3月1日からJRAの新人騎手がデビューし、外国人騎手で初めて通年免許を取得したミルコ・デムーロ騎手がいきなり重賞勝ちを収めるなど、1日3勝をマークしました。しかし、もう一人の「JRA外国人ジョッキー」であるクリストフ・ルメール騎手が、調整ルーム(騎手の宿泊施設)で外部との通信を行ったとして、騎乗停止処分を受けてしまいました。
ルメール騎手は2月28日の夜、阪神競馬場の調整ルーム内で携帯電話の電源を入れたところ、友人からの激励のツイートがあり、それに対して2度リツイート(返信)。翌朝、裁決委員に呼び出されたルメール騎手は、事情聴取で携帯電話の使用の事実を認めたため、「日本中央競馬会競馬施行規程第147条第19号」に該当するとして、3月1日~30日までの騎乗停止処分が科されました。これにより、当日騎乗予定だった6鞍は全て乗り替わり。また、3月28日の「ドバイシーマクラシック」に出走するワンアンドオンリーの騎乗も不可能となってしまいました。
ルメール騎手は「今回は私の不注意で皆さんにご迷惑をお掛けして、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪し、「うっかりやってしまった。ルールは理解していたし過去にしたことはない。今回は不注意で責任は100%自分にある」と反省していました。
ルメール騎手が引っかかった「日本中央競馬会競馬施行規程第147条第19号」は、競馬の公正確保について業務上の注意義務に違反した競馬関係者(馬主、調教師、騎手、調教助手、騎手候補者又は厩務員)に、騎乗停止または50万円以下の過怠金(罰金)が科せられます。
騎手が寝泊りする調整ルームは、外部との接触を防ぐために、携帯電話使用禁止はもちろんのこと、第三者への電話とメール、インターネット閲覧も禁じられています。また、騎乗前日の21時までに入らなければならないというルールが定められており、正当な理由も無く時間内に入らなければ、厳しい制裁が待っています。ちなみに、海外ではレース2時間前までに騎手控室に入ればOKとのことです。
過去にも調整ルーム内でツイッターをやった人がいて、2011年に大江原圭騎手が京都競馬場の調整ルーム内でツイッターを閲覧していたとして30日の騎乗停止。2013年には原田敬伍元騎手が栗東トレーニングセンターの調整ルーム内で友人のツイートに対して複数回返信して騎乗停止処分を受けました。その原田騎手は、ツイッター以外でも、サウナで熱中症になって2日間の騎乗停止、体重管理できず1ヶ月アウト。
携帯使用以外でも、問題行動で騎乗停止になった人もいます。
・先日急死した後藤浩輝騎手は、1999年に美浦トレセンの騎手寮で吉田豊騎手に対して木刀で殴るなどの暴力事件を起こし、4ヶ月の騎乗停止。
・障害レースの「レジェンド」田中剛さん(現・調教師)は、現役時代に中山競馬場の調整ルームの浴室内で、江田輝男騎手と入浴マナーを巡ってケンカ。江田騎手にヘッドロックをかけた。
・その江田騎手は、2006年に福島競馬のパトロールビデオ室で大野拓也騎手のお尻にキック一発入れたとして、2日間の騎乗停止。
・2013年11月、北村友一騎手が京都競馬場の検量裁決室内で机を投げ倒した。その前に開催日4日間の騎乗停止を受けたが、粗暴行為で2日間追加された。
・2014年7月、吉田隼人騎手が札幌市内で知人に暴行を振るう。その後警察に書類送検され、事件から約4ヵ月後の11月に1ヶ月の騎乗停止処分を受けた。
地方競馬にもタチの悪いジョッキーがいて、南関東所属の御神本訓史騎手は、レース以外でのトラブルを起こしています。
①2007年5月に調整ルームに入らなかったとして10日間騎乗停止。
②その1ヵ月後、主催者側が用意したタクシーに乗らなかったとして12日間騎乗停止。
③2009年、調整ルーム無断外出。
④2014年4月、調教時間中にまた無断外出。
⑤そして先月、部外者を「施術師」と虚偽申告して調整ルームに入れさせたとして、40日間騎乗停止という重たい処分を受ける。一部報道では女性を連れ込んだという情報も?
