日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

J1 CLIMAX 2011 優勝争いは最終節へ持ち越し!

2011年11月27日 | soccer

2011年のJリーグも残り2節となり、優勝争いと残留争いも大詰めを迎えました。26日の第33節で首位・柏レイソルが勝利し、2位の名古屋グランパスが敗れれば、最終戦を待たずして柏の初優勝が決定となりますが、果たしてどうなったのか?


柏レイソル1-1セレッソ大阪(@日立柏サッカー場)
柏レイソル悲願の初優勝の瞬間を見て、選手と共に喜びを分かち合おうと「聖地・日立台」に1万人以上の観客が集まりました。前半はセレッソがペースを握り、前半10分に右サイドのクロスに播戸竜二が右足スライディングシュートを見せるもGKにキャッチされます。柏は15分にレアンドロ・ドミンゲス、増嶋竜也と立て続けにシュートを放つも枠を捉えられず。その後も両チーム点が取れず前半は無得点で終了。
後半に入り、柏は北嶋秀朗に代えて田中順也を投入。後半3分に試合が動き、セレッソの左CKを尾亦弘友希がセンタリング→清武弘嗣が頭で落とし、最後は上本大海が右足で押し込んでゴール!アウェーのセレッソが1点を先制します。1点を追う柏は後半9分に水野晃樹を投入。その水野は後半19分、CKの流れからやや中央のところで強烈な右足ミドルシュートを放ちますが、セレッソGKキム・ジンヒョンの好セーブに阻まれます。迎えた後半20分、右サイドからのスローインを増嶋→田中順と繋ぎ、ペナルティエリア中央手前でレアンドロ・ドミンゲスの左足シュートが右隅に決まり。1-1の同点に追い付きます!これが首位の底力なのか!?
流れは柏に傾き、後半22分に右からのクロスに田中順が左足で狙うもGKの正面。後半32分にはレアンドロドミンゲスの強烈なシュートはバーの上。結局勝ち越し点を奪えず、1-1の引き分けに終わり、柏は勝ち点1止まり。


名古屋グランパス3-0モンテディオ山形(@豊田スタジアム)
逆転優勝のためには勝つしかない名古屋は、ホームで最下位の山形と対戦。試合は前半7分に左CKを小川佳純クロス→ケネディが頭で合わせて幸先良く1点を先制。前半20分に玉田圭司がドリブル突破を見せ、こぼれ球を中村直志がシュートも決まらず。39分、中央でのFKを藤本淳吾が左足で蹴り、闘莉王のヘディングシュートが決まって2点目。前半終了間際にもFKのチャンスを得て、藤本→闘莉王が胸で落とした後、右足で流し込み3点目。セットプレーからの攻撃が上手くハマり、前半だけで3得点。名古屋は後半も決定的なチャンスが何度も見られたが、ダメ押しの4点目を奪えず。それでも快勝した名古屋、ホーム最終戦を白星で飾りました。


ガンバ大阪1-0ベガルタ仙台(@万博記念競技場)
首位・柏との勝ち点差4と優勝争いから一歩後退しているガンバ大阪。ベガルタ戦に勝利して望みを繋ぎたいところでした。今季限りで退任する西野朗監督は、慣れ親しんだホームでのラストマッチです。
ガンバは前半6分、右サイドのクロスのこぼれ球を藤春廣輝がボレーシュートするも相手GKのセーブに阻まれます。ここ最近好調の仙台は24分、ロングボールを受けた赤嶺真吾がドリブルから右足シュートもボールはゴール左へ。そして25分、ガンバは左サイドで藤春がクロス→イ・グノが頭で合わせてゴール。ガンバが1点を先制します。前半35分にピンチが訪れ、関口訓充のシュートをGK藤ヶ谷陽介がしっかりとキャッチ。
1点リードの後半、ガンバは12分にイ・グノ→武井拓也→イグノシュートもポストに弾かれて追加点ならず。仙台は後半24分にカウンターを仕掛け、関口がドリブルで中央突破すると、右サイドから走り込んできた太田吉彰がシュートもGKに阻まれて同点ならず。その後も仙台の反撃は続くも、ガンバのゴールネットを割る事が出来ず。ロスタイム前のFKを途中出場のディエゴがヘディングシュートも枠外。ピンチを凌いだガンバは、イ・グノの1点を守り切り1-0で仙台に勝利。勝ち点3を獲得し、優勝争いに再浮上しました。


