日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

リアファルが芝転向2連勝で菊の切符GET!オールカマーは牝馬ワンツー決着!

2015年09月27日 | 競馬

9月最終週の27日は、東西で秋のGⅠに向けての重要なGⅡレースがありました。阪神競馬場では菊花賞トライアル「神戸新聞杯」が行われ、骨折から復帰したリアルスティールが登場。中山競馬場の古馬重賞「産経賞オールカマー」は、ロゴタイプ、ヌーヴォレコルト、ショウナンパンドラのGⅠ馬3頭が参戦しました。




阪神メイン・第63回神戸新聞杯(GⅡ・芝2400m)には、菊花賞を目指す3歳馬15頭が出走。春のクラシックの雪辱に燃える⑤リアルスティール、4戦3勝の関東馬⑮マッサビエル、デビュー2連勝の後、骨折で春を棒に振ってしまった⑧キロハナ、京都新聞杯3着⑦アルバートドック、ダートから芝に転向した⑥リアファル、ほかにも⑨トーセンバジル、⑬ティルナノーグ、⑩タガノエスプレッソなどがエントリー。
スタンド前からのスタートは、15頭ほぼ綺麗に飛び出す。先行争いで真ん中のリアファル、外からティルナノーグが先手を取りに行き、リアルスティールは7番手の位置につけ、キロハナとアルバートドックは中団グループ、マッサビエルが最後方でスタンド前を通過した。
1,2コーナーから向正面に向かうところで、リアファルが単独で先頭、ティルナノーグが2番手追走、3番手に⑭ゼンノブレーメン、内側4番手②レッドソロモンが並び、その後ろの5番手に④レッドアルティスタ。6,7番手の位置に⑪バイガエシと①サンライズセンス、中団の8番手にリアルスティール。馬群待機からどうやって抜け出すのか?9~11番手集団には、⑫サラトガスピリット・キロハナ・③ジュンスパーカルの3頭が固まっている。後方グループはタガノエスプレッソ、トーセンバジル、アルバートドック、マッサビエルという展開。
外回り3コーナーに差し掛かり、先頭を行くリアファルは前半1200mを1分15秒5で通過。スローペースで逃げている。ティルナが2番手をキープし、ソロモンとアルティスタも好位置につけている。リアスティはまだ中団馬群にいる。外からはマッサが中団まで押し上げ、リアスティに接近。さらにはサラトガも動いてきた。4コーナーに入るところで15頭一団の状態。
最後の直線コースに差し掛かり、リアファルがまだ先頭で逃げ粘り、後続からレッドソロモンとバイガエシが追い上げる。大外からリアルスティールが脚を伸ばし、2番手まで浮上する。ゴールまで残り200mを切り、リアファルが独走し、リアスティが2番手からゴール前差を詰めるが、リアファルがそのまま1着ゴールイン!まんまと逃げ切り勝ちを決めたリアファル、リアルスティールを抑えて神戸新聞杯を制しました。


ドゥラメンテ不在の3歳戦線に新星誕生!単勝3番人気のリアファルが、道中スローペースで逃げ続け、直線でリアルスティールの追撃を振り切り、最後は2馬身差の快勝を収めました。単勝1.9倍と断然の1番人気を集めたリアルスティールは2着。休み明けというのもありましたが、完敗といったところか。3着にはトーセンバジルが入り、上位3頭が菊花賞の優先出走権を手にしました。4番人気のアルバートドックは7着、2番人気マッサビエルは13着、5番人気・キロハナはブービーの14着に終わりました。
勝ったリアファルは、栗東・音無秀孝厩舎に所属し、父・ゼンノロブロイ、母・クリソプレーズ(母の父・エルコンドルパサー)という血統。JRA重賞初挑戦で初勝利を飾り、通算成績8戦4勝としました。デビュー当初はダートを専ら走っていて、交流重賞の「兵庫チャンピオンシップ」ではクロスクリーガー(21日に急死…。合掌)の2着でした。7戦目のマレーシアカップ(7月18日@中京)で初めて芝のレース挑み、古馬勢を破って1着。そして今回も勝利し、芝転向後2連勝を果たしました。芝適性高いですね~。菊花賞でも神戸新聞杯のようにスローペースに持ち込めば、上位での好走が期待できるかも。

菊花賞のトライアルレースが終わり、セントライト記念組からはキタサンブラック、ミュゼエイリアン、ジュンツバサの3頭、神戸新聞杯組からリアファル、リアルスティール、トーセンバジルの3頭が菊花賞の切符を手にしました。リアファルが3連勝でGⅠ制覇か、キタサンブラック勝利で北島三郎さんのライブ実現か?それともサトノラーゼン、リアルスティールの巻き返しはあるのか?牡馬クラシック最後の1冠をかけた一戦は、波乱の予感。



