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暑すぎてつらい。

新国立競技場での天皇杯決勝戦!ヴィッセル神戸が初タイトル獲得!

2020年01月02日 | soccer

明けましておめでとうございます。2020年(令和2年)、ついに東京五輪イヤーを迎えました。元日の1月1日は、先月リニューアルオープンした国立競技場で「天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会」の決勝戦が行われました。令和初&6年ぶりの「元日国立」の決勝の対戦カードは、鹿島アントラーズVSヴィッセル神戸の組み合わせ。両チームの今季のJ1リーグでの対戦成績は1勝1敗の五分です。鹿島が勝てば3大会ぶりの優勝、神戸はクラブ史上初のタイトル獲得となります。



両チームのスタメン
[鹿島アントラーズ]
GK 1 クォン・スンテ
DF 6 永木亮太
DF 27 ブエノ
DF 28 町田浩樹
DF 39 犬飼智也
MF 4 レオ・シルバ
MF 20 三竿健斗
MF 30 名古新太郎
MF 41 白崎凌兵
FW 15 伊藤翔
FW 18 セルジーニョ

[ヴィッセル神戸]
GK 18 飯倉大樹
DF 4 トーマス・フェルマーレン
DF 25 大崎玲央
DF 33 ダンクレー
MF 5 山口蛍
MF 8 アンドレス・イニエスタ
MF 22 西大伍
MF 24 酒井高徳
FW 9 藤本憲明
FW 10 ルーカス・ポドルスキ
FW 16 古橋亨梧

鹿島は準決勝から2人選手を入れ替え。対する神戸は、イニエスタとポドルスキが先発し、今季限りで引退を表明しているダビド・ビジャがベンチ入り。


初優勝を目指す神戸は、前半7分にイニエスタが長いスルーパスを入れるが、前線の藤本には通らず。8分には左サイドから古橋→藤本と繋ぐが、シュートには行けず。10分には中盤でFKを獲得し、イニエスタ→右サイドの西のクロス→古橋の左足シュートはゴール右に外れる。13分には古橋が右サイドを突破した後、グラウンダーでの折り返しに藤本がシュートを放つも大きく外してしまいます。
迎えた前半19分、神戸は左サイドで酒井が切り返しで相手をかわすと、PA内でボールを受けたポドルスキがラインギリギリの位置でシュート→鹿島GKクォンスンテが一旦防ぐも、ボールがDF犬飼の足に当たってゴールイン。オウンゴールで神戸が先制点を奪います。
26分、鹿島はFKの流れからセルジーニョがボレーシュートを外すも枠外。神戸は27分にPA左で酒井が左足でクロスを入れ、ポドルスキがゴールネットを揺らすもオフサイドで追加点ならず。それでも38分、右サイドの西のグラウンダークロス→鹿島DF犬飼がクリアミス→最後は藤本がワンタッチで押し込み、神戸に2点目が生まれます。

2点を追う形となった鹿島は、後半開始から白崎を下げて土居聖真を投入。後半4分、左サイドでFKのチャンスを獲得し、レオシルバのセンタリング→ゴール前で犬飼が飛び込む→伊藤翔が詰めるもシュートはクロスバーの上。後半8分、足を痛めた名古に代わって山本脩斗が入る。その後も敵陣を攻め込む時間帯が続くが、1点を返すことができません。
後半28分、鹿島は中村光孝が入り、その直後にレオシルバのパスを受けてシュートを放つもGKにキャッチされます。神戸も後半33分に藤本に代わって田中順也が入ると、後半35分に左サイドを抜け出したポドルスキの折り返し→田中が合わせるもGKの正面。
後半アディショナルタイム、神戸は左サイドで田中が右足で折り返し、ゴール前で大崎のシュートはダメ。後半終了間際、ダビド・ビジャがピッチに入って試合終了。ヴィッセル神戸が2-0で鹿島アントラーズを破り、天皇杯初優勝を果たしました。


新国立競技場での天皇杯決勝戦は、ヴィッセル神戸が前半に2得点を挙げると、後半は鹿島の反撃を凌いで逃げ切り勝ち。前身の「川崎製鉄水島サッカー部」創設から54年、1995年1月1日に「ヴィッセル神戸」が発足してから25年目で初めてのタイトル獲得です。
阪神大震災からはじまり、「株式会社ヴィッセル神戸」の経営破綻、親会社が楽天に変更、2度のJ2降格など多くの紆余曲折がありましたが、25周年のメモリアルイヤーの年に天皇杯制覇。さらにはAFCチャンピオンズリーグの出場権も獲得しました。
この決勝戦では、今季限りでの退団が決定的なポドルスキ選手が相手のオウンゴールを誘えば、藤本選手がスタメン起用に応える活躍を見せました。藤本選手はシーズン開幕時は大分トリニータに在籍し、J1リーグ開幕戦で鹿島相手に2ゴール。8月にヴィッセルに移籍し、第33節の鹿島戦でも先制ゴールを挙げて勝利に貢献。この日も2得点に絡み、鹿島キラーぶりを大いに発揮しました。5年前まではJFLでプレーし、J3→J2→J1と着実にステップアップして、天皇杯優勝まで経験。下部リーグから成り上がった選手は、藤本選手のほかにいないんじゃないですか?

天皇杯が終了したことで、J1王者と天皇杯王者が激突する「FUJI XEROX SUPER CUP 2020」(2月8日@埼玉スタジアム2002)は、横浜Fマリノス(J1)VSヴィッセル神戸(天皇杯)に決定。
また、今年のACLはマリノスと神戸がグループステージからの出場。リーグ2位のFC東京と、3位の鹿島アントラーズはプレーオフから本選出場を目指します。




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