南関東地区のリーディングジョッキーを獲得するくらいの実力がありながらも、素行不良が目立ちます。こんな札付きの人間、JRAにもいませんよ。
改めてルメール騎手の「ツイッター事件」についてですが、「JRA騎手デビューの日に何やってるんだ…」という気持ちでいっぱいです。短期免許での来日経験豊富だから、「携帯禁止」のルールは知っていたのに、なんで使っちゃったんかなあ…。うっかりミスでは済まされないぜ…。もう2度と同じミスは犯さないでほしいと共に、しっかりしてください。そして、復帰した時はミルコ以上の活躍を期待しています。
ルメール騎手は2月28日の夜、阪神競馬場の調整ルーム内で携帯電話の電源を入れたところ、友人からの激励のツイートがあり、それに対して2度リツイート(返信)。翌朝、裁決委員に呼び出されたルメール騎手は、事情聴取で携帯電話の使用の事実を認めたため、「日本中央競馬会競馬施行規程第147条第19号」に該当するとして、3月1日~30日までの騎乗停止処分が科されました。これにより、当日騎乗予定だった6鞍は全て乗り替わり。また、3月28日の「ドバイシーマクラシック」に出走するワンアンドオンリーの騎乗も不可能となってしまいました。
ルメール騎手は「今回は私の不注意で皆さんにご迷惑をお掛けして、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪し、「うっかりやってしまった。ルールは理解していたし過去にしたことはない。今回は不注意で責任は100%自分にある」と反省していました。
ルメール騎手が引っかかった「日本中央競馬会競馬施行規程第147条第19号」は、競馬の公正確保について業務上の注意義務に違反した競馬関係者(馬主、調教師、騎手、調教助手、騎手候補者又は厩務員)に、騎乗停止または50万円以下の過怠金(罰金)が科せられます。
騎手が寝泊りする調整ルームは、外部との接触を防ぐために、携帯電話使用禁止はもちろんのこと、第三者への電話とメール、インターネット閲覧も禁じられています。また、騎乗前日の21時までに入らなければならないというルールが定められており、正当な理由も無く時間内に入らなければ、厳しい制裁が待っています。ちなみに、海外ではレース2時間前までに騎手控室に入ればOKとのことです。
過去にも調整ルーム内でツイッターをやった人がいて、2011年に大江原圭騎手が京都競馬場の調整ルーム内でツイッターを閲覧していたとして30日の騎乗停止。2013年には原田敬伍元騎手が栗東トレーニングセンターの調整ルーム内で友人のツイートに対して複数回返信して騎乗停止処分を受けました。その原田騎手は、ツイッター以外でも、サウナで熱中症になって2日間の騎乗停止、体重管理できず1ヶ月アウト。
携帯使用以外でも、問題行動で騎乗停止になった人もいます。
・先日急死した後藤浩輝騎手は、1999年に美浦トレセンの騎手寮で吉田豊騎手に対して木刀で殴るなどの暴力事件を起こし、4ヶ月の騎乗停止。
・障害レースの「レジェンド」田中剛さん(現・調教師)は、現役時代に中山競馬場の調整ルームの浴室内で、江田輝男騎手と入浴マナーを巡ってケンカ。江田騎手にヘッドロックをかけた。
・その江田騎手は、2006年に福島競馬のパトロールビデオ室で大野拓也騎手のお尻にキック一発入れたとして、2日間の騎乗停止。
・2013年11月、北村友一騎手が京都競馬場の検量裁決室内で机を投げ倒した。その前に開催日4日間の騎乗停止を受けたが、粗暴行為で2日間追加された。
・2014年7月、吉田隼人騎手が札幌市内で知人に暴行を振るう。その後警察に書類送検され、事件から約4ヵ月後の11月に1ヶ月の騎乗停止処分を受けた。
地方競馬にもタチの悪いジョッキーがいて、南関東所属の御神本訓史騎手は、レース以外でのトラブルを起こしています。
①2007年5月に調整ルームに入らなかったとして10日間騎乗停止。
②その1ヵ月後、主催者側が用意したタクシーに乗らなかったとして12日間騎乗停止。
③2009年、調整ルーム無断外出。
④2014年4月、調教時間中にまた無断外出。
⑤そして先月、部外者を「施術師」と虚偽申告して調整ルームに入れさせたとして、40日間騎乗停止という重たい処分を受ける。一部報道では女性を連れ込んだという情報も?
南関東地区のリーディングジョッキーを獲得するくらいの実力がありながらも、素行不良が目立ちます。こんな札付きの人間、JRAにもいませんよ。
改めてルメール騎手の「ツイッター事件」についてですが、「JRA騎手デビューの日に何やってるんだ…」という気持ちでいっぱいです。短期免許での来日経験豊富だから、「携帯禁止」のルールは知っていたのに、なんで使っちゃったんかなあ…。うっかりミスでは済まされないぜ…。もう2度と同じミスは犯さないでほしいと共に、しっかりしてください。そして、復帰した時はミルコ以上の活躍を期待しています。