日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2011年流行語大賞は「なでしこJAPAN」!

2011年12月02日 | Weblog
この1年間の流行と世相を反映した言葉を選ぶ『2011年ユーキャン新語・流行語大賞』が1日に発表されました。年間大賞には、今年の女子ワールドカップで世界一に輝いたサッカー女子日本代表の愛称である「なでしこJAPAN」が選ばれました。新語トップ10には、東日本大震災関連のワード、人気お笑い芸人のギャグが選ばれました。


上位10位の言葉は次の通り。
2011ユーキャン新語・流行語大賞トップテン
★年間大賞「なでしこジャパン」小倉純二(日本サッカー協会会長)
「帰宅難民」
「絆」
「こだまでしょうか」ACジャパン
「3.11」枝野幸男(当時の官房長官、現経産相)
「スマホ」
「どじょう内閣」野田佳彦(首相)
「どや顔」
「風評被害」
「ラブ注入」楽しんご

トップ10のうち震災関連の言葉が5つも選出された中、年間大賞となった「なでしこJAPAN」は、女子W杯初優勝で「なでしこ」という愛称が全国的に広まった事、さらには震災に沈む日本を元気づけた事が評価されました。W杯優勝後は「なでしこブーム」が起こり、国民栄誉賞受賞、なでしこリーグも観客増、ロンドン五輪のアジア予選でもトップ通過となでしこの勢いは留まる事を知りません。来年のロンドン五輪で金メダルを獲得すれば、人気はさらに加速するんじゃないかと思います。
震災関連では、多くの通勤・通学客の帰宅が困難になった「帰宅難民」、2001年の同時多発テロの「9.11」にならった呼び名「3.11」、あり得ないデマを流したり、放射能汚染で福島産の農産物などが敬遠されるといった「風評被害」などが選出。放射性物質のサンプル検査を行ったり、被災地の特産品や農産物を提供する「応援セール」と風評被害対策が進む一方で、「セシウムさん」で被災地の神経を逆撫でするような出来事もありました。風評被害との戦いは来年以降も続きます。
震災後頻繁に流れたACのCM「こだまでしょうか」は、大正時代の詩人である金子みすゞの作品であり、CMの影響で金子さんの詩集が大ヒット。ちなみに、このCMで「こだまでしょうか」のナレーションを務めたのは歌手のUAさんです。

震災以外ではスマートフォンの略称「スマホ」、「したり顔」を関西弁に言い換えた「どや顔」が選出。「どじょう内閣」は、野田首相が民主党代表選で自らの風貌をドジョウに例えたり、「どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ」と相田みつを氏が作った詩の一部を引用した事がきっかけで、メディアが野田内閣を「どじょう内閣」と呼ぶようになりました。
楽しんごさんのギャグ「ラブ注入」は意外な事実が語られ、「元々は昔の相方のギャグでしたが、それをパクった」と衝撃告白。「流行語TOP10入りした芸人は翌年消える」という芸人にとっては不吉なジンクスがあると知ると、「普通のオカマに戻る」とコメント。来年も芸能活動と整体業の両立ができますように。
「ラブ注入」がランクインする一方、オリエンタルラジオの藤森慎吾さんの「チャラ男ギャグ」である「君かわうぃ~ね!」と「あげぽよ」が同時ノミネートされましたが、どちらもトップ10圏外。それに絶対ランクインする、個人的には流行語大賞の本命だと思われた「節電」も入ってない…。そりゃ悲しぃ~ね、悔すぃ~ね。



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