所要を済ませて久々に秋吉台を訪れてみた。空は雨雲に覆われているものの降りはしない。
奥地にあたる「長者ケ森」周辺の散策道をひたすら歩いた。時折冷えた風が通り抜けていきとても心地よく、秋の訪れさえ感じさせてくれる。幾種類もの野草たちに出会った。大好きなサイヨウシャジンがここには至るところで咲いているのをはじめ、カワラナデシコやノアズキ、クズも多い。また、シラヤマギクやアキノノゲシが咲きはじめているのも見かけた。
今日の一枚は、お気に入りのサイヨウシャジン(キキョウ科/ツリガネニンジン属)とする。そしてもう一枚は、これまたあちこちで競うように咲いていたカワラナデシコとする。図鑑によると「日当たりの良い草原や河原に生育する」となっており、まさに秋吉台はカワラナデシコにとって住み心地良いところなのであろうか。
これらのほか、ヒルガオ、キセワタ、オミナエシ、ヒヨドリバナ、サワヒヨドリ、オトギリソウ、クサギなどに出会った。三枚目の画像は散策道からの眺望とする。