日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

川崎フロンターレが第32節で敗れるも、J1リーグ2連覇決定!

2018年11月10日 | soccer

「2018明治安田生命J1リーグ」も終盤戦へ。10日は第32節の8試合が行われました。現在首位を行く川崎フロンターレは、勝てばリーグ2連覇が決定。もし敗れても、2位のサンフレッチェ広島が勝ち点を獲得できなければ、川崎の優勝が決まります。優勝争いも気になりますが、ACL出場権争い&残留争いの行方はどうなった?




セレッソ大阪(勝ち点47)2-1川崎フロンターレ(勝ち点63)@ヤンマースタジアム
優勝に王手を懸けている川崎は、序盤からセレッソゴールに襲い掛かり、前半5分にMF守田英正がシュート、前半11分にFKからDF奈良竜樹のヘディングシュートも決まらず。前半15分にはFW阿部浩之もシュートを狙ったが、得点を奪えず。セレッソは前半40分に右サイドのクロス→ゴール前でFW柿谷曜一朗が飛び込むも、ボールを合わせられず。前半44分にはCKからMFソウザのシュートはGKに防がれる。
両チーム無得点で迎えた後半10分、セレッソは左サイドで田中亜土夢がグラウンダーで折り返し、FW杉本健勇が右足でゴールに流し込み、セレッソが先制点を奪います。
追いかける展開となった川崎は、後半21分に右サイドのFKをMF中村憲剛がセンタリング→ファーサイドでDF谷口彰悟が相手と競り合いながらボールに合わせようとしたが、相手DFにクリアされる。後半31分にはMF斎藤学とMF鈴木雄斗を同時に投入。すると後半44分、FW知念慶がペナルティエリアに進入すると、セレッソGKキム・ジンヒョンに倒されてPKを獲得。決まれば同点のPKを、MF家長昭博がゴール右隅に決め、1-1の同点に追いつきます。
しかし後半アディショナルタイム、セレッソがカウンターを仕掛け、左サイドのMF福満隆貴のクロス→MF山村和也の右足シュートが決まる。この1点が決勝点となり、セレッソが首位・川崎を破りました。


サンフレッチェ広島(勝ち点56)0-1ベガルタ仙台(勝ち点45)@エディオンスタジアム
勝って優勝争いに望みを繋ぎたい広島は、ホームで仙台と対戦。
前半7分、仙台は右サイドのクロスにDF大岩一貴がヘディングシュートを放つも枠外。広島は前半26分にCKからFWパトリックが頭で合わせるも、GKの正面を突いた。仙台は40分、DF蜂須賀孝治のボールキープ→MF永戸勝也がPA左からシュートを打ったが、ゴールポストを叩いて得点できず。
後半7分、広島はスルーパスからパトリックが抜け出したが、GKとの1対1の場面でシュートを打ちきれず。後半22分、仙台は左サイドのクロスから、FWハモンロペスが胸で落とし、最後はFW石原直樹が右足ボレーシュートをゴールに突き刺し、仙台先制。広島にとっては痛恨の失点。
広島は後半38分、左CKからDF佐々木翔が飛び込んだが、シュートは仙台GKの好守に阻まれて同点ならず。後半46分には馬渡和彰が強烈な右足シュートを放つも、またもGKの好セーブに阻まれてしまう。試合はこのまま仙台が1点を守り切って終了。広島は勝ち点を挙げられることができませんでした。



というわけで、首位の川崎フロンターレがセレッソに競り負けましたが、2位のサンフレッチェ広島も仙台に敗れたため、川崎フロンターレの2年連続2度目のJ1リーグ優勝が決定しました。Jリーグの優勝争いって白熱するイメージがあるけど、負け試合で優勝決定の形は拍子抜けしますなぁ。なんだかなぁー。
今季のJ1は広島が開幕から好調をキープし、第5節から首位の座を守り続け、第14節では2位に勝ち点10の大差をつけて独走状態。一方の川崎は広島とは勝ち点13差も離されました。しかし、9月になってから状況が一変し、広島に勢いが止まると同時に、川崎が白星と勝ち点を積み重ね、第28節で両チームが勝ち点で並びましたが、得失点差で川崎が首位に立ちました。川崎はその後も勝ち点を伸ばし続け、残り2節で優勝を決めたのでした。
首位から陥落した広島は、9月1日の鹿島戦で勝ったのを最後に7戦未勝利。この日の仙台戦で泥沼の5連敗となりました。セリーグで3連覇を達成した広島東洋カープとの「ダブル優勝」もあるんじゃないかと思われましたが…。歴史的な大失速といえるでしょう。



その他の試合
北海道コンサドーレ札幌1-2浦和レッズ@札幌厚別公園競技場
勝った方がACL出場権に近づく一戦は、前半7分に浦和がFW武藤雄樹の右足弾でゴールで先制。札幌も25分にDF進藤亮佑のヘディングシュートで同点に。その10分後の35分、浦和は左サイドDF宇賀神友弥のグラウンダークロス→武藤が左足でゴールに押し込んで、2-1と勝ち越し。
札幌は後半9分、前線でボールを繋いで、最後はMF荒野拓馬にボールが渡ったが、シュートは大きく外してしまう。後半43分にも大きなチャンスを迎えながらも、同点ゴールを奪えず。勝った浦和はACL出場権に望みを繋ぎ、札幌は一歩後退です。


ヴィッセル神戸0-0サガン鳥栖@ノエビアスタジアム神戸
この夏に元スペイン代表の司令塔・イニエスタが神戸に入団すると、フェルナンド・トーレスも鳥栖に加入。スペインからの超大物プレーヤーが、神戸で競演しました。
前半30分、神戸はイニエスタが元ドイツ代表・ポドルスキとのワンツーからミドルシュートを放ちますが、枠を捉えることができず。神戸は37分に左サイドのFKから、ポドルスキがボレーを放ったが、相手に当たってしまった。後半18分には左サイドでイニエスタが浮き球のパス→味方が落としてから、ポドルスキがシュート。しかし、ポストに嫌われてしまった。
鳥栖の方も後半20分にFW金崎夢生がシュートを打つも決められず。結局両チームとも決め手を欠き、0-0の引き分けに終わりました。


V・ファーレン長崎0-1横浜Fマリノス@トランスコスモススタジアム長崎
今季初めてJ1に昇格した長崎だが、ここまで最下位。マリノスは勝って残留を確実なものにしたいところ。
前半12分、マリノスはFW遠藤渓太がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。このPKをFW伊藤翔が蹴ったが、長崎GK徳重健太に止められて先制ならず。長崎は16分に左サイドのスルーパス→逆サイドを走り込んだMF飯尾竜太朗がシュートを打ったが、GKに止められた。
後半20分、マリノスは投入されたばかりのイッペイシノヅカの折り返し→ゴール前でフリーの伊藤がスライディングシュートを見せるも、クロスバーに当たった。長崎も後半26分、PA右からFW中村慶太が頭で折り返し→鈴木武蔵のヒール→MF島田譲の右足シュートはわずかにゴール右。そして後半29分、マリノスは左サイドでシノヅカが低めのクロスを上げ、伊藤がボールを合わせてゴール。ちょっとラッキーな形で1点をもぎ取ったマリノスが勝ち点3を獲得。長崎は17位以下が確定しました。



ガンバ大阪1-0湘南ベルマーレ@パナソニックスタジアム吹田
宮本恒靖監督が就任してからは7連勝と勢いに乗るガンバは、後半15分にファン・ウィジョがダイビングヘッドを決めて先制。この1点を守り切って8連勝を達成し、J1残留を決めました。

清水エスパルス2-0名古屋グランパス@IAIスタジアム日本平
清水は後半14分にFW北川航也が頭で叩きつけて先制点を奪うと、後半20分には右サイドのクロス→FWドウグラスのヘディング弾で追加点を挙げ、名古屋に2-0と快勝しました。

FC東京0-0ジュビロ磐田@味の素スタジアム



第32節を終え、鹿島が勝ち点52で3位ですが、勝ち点56で2位の広島とは「4差」に接近。残り2試合で鹿島と広島の順位が入れ替わる可能性もあります。札幌が勝ち点51で4位、FC東京が勝ち点50で5位につけています。FC東京と鹿島は現時点で「2差」あります。
残留争いの方は、勝ち点29で最下位の長崎がマリノスに敗れたため、J1残留はほぼ絶望的となりました。勝ち点33で17位の柏レイソルは、加藤望監督の解任を発表。湘南・鳥栖・名古屋の3チームが勝ち点37で並んでおります。勝ち点41のマリノス・ジュビロ・神戸も入れ替え戦に回る可能性だってあります。ACL&残留争いは最後までわからないでしょう。


















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YBCルヴァンカップ2018決勝 湘南ベルマーレが神奈川ダービーを制し、大会初優勝!

