日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

サウジカップ2025 フォーエバーヤングが香港最強馬を倒し海外GⅠ初制覇!

2025年02月23日 | 競馬

日本時間23日未明、サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で「2025サウジカップ(GⅠ・ダート1800m 14頭立て)」が行われました。日本からは、現役最強ダートホース⑤フォーエバーヤング、2023ドバイワールドカップ覇者⑩ウシュバテソーロ、JBCクラシック優勝⑬ウィルソンテソーロ、東京ダービー馬⑦ラムジェットの4頭が参戦。海外からは香港の英雄⑨ロマンチックウォリアー、ドバイターフ覇者④ファクトゥールシュヴァル(フランス)、⑫ウォークオブスターズ(UAE)、⑧ラトルンロール(アメリカ)、アルゼンチンからサウジに移籍した③エルコディゴ&⑥インテンスフォーミー、②ディファンデッド(アメリカ)などが出走しました。



スタートは14頭ほぼ揃って飛び出し、フォーエバーヤングが好スタートを決めると、ディファンデッド、ウォークオブスターズ、①アルムスマク(サウジアラビア)と共に先頭集団を形成。その後ろのグループにはロマンチックウォリアー、⑪ウェイトトゥエクセル(サウジ)、ラムジェット、エルゴディゴと続く。中団グループにインテンスフォーミー、ウィルソンテソーロは10番手あたり、11番手ファクトゥールシュヴァル(サウジ)、12番手⑭ウートンサン、13番手ラトルンロール、ウシュバテソーロは最後方。
3コーナーを通過し、フォーエバーはまだ先頭集団につけるが、ロマンチックが5番手から外に持ち出し、先頭集団に加わる。ディファンデッドウォークオブスターズ、アルムスマクを含めた5頭一団のまま4コーナーへ。ウィルソン6番手、ラムジェット中団馬群、ウシュバ依然として後方のまま。
4コーナーを回り、最後の直線コースに入ったところでロマンチックウォリアーが早くも先頭。フォーエバーヤングも2番手で食い下がる。ウィルソンテソーロが3番手だが、前2頭とは差がある。残り200mでフォーエバーが外に切り替えると、ロマンチックとの差を徐々に縮める。後続ではウシュバテソーロがもの凄い脚で上がって来て、ラムジェットも3番手争い。残り50mでフォーエバーとロマンチックの2頭が並ぶと、ゴール前でフォーエバーヤングが前に出て先頭ゴールイン!フォーエバーヤングがロマンチックウォリアーとのマッチレースを制し、悲願の海外GⅠ初制覇!!



1着賞金1000万ドルの世界最高額レース「サウジカップ」は、フォーエバーヤングが香港最強・ロマンチックウォリアーをゴール前で捕らえて優勝。4コーナー手前でロマンチックが先頭になり、フタをされて厳しいかと思われましたが、坂井瑠星騎手が外に進路を変えると、執念の末脚で差し切りました。ロマンチックウォリアーも初めてのダート戦なのに、強い内容でした。次のドバイワールドカップでも再戦が期待されますね。
その他の日本勢はウシュバテソーロが最後方から追い込んで3着。昨年の2着に続き、またも上位でフィニッシュ。ウィルソンテソーロが4着、ラムジェットは6着という結果でした。
フォーエバーヤングは前走の東京大賞典に続き、GⅠ2連勝。通算でも4勝目を挙げました。海外重賞は通算3勝目で、GⅠは3度目の挑戦で初勝利となります。日本馬がサウジカップを制したのは、2023年のパンサラッサに次いで史上2頭目。矢作芳人調教師はこのレース2勝目です。鞍上の坂井瑠星と馬主の藤田晋さんは共に海外GⅠ初勝利、その前に行われた「ネオムターフカップ」でもシンエンペラーが快勝し、「藤田軍団」はサウジカップデーで2勝を記録しています。
今回の勝利で日本円でおよそ15億円を獲得したフォーエバーヤングは、歴代獲得賞金総額が21億9350万2000円となり、日本馬の賞金ランクでアーモンドアイを抜いて3位に浮上。3着に入ったウシュバテソーロも3億円を獲得し、25億6361万6400円で歴代トップです。
次走のドバイWCでは、サウジより強力なメンバーが揃う可能性もあるので、さらに厳しい戦いになるかもしれませんが、海外GⅠ連勝を目指して頑張ってほしいです。






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