレッソ大阪@日産スタジアム
第33節の時点で12位の横浜Fマリノスは、ホームのセレッソ戦で大敗さえしなければ残留は確実という状況でした。
両チーム無得点で迎えた後半5分、マリノスはMF仲川輝人がペナルティエリア内でドリブルを仕掛け、シュートのこぼれ球をFW天野純が左足で押し込み、マリノスが試合の均衡を破る。
しかし、セレッソは後半11分にMF山村和也が同点ゴールを奪うと、後半16分には右サイドのショートコーナーから、DF木本恭生のヘディングシュートがクロスバーに当たるも、MF清武弘嗣が跳ね返ったボールを頭で押し込んで勝ち越しに成功。
劣勢に立たされたマリノスは後半32分、左サイドのクロスにFWウーゴ・ヴィエイラが頭で合わせるもGKにキャッチされる。終盤にはDF中澤佑二がピッチに入るも、最後まで同点ゴールは生まれず。マリノスに勝ったセレッソは、今季限りで退任のユン・ジョンファン監督の有終の美を飾りました。


鹿島アントラーズ0-0サガン鳥栖@カシマサッカースタジアム
名古屋グランパスと勝ち点40で並んでいるサガン鳥栖は、アウェーでACL王者の鹿島アントラーズと対戦。残留を決めたい鳥栖、ACL出場権がかかっている鹿島、両チームとも負けられない一戦でした。
前半は両チームともに得点がなく、後半15分に鹿島は右サイドからのクロスボールを受けたFWセルジーニョがシュートを放つも、相手DFにクリアされる。鳥栖も後半17分、FWフェルナンド・トーレスが左サイドから右足を振り抜いたが、ロングシュートは枠を捉えられず。後半23分、鳥栖はMF高橋義希がPA手前からミドルを放つも決められず。後半40分、鹿島は左サイドのクロスにFW鈴木優磨が合わせるもノーゴール。結局試合はスコアレスドローに終わっています。


名古屋グランパス2-2湘南ベルマーレ@パロマスタジアム瑞穂
16位・名古屋と14位・湘南の直接対決。プレーオフ圏内の名古屋は、勝って残留を決めておきたいところだ。
前半19分、湘南は左サイドでMF金子大毅が左足で低めのクロス→ゴール前でFW菊地俊介が左足シュートを決めて1点先制。前半37分にはDF山根視来が名古屋GKランゲラックに倒されてPKを獲得すると、MF梅崎司がPKをしっかり決めて2点目を奪います。
2点を追う名古屋は、後半開始からFW前田直輝が入り、後半14分にFW玉田圭司が前田とのワンツーからシュートをを放つも、GKの正面を突く。後半21分、PA内でFWジョーが相手に倒されてPKを獲得すると、ジョーがゴール右隅に決めて1-2と1点差に詰め寄る。さらに後半30分、右サイドでDF和泉竜司がクロス→ボールは相手選手の手に当たってPK。同点のチャンスを得た名古屋は、再びジョーがPKを蹴り、またもや右隅に決めて2-2の同点に。
勢いづく名古屋は後半40分、ゴール前の混戦から、FWシャビエルが左足ボレーシュートを放ったが、相手DFのブロックに阻まれる。名古屋は2点のビハインドを追いつきながらも、逆転とはならず。直接対決は2-2の引き分けです。