2018年10月27日 | soccer

「2018 JリーグYBCルヴァンカップ」の決勝戦・横浜FマリノスVS湘南ベルマーレが27日、埼玉スタジアム2002で行われました。平成最後のルヴァンカップである今年は、史上初の神奈川ダービー。マリノスは17年ぶり2度目の優勝、初めての決勝進出となる湘南は初優勝を目指しました。


両チームのスタメン
[湘南ベルマーレ]
GK 1 秋元陽太
DF 13 山根視来
DF 20 坂圭祐
DF 8 大野和成
MF 36 岡本拓也
MF 34 金子大毅
MF 10 秋野央樹
MF 29 杉岡大暉
FW 6 石川俊輝
FW 38 山崎凌吾
FW 7 梅崎司

[横浜F・マリノス]
GK 21 飯倉大樹
DF 27 松原健
DF 13 チアゴ・マルチンス
DF 2 ドゥシャン
DF 24 山中亮輔
MF 6 扇原貴宏
MF 9 大津祐樹
MF 14 天野純
FW 19 仲川輝人
FW 7 ウーゴ・ヴィエイラ
FW 25 ユン・イルロク




試合は前半立ち上がりから湘南が押し込み、岡本と秋野がシュートを狙うも枠を捉えられず。マリノスも10分に大津がミドルシュートを放つも決められません。
前半22分、湘南は右サイドから秋野→石川のグラウンダークロス→ゴール前で山崎が飛び込んだが、ボールを合わせられず。29分には山根のロングパス→山崎→梅崎が抜け出してシュートを放つが、ゴールを決められず。そして迎えた前半36分、山根のパスを受けた杉岡が、中央の位置から左足ミドルシュート。これがゴール右隅に突き刺さり、ベルマーレが先取点を奪います。
勢いづく湘南はその2分後にもチャンスを作り、梅崎がシュートを放つもノーゴール。前半は湘南の1点リードで折り返します。

後半2分、湘南は左サイドを抜け出した梅崎がシュートを打つが、僅かにゴール右に逸れて追加点ならず。マリノスは後半14分に大津がミドルを狙うも、湘南GK秋元にキャッチされます。後半24分には仲川が右サイドでFKを獲得し、天野の左足シュートは壁に当たり、こぼれ球を拾ったマルチンスのシュートもクリアされる。後半26分にはウーゴ・ヴィエイラもシュートを打つも、決めきれない。
マリノスは後半31分、山中の左足シュートは枠外。後半33分、大津を下げて今大会8得点の伊藤翔を投入。その直後、ペナルティエリア左の位置で途中出場のイッペイ・シノヅカ(篠塚一平)が相手に倒されるも、審判の判定はノーファウル。残り5分過ぎから波状攻撃を見せ、GKの飯倉まで攻撃参加。しかし、湘南の堅守の前に最後まで同点ゴールを奪えず試合終了。湘南ベルマーレが1点のリードを守り切りました。


神奈川県勢同士の対決となった今年のルヴァンカップ決勝は、湘南ベルマーレが1-0で横浜Fマリノスを下し、ルヴァンカップ初優勝を果たしました。1994年度のサッカー天皇杯以来、実に24年ぶりの国内タイトル獲得となりました。試合終了の瞬間、曺貴裁監督が倒れ込んで男泣きを見せていましたね~。マリノスも後半に猛反撃を見せ、ケガから復帰した伊藤選手も投入したんですが、追いつくことができませんでした。
前半36分に豪快な左足ミドルシュートを決めた杉岡選手は、今大会のMVPを獲得。味方のパスを受けた後、迷わず左足を振り抜きました。そんな杉岡選手は現在20歳で、2020年の東京五輪代表候補の一人です。11月の代表2連戦に選出されるでしょうか。
湘南ベルマーレは曺貴裁(チョウ・キジェ)監督が2012年に就任してからは、2015年にJ1年間総合8位。しかし、その翌年に16位と低迷してJ2降格。2017年にJ2優勝を果たしました。今季は、RIZAPグループが新たにスポンサーに加わり、その効果もあってルヴァンカップ優勝を成し遂げました。J1リーグ戦では現在13位と残留争いの真っ只中ですが、タイトル獲得で残留に弾みがつくかもしれません。ベルマーレの選手の皆さん、サポーターの皆さん、ルヴァン杯優勝おめでとうございます。






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森保JAPANがウルグアイに競り勝ち3連勝!南野、堂安、中島の新世代トリオが大活躍!

2018年10月16日 | soccer


サッカーの国際親善試合・キリンチャレンジカップ「日本代表VSウルグアイ代表」が16日、埼玉スタジアム2002で行われました。日本代表は森保一監督が就任してからは2試合連続で無失点勝利。3戦目となる今回は、南米の古豪・ウルグアイに挑みます。森保JAPANの試練の一戦は、激しい点の奪い合いとなりました。





両チームのスタメン
[日本]
GK 1 東口順昭
DF 2 三浦弦太
DF 5 長友佑都
DF 19 酒井宏樹
DF 22 吉田麻也
MF 6 遠藤航
MF 7 柴崎岳
MF 10 中島翔哉
MF 21 堂安律
MF 9 南野拓実
FW 15 大迫勇也

[ウルグアイ]
GK 1 ムスレラ
DF 3 ゴディン
DF 19 コアテス
DF 22 カセレス
DF 4 サラッチ
MF 6 ベンタンクール
MF 14 トレイラ
MF 17 ラクサール
MF 10 デ・アラスカエタ
FW 16 ペレイロ
FW 21 カバーニ

この日の日本は、先日のパナマ戦から9人も大幅にメンバーを入れ替えました。DFには吉田と三浦がセンターバックを組み、右サイドバックに酒井、左サイドに長友。中盤は遠藤と柴崎のWボランチ、右に堂安、左に中島、2戦連発の南野がトップ下。FWは前回に続いて大迫の1トップ。
ウルグアイもカバーニ、ゴディン、ベンタンクールの主力メンバーが先発出場。これは本気だ。


ウルグアイのボールで始まった前半、立ち上がりは一進一退の攻防で進み、ウルグアイが日本ゴールに襲い掛かるも、日本DF陣が集中した守りを見せます。迎えた前半9分、日本は左サイドで中島がスルーパスを出すと、パスを受けた南野が反転してDFを振り切り、右足でゴール左隅に流し込んで先制点をゲット。南野はこれで3試合連続ゴールとなりました。
1点を追いかけるウルグアイは前半17分、右CKからDFゴディンがヘディングシュート。しかし、日本GK東口が真正面で防ぎ、同点ゴールを与えません。日本は前半19分、右サイドのスローインから、フリーでボールを受けた大迫がドリブル突破から右足シュートを放ちますが、ゴール左に外れて追加点ならず。
前半28分、ウルグアイは右サイドでFKを獲得。デアラスカエタのセンタリング→ファーサイドでコアテスが頭で落とし、ゴール前でペレイロが左足で押し込み、1-1の同点に。森保JAPAN、3試合目で初失点を献上。
同点とされた日本は、33分に大迫がシュートするも枠外。34分には左サイドで中島→長友のクロス→大迫のヘッドも決まらず。36分、右サイドで堂安がボールキープしてから中央へパスを送り、中島がPA手前から右足ミドルシュート。これはウルグアイGKムスレラの好守に阻まれる。しかし、こぼれ球を大迫が押し込み、日本が2-1と勝ち越し!前半は日本の1点リードで折り返します。


後半に入り、ウルグアイは開始からバルベルデとロドリゲスの2人を投入。すると開始直後、ウルグアイは左サイドのクロスにペレイロが頭で合わせたが、GK東口が片手で防ぎます。続く左CKをゴディンが頭でそらしてから、ファーサイドでコアテスが右足を伸ばして飛び込んだが、シュートは枠を捉えられず。さらに後半6分、左サイドのクロスから、カセレスが頭で折り返し、カバーニが吉田と競り合いながらヘディングシュートを打つも、ゴールならず。
日本は後半9分、左サイドで中島がドリブルで仕掛けてから、右足を振り抜いたが、GKにキャッチされる。
後半12分、日本DF三浦がGKにバックパス。しかし、GK東口が処理を誤り、カバーニにボールが渡る。カバーニは右足で無人のゴールに流し込み、2-2の同点。試合は再び振り出しに戻った。
それでも2分後の後半14分、日本は自陣で堂安が相手ボールを奪うと、酒井とのワンツーから左足シュートを決めて日本が3点目!やられたらすぐにやり返す!森保JAPANが3たびリードを奪います。さらに後半20分、堂安の左足ミドルをGKが弾くと、こぼれ球を拾った南野が右足で叩きつけてゴール!南野のこの日2得点目で4-2とウルグアイを突き放します。
勢いに乗る日本は後半24分、右サイドで遠藤の縦パス→抜け出したDF酒井がグラウンダーで折り返したが、大迫のシュートは大外れ。26分には中島→大迫→長友とつなぎ、南野がPA右からシュートを放つもGKにキャッチされる。
後半29分、日本は柴崎に代えてMF青山敏弘がピッチに入るが、その直後にウルグアイがカバーニの浮き球パス→ロドリゲスが左サイドからシュートを決め、4-3と1点差に詰め寄る。
後半36分、日本は中島が中盤で鮮やかなターンで相手DFをかわしてから前線へスルーパス。堂安がボールに反応するも追いつけず。後半43分には右サイドのボールを受けた南野がシュートを狙うもDFにブロックされる。結局試合は4-3で日本が勝利しました。





