日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

大相撲初場所2021 大栄翔が埼玉県出身力士として初優勝!

2021年01月24日 | Sports

今月10日から両国国技館で行われていた「大相撲初場所」は、24日に千秋楽を迎えました。今場所直前に横綱・白鵬関が新型コロナウイルスに感染したり、横綱昇進の期待が高かった大関・貴景勝関が序盤から黒星が先行して途中休場。注目の優勝争いは、前頭筆頭の大栄翔関が14日目終了時点で12勝2敗と単独トップ。この日の千秋楽で勝てば、自身初優勝となりますが・・・。


この日の大栄翔は、隠岐の海と対戦。立ち合いで勢い良く隠岐の海にぶつかると、一気の突き押しで土俵際に追い込み、最後は土俵外に押し出して勝負あり(決まり手=突き出し)。大栄翔が13勝目を挙げ、幕内初優勝を決めました!


2016年の琴奨菊から始まり、2017年の稀勢の里、2018年の栃ノ心、2019年の玉鷲、昨年の徳勝龍と、初場所での初優勝力士が5年間も続き、今年は埼玉県出身、追手風部屋所属の大栄翔関が初優勝。これでもう6年連続で初優勝の力士が誕生。「荒れる初場所」は今年も健在ですね。
埼玉で相撲と言えば、埼玉栄高校が「高校相撲界の名門校」として有名で、数多くの幕内力士を輩出。相撲部屋も追手風部屋をはじめ、入間川部屋、二子山部屋(元大関・雅山が師匠)、湊部屋と県内に4か所あります。しかし、本場所の幕内で優勝した力士は昨年まで0人。長い間「優勝空白県」と言われていましたが、今年ついに大栄翔が埼玉勢として初優勝を果たしました。
大栄翔は朝霞市出身、埼玉栄高校に通い、卒業後は草加市にある追手風部屋に入門したという生粋の埼玉っ子。昨年9月の秋場所で関脇に昇進するも負け越し。今場所は西前頭筆頭に位置付け、初日に朝乃山、2日目に貴景勝、3日目に正代と3大関を撃破。その後も三役力士を次々と撃破し、初日から無傷の8連勝。9日目と11日目に黒星を喫しましたが、終盤の12日目から4連勝で締め括りました。最後まで集中力を切らしませんでしたね。
来場所の番付でどこに位置付けられるか気になるところですが、関脇になると思います。初場所で初優勝した力士は、その後に大ケガしたり、成績不振に陥ってるので、大栄翔関には今後も安定した成績を残してほしい。いつかは埼玉初の大関昇進を果たせたら・・・。