日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

U-24日本代表、南アフリカを降して白星スタート!女子ソフトはメキシコに辛勝。

2021年07月22日 | Sports

いよいよ開幕を迎える東京五輪。開会式前日の22日は、女子ソフトボールの第2戦、男子サッカーの初戦が行われました。開幕戦を快勝した女子ソフトはメキシコと対戦。男子サッカーは南アフリカ代表戦に臨みました。




53年ぶりの五輪メダル獲得を目指すU-24日本代表。久保建英と堂安律を中心に、オーバーエージのDF吉田麻也・酒井宏樹・遠藤航を含めた22人で東京五輪に挑みます。初戦は東京スタジアム(味の素スタジアム)で南アフリカ代表と対戦。南アフリカ代表は直前に新型コロナの感染者が相次ぎ、試合当日も濃厚接触者が18人もいて、開催が危ぶまれていましたが、予定通り実施となりました。
日本は立ち上がりからボールを支配し、前半15分に左サイドのクロスからMF久保がファーサイドから左足シュートを放つもサイドネット。32分にはMF堂安がドリブルで仕掛けたあと、こぼれ球に反応したMF三好康児が左の位置からシュートを流し込むが、相手GKの手に当たった後、ゴール右に逸れる。33分、右CKの流れから、堂安の折り返し→ゴール前でFW林大地が押し込んでゴールネットを揺らしたが、オフサイドでノーゴール。前半は0-0で折り返し。
後半も決定的なシーンが続出。後半8分に堂安がシュートを放つもGK正面。後半11分、MF田中碧の浮き球パス→DF中山雄太のダイレクトクロス→林が右足で合わせたが、GKの好セーブに阻まれる。
そして迎えた後半26分、逆サイドからのボールを受けた久保が、ペナルティエリア右の位置から左足シュート!ボールはポストを叩いてからゴールに吸い込まれた!日本が欲しかった先制点をようやく奪った!
1点を追う南アフリカは、後半30分過ぎから反撃に出ます。右サイドでボールを繋ぎ、最後はFWルーサー・シンがシュートを放つが、GK谷晁生がしっかりキャッチ。その後も南アフリカが攻める時間帯が続いたが、日本DF陣が最後まで守り切り試合終了。日本が1-0で南アフリカに勝利し、勝ち点3を手にしました。


男子U-24代表、大事な初戦を勝利でかざりました。久保選手の左足弾の1点を守り切った形ですが、本当に惜しいシーンが何度もあって、3点取れてもおかしくなかったです。特に林選手の場合は2得点も損してますよ・・・。守備面では無失点で終えられたのは良かったんですが、不動のCBと言われた冨安健洋選手が前日練習で左足首を負傷したそうです。今後の試合で冨安選手が復帰できるか心配だし、その分を上手くカバーできるかが課題でしょう。
決勝点を挙げた久保選手、個人技で勝負してから左足を迷わず振り抜きましたねえ。「20歳48日」でのゴールは、日本人五輪最年少得点記録です。ジャマイカとの強化試合の時もPA右の位置から見事に決めてました。日本の若き大器が東京五輪で覚醒するかもしれませんね。
勝ち点3スタートのU-24代表は、25日の第2戦でメキシコ代表と戦います。メキシコといえば2012年のロンドン五輪の準決勝で敗れた相手。初戦ではフランスに4-1と完勝。共に勝ち点3で並んでいますが、得失点差でメキシコが首位、日本が2位につけています。勝てばグループリーグ突破に大きく前進。どうか9年前の雪辱を果たしてもらいたいですね。






開幕戦の豪州戦を快勝した女子ソフトボール日本代表は、メキシコ戦でも勝って連勝を飾りたいところ。
2回裏、日本は1死走者なしで6番・藤田倭がメキシコ先発・オトゥール投手の3球目を捉え、レフトへのソロ本塁打を放ち1点を先制。
日本の先発投手は、この日39歳の誕生日を迎えた上野由岐子投手。3回に3つのアウトを全て三振、4回は3連続三振と4回までメキシコ打線から9つの三振を奪います。しかし5回表、メキシコ7番・ウルテス選手に初球を狙われ、センターフェンスを越えてホームラン。中堅手・山田恵里が打球を追うもキャッチできず。1-1の同点とされてしまいます。
追いつかれた日本ですが、その裏に1死2塁で8番・我妻悠香選手がレフトへのタイムリー2塁打を放ち、2-1と勝ち越しに成功。
このまま逃げ切るかと思われた最終回の7回表、上野が四球とヒットの走者を出して無死1,3塁のピンチを背負う。何とか踏ん張りたいところだったが、ウルテスにセンターへのタイムリーヒットを浴びて2-2。なおも逆転のピンチのところで、上野投手に代えて後藤希友投手が2番手で登板。後藤はこのピンチを退けてメキシコの逆転を阻止。試合は7回を終えて延長戦へ。
無死2塁から始まるタイブレーク方式の延長8回、後藤は先頭打者にバントヒットを許しますが、3番・ゴンサレスと4番・セルバンテスを連続三振に仕留めて2アウト。次の打者に四球を与えて満塁となりますが、6番・ビダレスを見逃し三振。満塁のピンチを切り抜けてます。
8回裏、日本は送りバントでランナーを3塁に進めると、9番・渥美万奈が2球目をショートへ転がし、3塁走者・山田が本塁に突っこんでセーフ!日本が3-2でメキシコにサヨナラ勝ち!

ソフトボールの方は、前日の一発攻勢とは違い、2度もリードしながらもその度に追いつかれるという厳しい試合でしたが、サヨナラで辛くも2連勝を果たしました。上野投手はメキシコ打線から2ケタ奪三振の力投を見せるも勝ち投手とはならず。上野投手の後にマウンドに上がった後藤投手が、2イニングを投げて5つの三振を奪う好リリーフ。救世主・後藤投手の頑張りがサヨナラ勝利に繋がったと言えるでしょう。
女子ソフトボールはこの後、横浜スタジアムに舞台を移し、日本代表はイタリア、カナダ、アメリカと対戦。予選リーグで2位以内ならば決勝に進出し、3位と4位通過なら「3位決定戦」となります。2連勝の勢いそのままに決勝進出してほしいぞ!



23日は国立競技場(東京オリンピックスタジアム)で開会式が行われます。楽曲担当だった小山田圭吾氏の「いじめ告白問題」、演出担当だった小林賢太郎氏の「ユダヤ人大量虐殺ごっこ問題」と開会式に関わる人たちの不祥事が続出していますが、開会式は予定通り行う予定。組織委員会もなんでこんなバカを選んだんだろうな。一応開会式は見るつもりですけど。開会式のアトラクション、そして聖火ランナーの最終走者は果たして誰なのか?



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2020東京オリンピック、開会式前に競技開始!

