2008年の世相を漢字一字で表すという「今年の漢字」が、12日に京都・清水寺で行われ、「変」という漢字が選ばれました。午後２時ごろに発表された後、清水寺・森清範貫主が大型の和紙で「変」を豪快に書き上げました。主催する日本漢字能力検定によると、応募総数約11万1200通の中で、第１位に選ばれた「変」は6031通の応募があったそうです。
今回選ばれた「変」は、株価と円相場の変動、日本の首相が変わったり、アメリカ大統領選挙でオバマ氏が当選と日米で政治の変革がありました。そのオバマ氏が「CHANGE」と唱えてましたね。ガソリンの値段も大きく変わり、４月にガソリン税廃止で安くなったけど、暫定税率復活でまた値段が上昇し、一時は170円台まで行きましたが、現在は１ℓ120円台と値下がりしました。政治・経済・スポーツ・生活面すべてにおいて「変」な一年でした。
トップ10は、２位に金融危機や物価上昇と何かと関係深く、北京五輪のメダルにちなんで「金」。３位は「落」、４位は偽装問題が絶えなかった「食」、５位は金融、政界、人の心もすべてが乱れた年ということで「乱」が入りました。大相撲や芸能界の薬物問題が波紋を呼んだ漢字も入っており、「薬」がトップ10入り、大麻の「麻」は次点の11位でした。
昨年は「偽」、今年は「変」が選ばれた「今年の漢字」。私の予想では、「苦」が第１候補、値上げラッシュということで「高」が第２候補、ガソリン税の「油」が３番目でした。皆さんは今年１年を漢字で表すとどんな字が思い浮かびましたか？
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