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2011年の秋GI開幕戦で、秋の最強スプリンター決定戦・第45回スプリンターズステークス(GI・1200m)が2日、中山競馬場で行われました。「グローバル・スプリント・チャレンジ」の第7戦であるこのレース、海外から3頭が参戦。その中でも通算成績21戦17勝、連対率100%を誇る「シンガポールの至宝」⑤ロケットマンが来日。ドバイゴールデンシャヒーン、クリスフライヤー国際スプリントといった短距離の国際GIを2勝し、スプリンターズSで3勝目を狙います。世界最強スプリンターが日本のファンの前で強い走りを見せてくれるのか?
対する日本勢は、「短距離界のエース」⑧ダッシャーゴーゴー、重賞3連勝と勢いに乗る⑩カレンチャン、サマースプリントシリーズ優勝馬⑭エーシンヴァーゴウ、⑥サンカルロ、⑦フィフスペトルなどが海外勢を迎え撃ちます。
直前の単勝の上位人気は、ロケットマンが単勝1.5倍という圧倒的1番人気に支持され、ダッシャーゴーゴーが2番人気(6.4倍)。10倍以下はこの上位2頭で、3番人気以降はカレンチャン、①ラッキーナイン(香港)、サンカルロ、フィフスペトルと続きました。
スタート前、各馬ゲート入りの真っ最中に⑬ビービーガルダンが放馬するというアクシデントが発生。場内がどよめく中、ガルダンは全速力で駆け抜け、係員が止めに入るもそれらをかわして逃げ続け、最終的には中山コースを3周近くも走り切った後、自力で1コーナーポケット(1600mスタート地点)に戻り、係員に捕獲されました。結局疲労顕著のため競走除外。放馬事件により発走時刻が10分以上も遅れ、鞍上の佐藤哲三騎手は左ろっ骨を骨折してしまいました。
放馬から約13分後に2度目のファンファーレが鳴り、15頭が無事にゲートイン完了。注目のスタートは、エーシンヴァーゴウが好スタートを切り、サンカルロがやや出遅れた格好。先行争いでは⑨ヘッドライナーと②パドトロワの2頭が競り合い、注目のロケットマンは3番手から。4番手集団に④エーシンリジル、①ラッキーナイン、ヴァーゴウがいる。中団の7番手にフィフスペトル、カレンチャンは9番手追走。少し離れた10番手にダッシャーゴーゴー、外側に⑯グリーンバーディー(香港)、サンカルロ12番手。後方グループには⑫アーバニティ、⑮サンダルフォン、⑪トウカイミステリーが最後方と言う展開。
3コーナーから残り600mを切り、ヘッドライナーとパドトロワの2頭が先頭で並び、エーシンヴァーゴウ3番手、ロケットマン内側の4番手、カレンチャンも外に持ち出して5番手まで進出。4コーナー手前でパドトロワが前に出ると、最内からラッキーナイン、間からエーシンヴァーゴウ、外からカレンチャンが襲いかかる。ロケットマンは前に塞がれて上がってこない!どうしたんだ!?残り100mでカレンチャンが先頭に立ち、そのまま一気に突き放してゴールイン!カレンチャン強し!短距離界に女傑誕生です!
全着順&払戻金
1着⑩ カレンチャン 1:07.4
2着③ パドトロワ 1 3/4
3着⑭ エーシンヴァーゴウ ハナ
4着⑤ ロケットマン 1/2
5着① ラッキーナイン クビ
6着⑦ フィフスペトル クビ
7着⑥ サンカルロ クビ
8着⑯ グリーンバーディー ハナ
9着⑪ トウカイミステリー 1
10着④ エーシンリジル クビ
11着⑧ ダッシャーゴーゴー クビ
12着⑮ サンダルフォン 1 1/4
13着⑫ アーバニティ クビ
14着⑨ ヘッドライナー クビ
15着② ケイアイアストン 2
除外⑬ ビービーガルダン
単勝 10 1120円
複勝 10 420円 3 1050円 14 610円
枠連 2-5 7260円
馬連 3-10 13030円
馬単 10-3 30430円
ワイド 3-10 3330円 10-14 1260円 3-14 4690円
3連複 3-10-14 25610円
3連単 10-3-14 212610円
世界最強スプリンター・ロケットマンが日本馬に対して格の違いを見せてくれるか期待していたのですが、結局勝ったのは4歳牝馬のカレンチャンでした。牝馬がこのレースを勝ったのは、2008年のスリープレスナイト以来3年ぶり。2着には直線まで先頭争いをしていたパドトロワ、3着にエーシンヴァーゴウが入り、4歳馬が1,2,3を独占する結果となり、3連単で21万円台の波乱決着となりました。1番人気だったロケットマンは4着、2番人気のダッシャーゴーゴーは終始見せ場を作れず11着惨敗に終わりました。
優勝したカレンチャンに騎乗した池添謙一騎手は、今年のGI3勝目で、スプリンターズステークスは通算2勝目。春GIではオルフェーヴルとのコンビでクラシック2冠を達成。秋GIの開幕戦に勝って幸先良いスタートを切り、クラシック三冠獲得に弾みをつけました。管理する安田隆行調教師は芝GI初勝利。同厩舎はこのレースに3頭出しで挑み、カレンチャン優勝、トウカイミステリー9着、ダッシャーが11着でした。
カレンチャンは今年に入ってから才能が開花し、山城ステークスでの快勝から連勝街道に突入。今年4月の阪神牝馬ステークスで重賞初勝利を飾ると、夏に入ってからは函館SS、札幌のキーンランドカップと北海道のスプリント重賞を同時制覇。自身4連勝で臨んだ今回、GI初挑戦で強敵・ロケットマンを破って5連勝を挙げ、一気に秋の短距離王に輝くのと同時に日本スプリント界の新エースとなりました。これだけの成績を収めており、最優秀短距離馬は間違いなし。12月には香港スプリントがありますが、挑戦するかは未定。連勝中でGIも取って波に乗っている今だからこそ香港に乗りこんで欲しいんですが…。来春は高松宮記念で短距離GIの秋春連覇がかかっています。カレンチャンの時代は今後も続くのか?
1番人気に支持されながらも4着に敗れたロケットマンは、デビューから続けていた連対記録が途切れました。放馬でスタート時間が遅れたこと、最後の直線で前を塞がれて行き馬を失ったのが敗因といえるでしょう。圧勝する姿を楽しみにしてたのにまさかの不発…。ホントにメッキが剥がれたような感じで失望したわ。
来週からは東京競馬場と京都競馬場の秋開催が開幕。9日には東京で毎日王冠、京都で京都大賞典、10日の体育の日は、ダート交流GI・マイルチャンピオンシップ南部杯が東京競馬場で行われ、南部杯にはトランセンドとエスポワールシチーの直接対決が実現。トランセンドは久々の日本でのレース、エスポワールは再起をかけて臨むでしょう。
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