潜水地:女川町指ヶ浜
天候:曇り時々晴れ
海況:波なし
水温:20℃
透視度:8~10m
藻場回復活動の一環として行なっていた2つの実験エリアへ。
まずはコンブロープの確認作業へ。
時期的にかなり枯れてきていますが、このコンブ群は種をたくさん飛ばしてくれたはず。
コンブロープ3年目の成果かどうかは分かりませんが、一時コンブ群が消えた少し離れた入り江に、現在また多くのコンブが自生しています。
周辺の岩にも生えてくることを願います。
コンブロープの実験は、今年で一旦終了します。
今年の冬~初夏にアカモクの森となった湾へ。
アカモクは1年草のため今の時期はすでに消滅していますが、代わりにミルが岩から生えていました。
森の風景に比べたらちょっと寂しく感じますが、磯焼けの岩に海藻類が生えてくることは進歩です!!
ここからどのように次のステップへ進めるかが課題ですね。
藻場活動の後は、レジャーダイビングで使用できそうな新エリアの開拓へ。
長根の沖からエントリーし、北へ移動しました。
大小の根が点在し、震災ガレキも多くあります。
マダイ若魚の大群やメバル群れなどが姿を見せてくれました。
移動中、不思議な物体が地面から「生えてる??」のを発見。
海藻のように見えますが、ゼラチン質で、中には小さな卵がぎっしり!!!
後日調べた結果、ヤツシロガイという巻貝の卵囊ということが分かりました。
また、根のトップ水深8~9mの岩肌には一面にトゲモクが。
海藻豊かだと生き物も集まってくるので、今度ゆっくり周辺を探索したいと思います。