2021年07月21日 | Sports

開幕まであと2日に迫った「2020 東京オリンピック」。21日は女子ソフトボールと女子サッカーが始まりました。日本選手団に勢いづけるためにも、白星スタートと行きたいところでしたが・・・。



2008年の北京大会以来、13年ぶりに正式種目に復帰した女子ソフトボール。2度目の金メダルを目指す日本は、福島あづま球場でオーストラリア代表と対戦。
日本はエースの上野由岐子投手が先発で登板しますが、1回に先頭打者に内野安打を許すと、四球と死球で満塁のピンチを背負い、豪州5番・フォーキンに押し出し死球を与える。3連続四死球で先制点を献上しますが、後続を抑えて1点で切り抜けます。
日本はその裏、2死2塁で4番・山本優選手がライト前ヒット。2塁走者が本塁に突入→相手の走塁妨害で1-1の同点に追いつきます。
3回、日本は2死2塁の場面で3番・内藤実穂選手が豪州先発・パーナビー投手の4球目を捉え、センターに高く上がった打球はフェンスを越えて2ランホームラン!日本が3-1と勝ち越しに成功。
さらに4回、先頭打者が相手のエラーで出塁すると、6番・藤田倭選手が2球目を振り抜き、レフトへの2ラン本塁打を放って2点追加。この後、2本のヒットで1,3塁とチャンスを作り、1番・原田のどか選手の犠牲フライでもう1点追加。6-1と豪州を突き放す。
5回表に日本が3つの四死球で2死満塁のピンチを迎えるも、日本の2番手・後藤希友投手がフォーキンを三振に退けて得点を許さず。その裏、日本は先頭打者が四球を選び、続く4番・山本が4球目をすくい上げ、センターのフェンスを越える2ラン本塁打!日本にこの試合3本目のホームランが飛び出して8-1。7点差となったところでコールドゲーム成立。(※3回まで15点、4回まで10点、5回以降7点差以上でコールド)一発攻勢で開幕戦に快勝した日本、「連覇」へ好発進です。



2大会ぶりの五輪出場となる女子サッカー日本代表は、札幌ドームでカナダ代表と対戦。2011年の女子サッカーW杯優勝から10年、自国開催の五輪で再び世界一に挑みます。
試合は序盤から動きます。前半5分、カナダは右サイドでMFプリンスがグラウンダークロス→FWシンクレアのシュートは一旦ポストに当たるも、跳ね返りを再びシンクレアがゴールに押し込み先制。日本、立ち上がりに失点を喫してしまいます。
1点を追いかける日本ですが、前半はカナダの前にビッグチャンスを作れず。後半にFW田中美南を投入すると、開始直後に左サイドのMF長谷川唯のクロス→反応した田中がペナルティエリア内で相手GKと交錯してPKを獲得。決まれば同点チャンスを迎えますが、田中のシュートはGKに阻まれ同点ならず。
後半15分、カナダは左サイドのクロス→ゴール前の混戦から最後はMFベッキーが合わせて2点目かと思われたが、オフサイドで無得点。日本にとっては命拾い。
このまま無得点で終わるかと思われた後半39分、日本は右サイドで長谷川が前線へロングパスを入れると、FW岩渕真奈がDFラインの裏へ抜け出すと、そのまま右足を振り抜き同点ゴール!エース岩渕が日本を救います。後半アディショナルタイムに日本が大きなチャンスを作るも、勝ち越し点は奪えず。試合は1-1の引き分けに終わり、勝ち点1を獲得しました。



というわけで、女子ソフトボールは幸先の良いコールド勝ち、女子サッカーはカナダに辛くも引き分けに持ち込みました。本当だったら両方とも勝ったら最高だったなぁ。ソフトボールの方はエースの上野投手が立ち上がりに苦しみましたが、2回以降は無失点ピッチング。4番の山本選手がホームランを含む2安打3打点の活躍を見せました。3本塁打と打線が爆発した感じだけど、それ以前に相手の守備のミスが目立ってて、そこを上手く突いてましたね。白星発進のソフトボールは、22日にメキシコ代表と対戦予定です。
なでしこジャパンの方は、前半立ち上がりに失点され、自国開催の初戦のプレッシャーもあってか、同点のチャンスでPK失敗と嫌な流れで進みましたが、なでしこの10番を背負う岩渕選手が、最悪なムードを断ち切る快心の一撃を放ちました。その岩渕選手は直前の強化試合から5試合連続ゴールと絶好調。背番号10の選手は大事な時に決めてくれます。なでしこジャパンは23日の2戦目にイギリス代表と戦います。勝ち点3が欲しいところだけど、イギリス(イングランド中心)も格上なので厳しい試合になりそうだなぁ。








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大谷翔平がMLBオールスターのホームランダービーでも豪快アーチを連発!

2021年07月13日 | Sports

日本時間14日にクアーズ・フィールド(@コロラド州)で「2021 MLBオールスターゲーム」が行われ、二刀流で活躍中の大谷翔平選手(エンゼルス)が出場。その前夜祭イベントである「ホームランダービー」に、大谷選手が日本人として初参戦しました。シーズン開幕から本塁打を量産し、現在アメリカンリーグ最多の33本塁打をマーク。いまや全米中を魅了させる大谷選手が、ホームランダービーでも大いに沸かせました。



第1シードで出場の大谷は、1回戦でフアン・ソト選手(ナショナルズ)と対戦。先攻のソトは、本戦の3分間で18本、1分間のボーナスステージで4本、合計22本を放ちます。対する大谷の打撃投手役はブルペン捕手、捕手役には通訳の水原一平さんが務めました。
本塁打ランキングトップの意地を見せたい大谷ですが、開始からライナー性の打球を連発し、なかなかスタンドインできず。開始45秒過ぎにようやくライトスタンドに1本目のホームランを放つと、1分18秒過ぎにライトのポールに当ててみせます。1分30秒過ぎにホームランが出るようになると、残り1分20秒のところで一旦休憩。再開後、大谷のバットが本領発揮。本塁打を10本追加し、3分間トータルで16本放った。
ソトに追いつくには6本必要のボーナスステージ、いきなり弾丸ライナーでライトスタンドに叩き込むと、怒涛の追い上げを見せ、残り10秒で2本差まで迫り、最後に右中間方向へ2連発。1分間で6本放ち、22-22の同点で延長戦に持ち込んだ。
1分間の延長戦で、先攻のソトがバックスクリーンや左中間への一発もあり、6本打って通算28本。対する大谷は、13秒経過してからライト方向へ3連発、残り29秒から再び3連発で28-28。残り15秒でホームラン性の当たりを2,3本打つも、スタンドまであと一歩及ばず。延長戦でも決着はつかず、再延長戦へ。
再延長戦は3スイング勝負。ソトは1スイング目に右中間スタンド、2スイング目はライトスタンド上段席、3スイング目はバックスクリーンへかっ飛ばした。3本ノーミスでクリアし、大谷にプレッシャーをかける。1本でも失敗すればその時点で負けとなる大谷だが、1スイング目に引っ掛けてしまいGAME OVER。28-31でソトに軍配が上がり、大谷は1回戦で姿を消しました。


なお、ホームランダービーは、ピート・アロンゾ(メッツ)とトレイ・マンシーニ (オリオールズ)が決勝まで勝ち進み、アロンゾ選手がて優勝。前回大会に続いてのホームランダービー連覇を果たしております。アロンゾ選手は1回戦で35本、準決勝で16本、決勝ではマンシーニ選手を23-22で下し、3戦合計74本のホームランを放ちました。