というわけで、上位3チームの結果は、首位の柏レイソルが引き分けて勝ち点69、2位の名古屋が勝ち点3を上積みして勝ち点68、3位・ガンバ大阪も勝って勝ち点67としました。柏からガンバまでの差はわずか3差で最終節を迎える事になりました。最終節は3チームともアウェー戦で、柏は埼玉スタジアムで浦和レッズ、名古屋はアルビレックス新潟、ガンバは清水エスパルスと対戦します。
優勝するためには、柏は浦和戦で勝てば当然自力優勝(勝ち点72)が決まりますが、負けたとしても名古屋とガンバが負ければ柏の優勝決定。ただし、結果次第では3位転落の可能性も…。名古屋は新潟戦に勝ち、柏が引き分け以下に終われば逆転(名古屋・勝ち点71、柏70or69)。ガンバは清水戦で勝利し、名古屋が引き分け以下、柏が負ければ大逆転優勝となります。(柏69、名古屋69or68、ガンバ70)
仮に名古屋がドロー、柏が敗れて両チームの勝ち点が69で並んだ場合は、得失点差で名古屋が有利でしょう。ガンバ○、柏△で勝ち点70になった時は、ガンバが有利です。このまま柏が逃げ切ってJリーグ史上初の昇格1年目での優勝を達成するのか?あるいは名古屋の逆転連覇&ガンバの「メークミラクル」が起きるのか?クラブワールドカップの出場権(Jリーグ枠)をかけた最終決戦は目が離せないぞ!


他会場の結果
川崎フロンターレ3-0横浜Fマリノス@等々力陸上競技場
等々力で行われた神奈川ダービーは、後半4分に相手のオウンゴールで川崎が先制すると、後半32分に中村憲剛→小林悠とつないで、最後はジュニーニョが右足で流し込んで2点目。さらに39分、田坂祐介がボールを奪って右サイドを突破してクロス、左サイドにいたジュニーニョが決めてダメ押しの3点目。今季限りで退団する点取り屋・ジュニーニョの2得点で川崎が3-0で快勝しました。

鹿島アントラーズ3-0清水エスパルス@カシマスタジアム
ナビスコ杯を制した鹿島は、ホーム最終戦でエスパルスと対戦。後半5分にフェリペガブリエルのパスからチャンスが生まれ、アレックスのシュートのこぼれ球をフェリペが押し込み先制。対する清水は後半13分に山本真希が2枚目の警告で退場処分。これで数的優位に立った鹿島は、後半24分に野沢拓也、後半28分にアレックスが追加点を奪いました。今季初スタメンの本山雅志の2アシストの活躍で、清水に完勝です。

アビスパ福岡1-2浦和レッズ@レベルファイブスタジアム
現在15位と残留圏内ギリギリの位置にいる浦和レッズ、既にJ2降格が決まっている福岡を相手に勝ち点3を奪いたい。浦和は序盤から主導権を握りますが、前半24分にエスクデロが相手GKと交錯して負傷退場。一気に嫌なムードにかたむき、前半32分にアビスパの岡本英也に先制ゴールを決められてしまいます。しかし、前半終了間際に浦和が反撃し、右サイド・平川忠亮のクロスに途中出場・田中達也ダイビングヘッド→こぼれ球に柏木陽介の左足シュートが決まって同点に追いつきます。
後半16分、柏木が自陣中盤から縦へのロングボールを入れ、梅崎司がDFラインの裏を抜け出した後にペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。梅崎を倒したアビスパMF・末吉隼也は一発退場。このPKをマルシオ・リシャルデスが落ち着いて決めて逆転。マルシオのPKが決勝点となり、浦和が2-1で勝利し、J1残留に大きく近づきました。


サンフレッチェ広島4-2大宮アルディージャ@広島ビッグアーチ
浦和より先にJ1残留を決めた大宮は、この日はアウェーで広島と対戦しましたが、前半41分に広島・トミッチにFKを直接決められ先制点を許すと、前半ロスタイムには片岡洋介が佐藤寿人を倒したとして2枚目の警告で退場。佐藤のPKも決まり、0-2で前半終了。後半11分に金澤慎のゴールで1点を返しますが、その8分後に李忠成にゴールを許し、後半26分にも追加点を決められ4失点目。後半43分に李天秀(イ・チョンス)のゴールで2点差とするも反撃はここまででした。


残留争いの方も終盤を迎え、15位の浦和レッズがアビスパ福岡に勝って勝ち点36に伸ばし、26日に試合の無かったヴァンフォーレ甲府に勝ち点6に拡げました。これで27日の試合で甲府が敗れますと、甲府のJ2降格が決定します。昨シーズン2度目のJ1昇格を果たしたけど、わずか1年で逆戻りになりそうだ。レッズはエスクデロ選手の負傷退場、先制点を奪われて最悪な雰囲気だったんですが、柏木選手が流れを変えました。大きな1勝を挙げてJ1残留はほぼ確定か。次戦は埼スタでレイソル戦。目の前での胴上げを阻止し、ホームで意地を見せられるのでしょうか。





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