川崎フロンターレ2-1ジュビロ磐田@等々力陸上競技場。
川崎戦で勝つか引き分ければ残留が決定の磐田は前半25分、MF山田大記のロングパス→FW川又堅碁がPA左からシュートを放つもクロスバーの上。32分、中盤で山田が相手ボールを奪うと、川又がドリブルで持ち込んでから左足シュートを打ったが、ゴール右に外れる。
後半6分、川崎がカウンターを仕掛け、MF長谷川竜也→MF守田英正→ME家長昭博の縦パス→MF中村憲剛の折り返し→ファーサイドで長谷川が飛び込んだが、シュートは枠を外してしまう。川崎は絶好の決定機を逃したのに対し、磐田は命拾い。
0-0のまま迎えた後半33分、右サイドでMF松本昌也が絶妙なクロスを上げると、ゴール前走り込んだFW大久保嘉人が頭でゴールを突き刺す。大久保が古巣・川崎から先制ゴールを奪います。しかし後半38分、川崎は右CKからDF奈良竜樹のヘディングシュートが決まり1-1の同点。
このまま引き分けかと思われた後半アディショナルタイム、川崎は左サイドで味方の縦パスを受けた家長がDFを振り切ると、PA内で左足のグラウンダークロスを入れる。このボールが磐田DF大井健太郎に当たってゴールイン。終了間際のオウンゴールが決勝点となり、磐田が川崎に逆転負けを喫しました…。




北海道コンサドーレ札幌2-2サンフレッチェ広島@札幌ドーム
ACL出場権を争う2位の広島と、4位の札幌が最終節で直接対決。前半3分、札幌はPA右でMF三好康児からボールを繋いで、最後はDFチャナティップが右足でゴールに流し込み、早々と先制点を奪取。さらに21分、相手GKFWジェイが左サイドから左足のロングシュート。ボールは無人のゴールに吸い込まれ、札幌が2-0とリードします。
だが広島も前半39分、PA内での競り合いから、最後はMF馬渡和彰の右足ゴールで1点を返す。後半6分には左サイドの柏広文のクロス→柴崎晃誠のヘッドが決まり2-2の同点に。
この後、札幌は戸倉賢、広島はパトリックと両チームの点取り屋を送り込んだが、そのまま2-2の引き分けに終わりました。





その他の試合
ヴィッセル神戸 3-2 ベガルタ仙台@ノエビアスタジアム神戸
神戸は後半8分にイニエスタにゴールが生まれる。仙台は0-3から2点を返すもあと一歩及ばず。

浦和レッズ 3-2 FC東京@埼玉スタジアム2002
浦和は今季初先発の李忠成が2得点の活躍を見せると、ルーキー・柴戸海にもプロ初ゴールが生まれ、FC東京に競り勝ちました。

柏レイソル 4-2 ガンバ大阪@三協フロンテア柏スタジアム
前節に3度目のJ2降格が決まった柏は、これまでの鬱憤を晴らすかのようなゴールラッシュで、ガンバに完勝。シーズン最後に連勝したが、遅すぎたなあ。一方のガンバは連勝が9でストップ。

V・ファーレン長崎 4-4 清水エスパルス@トランスコスモススタジアム長崎
前半から点の取り合いとなったこの試合、後半27分にFW鄭大世のPKで一旦は清水が逆転したが、後半42分にFW鈴木武蔵がこの日2点目となるPKを決め、引き分けに持ち込みました。




というわけで、2018年のJ1リーグは全日程が終了。連覇を果たした川崎フロンターレは、21勝6引き分け7敗・勝ち点69という成績で終えました。札幌に引き分けたサンフレッチェ広島は勝ち点57で2位を確保。前半は首位をひた走りながらも、リーグ終盤は9試合未勝利でした(7敗2分け)。ACL優勝で「20冠」を達成した鹿島アントラーズは勝ち点56で3位となり、来年のACL出場権を獲得。勝ち点55の北海道コンサドーレ札幌は、クラブ史上最高順位となる4位。「エレベーターチーム」から脱したと言えるかも。
残留争いでは、横浜FM、湘南、鳥栖、名古屋、磐田の5チームが勝ち点41で並びましたが、得失点差で名古屋が15位に浮上してJ1残留決定。磐田が16位に転落し、J1参入プレーオフに回ることになりました。名古屋VS湘南の試合が終わったときは、名古屋がプレーオフかなって思いましたが、磐田が終了間際にオウンゴールで逆転負けという大どんでん返しが発生しました。残留が決まった瞬間、ジョー選手が涙目になってましたね。磐田の選手&サポーターにとっては悪夢でしかないよなぁ。
17位の柏レイソル、18位のVファーレン長崎は、来年はJ2で戦います。J2には大宮、甲府、新潟がいるから、1年で復帰できるのは難しいぞ。