大谷選手のホームランダービーは初戦で終わりましたが、レギュラーシーズン同様、特大アーチが何本も飛び出ました。出だしにミスショットが続いた時は「あれ?どうしたんだ」って思いましたが、1本打ち出してからホームランがポンポンと量産。タイムアウト中にプホルス選手から電話でアドバイスと激励を貰ったおかげかも。通常の3分、ボーナス、延長戦の計5分間で28本塁打を記録。5分間もフルスイングを続けた大谷選手もさすがに「疲れた」と口にしてました。
大谷選手は翌日の試合で、アメリカンリーグの1番DHで出場し、その裏に先発投手としてマウンドに上がります。打者としてはヒットかホームラン、投手としては無失点ピッチング。投打ともに良い内容を披露できるでしょうか。欲を言えば、ダルビッシュ有投手との「元日ハムエース対決」、菊池雄星投手との「花巻東高校リレー」が見たかったなぁ。


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井上尚弥が格闘技の聖地・ラスベガスで再びKO勝利!

2021年06月20日 | Sports

ボクシングのWBA&IBF世界バンタム級タイトルマッチ「井上尚弥VSマイケル・ダスマリナス」戦が、日本時間20日午後、アメリカ・ラスベガスの「ヴァージンホテルズ・ラスベガス・シアター」で行われました。ここまで20戦無敗の井上選手は現在、米国リング誌の「パウンド・フォー・パウンド」ランキングで2位にランクイン。昨年11月には格闘技の聖地・ラスベガスに初上陸し、ジェイソン・マロニーとの防衛戦で7RKO勝ちを収めました。IBF1位を迎え撃つ今回の一戦も「モンスター」の拳が炸裂する!



第1R、井上が開始12秒に左ジャブを伸ばすと、20秒過ぎに左フックを顔面に当てる。リング中央を支配した井上は、左のパンチでダスマリナスをロープ際に追い詰める。その後も左のジャブと右ストレートを出し、終了間際には右アッパーをヒットさせて終了。井上が手数で相手を圧倒する展開に。

第2R、足を使いながらパンチを伸ばすダスマリナスに対し、井上はこのラウンドも左ジャブを伸ばす。ダスマリナスも1分38秒辺りから反撃を仕掛け、左のパンチが井上の顔面を捉える場面も。残り1分10秒のところで、井上が右ストレートを出した後、左ボディブロー。ダスマリナスの動きが鈍くなると、すかさず井上が連打を決めてダウンを奪う。ダスマリナスは脇腹を押さえながらも立ち上がり試合再開。井上は左ボディ→左アッパー→右ショートフックの3連打、さらに左右のワンツー→左ボディのコンビネーションでトドメを刺そうとするが、ダスマリナスが耐え抜き2ラウンド終了。

第3R、井上が開始直後からボディ攻撃を仕掛けるが、ダスマリナスも必死に打ち返す。井上は少し余裕が出たのか、ガードをほどいてダスマリナスに打たせるところも。ただ、ダスマリナスは思い切ったパンチが出ない。1分27秒過ぎに左ボディを相手の右脇腹に当てると、ジャブで相手の距離を取る。そして残り45秒を切って井上が連打を出すと、最後は左ボディが決まり、ダスマリナス2度目のダウン!ダスマリナスは悶絶するもカウント9で立ち上がる。試合再開後、井上の左ボディでダスマリナスがまたも倒れたところでレフェリーストップ。3ラウンド2分45秒、井上尚弥がダスマリナスにTKOで勝利しました。




日本ボクシング界の至宝・井上尚弥選手が、またもラスベガスで「モンスター」の名に相応しい圧巻のKO劇を見せてくれました!最初のラウンドから試合を優位に進め、逃げ回るダスマリナス選手を左ボディで3度もキャンバスに沈めました。井上選手はこれでWBAは5度目、IBFは3度目の王座防衛に成功。通算でも21戦21勝(18KO)、世界タイトル戦の連勝も16に伸ばしました。
戦前から「井上が圧勝する」と言われた通りの結果となりましたが、序盤で試合が終わりましたねぇ。ダスマリナス選手もIBFの1位で、33戦30勝の実績がありました。井上選手の左ボディを何度貰っても必死に耐えたけど・・・。2019年10月から約1年7カ月もブランクがあった影響もあったでしょう。
前回のラスベガスでの試合は無観客でしたが、この日は観客を入れて行われ、WBC王者のノニト・ドネア選手、WBO王者のジョンリル・カシメロ選手も来場。ライバル王者の前で快勝した井上選手、次の目標である「4団体統一王者」へまた一歩前進しました。そして試合後、8月14日にドネア選手とカシメロ選手の直接対決が緊急決定。勝者が井上選手に挑戦するのではないかと言われています。井上選手は年内にもう1試合やると思うけど、それが4団体王座統一戦という可能性も少なくない?ドネアが来たらまた名勝負になるだろうし、カシメロが来てたら怒りを爆発させるでしょう。










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大相撲初場所2021 大栄翔が埼玉県出身力士として初優勝!

2021年01月24日 | Sports

今月10日から両国国技館で行われていた「大相撲初場所」は、24日に千秋楽を迎えました。今場所直前に横綱・白鵬関が新型コロナウイルスに感染したり、横綱昇進の期待が高かった大関・貴景勝関が序盤から黒星が先行して途中休場。注目の優勝争いは、前頭筆頭の大栄翔関が14日目終了時点で12勝2敗と単独トップ。この日の千秋楽で勝てば、自身初優勝となりますが・・・。


この日の大栄翔は、隠岐の海と対戦。立ち合いで勢い良く隠岐の海にぶつかると、一気の突き押しで土俵際に追い込み、最後は土俵外に押し出して勝負あり(決まり手=突き出し)。大栄翔が13勝目を挙げ、幕内初優勝を決めました!


2016年の琴奨菊から始まり、2017年の稀勢の里、2018年の栃ノ心、2019年の玉鷲、昨年の徳勝龍と、初場所での初優勝力士が5年間も続き、今年は埼玉県出身、追手風部屋所属の大栄翔関が初優勝。これでもう6年連続で初優勝の力士が誕生。「荒れる初場所」は今年も健在ですね。
埼玉で相撲と言えば、埼玉栄高校が「高校相撲界の名門校」として有名で、数多くの幕内力士を輩出。相撲部屋も追手風部屋をはじめ、入間川部屋、二子山部屋(元大関・雅山が師匠)、湊部屋と県内に4か所あります。しかし、本場所の幕内で優勝した力士は昨年まで0人。長い間「優勝空白県」と言われていましたが、今年ついに大栄翔が埼玉勢として初優勝を果たしました。
大栄翔は朝霞市出身、埼玉栄高校に通い、卒業後は草加市にある追手風部屋に入門したという生粋の埼玉っ子。昨年9月の秋場所で関脇に昇進するも負け越し。今場所は西前頭筆頭に位置付け、初日に朝乃山、2日目に貴景勝、3日目に正代と3大関を撃破。その後も三役力士を次々と撃破し、初日から無傷の8連勝。9日目と11日目に黒星を喫しましたが、終盤の12日目から4連勝で締め括りました。最後まで集中力を切らしませんでしたね。
来場所の番付でどこに位置付けられるか気になるところですが、関脇になると思います。初場所で初優勝した力士は、その後に大ケガしたり、成績不振に陥ってるので、大栄翔関には今後も安定した成績を残してほしい。いつかは埼玉初の大関昇進を果たせたら・・・。


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箱根駅伝2021 最終10区で大逆転!駒澤大学が13年ぶりの総合優勝!

