日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ダート界の新時代到来!カフェファラオが得意の舞台でGⅠ初勝利!

2021年02月21日 | 競馬

2021年のJRAのGⅠレース第1弾・第38回フェブラリーステークス(GⅠ・ダート1600m 16頭立て)が21日、東京競馬場で行われました。昨年の最優秀ダートホース・チュウワウィザードと、長期離脱中のクリソベリルというダート界の2強が不在という今年のフェブラリーは、2年前の勝ち馬②インティ、4歳馬③カフェファラオ、前哨戦の根岸ステークスを制した⑯レッドルゼル、東海ステークスを勝った⑭オーヴェルニュ、府中巧者⑨サンライズノヴァ、ダート1600m日本レコードホルダー⑥アルクトス、名門・角居勝彦厩舎にとってこれがラストGⅠ⑧ワイドファラオなどが参戦しました。



単勝のオッズは、1番人気がカフェファラオ(3.3倍)、2番人気アルクトス(4.7倍)、3番人気はサンライズノヴァとレッドルゼルが並び(6.0倍)、その後は⑬ソリストサンダー、オーヴェルニュ、インティ、⑦ワンダーリーデル、⑩エアスピネルと続きました。

スタートでサンライズノヴァと⑤サクセスエナジーがわずかに出遅れ。レッドルゼルが好スタートを決めたが、ダートコースに入ったところで①エアアルマス・④ヘリオス・ワイドファラオの3頭が先行争いを繰り広げる。4番手オーヴェルニュ、内側5番手にカフェファラオが控える。6番手アルクトス、7番手ワンダーリーデル、8番手⑫ヤマニンアンプリメ、9番手に⑪スマートダンディー、エアスピネルとレッドルゼルが10,11番手で並ぶ。後方グループには、12番手にソリストサンダー、13番手インティ、14番手サクセスエナジー、15番手⑮ミューチャリー(船橋)、サンライズノヴァが最後方を進む。
3,4コーナー中間のところで、先頭争いはワイファラとアルマスの2頭が並ぶ展開。カフェファラが3番手を追走し、オーヴェルニュ5番手、アルクトスは外側6番手あたり。ルゼルとエアスピは中団馬群、ソリスト・インティ・サンノヴァはまだ後ろの位置にいる。
4コーナーから最後の直線に入り、エアアルマスがワイドファラオをかわして先頭に躍り出る。ワンダーリーデルが最内を突き、カフェファラオが3番手から前を追う。アルクトスは5番手につけ、さらに後続からエアスピネルも追い込んで来た。残り200mで、カフェファラがアルマスを抜いて先頭に立つと、エアスピが2番手に上がり、ゴール前でカフェファラに迫ったが、カフェファラオが先頭でゴールイン!4歳馬カフェファラオ、待望のGⅠ初制覇です。


【フェブラリーステークス 全着順】
1着③カフェファラオ  1分33秒4
2着⑩エアスピネル    3/4馬身
3着⑦ワンダーリーデル  1馬身3/4
4着⑯レッドルゼル    1/2馬身
5着①エアアルマス    1馬身1/2
6着②インティ 
7着⑮ミューチャリー
8着⑬ソリストサンダー
9着⑥アルクトス 
10着⑫ヤマニンアンプリメ
11着⑨サンライズノヴァ 
12着⑪スマートダンディー
13着⑭オーヴェルニュ
14着⑧ワイドファラオ
15着⑤サクセスエナジー
16着④ヘリオス

単勝 ③ 330円
複勝 ③ 180円  ⑩ 510円  ⑦ 400円
枠連 2⃣-5⃣ 980円
馬連 ③-⑩ 6,620円
馬単 ③-⑩ 9,300円
ワイド ③-⑩ 2,130円  ③-⑦ 1,560円  ⑦-⑩ 3,620円
3連複 ③-⑦-⑩ 24,940円
3連単 ③-⑩-⑦ 101,710円


冬のダートマイル王決定戦は、アメリカンファラオ産駒のカフェファラオが1番人気に応えて快勝。3コーナーで3番手につけると、直線でスッと脚を伸ばし、先行するエアアルマスを捕らえました。2着には9番人気のエアスピネル、さらに3着には8番人気のワンダーリーデルが入りました。エアスピとリーデルは共に8歳馬、エアスピは上がり3ハロンでメンバー最速でした。ダートGⅠの舞台でベテランの底力を見ました。
3番人気のレッドルゼルは4着、2年前の覇者・インティは後方追走も及ばず6着。地方から参戦のミューチャリーが7着と健闘し、2番人気だったアルクトスは9着、府中巧者のサンライズノヴァは11着でした。

GⅠ初勝利のアメリカンファラオは、昨年のユニコーンステークス、シリウスステークスに続き、重賞3勝目。アメリカンファラオ産駒はJRAのGⅠ競走初勝利。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は、昨年のモズアスコットに続いて、フェブラリーステークス2連覇を達成。昨年はこの勝利を皮切りにGⅠ8勝をマーク。「アーモンドアイロス」の気配も見せてないから、今年もまたGⅠで大活躍しそうですね。
カフェファラオはGⅢ級でしっかり勝ち切るのに、GⅠではジャパンダートダービー7着、チャンピオンズカップ6着と2戦ともに結果が出ず。しかし、3度目の正直で悲願のGⅠ初タイトルを獲得し、「GⅠで勝負弱い」というイメージを払拭することができました。まだ4歳だから、さらにタイトル数を増やすと思いますが、脚の怪我には注意してほしいなって思います。






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