日本代表が南米の古豪・ウルグアイに挑んだ一戦は、両チーム合わせて7つのゴールが生まれる派手な試合となりましたが、日本が競り勝ちました。親善試合といえども、ベストメンバーで来たウルグアイを相手に4点も取って勝ったのは凄い!これは今年の日本代表のベストゲームだと思います。
南野選手が3試合連続でゴールを奪うと、堂安選手が代表初ゴールを挙げ、大迫選手もW杯のコロンビア戦以来となるゴールが生まれました。中島選手も前半に2アシストを記録し、ドリブルやミドルシュートを打ったりと積極果敢なプレーが見られました。W杯の時は「大迫半端ないって!」が流行語になりましたが、この日は南野選手、堂安選手、中島選手の3人が半端なかったですね~。
守備の面では、セットプレーからの失点、三浦選手のバックパスのミスもあって3失点。東口選手も前半と後半にファインセーブがあったけどな…。ウルグアイの攻撃は迫力があったし、カバーニ選手もミスを見逃さずに得点を決める辺りはお見事でした。
新戦力の活躍でウルグアイを破った日本ですが、前回ウルグアイに勝ったのが1996年だから、実に22年ぶりの勝利となりました。森保体制になってから3連勝、世界ランクの上位5か国から白星を挙げたから、大きな自信と手応えを掴んだんじゃないかと思います。こうなると、来年1月のアジア杯が楽しみになってきますね。うん。
この試合2得点の南野選手、1点目は中島選手のパスを受け、ワントラップから右足シュート。後半20分の2得点目は、GKの弾いたボールを右足ボレーでゴールに押し込みました。南野選手は代表戦3試合で4得点と絶好調。強豪国から2ゴールを挙げたことで、評価がまたグッと上がりそう。
堂安選手は3得点に絡む活躍を見せました。前半に中島選手への横パスが得点に繋がり、後半には酒井選手とのワンツーから代表戦での初ゴールを挙げました。酒井宏樹選手も随所に攻撃に参加し、ウルグアイゴールに襲い掛かってましたね。後半20分の強烈なシュートも枠内に飛んでおり、本当に惜しかった。結果的には4点目のアシストみたいになったけど。

日本代表の2018年の戦いは残り2試合。11月16日にベネズエラ代表(@大分スポーツ公園総合競技場)、11月20日にキルギス代表(@豊田スタジアム)と戦います。残り試合もしっかり勝ちきって、激動の2018年を締めくくってほしいものです。



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南野拓実&伊東純也が2戦連続ゴール!森保JAPAN2試合連続完封勝利!

2018年10月12日 | soccer

サッカーの国際親善試合「日本代表VSパナマ代表」が12日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで行われました。先月のコスタリカ戦を3-0の快勝で飾った森保JAPAN。今月の2連戦はロシアW杯のメンバーも招集されました。今回の対戦相手であるパナマ代表は、ロシアW杯に出場したものの、グループリーグで3連敗。ベルギーとイングランドと同組に入っちゃったからね~。初対戦のパナマを下し、森保JAPAN2連勝となったのか?



スタメンはこちら
[日本]
GK 12 権田修一
DF 20 槙野智章
DF 4 佐々木翔
DF 3 室屋成
DF 16 冨安健洋
MF 17 青山敏弘(Cap)
MF 8 原口元気
MF 14 伊東純也
MF 9 南野拓実
MF 18 三竿健斗
FW 15 大迫勇也

この日は権田がゴールマウスを守り、センターバックには19歳の冨安がスタメンに抜擢。中盤にはコスタリカ戦でゴールを決めた南野と伊東、ベルギー戦で先制点を決めた原口が先発入り。FWは「半端ない」大迫の1トップ。


前半3分、日本は左サイドで佐々木がクロス→ゴール前飛びこんだ伊東が足を伸ばすも、ボールに合わせられず。前半8分には青山の縦パス→大迫のシュートは左に外れます。前半18分、右サイドからのCKを南野が蹴ると、ファーサイドでDF冨安が飛び込んだが、DFに阻まれる。2本目のCKも冨安が反応するもダメだった。
前半23分、中盤で青山が右サイドへ浮き球のパスを出すと、フリーの状態でパスを受けたDF室屋がペナルティエリア内に進入し、グラウンダーのクロス。ゴール前で南野と大迫が飛び込むも合わせることができず。逆サイドに流れたボールは、佐々木がダイレクトで折り返すもクリアされる。室屋がそのままシュートに行っても良かった。
前半26分、PA手前で大迫が相手DFに倒されてFKを獲得。ゴール正面でのFKを南野が左足で狙ったが、枠を捉えることができません。
0-0のまま迎えた前半42分、敵陣中央で青山が善戦に絶妙な縦パス→南野が反転で相手DFを振り切ると、最後は左足でゴールに流し込んだ。南野の2試合連続ゴールが生まれ、日本がようやく先制点を奪います。


後半開始早々、左サイドで佐々木のクロス→相手DFのクリアのこぼれ球を三竿がシュートを放つが、GKに防がれる。後半4分には左サイドでボールを奪った原口がドリブルからパス→大迫がエリア外から右足シュートを打ったが、力がなかった。
パナマは後半5分、右CKからDFエスコバルが頭で合わせたが、ゴール左に外れる。後半10分には自陣で南野のボールを奪い、右サイドでFWロドリゲス→DFムリージョがグラウンダーで折り返したが、ゴール前のMFバルセナスが合わせられず。日本にとっては危ないシーンだった。
後半20分、日本は原口→伊東と繋いだ後、抜け出した南野がPA左の位置からシュートを放つもGKに防がれる。こぼれ球に反応した伊東のシュートはDFに阻まれたが、伊東はもう一度押し込んでゴールイン。日本に2点目が入ります。
後半24分には右サイドでFKの流れから、原口がシュートを放つも、GKの好セーブに阻まれた。後半29分には右サイドからチャンスを作り、PA内に進入した室屋のシュートはDFにブロックされた。
後半40分、原口がドリブルで仕掛けてからスルーパス→途中出場のFW川又堅碁が倒されながらも、相手のオウンゴールを誘い3点目。その後はパナマの反撃を許さず試合終了。日本が3-0でパナマに勝利しました。



新潟で行われた日本VSパナマの一戦は、南野選手と伊東選手が2試合連続で得点を挙げると、後半40分の3点目は川又選手が執念で3点目を挙げたがと思われましたが、記録は相手のオウンゴールでした。スタメン出場の原口選手も2得点を演出する活躍を見せました。課題だった守備も、危なっかしい場面も何度かありましたけど、90分間無失点。森保体制になってからは2連勝、前回と同じく3-0。親善試合で格下が相手でも、日本が勝つのはいい事です。
前半40分に先制点を挙げた南野選手は、反転で相手選手をかわすと、左足シュートでゴールネットを揺らしました。後半20分のシュートも本当に惜しかった。「森保JAPANのエース」は南野選手といっても過言ではないし、アジア杯は当確かも。
伊東選手はコスタリカ戦で後半40分過ぎに出場し、終了間際に代表初得点。この日は先発出場でゴールを決めました。GKが弾いたボールを拾い、一度はブロックされたけど、それでも泥臭く押し込みました。しかし、後半32分過ぎに右足首を捻って負傷退場。おそらく捻挫だろうけど、ウルグアイ戦は出場できるだろうか。

日本代表は次戦、16日に埼玉スタジアム2002でウルグアイ代表と戦います。超格上のチームと勝負ができる貴重な一戦です。ウルグアイのエースであるスアレス選手の欠場は残念ですが、それでもカバーニ選手、ゴディン選手といった主力メンバーが来日します。次の試合はかなり厳しい戦いになると思いますが、好勝負を期待したいなと思います。








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森保JAPANいざ出陣!コスタリカに3-0で勝利!