2021年01月03日 | Sports

第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は3日、後半の復路が行われました。2日の往路では、出場4回目の創価大学が強豪校を抑えて往路初優勝。2位に2分14秒差をつけて後半の復路に挑みます。前回王者・青山学院大学は2区と5区がブレーキを起こし、シード圏外の12位。迎えた運命の復路、終盤に信じられないドラマが待っていた!




山下り区間の6区、往路トップの創価・濱野将基が午前8時に箱根・芦ノ湖を出発。それから2分14秒後に東洋・九嶋恵舜、さらに7秒後に駒澤・花崎悠紀が出発。
先頭の濱野が安定した走りを続ける中、駒澤・花崎が猛追。3キロ前で東洋を抜いて2位に上がると、小涌園前(9キロ地点)で1分58秒差、17キロの函嶺洞門前で1分29秒差まで詰める。それでも濱野がトップの座を守り、小田原中継所をトップでタスキリレー。花崎は創価から1分09秒差の2番手。スタートから1分以上も差を詰めてみせた。
一方、シード権争いでは、往路4位の帝京大が9位に下がると、青学大がシード圏内の10位に浮上。早稲田は11位、往路10位の拓殖大は14位転落。6位・神奈川大から11位の早稲田まで1分1秒差。

7区、青山学院・近藤幸太郎が力走を見せます。2.5キロで9位に上がると、11キロ過ぎには7位まで浮上。上位争いでは、創価と駒澤の差が1分を切ったが、創価・原富慶季が後半に調子を上げ、差を徐々に広げ、小田原中継所通過時点で1分51秒差。シード争いでは、6区7位の東京国際大が5位に上がると、青学も3つ順位を上げて7位で通過し、シード争いから抜け出した。早稲田が10位に入ったのに対し、神奈川大が6位から圏外の11位に転落。

8区、ここでも創価・永井大育が独走。駒澤・佃康平も懸命に追いかけ、1分19秒差まで詰めるも、なかなか創価においつけない。戸塚中継所で創価と駒澤の差は1分28秒差。後続では、前の区間で7位だった青山学院・岩見秀哉が5位まで押し上げる。シード争いも約2分の間に6位・順天堂から12位の明治大までの7チームがひしめく混戦ムード。

復路のエースが集う9区、創価・石津佳晃が区間記録を上回るペースの走りを続け、2位・駒澤に権太坂(7.7キロ)で2分5秒、14.5キロ地点で2分6秒とリードを拡げる。
シード権争いでは国学院が早稲田・帝京との8位争いから脱落すると、18.2キロ過ぎに明大が国学院を抜いて一旦は10位に浮上するが、20キロ過ぎに国学院が盛り返し、再びシード圏内に入った。
迎えた鶴見中継所、先頭の創価・石津は最後にペースが落ちて区間新となならなかったが、アンカー・小野寺勇樹にタスキをつなぐ。2位の駒澤・山野力は、トップから3分19秒差でタスキリレー。後続では東洋大3位、青学が4位まで浮上し、東海大5位。その後に帝京、順天堂、早稲田と続き、国学院9位、8区7位の東国大が10位。11位・明大は東国大との差は37秒。そして、首位・創価が通過してから20分後に、山梨学院と専修大学の2校が繰り上げスタートとなりました。

いよいよ最終10区、先頭の創価・小野寺は前半から安定したペースで走り続ける。追いかける駒澤・石川拓慎は序盤からハイペースでひた走り、5.9キロで2分45秒差と36秒も詰める。このまま創価が逃げ切るかと思われたが、後半に入って小野寺の走りに異変。創価と駒澤との差が、新八ツ山橋(13.3キロ)で1分57秒、田町(16.5キロ)で1分17秒差に縮まり、18キロ過ぎで47秒差、20キロ過ぎで15秒差まで迫る。
そして20.8キロ手前で駒澤・石川が創価・小野寺に追いつき、一旦時間かけてから抜き去る。ゴールまで残り2キロ
のところで、駒澤大学が首位に躍り出た。石川は創価との差を大きく拡げ、最後は両手でガッツポーズしながらFINISH。駒澤大学が大逆転で総合優勝を果たしました。




箱根駅伝 総合成績
1位  駒澤大学   10時間56分04秒
2位  創価大学   10時間56分56秒
3位  東洋大学   11時間00分56秒
4位  青山学院大学 11時間01分16秒
5位  東海大学   11時間02分44秒
6位  早稲田大学  11時間03分59秒
7位  順天堂大学  11時間04分03秒
8位  帝京大学   11時間04分08秒
9位  国学院大学  11時間04分22秒
10位 東京国際大学 11時間05分49秒
===来年シード権獲得====
11位 明治大学   11時間06分15秒
12位 中央大学   11時間07分56秒
13位 神奈川大学  11時間08分55秒
14位 日本体育大学 11時間10分24秒
15位 拓殖大学   11時間10分47秒
16位 城西大学   11時間11分20秒
17位 法政大学   11時間13分30秒
18位 国士舘大学  11時間14分07秒
19位 山梨学院大学 11時間17分36秒
20位 専修大学   11時間28分26秒
    関東学生連合 11時間18分10秒 ※オープン参加


■各区区間賞
1区 鎌田航生(法政)    1時間03分00秒
2区 ヴィンセント(東京国際)1時間05分49秒※区間新
3区 石原翔太郎(東海)   1時間02分05秒
4区 オニエゴ(山梨学院)  1時間02分15秒
5区 細谷翔馬(帝京)    1時間11分52秒
6区 花崎悠紀(駒澤)       57分36秒
7区 佐伯涼(東京国際)   1時間03分10秒
8区 大保海士(明治)    1時間03分59秒
9区 石津佳晃(創価)    1時間08分14秒
10区 石川拓慎(駒澤)    1時間09分12秒



第97回箱根駅伝は、往路王者・創価大学が復路でも首位の座を守り続けていましたが、駒澤大学が10区で逆転し、13年ぶり7度目の総合優勝を果たしました。鶴見中継所で3分19秒差がついた時点で創価大の優勝は決定的だと思ったけど、創価のアンカー・小野寺選手の大ブレーキ、駒澤の逆転劇という結末を誰が予想したでしょうか。
創価大学は9区の石津選手が区間賞を獲得したけど、小野寺選手が10区区間最下位・・・。見た目の走りで脱水症状か痙攣(けいれん)してただろうし、優勝のプレッシャーで足が思うように動けなかったのかなって思います。本当にかわいそうでした。チームは2年連続のシード権獲得で、過去最高成績をマーク。総合優勝こそ逃したものの、今大会を大いに盛り上げてくれました。来年こそは悲願の総合優勝、小野寺選手のリベンジに期待したいです。