J1リーグは終わりましたが、天皇杯が控えています。12月5日に準決勝2試合が行われ、9日に埼玉スタジアム2002で決勝戦が行われます。5日の準決勝の対戦カードは、浦和レッズVS鹿島アントラーズ、ベガルタ仙台VSモンテディオ山形となっています。もし鹿島が天皇杯で優勝した場合は、リーグ4位の札幌がACLの切符を手にすることになります。
その後、12月13日からUAEで「2018 FIFAクラブワールドカップ」が行われ、ACL王者・鹿島は準々決勝でグアダラハラ(メキシコ)と戦います。勝てば準決勝でレアル・マドリード戦。2年前の決勝での名勝負が再び実現できるでしょうか。









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サッカー日本代表、2018年最終戦を快勝!山中亮輔が代表デビュー戦で初ゴール!

2018年11月20日 | soccer


サッカーの国際親善試合「キリンチャレンジカップ2018 日本代表VSキルギス代表」が20日、豊田スタジアムで行われました。16日のベネズエラ戦では酒井宏樹選手が先制ゴールを決めながらも、後半にPKを献上。試合も1-1の引き分けに終わり、森保JAPANの4連勝とはなりませんでした。今回のキルギス戦は、日本代表の今年最後の試合。勝って波乱の2018年を締めくくりたいところでした。


スタメンはこちら
[日本]
GK 12 権田修一
DF 20 槙野智章(Cap.)
DF 5 山中亮輔
DF 3 室屋成
DF 2 三浦弦太
MF 8 原口元気
MF 14 伊東純也
MF 17 守田英正
MF 18 三竿健斗
FW 11 杉本健勇
FW 13 北川航也



試合は開始直後に動きます。前半2分、右サイドで北川がドリブルで仕掛けてから杉本にパス。杉本が左サイドにボールを送り、ペナルティエリア内に入ったDF山中が左足でシュート。ボールはポストに当たってから、ゴールイン!代表初スタメンの山中がいきなりの大仕事!早い時間帯で日本が先制点を奪います。
日本はその後も攻め続け、前半8分に右サイドのCKを立て続けに獲得するも、ゴール生まれず。前半19分、左サイドのPA手前で原口が倒されてFKを獲得。このFKを原口が右足でシュート。GKの手を弾いた後、ゴール左隅に吸い込まれていった。原口は納得してなかったが、それでも日本に2点目が入りました。
さらに日本のチャンスは続き、24分に右サイドの北川が逆サイドへロングパス→杉本が頭で折り返して、伊東が反転してから右足シュートを放ったが、ゴール左に外れる。31分にはPA右で伊東がクロスを上げ、杉本が頭で叩きつけたが、GKの正面。37分には伊東の低いクロスから、北川が飛び込んだがボールを合わせられず。前半は日本が2点をリードして終えました。

後半に入っても日本がキルギスゴールに襲い掛かります。後半4分に左CKをDF三浦が頭で合わせたが、GKの正面を突いてノーゴール。後半11分には左サイドの山中クロス→ゴール前で杉本のヘディングシュートはGKにキャッチされた。
なかなか追加点が生まれない日本は、後半14分に杉本→FW大迫勇也、伊東→MF堂安律、三竿→MF柴崎岳と3選手を同時投入。さらに16分にはDFの槙野が脳震盪を起こし、DF吉田麻也と交代。槙野の巻いていたキャプテンマークも吉田に引き継がれた。
迎えた後半27分、守田の縦パス→北川のヒールパス→最後は大迫が右足で流し込んでゴール!日本にようやく3点目のゴールが生まれます。その直後、南野拓実&中島翔哉がピッチに入ると、南野→堂安とつなぎ、最後は中島が右足でゴールに突き刺して4点目!入ったばかり南野と中島が得点に絡み、キルギスを突き放します。
終盤に差し掛かった後半36分、中島がドリブルで中央突破を見せると、中島のパスを受けた南野が左サイドから左足でシュート。これはGKにキャッチされる。後半44分、中島の左CK→三浦のヘディングシュートはポスト右に当たって、GKに掻き出された。後半47分には大迫が頭で落とし、南野が抜け出してシュートをはなつも、わずかにゴール左…。ダメ押しの5点目は生まれなかったものの、日本がキルギスに4-0と完勝しました。