2018年09月11日 | soccer

サッカーの国際親善試合「キリンチャレンジカップ2018 日本代表VSコスタリカ代表」が11日、パナソニックスタジアム吹田で行われました。ロシアW杯後に森保一氏が代表監督に就任。9月7日の札幌ドームでのチリ戦で初陣を迎えるはずでしたが、北海道地震の影響で試合中止。今回のコスタリカ戦が森保JAPANの初戦となります。2020年の東京五輪、2022年カタールW杯に向けての戦いがついに始まります。



スタメンはこちら
[日本]
GK 12 東口順昭
DF 20 槙野智章
DF 4 佐々木翔
DF 6 遠藤航
DF 3 室屋成
DF 19 三浦弦太
MF 17 青山敏弘(Cap)
MF 10 中島翔哉
MF 8 南野拓実
MF 21 堂安律
FW 13 小林悠

GKには東口を起用。DFには佐々木、室屋、三浦、槙野の4バック。青山敏弘がキャプテンを務め、中島、堂安、南野、遠藤の海外組がスタメン入りしました。


前半16分、南野が右サイドでコーナーキックを獲得。その右CKを中島が右足で蹴ると、ゴール正面の位置から佐々木が頭で合わせ、ファーサイドにいたでコスタリカDFオビエドの頭に当たってゴール。相手のオウンゴールで日本が1点を先取します。
追加点が欲しい日本は、20分に中島が左サイドからミドルシュートを狙ったが、GKにキャッチされる。コスタリカは22分と25分にセットプレーのチャンスを得るも、得点に繋げられず。29分にはオビエドが強烈なロングシュートを放ったが、GK東口がガッチリとキャッチ。
日本は37分、左サイドから南野→遠藤とつなぎ、遠藤のパスを受けた中島がドリブルで仕掛けてからグラウンダーのクロスを入れたが、誰も合わせられず、ボールはゴール右に逸れる。39分には堂安→南野→遠藤が前線に浮き球のパス。小林が胸で落とし、南野がフリーの位置から右足を振り抜いたが、シュートはコスタリカGKモレイラのファインセーブに阻まれてゴールならず。

後半も日本がコスタリカのゴールに襲い掛かります。後半12分に左サイドの中島のクロス→ゴール前で南野が飛び込んだが、ヘディングシュートはゴール右に外れる。後半14分には中島→小林の縦パス→抜け出した堂安がペナルティエリア内でシュートを打ったが、ゴール手前でコスタリカDFにクリアされた…。さらに後半15分、右サイドのクロス→逆サイドで中島のシュートは大外れ。後半19分にも堂安がドリブルで仕掛けてシュートを放つも、ゴールネットを揺らすことができません。
そして後半21分、中島が左サイドでスルーパスを出すと、PA内にいた遠藤が折り返し、最後は南野が左足でゴールに流し込んだ!南野の代表初ゴールで、日本に2点目が入ります。
後半28分、中島が中盤でドリブル突破をみせると、堂安とのワンツーからシュートに持ち込んだが、相手DFに阻まれる。何度もチャンスを演出した中島は、後半30分にMF天野純と交代し、ピッチを後にしました。後半34分、右サイドでFKを獲得した堂安が、自らFKを直接狙うも壁に直撃。
終盤に入っても攻め続ける日本は、後半41分に天野のFK→DF三浦がゴール前で足を伸ばすも届かず。後半48分、途中出場のMF伊東純也がドリブルを仕掛けると、PA内に進入し左足シュート。ボールはGKの手を弾いた後、ゴール左隅に突き刺さる。終了間際にダメ押しの3点目が入り、日本が3-0でコスタリカに勝利しました。



森保監督になって初めての国際親善試合は、FIFAランク32位のコスタリカに快勝しました。前半にオウンゴールで先制点を奪い、後半に南野選手と伊東選手のゴールで突き放しました。課題のディフェンスも90分無失点。日本代表は毎試合得点を許すという印象がありましたが、久しぶりの無失点勝利。昨年のW杯最終予選のオーストラリア戦以来じゃないかと思います。格上相手に3得点&完封勝利ですから、十分な内容と結果だったと思います。それに、台風被害の関西地方、地震&停電に遭った北海道の人たちに勇気を与えてくれたはずです。
今回の試合は中島選手が躍動。左サイドから何度もチャンスを作り、素早いドリブルでコスタリカDF陣を翻弄。前半16分に自らのCKで先制点、後半21分には中島選手の縦パスから2点目が生まれ、2得点に絡む活躍を見せました。日本代表の10番を背負ったけど、堂々としたプレーを披露してくれましたね。来年のアジアカップが楽しみだ。
後半21分に追加点を挙げた南野選手は、代表3試合目で初ゴール。前半に強烈な右足シュートを放ちながらも相手GKに防がれ、後半にも惜しいヘディングシュートがありました。それでも諦めず、左足で得点を奪いました。チャンスメイクの中島選手、アシスト役の遠藤選手、ゴールを決めた南野選手、みんなリオ五輪世代だね…。
伊東純也選手も代表初ゴール。後半40分から出場し、試合終了直前の後半48分に右サイド突破からゴールを奪いました。数少ない時間、しかも最後のワンプレーで森保監督の期待に応えましたね。この人もアジア杯のメンバーに入るんじゃないかな。

日本代表はこの後、10月に2連戦が控えており、12日に新潟・デンカビッグスワンスタジアムでパナマ代表、16日は埼玉スタジアム2002でウルグアイ代表と対戦します。森保JAPANの戦いは始まったばかり。今後も新戦力&若手選手の台頭に期待したいなと思います。







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2018ロシアW杯決勝 フランスがクロアチアを破り、20年ぶり2度目のW杯優勝!

2018年07月16日 | soccer

ロシアで開催された「2018 FIFAワールドカップ」も、いよいよ決勝戦!今大会の決勝のカードは、20年ぶりの世界一を目指すフランス(FIFAランキング7位)と、初めての決勝進出を果たしたクロアチア(FIFAランク20位)の顔合わせ。フランスは準決勝のベルギー戦から中4日と万全の状態。クロアチアは3試合連続で延長戦を戦い、しかも中3日で臨むので、選手たちのコンディションが心配されます。W杯の決勝戦は、2006年のドイツ大会から3大会連続で延長戦までもつれていますが、今年は90分で決着がつくのか?



[フランス]
GK 1 ロリス
DF 2 パバール
DF 4 バラン
DF 5 ウムティティ
DF 21 エルナンデス
MF 6 ポグバ
MF 7 グリーズマン
MF 10 エムバペ
MF 13 カンテ
MF 14 マトゥイディ
FW 9 ジルー

[クロアチア]
GK 23 スバシッチ
DF 2 ブルサリコ
DF 3 ストリニッチ
DF 6 ロブレン
DF 21 ビダ
MF 4 ペリシッチ
MF 7 ラキティッチ
MF 10 モドリッチ
MF 11 ブロゾビッチ
MF 18 レビッチ
FW 17 マンジュキッチ



ロシアW杯決勝戦は、クロアチアのボールでキックオフ。前半3分、クロアチアは中盤でボールを奪ったペリシッチが左サイドをドリブルで仕掛ける。前半8分、クロアチアの左CKをモドリッチが蹴ったが、フランスDFにクリアされる。前半10分を経過し、クロアチアが主導権を握る展開。11分にはペリシッチがロングボールに反応し、ペナルティエリア内でボールを収めようとしたが、トラップが大きかった。
フランスも17分、右サイドでエムバペが突破を見せたが、クロアチアDF陣がしっかり対応。18分、フランスPA手前でFKを獲得。ゴールほぼ右寄りでのFKをグリーズマンが左足で蹴ると、マンジュキッチの頭に当たってゴール。フランスがセットプレーで先制点を獲得!記録はマンジュキッチのオウンゴールとなった。
クロアチアも27分、中盤で獲得したFKをモドリッチが蹴り、ゴール前で混戦になると、ペリシッチが左足一閃!シュートをゴール右隅に突き刺し、クロアチアが1-1の同点に持ち込んだ!両チームともFKから得点が生まれている。
前半33分、フランスは右CKからマトゥイディがニアサイドで飛び込んだが、ノーゴール。その直後、フランスの選手たちがペリシッチの手に当たったんじゃないかとVAR(ビデオアシスタントレフェリー)を要求。ビデオ判定の結果、ペリシッチのハンドが認められ、フランスにPK獲得。決まれば勝ち越しのPKを、グリーズマンが左隅に決める。前半39分にフランスが2-1と勝ち越し。
再びリードされたクロアチアは40分、左サイドのクロス→ペリシッチがダイレクトボレーを狙ったが、決められない。43分には右サイドのFKから、ペリシッチが逆サイドで飛び込むと、セカンドボールをロブレンがシュートをねらうも、相手に当たる。このあと、左CKを2本蹴ったが、得点につながらず。前半アディショナルタイムのCKでは、ビダが飛び込んだがダメ。
結局前半は2-1とフランス1点リードで終了。このままフランスが逃げ切るのか、或いはクロアチアが追いつくか?