往路で出遅れた青山学院大学は、復路で8つ順位を上げて総合4位フィニッシュ。復路5区間のタイム「5時間25分33秒」で、見事に復路優勝を果たし、王者の意地は見せました。今季は全日本で4位、箱根でも4位で終え、久しぶりの無冠となりましたが、来季は強い青学が戻ってくることでしょう。
シード権争いでは、東京国際大学が10位で辛くも2年連続シード権を確保。11位の明治大学は26秒差でシード権を逃しました。明治は前半の出遅れが大きく響きました。

駒澤大学は1区で15位でしたが、2区で8位に浮上し、往路終えた時点で3位。この日の復路では6区の花崎選手が区間賞を獲得し、7区以降も2位が続きましたが、アンカーの石川選手が終始快走を続けて区間賞を手にしました。かつては4連覇を果たしたこともあったけど、近年は総合3位にも入れず、前回は総合8位でした。今大会の優勝は「史上最大の大逆転劇」として伝説に刻まれると思います。



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箱根駅伝2021 伏兵・創価大学が波乱の往路を制す!

2021年01月02日 | Sports

第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は2日、前半の往路が行われました。今大会の箱根駅伝は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、スタート地点の東京・大手町の読売新聞東京本社前、ゴール・芦ノ湖は無観客。初日の往路は、スタートから波乱が続出しました。



まず1区、スタートしてすぐに駆け引きが始まり、最初の1キロが3分33秒の超スローペースで通過。21チームの集団走は10キロ以上も続いたが、15キロ過ぎに山梨学院、専修、国士舘と次々と脱落。18.8キロで法政・鎌田航生がスパートを仕掛けると、東海大・塩澤稀夕も追撃。しかし、20.4キロで鎌田が突き放し、法政大が鶴見中継所をトップで通過。6秒差の2位に東海、創価大が3位、早稲田5位、前回覇者の青山学院は6位。東洋大9位、国学院12位、全日本王者・駒澤は15位と出遅れた。

エース区間が集う2区は、14位でタスキを受けた東京国際大のイェゴン・ヴィンセントが、5キロで4人を抜くと、6.8キロ過ぎに2位集団の8チームをまとめて抜き去って2位にジャンプアップ。創価のフィリップ・ムルワもついて行き、9.2キロで先頭を行く東海・名取燎太に追いつく。ヴィンセントは13キロ前でムルワを引き離すと、そのまま独走態勢を築く。
戸塚中継所、先頭の東京国際・ヴィンセントが1時間05分49秒の区間新記録でタスキリレー。その後、創価、東海、日本体育大、東洋と続く。駒澤・田澤廉は7人抜きの8位、1区6位の青山学院は13位に後退。1位首位の法政は16位まで大きく順位を下げてしまった。

3区では東海大の1年生・石原翔太郎が先頭の東京国際大を猛追。戸塚中継所での1分01秒差から、7.6キロの藤沢で26秒差まで縮め、11.5キロで首位浮上。その後も快走を続け、平塚中継所をトップでタスキリレー。34秒差の2位に創価大、駒澤は5つ順位を上げて3位。2区首位の東国大は4位に後退。帝京・遠藤大地は8人抜きで6位まで押し上げた。

4区、前回の10区で区間新をマークした創価・嶋津雄大が激走。5.5キロで東海・佐伯陽生をかわして首位に立つ。後半に入ると東海と駒大が2位争いを繰り広げたが、17キロ過ぎに駒澤が単独2位。東海大はその後も東国大にも抜かれてしまう。
往路アンカーの待つ小田原中継所、創価・嶋津が先頭でタスキリレー。1分33秒遅れて駒澤が2位、早稲田3位、東国大4位、東洋5位、東海は6位まで順位を落とす。

山登り区間の5区、東洋と駒澤が激しい2位争い。先頭を行く創価・三上雄太は、さらに2位との差を拡げにかかる。13キロ過ぎに東洋・宮下隼人が引き離すが、駒澤・鈴木芽吹も食らいつく。
創価・三上は最後まで首位の座を守り切り、ゴール・芦ノ湖を先頭でフィニッシュ!出場4回目の創価大学が往路優勝!トップから2分14秒差で東洋が2位、駒澤3位、その後に帝京、東海、東国大、順天堂、神奈川大、国学院、拓殖大と続き、早稲田が11位、青学は12位でゴールしました。




往路 成績
1位 創価大学    5:28:08
2位 東洋大学    5:30:22
3位 駒沢大学    5:30:29
4位 帝京大学    5:30:39
5位 東海大学    5:31:35
6位 東京国際大学  5:32:06
7位 順天堂大学   5:33:31
8位 神奈川大学   5:33:40
9位 国学院大学   5:34:52
10位 拓殖大学   5:35:01
11位 早稲田大学   5:35:12
12位 青山学院大学 5:35:43
13位 城西大学   5:35:44
14位 明治大学   5:36:03
15位 日本体育大学 5:36:38
16位 法政大学   5:37:14
17位 国士舘大学  5:37:48
18位 山梨学院大学 5:38:38
19位 中央大学   5:39:17
20位 専修大学   5:49:56
OP 関東学生連合 5:45:46


今大会の箱根駅伝の往路は、4区まで首位が入れ替わる激戦となりましたが、創価大学が5時間28分08秒のタイムで往路初優勝を果たしました。東洋大学が2位、駒大が3位、帝京大学も5区のランナーが好走して4位フィニッシュ。2年前の覇者・東海大は5位。
前回総合2位の国学院は9位、シード権内の10位には拓殖大学が入り、早稲田と青学は共にシード圏外で往路を終えました。

波乱の往路を制した創価大学は、1区3位のあと、2区と3区で2位、4区で首位に立ち、5区もそのままトップ。を1区の福田悠一選手が3位、2区のムルワ選手が区間6位、3区の葛西潤選手は区間3位。そして、往路優勝の立役者・嶋津雄大も区間2位、5区の三上雄太も区間2位。区間賞ゼロながらも、それぞれ安定した記録を残しての優勝でした。復路も波に乗れば、総合優勝もあり得るかもしれません。
前回優勝の青山学院大学はまさかの往路12位。創価大とは7分36秒差も離れたから総合2連覇はもう絶望。2区で13位に沈むと、その後も順位を挽回できず、5区の竹石尚人選手が脚のけいれんで何度も立ち止まるという大ブレーキを起こしました。留年して挑戦したのに、チームに迷惑をかけてしまった。復路では王者の意地を見せたいところではあるが・・・。






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第96回箱根駅伝 やっぱり強かった!青山学院大学王座奪還!

2020年01月04日 | Sports


第96回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、3日に後半の復路が行われました。前半の往路は2区から5区まで区間新記録が続出しましたが、青山学院大学が2年ぶりの往路優勝を果たしました。国学院大学が2位、東京国際大学が3位、前回優勝の東海大学は4位で復路を迎えます。青学が復路も逃げ切って王座返り咲き?あるいは東海大の大逆転なるか?そして、シード権争いの行方はどうなった?




