日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

浦和競馬にGⅠがやって来た!レモンポップがさきたま杯を完勝!

2024年06月19日 | 競馬

上半期のダート短距離王決定戦・第28回さきたま杯(GⅠ・ダート1400m 12頭立て)が19日、浦和競馬場で行われました。1997年の第1回目にGⅢからはじまり、2011年にGⅡに格上げ、そしてついに今年GⅠに昇格。浦和競馬場にとっても初めての常設GⅠとなりました。記念すべきGⅠ初年度の今年は、昨年の最優秀ダートホース⑦レモンポップ、昨年のJBCスプリントを制した兵庫の英雄⑤イグナイター、かしわ記念を勝った②シャマルのGⅠ馬3頭の他に、⑪タガノビューティー、⑨バスラットレオン、⑧サンライズホークのJRA勢、③サヨノグローリー、⑩オメガレインボー、④アマネラクーン、⑥ティーズダンクの浦和勢が参戦しました。(スピーディキック出てほしかったな・・・)



スタンド前のスタートで、ティーズダンクが少し躓くも大丈夫。先行争いで①アランバローズ(船橋)とシャマルの2頭が前に出ると、レモンポップも先行争いに加わる。イグナイター4番手、バスラットレオン5番手。サンライズホークは中団の後ろ、タガノビューティーは最後方でゴール板を通過。
1,2コーナーを過ぎて向正面に入り、アランバローズ先頭、2番手レモンポップ、3,4番手にシャマルとバスラットレオンが並ぶ。5番手にイグナイター、6番手オメガレインボー、7番手アマネラクーン、8番手サンライズホーク、9番手オメガビューティー、10番手サヨノグローリー、11番手ティーズダンク、最後方に⑫リコーシーウルフ(船橋)。
かなり縦長の状態で3コーナーを回り、レモンが早くも先頭、シャマルが2番手、イグナイターが3番手に浮上。バスラット4番手。ビューティー5番手に浮上。
4コーナーならラストの直線で、レモンポップがまだ先頭。イグナイターとシャマルが懸命に追いかけ、残り100mでイグナイターが2番手に上がる。しかし、レモンポップがそのまま押し切って先頭ゴール!イグナイター2着、シャマル3着、タガノビューティー追い上げるも4着まで。


【さきたま杯 全着順】
1着⑦レモンポップ 
2着⑤イグナイター 
3着②シャマル 
4着⑪タガノビューティー
5着③サヨノグローリー 
6着⑥ティーズダンク 
7着⑨バスラットレオン
8着⑩オメガレインボー
9着⑫リコーシーウルフ
10着④アマネラクーン 
11着⑧サンライズホーク
12着①アランバローズ 

【払戻金】
単勝 ⑦ 120円
複勝 ⑦ 100円  ⑤ 130円  ② 110円
枠複 5⃣-6⃣ 340円
枠単 6⃣-5⃣ 410円
馬複 ⑤-⑦ 360円
馬単 ⑦-⑤ 410円
ワイド ⑤-⑦ 170円  ②-⑦ 130円  ②-⑤ 300円
3連複 ②-⑤-⑦ 330円
3連単 ⑦-⑤-② 900円



GⅠとして最初のさきたま杯は、ダートGⅠ3勝のレモンポップが単勝1.2倍の圧倒的1番人気にしっかりと応えて快勝。先行するアランバローズをマークすると、3コーナーで先頭に浮上。ラストの直線ではイグナイターとシャマルの追い上げを抑えました。これでレモンポップはGⅠ4勝目。地方の交流GⅠは2勝目であります。鞍上の坂井瑠星騎手は浦和の交流重賞で初勝利です。
イグナイターはレモンポップから2馬身差の2着。昨年のマイルチャンピオンシップ南部杯では6馬身差をつけられましたが、その時よりは縮まりました。3着のシャマルは、黒船賞、かしわ記念に続いての重賞3連勝とはならず。海外遠征帰りのワンツー決着で、配当も堅く収まりました。
その他、4番人気のタガノビューティーが4着。浦和勢はサヨノグローリーが5着と掲示板を確保し、地元の意地を見せました。他にもティーズダンクが中央馬のバスラットレオンに先着しております。

レモンポップは昨年、ダートGⅠ3勝を挙げる活躍を見せて「JRA賞最優秀ダートホース」に選出。今年2月には「サウジカップ」に挑戦しましたが、12着と大敗しました。この日は前走から約4か月ぶりのレースでしたが、ダート国内最強の貫禄を示しました。観客たちも大喜びでしたなぁ。
下半期はかしわ記念をステップに、JBCスプリントもしくはチャンピオンズカップが目標かもしれません。アメリカの「ブリーダーズカップ」に行くのはあり得ない。中東で惨敗している馬が、アメリカで結果を残すとは思えないし。今年のJBCは佐賀競馬場で開催されるので、「ぜひ佐賀に来てほしい」と期待する九州のファンもたくさんいると思います。個人的にはレモンが右回りで勝つところも見てみたいですね。





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