後半開始早々、クロアチアは右サイドでブルサリコがグラウンダーのクロスを入れるも、キーパーにキャッチされる。フランスも後半2分にジルーのパスを受けたグリーズマンのミドルシュートはノーゴール。クロアチアは後半3分、ラキティッチの縦パス→レビッチの左足シュートは、GKロリスが左手一本でファインセーブ!
後半7分、フランスは逆サイドからのボールを受けたエムバペが、右サイドでクロアチアDFビダを振り切ってシュートを打ったが、GKスバシッチが防いだ!後半9分、クロアチアは左サイドでクロスを上げると、ゴール前でマンジュキッチとロリスが競り合ったが、ロリスが先にクリア。
後半10分、フランスはカンテを下げ、MFムゾンジを投入。クロアチアより先に最初の交代枠を使った。
後半14分、ポグバが右サイドにロングボールを出すと、右サイドを抜け出したエムバペが折り返し、グリーズマンの落としから、最後はポグバの右足シュートが決まり、フランスに大きな3点目!
後半20分、フランスは左サイドでエルナンデスがドリブルで持ち込んでから中央のエムバペにパスを送り、エムバペが右足でゴール左隅に流し込んだ!フランスの背番号10、本領発揮!これでスコアも4-1と3点リード。
後半24分、フランスDFのバックパスをGKロリスが受けるが、ゴール前でプレスをかけていたマンジュキッチが押し込み、クロアチア1点を返す。クロアチアもまだまだ勝負を諦めていない!ってか、ロリス凡ミスだろ。
クロアチアは後半26分、レビッチを下げてFWクラマリッチが入る。一方のフランスも後半28分にマテュイディ→MFトリソと入れ替え。
クロアチアは後半33分、モドリッチのクロスから、クラマリッチが落として、ラキティッチがシュートを放つが、ゴール右に外れる。
フランスも後半34分、エムバペがドリブルで上がり、ペナルティエリア内に進入したが、転倒。
後半36分、フランスはジルーに代わってFWフェキル、クロアチアはストリニッチを下げてFWピアツァを投入。フランスは3枚の交代枠を使い切り、クロアチアはまだ1枚残っている。
後半39分、クロアチアは左サイドからのFKをラキティッチが蹴り込んだが、GKにキャッチされた。
後半42分、フランスはフェキルが右サイドからシュートを狙ったが、GKに抑えられる。クロアチアも後半43分にラキティッチがミドルを狙うが、大きく外れる。
後半アディショナルタイムは5分。後半47分、エムバペが相手ボールをカットすると、ポグバにパス。しかし、ポグバがミスする。さらにグリーズマンが右サイドでドリブルを見せるが、相手に倒されてFK。そのFKをエムバペがゴール前に蹴り込んだが、ドフリーになっていたポグバがシュート打てず。クロアチアも最後の反撃に出るも、攻め手を欠く。試合は4-2でフランスが勝ち、ロシアW杯優勝を飾りました。





モスクワ・ルジニキスタジアムで行われた決勝戦は、前半から点の奪い合いとなり、両チーム合わせて6つのゴールが生まれました。オウンゴールで先制点があれば、クロアチアが追いつき、VARでPK→フランス勝ち越し。後半にはフランスが突き放し、クロアチアも相手のミスで1点を返しましたが、反撃もここまででした。
フランスは自国大会だった1998年大会以来、20年ぶり2度目のW杯優勝。デシャン監督は98年大会に選手として優勝を経験し、20年後に監督として世界一に導きました。選手と監督でW杯優勝を果たしたのは、ザガロ氏(ブラジル)、ベッケンバウアー氏(ドイツ)に次いで史上3人目の快挙です。
フランスはこの試合、グリーズマン選手が3得点に絡む活躍。前半18分に左足FKで相手のオウンゴールを誘い、前半39分にはPKで勝ち越し点を挙げ、後半14分にはポグバ選手のゴールをアシスト。フランスの3点目のシーンは、ポグバ選手のパスから始まり、ポグバ選手のゴールでフィニッシュ。その前まではクロアチアの流れでしたが、後半10分に選手交代を行い、その4分後に追加点が生まれ、悪い流れを断ち切りました。本当にデシャン監督の采配が当たったとしか思えん。
19歳で背番号10を背負ったエムバペ選手も得点に絡み、後半14分に右サイドのクロスが得点に繋がり、後半20分には優勝を手繰り寄せるゴールを奪いました。エムバペ選手は今大会4得点=の大活躍で、ヤングプレーヤー賞(21歳以下の若手選手に贈られる賞=新人賞)を獲得。プレースタイルに批判を受けるところもありましたが、母国を優勝に導いたのは素晴らしいですね。4年後のカタール大会では23歳だから、進化したプレーが見られるかもしれません。

フランス代表はジダン氏が引退した後、2008年の欧州選手権でグループステージ敗退、2010年のW杯予選はプレーオフで辛勝の末に突破。本大会では内紛騒ぎがあってグループステージ敗退。2012年にデシャン監督が就任してからは、ブラジルW杯でベスト8、2016年の欧州選手権で準優勝、そして今大会のW杯では優勝。デシャン監督の長期政権、若手選手の台頭で強いフランスが復活しました。日本代表もフランスのように長期政権&若手育成が簡単にできるだろうか。

準優勝のクロアチア代表は、最後に力尽きましたが、98年の3位を上回る史上最高成績を収めました。ペリシッチ選手の左足ボレー、マンジュキッチ選手の反撃ゴールで意地を見せました。ただね~、マンジュキッチ選手はオウンゴールするわ、ペリシッチもゴール決めた後にハンドを犯してPKを献上…。良くも悪くも目立ちましたなあ。ちなみに、W杯決勝戦でのオウンゴールは、初めてだそうです。
今大会のクロアチアは、GLでアルゼンチンなどを破り、決勝トーナメントでも先制されながらも延長戦で3試合連続勝利。決勝で同点ゴールが生まれた時は、「逆転のクロアチア」が見られるかと思いました。クロアチアの大躍進を牽引してきたモドリッチ選手は、ゴールデンボール賞=大会MVPに選出。クロアチア代表の決してあきらめない戦いぶりは、世界中に感動を与えたんじゃないかと思います。


1か月近く行われたサッカーの祭典・ロシアワールドカップもこれにて閉幕。今大会はFIFAランクの下位の国が上位の国を破る「下克上」が多く、日本代表がコロンビア代表に4年前のリベンジを果たせば、韓国代表がドイツに2-0で勝利。前回優勝のドイツは、グループステージで敗退してしまいました…。
日本代表はコロンビア戦で勝利した後、セネガル戦で2-2の引き分け、ポーランド戦では0-1と敗れましたが、「フェアプレーポイント差」で辛くも決勝トーナメント進出。ベスト16ではベルギーに惜しくも敗れましたが、開幕前の評価を上回る成績を残しました。4年後のカタール大会こそは、初のベスト8入りが実現するといいですね。
開催国のロシアは、開幕戦でサウジアラビアに圧勝すると、決勝トーナメント1回戦でスペインをPK戦の末に勝利。準々決勝ではクロアチアを追い詰め、PK戦で敗れはしましたが、ベスト8の好成績を収めました。
それに各国のスター選手が早々とロシアを去る選手が相次ぎ、メッシ擁するアルゼンチン、クリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガルはベスト16で敗退。ネイマール擁するブラジルもベスト8で姿を消しました。ネイマール選手の大袈裟な倒れ方はかなりの批判がありましたね~。スペインのイニエスタ選手も代表引退を表明。19歳のエムバペ選手、ベルギーのアザール選手の活躍が目立ったから、世代交代を印象づける大会にもなりました。
2022年のワールドカップは、カタールで開催されます。史上初となる11月から12月までの「冬開催」、さらには出場枠も48か国に増加するとか。アジア枠も「4.5」から「8枠」あたりになるかもしれません。4年後のW杯ではどんなドラマが生まれるのでしょうか?
ああ、ロシアW杯が終わって、日常生活に戻るとなんか憂鬱になるなあ。それに、もの凄い猛暑だから余計しんどいわぁ。五輪とかW杯が終わってからの喪失感、半端ないって!


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ロシアW杯3位決定戦 ベルギーが史上最高成績となる3位入賞を果たす!