山下り区間の6区、往路トップの青学・谷野航平が午前8時ちょうどに芦ノ湖を出発。それから1分33秒後に2位の国学院、3分17秒後に東国大、さらに5秒遅れて東海大と次々とスタートしていきます。
青学の谷野が順調に首位をひた走る中、東海・館澤亨次が猛追。スタート直後に3位に上がると、小涌園前(9.1Km)でスタート時から1分近く差を詰める。
一方、往路11位の東洋大は今西駿介が力走。小涌園前を9位で通過すると、15.6キロ過ぎに創価大を抜いて8位に浮上。
小田原中継所、先頭の青学・谷野が2位に2分16秒差をつけて7区の中村友哉にタスキ渡し。国学院が死守し、東海・館澤は3位でタスキリレー。首位青学との差は2分21秒。館澤は57分17秒のタイムで駆け抜け、区間新記録を達成。
この後、東国大、明治、駒澤と続き、東洋・今西が4人を抜いて7位で通過。シード争いでは、中央学院が9位、創価が10位。往路10位の拓殖が11位、往路9位の早稲田が12位と順位を落とした。



7区、国学院・木付琳と東海・松崎咲人が激しい2位争いを繰り広げる。1キロ手前で松崎が木付に追いつくと、2.2Kmで松崎が前に出るが、木付も並ぶ。しかし、12キロ過ぎに松崎が突き放して東海大が単独2位浮上。
後方では、5位でタスキを受けた明治の阿部弘輝が、青学・中村、東海・松崎を上回るペースで走り、11.6Kmで東国大を抜いて4位に浮上。
先頭の青学・中村は、終始安定した走りを続け、平塚中継所で8区・岩見秀哉にタスキをつなぐ。それから2分1秒遅れて東海・松崎が2番手で通過。東海の8区は区間記録保持者の小松陽平だ。国学院が3位のあと、明大・阿部が4位でタスキ渡し。1時間01分40秒の区間新を打ち立てました。
シード権争いはここでも変動があり、早稲田が3つ順位を上げて9位、中央学院も10位。創価は県外の11位に落ちる。中央学院まで37秒、早大まで41秒差。拓殖はまた順位を1つ下げて12位。


8区、逃げる青学・岩見に対し、東海・小松が追いかけるが、茅ケ崎のところで2分10秒差と開き、遊行寺坂のところで2分5秒差。
一方、シード争いでは9位の早稲田が10位の中央学院との差を拡げ、11位の創価・鈴木大海が追い上げ、13.2キロで創価が10位に浮上。しかし、中央学院・藤井雄大も食らいつき、両者のデッドヒートが続く。
平塚中継所も青学がトップで通過し、東海大は2分差の2位。帝京が6位に浮上。中央学院が10番手で通過し、創価は7秒遅れの11位。


復路エース区間の9区、青学は神林勇太が区間新ペースの好走を続け、2位・東海大との差を拡げ続け、生麦のところで約3分の差をつけた。
中央学院VS創価の争いでは、権太坂で中央学院が10秒リードすると、横浜駅前で22秒差、生麦で37秒まで開く。
アンカーの待つ鶴見中継所。青学・神林は終盤ペースが落ちたが、それでも区間トップの好走で、10区の湯原慶吾にタスキリレー。東海大は3分42秒遅れの2位。さらに東国大・相沢悠斗が2人抜いて3位に返り咲き。明治が4位、国学院は5位に後退。中央学院は創価に1分19秒の差をつけてシード圏内の10位。11位の創価は初シードが厳しくなったか?
そして首位・青学が通過してから20分後、日体大、日大、筑波の3チームが繰り上げスタートとなりました。


いよいよ最終10区。ここでは3位争いとシード権争いにドラマがありました。3位争いの方は、4位の明治が3位・東国大に追いつくと、さらには5位・国学院と6位の帝京も接近。17.5キロ辺り4チームが一団の状態になった。
シード争いの方は、11位でタスキを受けた創価の嶋津雄大が怒涛の追い上げを見せ、鎌田で18秒差まで詰めると、9.5キロで中央学院をかわして10位に浮上。新八ッ山橋のところで上位陣より速いタイムで走り、区間記録を塗り替える勢いだ。
青学のアンカー・湯原は余裕の走りを見せ、東京・大手町の読売新聞本社前を笑顔でフィニッシュ!青山学院大学が2年ぶりの箱根駅伝総合優勝!東海大・郡司陽大は3分02秒遅れての2位でゴール。
混戦の3位争いは、残り1キロで国学院・殿地琢朗がスパートを仕掛けると、帝京、東国大も追撃。明治はついて行けず。最後は国学院が3位でゴールし、その後に帝京4位、東国大は5位で初シード獲得!
創価・嶋津は終盤になっても勢いは止まらず、東洋大まで抜いて9位でゴール!1時間08分40秒の区間新記録をマークし、チームをシード権獲得に導きました!東洋大はアンカーが苦戦して10位でゴール。そして中央学院が東洋から遅れること1分59秒後に11番目でフィニッシュしました。



第96回箱根駅伝 総合成績
1位 青山学院大学 10:45:23 ※大会新
2位 東海大学   10:48:25 ※大会新
3位 国学院大学  10:54:20
4位 帝京大学   10:54:23
5位 東京国際大学 10:54:27
6位 明治大学   10:54:46
7位 早稲田大学  10:57:43
8位 駒澤大学   10:57:44
9位 創価大学   10:58:17
10位 東洋大学   10:59:11
(※10位までが次回大会のシード権獲得)
11位 中央学院大学 11:01:10
12位 中央大学   11:03:39
13位 拓殖大学   11:04:28
14位 順天堂大学  11:06:45
15位 法政大学   11:07:23
16位 神奈川大学  11:07:26
17位 日本体育大学 11:10:32
18位 日本大学   11:10:37
19位 国士舘大   11:13:33
20位 筑波大学   11:16:13
   関東学生連合 11:12:34


復路区間賞
6区20.8キロ 館澤亨次 東海大 57:17 ※区間新
7区21.3キロ 阿部弘輝 明治大 1:01:40 ※区間新
8区21.4キロ 小松陽平 東海大 1:04:24
9区23.1キロ 神林勇太 青山学院大 1:08:13
10区23.0キロ 嶋津雄大 創価大 1:08:40 ※区間新



令和初、東京五輪イヤーの箱根駅伝は、青山学院大学が10時間45分23秒の大会新記録で、2年ぶり5回目の総合優勝を果たしました。前回王者の東海大学は2位に終わり、国学院大が過去最高の総合3位。総合5位の東京国際大学と総合9位の創価大学は初めてのシード権を獲得。早稲田と明治もシードに返り咲き。
往路で出遅れた東洋大学は一時は7位まで順位を上げましたが、アンカーが3人も抜かれて10位。辛くも15年連続でシード権を確保。2区で区間新を出した相澤晃選手が大会MVPに選ばれました。ただ、来シーズン以降が不安な気がします。
6年連続シードを逃した中央学院、法政大学、順天堂、拓殖は予選会に回ることに。
復路の区間賞は、3区間で区間新記録が生まれ、10区の嶋津選手(創価)は、生まれつき「網膜色素変性症」という目の病気を患っていますが、そのハンディキャップを乗り越える激走で、初シードの立役者となりました。

復路で逃げ切って王座奪還を果たした青山学院大学。「やっぱり大作戦」の名の通り、やっぱり強かったです。往路で1分33秒差をつけ、復路でも独走態勢を築いて、3分以上の大差で圧勝しました。区間賞を獲得したのは、4区の吉田祐也選手と9区の神林選手の2人のみ。総合力の高さで優勝を掴みとりました。
昨年の箱根駅伝で優勝を逃し、今季も出雲大学駅伝で5位、全日本大学駅伝で2位に終わりましたが、なんとか無冠は免れました。東国大・創価・国学院といった新興勢力が台頭しても、青学の時代はまだまだ続きそうですね。





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第96回箱根駅伝 往路は区間新記録ラッシュ!