日本代表の2018年最終戦は、開始わずか2分に山中選手の先制弾を皮切りに、原口選手のFKゴール、後半27分からの連続ゴールも生まれ、快心のゴールラッシュとなりました。試合内容も結果も良かったので、来年1月のアジアカップに弾みがつきましたね。
左サイドバックでスタメン出場の山中選手は、ファーストタッチの左足シュートでゴールネットを揺らし、森保監督の期待に見事に応えました。キックオフから1分49秒でのゴールは、最速記録じゃないかと思います。代表デビュー戦でいきなり結果を出したから、アジア杯のメンバーにも入ってきそうだし、スタメンでの起用もあるはずだ。
後半27分から途中出場の中島選手、入ってすぐにゴールを決めました。代表戦でのゴールは今年3月23日のマリ戦以来で、森保体制では初得点となります。あの得点シーンは、南野選手から堂安選手、最後に中島選手が右足一閃。森保ジャパンの「三銃士」が得点に絡みました。ゴール以外でも随所に見せ場を作り、切れ味鋭いドリブルでキルギスのDF陣を翻弄させました。それに倒れそうになってもドリブルを続ける場面もありました。
後半27分の大迫選手のゴールは、新戦力の2人が良いプレーを見せました。守田選手が速くて正確な縦パスを出すと、北川選手がヒールパスでゴールをアシスト。北川選手も前半開始直後にドリブルでチャンスを作ってましたよね。あと、南野選手は惜しいシュートが2,3本あったなあ。



サッカー日本代表の2018年の戦いはこれにて終了。今年3月の欧州遠征でマリ戦で引き分け、ウクライナ戦で敗戦。その後の4月に当時の監督だったハリルホジッチ氏が解任され、西野朗氏が監督に就任。ロシアW杯開幕直前での監督交代は大きな騒ぎとなりました。
「西野JAPAN」になってもW杯前のテストマッチで苦戦が続きましたが、最悪の状態で迎えたW杯本番では、グループリーグ初戦のコロンビア戦で勝利。セネガル戦では2度もリードされながらも追いつき、貴重な勝ち点1を獲得。3戦目のポーランド戦では敗れましたが、辛くもGL突破。決勝トーナメント1回戦では、優勝候補のベルギーを相手に、原口選手と乾貴士選手のゴールで2点をリード。しかし、ベルギーに3点を奪い返されて逆転負けを喫し、ベスト16で幕を閉じました。
W杯後に西野氏が退任し、サンフレッチェ広島で3度もJ1優勝に導いた森保一氏が就任。「森保体制」になってからは、コスタリカ、パナマ、ウルグアイといったロシアW杯出場国を次々と撃破し、5試合で4勝1分けと無敗キープしています。
日本代表の指揮官が次々と変わり、長年日本代表を支え続けた長谷部誠選手と本田圭佑選手が代表引退を表明し、中島・南野・堂安の3選手が台頭。本当に波乱に満ちた年だったなぁて思います。

2019年1月5日からは、UAE(アラブ首長国連邦)で「2019 AFCアジアカップ」が始まります。日本代表はグループFに入り、9日にトルクメニスタン戦、13日にオマーン戦、17日にウズベキスタン戦が控えています。初戦から厳しい戦いが続くけど、8年ぶりのアジア制覇を目指して頑張ってほしいものです。








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