2018年07月15日 | soccer

6月14日に開幕したロシアW杯も残り2試合となりました。7月14日はサンクトペテルブルクスタジアムでベルギーVSイングランドの3位決定戦が行われました。ベルギーとイングランドは今大会1度対戦し、ベルギーが1-0で勝利しています。
この試合は大会得点王争いで最も重要な一戦であり、イングランドのハリー・ケイン選手は現在トップの6得点、ベルギーのルカク選手は4得点で2位タイ。この両者はグループリーグではゴールを量産していたけど、決勝トーナメントではノーゴール…。直接対決で両者にゴールは生まれるのか。



両チームのスタメン
[ベルギー]
GK 1 ティボー・クルトワ
DF 2 トビー・アルデルワイレルト
DF 4 ビンセント・コンパニ
DF 5 ヤン・フェルトンヘン
DF 15 トーマス・ムニエ
MF 6 アクセル・ビツェル
MF 7 ケビン・デブライネ
MF 17 ユーリ・ティーレマンス
MF 22 ナセル・シャドリ
FW 9 ロメル・ルカク
FW 10 エデン・アザール

[イングランド]
GK 1 ジョーダン・ピックフォード
DF 3 ダニー・ローズ
DF 5 ジョン・ストーンズ
DF 6 ハリー・マグワイア
DF 12 キーラン・トリッピアー
DF 16 フィル・ジョーンズ
DF 17 ファビアン・デルフ
MF 4 エリック・ダイアー
MF 21 ルベン・ロフタス・チーク
FW 9 ハリー・ケイン
FW 10 ラヒーム・スターリング



前半4分、ベルギーはルカクが左サイドにスルーパスを出すと、シャドリの低いクロス→ゴール前でムニエが飛び込み、スライディングシュートでゴールに押し込み、先制点をゲット!
ベルギーは前半9分にルカクのドリブル突破から、アザールがボールを収めたが、シュート打てず。イングランドは10分に左サイドのFKをトリッピアーが蹴ったが、相手にクリアされる。11分、ベルギーは右サイドでルカクのグラウンダークロス→ファーサイドでフリーになっていたデブライネがシュートを打ったが、ゴールを決められない。
前半15分、イングランドは左サイドのクロスからダイアーがヘディングシュートを放つが、GKにキャッチされた。
16分、ベルギーは敵陣でデブライネが縦パス→ルカクに通ったが、トラップが大きかった。
前半20分、イングランドは右CKからマグワイアが頭で合わせたが、ベルギーGKクルトワの正面。ゴールこそ奪えなかったが、イングランドのセットプレーは脅威だ。23分、スターリングがPA内で胸トラップ→走り込んで来たケインが右足でシュートを放ったが、わずかにゴール左。
前半30分、ベルギー左サイドでアザール→ルカク→アザールと繋いだ後、ティーレマンスがPA手前からシュートを打つもブロックされる。34分にはアザールが右足シュートを打つも、相手に当たりCK。続く右CKでデブライネが変化をつけると、ティーレマンスのラストパス→アンデルワイレルトのシュートはわずかにバーの上。
35分、ベルギーに緊急事態発生。左サイドのシャドリが太ももを痛めて負傷退場。代わってDFフェルメーレンが入る。38分に右サイドでカウンターを仕掛け、デブルイネのクロスはイングランドDFトリッピアーがクリア。前半44分過ぎには、ベルギーが相手陣内で波状攻撃を見せるが、決定的な場面は生まれず。前半アディショナルタイム、ルカクにボールが渡って得点のチャンス到来かと思われたが、イングランドDFに阻まれた…。前半はベルギー1点リードで終了。


後半に入り、イングランドはローズ→MFジェシー・リンガード、スターリング→FWマーカス・ラッシュフォードの2人を同時投入。
後半2分、ロスタフチークがドリブルでペナルティエリア内に進入するが、ベルギーDF陣がシュートを打たせない。ベルギーも後半4分、アザールがドリブルで仕掛ける。
後半6分、イングランドは右サイドでFKを獲得し、トリッピアーがセンタリングを入れたが、ゴール前で相手DFがクリア。続く左CKはGKにキャッチされた。後半9分、右サイドのスローインから、リンガードの折り返し→ファーサイドでケインが飛び込むが、ボールを合わせられない。
後半11分、ベルギーは相手陣内でデブライネが絶妙なスルーパスを送り、裏に抜けたルカクに渡ったがシュート打てない…。そのルカクは後半15分にピッチに下がり、FWメルテンスが入った。ルカクが無得点に終わったことにより、ケインの得点王はほぼ確定か。
ベルギーは後半17分、右サイドのロングパスを受けたアザールが、PA内でムニエにパスを送るが、相手DFがスライディングでクリア。セットプレーは2回あったが、ダメだった。
イングランドは後半25分、ダイアーが味方とのワンツーから抜け出すと、GKをかわしてループシュート。しかし、ゴール手前でDFアンデルワイレルトがボールを掻き出した!ファインプレーだ!
後半28分、PA右でリンガードがクロス→ダイアーのヘディングシュートはゴール右に外れる。後半29分にはトリッピアーのFK→マグワイアのヘッドは枠を捉えられない。イングランドは流れを掴んでも、ゴールが取れない。
後半31分、ベルギーが相手の攻撃を防いだ後にカウンター敢行。デブライネの中央突破から、左サイドでメルテンスがシュートを打つも、右に流れる。
後半33分、ベルギーはティーレマンスに代えて、MFムサ・デンベレを投入。後半35分、ベルギーは自陣からダイレクトパスでボールをつなぎ、逆サイドからのパス→右サイドのムニエがシュートを狙ったが、イングランドGKピックフォードがファインセーブ!
そして後半37分、デブライネの縦パス→アザールが抜け出して、最後は右足でゴールに流し込む!ベルギーに大きな2点目が入った!
2点を追うイングランドは、後半39分にロフタフチークに代わり、MFデレアリが入る。これでイングランドは3人の交代枠を使い切った。
後半40分、ベルギーがまたもカウンターからチャンス到来。アザールドリブル突破から、デブルイネがボールを受けるも、相手DFに倒される。
アディショナルタイムに入ってもベルギーは攻め続け、アザール→デブライネが左サイドでクロスを入れるが、味方に通らず。試合は2-0でベルギーが快勝しました。





サンクトペテルブルクで行われた3位決定戦は、ベルギーがイングランドを2-0で降しました。前半4分にカウンターからムニエ選手が先制ゴールを奪うと、後半37分にキャプテン・アザール選手が追加点を奪いました。W杯13回出場を誇るベルギーは、史上最高成績となる3位入賞で今大会を終えました。
準決勝ではフランスの手堅い守りの前に無得点に終わりましたが、この日は得意のカウンターが炸裂。アザール選手とデブライネ選手がドリブルでチャンスを演出し、その2人のホットラインで2点目が生まれました。エースのルカク選手は前半4分の先制点に絡みましたが、絶好の場面で2度もトラップミス。連戦の疲労の蓄積があっただろうけど、意地でも決めてほしかったです。
守備でもアンデルワイレルト選手が、後半25分に同点を防ぐ好プレーを見せました。イングランドのダイアー選手がGKとの1対1でループシュートを放ち、ゴールががら空きだったので同点だと思いましたが…。イングランドにとっては非常にもったいない場面でした。
今大会のベルギーは、グループリーグではパナマに3-0、チュニジアに5-2で圧勝、イングランド戦で1-0と無傷の3連勝で首位通過。決勝トーナメント1回戦では日本に2点も先行されながらも、3連続ゴールで逆転勝利。日本が後半に立て続けにゴールを決めた時は、もしかしたら勝っちゃうんじゃないかと思いました。準々決勝ではブラジルに2-0で完封。準決勝ではフランスに0-1で敗れ、初めての決勝進出とはなりませんでしたが、3位決定戦で勝利。7試合で6勝1敗の好成績を残しての3位フィニッシュ。最後の試合で強いベルギーが見られてよかったです。




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ロシアW杯準決勝第2試合 クロアチアが延長戦を制して初の決勝進出!

2018年07月12日 | soccer

「2018 FIFA ロシアワールドカップ」の準決勝第2試合「イングランドVSクロアチア」戦が、日本時間12日未明、モスクワ・ルジニキスタジアムで行われました。イングランドは準々決勝のスウェーデン戦を2-0で勝利し、28年ぶりのベスト4入り。対するクロアチアは、2試合続けてPK戦に勝ち、準決勝に進みました。決勝のもう一枚の切符を懸けた争いは、死闘となりました。



両チームのスタメン
[クロアチア]
GK 23 ダニエル・スバシッチ
DF 2 シメ・ブルサリコ
DF 3 イバン・ストリニッチ
DF 6 デヤン・ロブレン
DF 21 ドマゴイ・ビダ
MF 7 イバン・ラキティッチ
MF 10 ルカ・モドリッチ
MF 11 マルセロ・ブロゾビッチ
FW 4 イバン・ペリシッチ
FW 17 マリオ・マンジュキッチ
FW 18 アンテ・レビッチ

[イングランド]
GK 1 ジョーダン・ピックフォード
DF 2 カイル・ウォーカー
DF 5 ジョン・ストーンズ
DF 6 ハリー・マグワイア
DF 12 キーラン・トリッピアー
DF 18 アシュリー・ヤング
MF 7 ジェシー・リンガード
MF 8 ジョーダン・ヘンダーソン
MF 20 デレ・アリ
FW 9 ハリー・ケイン
FW 10 ラヒーム・スターリング