2020年01月03日 | Sports

第96回東京箱根間往復大学駅伝競走は、2日に前半の往路(5区間 107.5Km)が行われました。今年は前回王者・東海大学、王座奪還を狙う青山学院大学、出雲大学駅伝優勝の国学院大学、東洋大学、駒沢大学の「5強」が優勝候補として挙げられ、さらに予選会トップの東京国際大学、26年ぶりの筑波大学、創価大学、早稲田大学ら、20校+関東学生連合の21チームが出場しました。



午前8時に東京・大手町の読売新聞本社前を21チームが一斉にスタートし、最初の5キロを14分23秒、10キロを28分48秒で通過で通過。後半に入ると先頭集団のふるい落としが始まり、東洋・西山和弥、駒澤・中村大聖が集団から遅れてしまう。
18キロ過ぎに国学院・藤木宏太が集団から抜け出す。しかし、創価・米満怜が20キロで2位に上がると、21キロ手前で藤木を捕らえて首位に浮上。そのまま鶴見中継所を創価大が先頭でタスキリレー。国学院は5秒差の2位、3位・日体大、東海は10秒差の4位、青学大・吉田圭太は18秒遅れの7位。駒澤は9位、東京国際大は13位、東洋は14位と出遅れた。

各校のエースが集う華の2区、創価・ムイル、東海大・塩澤稀夕、国学院・土方英和、青学・岸本大紀、早稲田、中央学院、日体大の7チームが先頭集団を形成。
一方後方では、東洋・相澤晃と東国大・伊藤達彦が並走し、前のチームを追いかける。15キロまでに相澤は6人抜き、伊藤は4人を抜いた。
16キロ手前で早稲田・太田智樹が前に出るが、東海・塩澤、青学・岸本も離れない。戸塚中継所まで残り500mのところで岸本がラストスパートを仕掛けると、早稲田・東海・国学院の追撃を振り切り、戸塚中継所をトップで通過。1秒差で早稲田が2位、さらに東海、国学院と続く。1区トップだった創価は6位に下がり、東洋・相澤が7番手で通過。14位から7人抜きの力走、1時間5分57秒の区間新記録を樹立!さらに東国大・伊藤も8位でタスキを渡した。優勝候補の一角である駒大は13位。

3区、8位でタスキを受け取った東国大・ヴィンセントが驚異の走りを披露。最初の2キロで2人を抜くと、9キロ地点で3位、10キロで国学院を抜いて2位に浮上。そして11.3キロで青学・鈴木塁人をかわして首位に躍り出た。鈴木も笑顔で譲っていました。
後方では駒大の1年生・田澤廉がごぼう抜き。戸塚13位スタートから、13.33キロで7位に浮上すると、18キロで早稲田を抜いて6位までジャンプアップ。19キロ手前、国学院・青木祐人と青学・鈴木が2位争いを繰り広げる。
首位をひた走るヴィンセントは、後続との差をさらに広げ、平塚中継所をトップでタスキ渡し。21.4キロを59分25秒で走り切り、区間新記録。青学と国学院の2位争いは、青学が2位を死守し、国学院は5秒遅れの3位。このあと、帝京・遠藤大地が4位、東海は首位から2分11秒差の5位、駒澤・田澤は6位。東洋は10位に下がった。

4区、2位の青学・吉田祐也が、先頭の東国大・佐伯涼を猛追。平塚中継所での1分21秒差から、9キロ過ぎに33秒差まで縮める。13キロ過ぎに吉田祐が佐伯に追いつき、13.8キロで吉田祐が首位に立つ。終盤になってもペースは落ちず、佐伯との差を大きく拡げ、小田原中継所で往路アンカー・飯田貴之にタスキを渡した。1時間00分30秒とこれもまた区間新記録だ!
東国大は1分02秒遅れの2位、国学院は浦野雄平が1分28秒差の3位でタスキを受けた。その後、東海と帝京が同時で通過。駒大は6位で通過し、東洋は14位とさらに順位を落としてしまった。

山登り区間の5区、国学院・浦野が函嶺洞門(3.6キロ)のところで東国大を抜いて2位に浮上。小涌園前(11.7キロ)では、青学・飯田に1分09秒差まで詰める。青学・飯田は終盤にその差を拡げ、最後まで首位を守り切ってゴールイン!青山学院大学が5時間21分17秒のタイムで往路優勝を果たしました。
国学院・浦野は1分33秒遅れの2位フィニッシュ。3位争いは東京国際大が制し、東海大は往路4位。その後、明治、帝京、創価、駒澤、早稲田、拓殖と続き、東洋はシード圏外の11位フィニッシュ。


往路成績
1位 青山学院大学 5時間21分16秒
2位 国学院大学  5時間22分49秒
3位 東京国際大学 5時間24分33秒
4位 東海大学   5時間24分38秒
5位 明治大学   5時間27分11秒
6位 帝京大学   5時間27分15秒
7位 創価大学   5時間27分34秒
8位 駒沢大学   5時間27分41秒
9位 早稲田大学  5時間28分48秒
10位 拓殖大学   5時間29分08秒
11位 東洋大学   5時間29分15秒
12位 中央学院大学 5時間29分17秒
13位 中央大学   5時間31分40秒
14位 順天堂大学  5時間31分52秒
15位 日本大学   5時間32分53秒
16位 法政大学   5時間33分00秒
17位 神奈川大学  5時間34分11秒
18位 日本体育大学 5時間34分35秒
19位 筑波大学   5時間37分53秒
20位 国士舘大学  5時間38分37秒
OP  関東学生連合 5時間34分54秒

区間賞
1区 米満怜 (創価大) 1時間01分13秒
2区 相澤晃 (東洋大) 1時間05分57秒
3区 ヴィンセント(東国大) 59分25秒
4区 吉田祐也(青学大) 1時間00分30秒
5区 宮下隼人(東洋大) 1時間10分25秒


