福岡ソフトバンクホークスは5月2日から福岡ヤフオクドームで埼玉西武ライオンズとの3連戦。3位・西武と4位・ホークスのゲーム差はわずか「0.5差」。2日の試合でホークスが勝てば、西武と入れ替わって3位に浮上します。ソフトバンク・千賀滉大VS西武・キャンデラリオの先発で始まったこの試合、ホークス下位打線が大活躍です。
両チームのスタメン
ソフトバンク 埼玉西武
1(二)川﨑宗則 (中)秋山翔吾
2(遊)今宮健太 (遊)源田壮亮
3(中)柳田悠岐 (二)浅村栄斗
4(一)内川聖一 (三)中村剛也
5(指)デスパイネ (指)栗山巧
6(左)中村晃 (一)メヒア
7(三)松田宣浩 (左)外崎修汰
8(右)上林誠知 (右)田代将太郎
9(捕)甲斐拓也 (捕)炭谷銀仁朗
(投)千賀滉大 (投)キャンデラリオ
1回、ホークス先発・千賀が、2死1塁で西武4番・中村剛に2球目のスライダーを叩かれ、レフトスタンドへの2ラン本塁打を被弾し、2点を先取されます。ホークスはその裏、先頭の川崎が四球を選び、2死後に2塁への盗塁を狙ったが、敢え無く失敗に終わりました。
2回、ホークスは内川・中村晃・松田のヒットで満塁のチャンスを作る。上林三振で2死となった後、甲斐が西武先発・キャンデラリオの6球目を引っ張る。レフトへ飛んだ打球は意外に伸びて、ホームランテラスへ!甲斐拓也がまさかの満塁ホームランを放ち、ホークスが4-2と逆転します!
3回、内川の内野安打とデスパイネの四球で2死2,3塁と追加点のチャンスを迎え、上林がキャンデラリオの3球目を弾き返し、右中間スタンドへの3ラン本塁打。3点を追加し、7-2とリードを拡げます。
5回、先頭の中村晃が頭部に死球を受け、西武2番手・野田昇吾が危険球で退場となる。無死1塁で松田が西武3番手・福倉健太郎の初球をジャストミート!左中間に飛んだ打球は、そのままスタンドイン。松田の2試合連続ホームランで、9-2とリードは7点差に。
初回に2点を失った千賀は2回以降は立ち直り、大量リードにも恵まれたこともあり、落ち着いたピッチングで6回まで投げ抜きました。
8回、ホークス2番手・石川柊太が外崎に本塁打を打たれて1点を失いますが、その裏にホークスは2つの四球で無死1,2塁とし、デスパイネがライトフェンス直撃のタイムリーヒットで2点追加。なおも1死2塁で松田の右中間へのタイムリーヒットで12点目を挙げると、上林が初球カーブをしっかり合わせ、ライトホームランテラスへの2ラン本塁打。8回裏に一挙5点を奪い、14-3と勝利を決定づけます。
西武は9回に中村剛がこの日2本目の本塁打で4点目を挙げるも時すでに遅し。試合は14-4でホークスが圧勝しました。
パリーグ 2015年5月2日
ソフトバンクVS西武 4回戦
<ソフトバンク2勝2敗、ヤフオクドーム、観衆:35,006人>
西|200 000 011|4
ソ|043 020 05X|14
[勝] 千賀(4勝1敗)
[負] キャンデラリオ(0勝1敗)
[本] 甲斐(ソ/1号),上林(ソ/3号,4号),松田(ソ/2号)
中村(西/6号,7号),外崎(西/1号)
ゴールデンウィーク6連戦の初戦は、両チーム合わせて7発のホームラン合戦となりました。スコアではホークスが10点差で勝ち、ホームラン数でもホークス4本VS西武3本です。甲斐選手が逆転グランドスラムを打てば、上林選手は1試合2本塁打、松田選手は2試合連続アーチであります。一発攻勢で西武を下したホークス、3位浮上で久しぶりのAクラス返り咲きを果たしました。
この日のホークス打線は17安打で14得点。プロ入り7年目で嬉しい初ホームランを放った甲斐選手、ヒットで同点という場面でまさかの満塁ホームラン。内角高めの難しい球によく反応したのもそうだけど、テラスに持っていくことができたよなあ。次の打席では体勢を崩しながらもセンター前ヒットを放つと、その後にプロ初盗塁まで決めてみせました。打って走って大活躍の1日でした。
上林選手は3回に左中間スタンドへの3ラン本塁打、8回にはライトへの2ラン本塁打を放ち、この日3安打5打点を記録。2回の第1打席では満塁のチャンスで空振り三振に倒れましたが、2打席目に見事に挽回できましたね。松田選手は5回のホームランを含む4安打3打点の固め打ち。前の打者・中村選手の頭部死球の直後、松田選手が代わったばかりのピッチャーから2ラン本塁打。まさに怒りの一発でした。
下位打線3人の大当たりが目立ちましたが、4番の内川選手は3安打の猛打賞を記録すれば、ヤフオクドーム凱旋の川崎選手もヒット1本打っております。デスパイネ選手は8回に2点タイムリーを放ち、4試合連続で打点を挙げましたが、ヒットを打った後に右太ももに違和感を訴えてベンチに下がりました…。もしかして肉離れやっちゃったか?
投手陣のほうは、先発の千賀投手が6回まで92球を投げ、被安打2・4奪三振・1四球・2失点。初回におかわり君に2ラン本塁打を浴びましたが、2回から4回まで3イニング連続で3者凡退に抑えました。4試合連続2ケタ奪三振は逃したけど、自身4連勝となりました。中継ぎのほうは、2番手の石川投手が2イニングを投げ、9回は飯田優也投手が登板。千賀→石川→飯田の育成出身リレーが実現。でも、みんな仲良くホームラン打たれましたな。
5月3日の憲法記念日は、ソフトバンク・東浜巨VS西武・高橋光成の予告先発で行われます。現在2連勝中の東浜投手は、西武戦に1度登板し、6回途中4失点で負け投手となりました。今季2度目の西武戦で前回のリベンジを狙います。5月白星スタートのホークス、3日の試合も西武に勝って3位の座を死守だ。