前半4分、イングランドはペナルティエリア手前でデレアリがモドリッチに倒されてFKを獲得。絶好の位置でのFKをトリッピアーが右足で直接狙うと、ゴール右上に決め、イングランドが早い時間帯に先制点を奪います。
クロアチアは前半19分、左サイドでペリシッチがPA外からシュートを狙うが、ゴール左に逸れます。
前半30分、イングランドは左サイドでデレアリ→中央でリンガードが縦パス→PA内でフリーになったケインがシュートを打ったが、クロアチアGKスバシッチに止められる。こぼれたボールは再びケインが拾ったが、シュートはポストに当たってノーゴール。しかし、その前にオフサイドがあった。
32分、クロアチアは右サイドのレビッチのグラウンダークロスはDFにクリアされたが、こぼれ球をレビッチがダイレクトシュートを放つが、GKの正面。イングランドは35分にリンガードがゴール正面の位置からシュートするも、ゴール右に外れる。

イングランド1点リードで迎えた後半12分、イングランドは右サイドのトリッピアーのクロス→ゴール前でケインが頭で押し込もうとしたが、ボールを合わせることができず。
後半23分、クロアチアは右サイドでブルサリコが高いボールのクロスを上げると、ゴール前で相手DFと競り合っていたペリシッチが左足で合わせてゴール!クロアチアが1-1の同点に追いつく。
後半27分、イングランドDFがクリアミス→ペリシッチがドリブルでPA左から左足シュートを打つもポスト右。跳ね返ったボールをレビッチが右足でシュートするが、イングランドGKピックフォードにキャッチされて勝ち越しならず。
試合はこの後、両チームとも勝ち越し点が取れず、1-1の同点で延長戦へ。

延長前半9分、イングランドは右CKからストーンズがドンピシャヘッドを放ったが、ゴール前でクロアチアDFブルサリコが頭でクリア。
ピンチを凌いだクロアチアは延長前半アディショナルタイム、左サイドでペリシッチの低いクロス→ゴール前でマンジュキッチが右足を出すが、イングランドGKピックフォードが至近距離のシュートを止めた!
延長後半4分、クロアチアは左サイドのクロスボールは相手に跳ね返されるが、ペリシッチがセカンドボールを頭で落として、ゴール前に飛び出したマンジュキッチが左足でゴールに流し込み、クロアチアが2-1と勝ち越しに成功!
後がなくなったイングランドは、セットプレーでラストチャンスにかけるも、得点が奪えず。試合は2-1でクロアチアが逆転勝ちしました。



準決勝第2試合は、クロアチアが120分間の激闘を制し、決勝に駒を進めました。4度目の出場で悲願の決勝進出ですが、旧ユーゴスラビア勢でも初の快挙となります。開始序盤にFKで先制されましたが、後半にペリシッチ選手のジャンピングボレーシュートで同点。あのシュートの場面、相手DFの頭上を越してました。タイミングが悪かったら、相手を大ケガさせてしまうところでした。ペリシッチ選手は延長後半にマンジュキッチの決勝ゴールをアシストし、2得点に絡む活躍で「マンオブザマッチ」に選ばれました。
クロアチアはグループステージでアルゼンチンを破るなど、無傷の3連勝で首位通過。決勝トーナメントでは3試合とも前半に先制されますが、その後に追いついて、延長戦まで戦いました。決勝T3試合で360分、うち2試合はPKで勝利。90分ゲームを4試合分もこなしてるから、本当にタフなチームだなって思います。決勝ではフランスより中1日少ない状態で臨むので、選手たちの体力面が心配されますが、不利な条件を覆して初の世界一を目指して頑張ってほしいです。
敗れたイングランドは、トリッピアー選手が直接FKを決めたけど、延長後半に右足太ももを痛めてしまい、無念の負傷退場。交代枠も使い切って、数的不利になったのは痛かったなあ。エースのケイン選手は、前半に惜しいシュートを2本も放ちながらも、オフサイドの判定に泣きました。ケイン選手はグループリーグで6ゴールを奪うも、決勝トーナメントは3試合で無得点。最後の3位決定戦で「ハリケーン」を起こすことができるのでしょうか?

ロシアW杯も残すは3位決定戦と決勝の2試合のみとなりました。3位決定戦はベルギーVSイングランド、決勝戦はフランスVSクロアチアに決定。ベルギーとイングランドは、28日のグループリーグで対戦し、ベルギーが1-0で勝っております。2度目の対決では、前回より激しい試合になりそうな予感がします。
決勝戦のフランスVSクロアチアは、FIFAランクで上回るフランスの方が有利だと思います。「W杯では5大会ごとに初優勝の国が生まれる」というジンクスがあるので、クロアチアにも優勝してほしいなという思いもあります。ロシアW杯もいよいよクライマックスだ!













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ロシアW杯準決勝 フランスがベルギーを完封し、20年ぶりの決勝進出!

2018年07月11日 | soccer

「2018 FIFA ロシアワールドカップ」もいよいよ大詰めを迎えました。日本時間11日早朝にサンクトペテルブルクスタジアムにて準決勝第1試合「フランスVSベルギー」が行われました。3大会ぶりのベスト4に進んだフランスは、決勝トーナメントでアルゼンチンとウルグアイの南米勢を次々と撃破。初の決勝進出を目指すベルギーは、準々決勝でブラジルに勝利しました。決勝進出一番乗りを果たしたのは、いったいどのチームか?


両チームのスタメン
[フランス]
GK 1 ロリス
DF 2 パバール
DF 4 バラン
DF 5 ウムティティ
DF 21 エルナンデス
MF 6 ポグバ
MF 13 カンテ
MF 14 マトゥイディ
FW 7 グリーズマン
FW 9 ジルー
FW 10 エムバペ

[ベルギー]
GK 1 クルトワ
DF 2 アルデルワイレルト
DF 4 コンパニ
DF 5 フェルトンヘン
MF 6 ビツェル
MF 7 デブライネ
MF 8 フェライニ
MF 19 デンベレ
MF 22 シャドリ
FW 9 ルカク
FW 10 エデン・アザール


前半13分、フランスはポグバが自陣から長いスルーパスを出すと、前線にいたエムパぺが反応し、DFラインの裏へ抜け出したが、飛び出してきたベルギーGKクルトワが先にキャッチする。ベルギーは15分、デンベレが空中戦で競り勝った後、左サイドでデブライネがアザールにパスを送り、アザールがペナルティエリア内で左足シュートを放ったが、ゴール右に外れます。
フランスは18分にマテュイディがゴール正面からミドルシュートを打つもGKの正面。21分、ベルギーはアザールが左サイドの位置から強烈なシュートを打ったが、ゴール前でフランスDFエルナンデスが顔面クリア。続くシャドリの右CKをフェライニがボールを落とし、アルデルワイレルトが左足シュート。ボールはゴール左の枠内に飛んだが、フランスGKロリスのスーパーセーブに阻まれ、ゴールを奪えず。
フランスは31分に中央の位置でFKを獲得し、グリーズマンが右サイドにボールを出すと、パバールのクロス→ジルーのヘディングシュートは右に外れる。前半40分、右サイドでパバール→エムバペのスルーパス→PA内に進入したパバールのシュートは、ベルギーGKクルトワの足に防がれる。両チームとも守護神がファインセーブを見せ、前半は両チーム無得点で折り返します。

後半6分、フランスは左サイドでエルナンデスの縦パス→マテュイディがダイレクトで折り返し、ジルーが反転して右足シュートを狙ったが、ベルギーDFコンパニの足に当たってCKを獲得。続く右サイドのCKをグリーズマンが蹴ると、ニアサイドに飛び込んだウムティティがヘディングでゴールネットを揺らす!フランスがセットプレーで試合の均衡を破ります。
勢いづくフランスは後半11分、左サイドでエルナンデス→エムディアイと繋いだ後、エムバペが左足ヒールパス→抜け出したジルーにボールが渡ったが、シュートを決めきれない。
劣勢に立たされたベルギーは、後半13分にアンデルワイルトのシュートはハズレ。16分にはカウンターを発動し、デブライネがシュートに持ち込むもダメ。後半20分、デブライネが右サイドにパスを出し、途中出場・FWメルテンスが右足でクロスを上げ、フェライニが頭で叩きつけたが、わずかにゴール右。
攻勢に出るベルギーは後半36分、アザールがルカクとのワンツーで仕掛けた後、PA手前で相手DFに倒されるもノーファウル。こぼれ球をビツェルが右足で直接シュート狙ったが、GKロリスに弾かれて同点ゴールならず。終盤にはデブライネが左サイドからクロスを上げ、ゴール前でルカクが飛び込むもボールを合わせられず。
フランスは終了間際に途中出場のトリソが左サイドからシュートを放つも、GKにセーブされる。その直後に試合終了の笛が鳴り、フランスが1-0でベルギーを降しました。