令和初の箱根駅伝の往路は、2区から5区まで区間新記録が続出。4位の東海大学まで往路新記録をマークするという空前絶後の「超高速レース」となりました。2区の相澤選手が史上初の1時間5分台を叩き出すと、3区のヴィンセント選手は1時間を切るタイムで走り切り、従来の記録(1時間1分26秒)を2分以上も更新しました。
往路優勝の青山学院大学は、昨年の東洋大の5時間26分31秒の往路記録を5分以上も上回りました。2区で1年生の岸本選手が好走すると、4区の吉田選手が区間新記録の快走。選手として最後のレースで最高の結果を残しました。今大会は「やっぱり大作戦」を掲げていますが、往路の時点で「やっぱり強い」という印象を受けました。復路も首位の座を守り切って王座返り咲きとなるでしょうか?
2位の国学院、3位の東京国際大は往路最高順位。大躍進の東国大は3度目の出場で初めてのシード権獲得となるか?前回王者の東海大は青学から3分22秒差の4位。復路には強力なメンバーが控えていますが、逆転はちょっと厳しいか?
往路3連覇を狙った東洋大学は2区の相澤選手と5区の宮下選手が区間賞を獲得しながらも、往路は11位フィニッシュ。1区の西山選手の出遅れが大誤算だし、3区と4区もダメでした。このチームは総合3位以内が11年も続いていますが、今年はシード権争いの中。もしシード圏外で終わったら、第81回大会以来15年ぶりの屈辱となります。東洋なら間違いなくシード圏内でフィニッシュするだろうと思いますが…。

3日の復路は、往路トップの青山学院大学が朝8時に芦ノ湖を出発。それから1分33秒後に国学院、東京国際大、東海と順番ごとにスタート。トップがスタートしてから10分後に13位の中央大学以下のチームが一斉スタートとなります。総合優勝争い、シード権争いの行方はどうなる?




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井上尚弥がノニト・ドネアを破り、WBSSバンタム級トーナメント優勝!

2019年11月08日 | Sports

WBA&IBF世界バンタム級王座統一戦兼ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント決勝戦「井上尚弥VSノニト・ドネア」が7日、さいたまスーパーアリーナで行われました。井上選手は1回戦でファン・カルロス・パヤノを1RでKOすると、準決勝ではエマヌエル・ロドリゲスに2Rで倒し、WBAに続きIBF王座を獲得しました。決勝の対戦相手であるドネア選手は5階級制覇を果たしたフィリピンの英雄で、現在WBAスーパー王座を保持。日本ボクシング史上最大のビッグマッチで、井上選手が「バンタム級世界一」の座を掴みとれるのか!?





第1ラウンドは井上・ドネア両者ともに左ジャブの差し合いで始まりますが、1分20秒過ぎに井上の左右のフックがドネアの画面を捉え、2分15秒辺りで右ストレートが当たります。ドネアも左ボディブローで反撃するが、最初のラウンドは井上が主導権を握った。
第2ラウンドも井上がドネアに圧力をかけ、1分5秒辺りで井上の左フックでドネアが後ろに下がる。しかし、残り51秒のところでドネアの左フックが井上の顔面を直撃。パンチを貰った井上は右瞼上を出血。
第3ラウンドは井上がプレスを掛けられながらも右ストレートを当てると、左フックも出す。第4ラウンドもドネアがプレスをかけ、井上が右のガードを高く上げて、左ジャブでリズムを取るという展開。残り30秒を切って、井上が右アッパーから左フックの連打を見せる。
第5ラウンド、1分経過後に井上が右ストレートが顔面直撃。さらに左ジャブを細かく当て続ける。残り26秒で井上の右ストレートでドネアの腰が落ちると、井上がドネアをコーナーを追い詰めてラッシュを仕掛けたが、ダウンを奪うまでには至らず。
第6ラウンドは一進一退の攻防の後、残り1分を切ってから井上の右のストレートが立て続けに当たる。
試合も後半戦に入り、第7ラウンドにドネアが右ストレートを伸ばすと、左ボディで井上のスタミナを削る。1分40秒過ぎにはドネアのワンツーが決まる。終盤に井上が左ジャブからの右ストレートを出すも、このラウンドはドネア優位という内容。
第8ラウンド、開始45秒にドネアの右ストレートが井上の顔面を捉えると、左右のボディ、フックも当たる。井上も連打を見せるが、残り30秒にドネアの右ストレートを貰うと、再び右目上に出血が目立つ。
9ラウンド、開始から攻勢に出るドネアが左のパンチで井上の顔面を跳ね上げると、右ストレートをクリーンヒット。井上はこれで膝が落ちるが、クリンチでダウンのピンチを凌いだ。
第10ラウンド、序盤から両者ともに細かくパンチを打ち合う。残り40秒で井上が右ストレート、左ジャブを当てると、重たい左ボディを炸裂。残り12秒で井上が右フックをヒットさせた後、連打も見せた。
第11ラウンド、井上の右ストレートと左フックがドネアの顔面を捉えると、左ボディと右ストレートの連打を決める。そして1分7秒頃、井上の右アッパーからの左ボディ→ドネアが顔をしかめて後ずさり→赤コーナー付近で膝をついてダウン。誰もが井上のKO勝ちかと思いきや、ドネアはカウント9で立ち上がった。再開後も井上が怒涛のラッシュでドネアを追い詰めた。
最終第12ラウンド、ドネアが井上のボディ攻撃を受けながらも前進を続け、井上も連打を見せて試合終了。
試合は判定の結果、116-111、117-109、114-113で3者ともに井上を支持。井上尚弥がドネアを判定で下し、WBSSトーナメント優勝を果たしました。





井上尚弥選手とドネア選手のバンタム級頂上決戦は、最終ラウンド終了のゴングが鳴るまで白熱した一戦でした。2019年の日本のボクシングの年間最高試合決定です!
井上選手がドネア選手を早くKOするんじゃないかと思いましたが、ドネア選手の左フックで右瞼の上をカット、さらには鼻血まで出る事態。9ラウンドにはダウン寸前まで追い込まれました。それでも11ラウンドにボディブローでダウンを奪い判定勝ち。KO勝ちの多い井上選手が12ラウンドを戦ったのは、プロになってから2度目です。内容的には大苦戦だったけれど、ドネア選手とフルラウンドまで戦えたのは、貴重な経験になると思います。
ドネア選手も試合後の取材で「井上尚弥が真のチャンピオンだった。自分のパンチを耐えられる選手は今まででいない」とコメント。ドネア選手もアウェーの中で井上選手を追い詰めたところはレジェンドの意地とプライドを感じました。
これで井上尚弥選手は、WBAスーパー王座を獲得して通算3度目の防衛、IBF王座は初防衛に成功。さらにはWBSSトーナメント優勝で「モハメド・アリトロフィー」と1億円超の優勝賞金まで獲得しました。
試合後にはアメリカのボクシングプロモート会社「トップランク社」との契約を発表。今後はWBC王座統一戦で井上拓真選手(尚弥の弟。暫定王者でした)に勝利したノルディ・ウーバーリか、WBO王座のゾラニ・テテがターゲットになるでしょう。ウーバーリ選手は尚弥選手との対戦を希望していて、来年にもWBA・IBF・WBCの3団体統一戦が実現するかもしれません。場所はボクシングの聖地・ラスベガスかな?
「バンタム級現役最強」に輝いた井上選手、今はドネア戦でできた傷を治して、また新たな伝説を作ってくれることを期待しています。

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