中山メイン・第61回産経賞オールカマー(GⅡ・芝2200m 15頭立て)は、GⅠ2勝⑥ロゴタイプ、2014年オークス馬④ヌーヴォレコルト、秋華賞馬③ショウナンパンドラのGⅠホース3頭に加え、新潟記念2着⑤マイネルミラノ、シンガポール航空国際カップで4着⑫マイネルフロスト、マーメイドステークス2着⑭マリアライト、2013年菊花賞2着⑮サトノノブレス、中山コースで2勝⑦レッドレイヴン、⑨ミトラ、⑪タマモベストプレイ、⑬メイショウナルトなどが参戦しました、
スタートでレッドレイヴンが後手を踏む。好スタートを切ったロゴタイプが行くかと思いきや、マイネルミラノが前を行き、メイショウナルトが2番手に上がり、ロゴタイプは3番手。ヌーヴォレコルトは5番手グループの一角、ショウナンパンドラは10番手、マリアライト11番手、①セキショウが最後方でスタンド前を通過した。
1コーナーを回ったところで縦長の状態となり、外回り2コーナーに向かうところで、マイネルミラノが先頭、⑩メイショウカドマツが2番手を奪い、ロゴタイプは3番手に控える。4番手メイショウナルトの後ろの5番手グループには、内側にヌーヴォレコルト、真ん中ミトラ、外側サトノノブレス。8番手にタマモベストプレイ、9番手②オーシャンブルー、ショウナンパンドラは中団よりやや後ろの10番手追走。11,12番手の位置にマイネルフロストとマリアライト、13番手⑧メイショウカンパク、14番手レッドレイヴン、セキショウがポツンとしんがりという展開。
3コーナーに入り、先頭ミラノ、2番手カドマツ、ロゴ3番手、4番手ナルトは変わらず。ノブレスとミトラが5,6番手で並び、ヌーヴォは7番手に下がる。ヌーヴォの背後にはショウパンがいるぞ。4コーナーから直線コースに入り、メイショウカドマツがマイネルミラノを捕らえようとするところで、ヌーヴォレコルトが最内を突いて先頭に躍り出る。イン差しで勝った中山記念の再現か?いやしかし、外からショウナンパンドラが鋭く脚を伸ばしてきた!ロゴタイプは3番手に上がるも、勝負はヌーヴォとショウパンの2頭の一騎打ち。ラスト100mを切ってショウパンがヌーヴォを抜かし、そのまま突き放してFINISH!ショウナンパンドラが鮮やかに差し切りました!


GⅠ馬3頭が出走した今年のオールカマーは、単勝3番人気のショウナンパンドラが優勝。単勝1番人気のヌーヴォレコルトが2着に入り、4歳牝馬のワンツー決着。オールカマーの牝馬ワンツーは、1995年(ヒシアマゾン&アイリッシュダンス)以来20年ぶりだそうです。3着にはミトラが入り、2番人気のロゴタイプは4着でした。GⅠ2勝をもたらしたミルコ・デムーロ騎手とのコンビで復活勝利を狙ったんですが…。
ショウナンパンドラは昨年の秋華賞以来の勝利で、重賞2勝目をマーク。この勝利で秋の天皇賞の優先出走権を獲得しました。前走の宝塚記念では3着と健闘し、この日は中団より後ろの位置に控えると、4コーナーで内側から外へ進路を変え、直線で一気に突き抜けました。これでヌーヴォレコルトとの直接対決では3勝2敗と白星先行。今回の内容なら左回りの秋天より、エリザベス女王杯でも勝てるんじゃないかな?




来週・10月4日は、中山競馬場で秋のGⅠ開幕戦・スプリンターズステークスが行われます。高松宮記念3着・ミッキーアイル、サマースプリントシリーズ覇者・ベルカント、セントウルステークスを勝ったアクティブミノル、CBC賞覇者・ウリウリ、函館スプリントステークスを勝ったティーハーフ、キーンランドカップ優勝・ウキヨノカゼ、ヴィクトリアマイルを制したストレイトガール、昨年の宮記念以降勝ち星がないコパノリチャード、スプリントGⅠ2着2回・ハクサンムーンなどが登録。そして、香港からリッチタペストリーが参戦します。高松宮記念では香港馬・エアロヴェロシティが勝利しましたが、スプリンターズステークスでは日本馬が意地を見せられるでしょうか?



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