攻撃力の高いチーム同士の一戦となった準決勝第1試合は、シュートの打ち合い、点の取り合いになるかと思われましたが、フランスが1-0で勝利をおさめ、2006年ドイツ大会以来、3度目の決勝進出を果たしました。後半6分にDFのウムティティ選手が先制点を挙げると、その後はベルギーの反撃をシャットアウト。ウムティティ選手が身長194センチのフェライニ選手に競り勝ったのは凄いけど、グリーズマン選手のセンタリングも素晴らしかったですね。キャプテンのGK・ロリス選手も、チームのピンチを救う好セーブを連発しました。
一方で、ジルー選手が後半に決定機を外したのはもったいなかった。エムバペ選手がおしゃれヒールを出したのに、先輩がチャンスを台無しにしてどうすんねん。あと、エムバペ選手も遅延行為でイエローカードを受けました。19歳とは思えない華麗なプレーの裏で、まだ精神面で未熟なところも見られますね。
敗れたベルギーは、日本戦とブラジル戦で見せた迫力ある攻撃が不発。先制された後に何度もフランスゴールに襲い掛かったんですが、フランスの固い守備を割ることができませんでした。フェライニ選手のヘディングも枠に行かず、アザール選手とアルデルワイレルト選手、ビツェル選手も強烈なシュートも及ばず…。
今大会はアザール、ルカク、デブライネといった「黄金世代」が円熟期を迎え、優勝候補の最有力と言われていました。ベスト16で戦った日本代表の分まで頑張ってほしかったから、決勝に行けなかったのは残念です。でも、3位決定戦で有終の美を飾ってほしいと思います。

日本時間12日未明は、準決勝第2試合「イングランドVSクロアチア」が行われます。イングランドが勝てば52年ぶりのW杯決勝進出、クロアチアは初めての決勝に挑みます。W杯には「20年ごとに初優勝のチームが生まれる」というジンクスがあり、クロアチアがそのジンクスに当てはまるのだが…。果たしてクロアチアはイングランドを倒せるのか?







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【ロシアW杯】4強出揃う!イングランドは28年ぶり、クロアチアは20年ぶり!

2018年07月08日 | soccer

「2018 FIFA ロシアワールドカップ」は、日本時間7日深夜に準々決勝の2日目が行われました。1日目はフランスがウルグアイを2-0で降し、ベルギーが優勝候補のブラジルを破ってベスト4進出。この時点でヨーロッパ勢が独占する形となりました。この日はイングランドVSスウェーデン、ロシアVSクロアチアの2試合。4強に勝ち進むのは?



準々決勝第3試合 イングランドVSスウェーデン@サマーラアリーナ
コロンビアをPK戦の末に破ったイングランドは、エースで主将のハリー・ケイン選手が単独トップの6得点。24年ぶりのベスト8入りを果たしたスウェーデンは、4試合でわずか2点しか与えていません。
前半12分、スウェーデンはMFクラエソンが右足ミドルシュートを放つが、大きく外れる。イングランドも19分、FWスターリングのドリブル突破から、ケインが右足を振り抜くも、シュートはわずかにゴール左。
膠着状態が続く中で迎えた前半30分、イングランドはMFヤングの左CKから、DFマグワイアが頭で叩きつけ、先制ゴールを奪います。前半45分、MFヘンダーソンが浮き球パスを出すと、スターリングがDFラインの裏へ抜け出し、ペナルティエリア内で時間を稼いでからシュートを打ったが、相手DFにブロックされた。
後半2分、スウェーデンは左サイドのクロス→FWベリがファーサイドからヘディングシュート。しかし、イングランドGKピックフォードの好セーブに阻まれる。
後半14分、イングランドはMFリンガードが右足でふわりとクロスを上げ、ゴール左にいたMFデレ・アリがヘディングで押し込み、イングランドに2点目が入ります!
2点を追いかけるスウェーデンは後半17分、右サイドでMFクラエソンの縦パス→FWトイボネンのグラウンダークロス→ベリのヒール落とし→クラエソンのシュートはGKピックフォードに弾かれ、こぼれ球にもう一度クラエソンがシュートを狙うもDFに阻まれる。さらにはMFフォルスベリも行こうとしたがダメだった…。
後半26分には、クラエソンのスルーパスから、左サイドのFWグイデッティがダイレクトで折り返し、ゴール前でボールを受けたベリがシュートを放ったが、またもGKピックフォードがビッグセーブを見せた!試合はこのまま2-0でイングランドが勝利し、ベスト4進出を決めました。



準々決勝第4試合 ロシアVSクロアチア@フィシュトスタジアム
開幕前は「世界最弱のホスト国」と言われていたロシアですが、グループリーグを2勝1敗で突破すると、決勝トーナメント1回戦では強豪スペインに勝ち、ベスト8に駒を進めました。準々決勝のクロアチア戦でも開催国の意地を見せられるか?
序盤から一進一退の攻防が続く中で迎えた前半31分、ロシアはFWジュバのパスを受けたMFチェリシェフが、ドリブルで仕掛けてから得意の左足シュート。これがゴール左上に突き刺さり、ロシアが先制点を奪います。
しかし前半39分、クロアチアが反撃。FWマンジュキッチが左サイドを突破すると、クロスボールにFWクラマリッチが頭で合わせ、1-1の同点とします。
後半14分、クロアチアはMFモドリッチが左サイドにパスを送り、DFストリニッチのクロス→ファーサイドのクラマリッチの折り返しは相手にクリアされるが、こぼれ球を拾ったFWペリシッチが右足でシュート。しかし、ボールはポスト左に当たった後、ゴール右へ…。クロアチアもったいなさすぎる。
ロシアも後半27分、右サイド・DFフェルナンデスのクロスに、MFエロヒンがヘディングシュートを放ったが、枠を捉えることができず。試合は90分では決着がつかず延長戦へ。
延長前半11分、クロアチアは右サイドのCKのチャンスを獲得。モドリッチのセンタリングに、DFビダがヘディングシュートを決め、クロアチアが2-1と勝ち越し。
これでクロアチアが勝ったと思われましたが、延長後半10分、ロシアはペナルティエリア手前の位置でFKのチャンス。ジャゴエフが蹴ったボールを、フェルナンデスが飛び込んでゴール!ロシアが土壇場で2-2の同点に持ち込んだ!
運命のPK戦、先攻のロシアは1人目・スモロフが失敗。後攻のクロアチアは2人目のコバチッチがロシアGKアキンフェエフに防がれる。1-1で迎えた3人目、ロシアはフェルナンデスが登場するが、ゴール左に外してしまう。クロアチアは3人目と4人目を成功し、5人目のラキティッチがゴール左隅に決めて勝負あり。PK戦を4-3で勝利したクロアチアが、準決勝に進みました。







ヨーロッパ勢同士の対戦となった準々決勝2試合は、イングランドがスウェーデンに快勝し、クロアチアがロシアとの激闘を制しました。ロシアは地元サポーターの後押しを受け、チェリシェフ選手が先制点を決め、一旦は勝ち越されたものの、延長後半にセットプレーで同点に追いつきました。最後はPKで力尽きましたが、格上相手に大健闘と言えるでしょう。開幕前のFIFAランキングでは70位でしたが、開幕戦から快進撃を見せ、決勝トーナメント1回戦でスペインに奇跡の勝利。準決勝進出はならなかったけど、開催国としての面目は十分に保ちました。
28年ぶりのベスト4を決めたイングランドは、エースのケイン選手がノーゴールでしたが、ヘディングシュート2発でスウェーデンを撃破。守護神のピックフォード選手が、後半にビッグセーブを連発。ベリ選手のシュートを片手で止めると、至近距離のシュートもゴールを許さず。イングランド代表のGKと言えば、大舞台で珍プレーをやらかすというイメージが強かったんですが、ピックフォード選手は大きなミスが無いように思えます。
クロアチアはベスト16のデンマーク戦に続いてのPK戦勝利。キャプテンのモドリッチ選手は、延長前半に2点目をアシストし、今大会3度目の「マン・オブ・ザ・マッチ」に選出されました。2点目を決めたビダ選手は、ユニフォームを脱いで喜びを爆発させました。クロアチアは初出場で3位に入った1998年のフランス大会以来、20年ぶり2度目のベスト4入り。準決勝のイングランド戦で、初の決勝進出に挑みます。

準々決勝4試合が終わり、残すは準決勝、3位決定戦、決勝の4試合。日本時間10日と11日深夜に行われる準決勝の対戦カードは、フランスVSベルギー、イングランドVSクロアチアという組み合わせになりました。2試合とも白熱した試合になるだろうし、どのチームにも優勝の可能性が十分あります。準決勝以降も見逃せません!



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