アリエルは今日も○○です!

最新のツアー情報やショップ情報をお届けします

★★ GW直前です ★★

2011-04-27 | 3.11復興活動
ダイビングショップのゴールデン・ウィークと言えば
リゾートツアーだったり、伊豆ツアーだったりと。
毎年、あちこちに遠出してました。

今年はゴメンナサイ。
予定していたツアーを開催することは出来ませんでした。

来年のゴールデン・ウィークは、きっと・・・
毎日の仕事をこなしながらの密かな楽しみは大型連休
そして、ダイビングトリップを心から楽しむ仲間が集まって、笑顔であふれる休日を過ごしている
そう信じたいです。



こちらのブログをご覧になって、支援物資の協力に名乗りを上げてくれた皆様。
感謝の気持ちでいっぱいです

その中で、同じような質問もありましたので、ここで補足させて頂きます。

「食料や生活用品はすでに十分集まっている、と聞いたけど」
「少量の物資は受け付けてくれない、と聞いたよ」
「衣類は、どのような種類が必要?」

この大震災で被災した地域はあまりにも広大だということは、ご存知のとおりです。
1ヶ月半以上経った今でも、宮城県内だけで約4万人もの方が避難所生活を送っています。
そして避難所の数は、県内だけで400ヶ所以上。

たしかに、必要な物資は市町村によって異なっているようです。
食事は、1日3食の避難所もあるし、1日2食の避難所もあります。
衣類は、下着が欲しい地域もあるし、下着は足りているから洋服が欲しい、という地域もあります。
様々な情報が行き交う状態なので、どれが本当で、何を信じていいのか・・・。
たしかに混乱するかもしれません。


支援を必要としている地域が多すぎるから、自分がどこを救援したらいいのか分からなくなりますよね。
いっぱい支援出来たらいいけど、自分たちが出来る範囲は限られているから・・・どうしたらいいのだろう???
そう思う人は多いのではないでしょうか。

アリエルでも、ダイビングでお世話になっていた女川・志津川・石巻の3地域を考えました。
でも全部は無理なので
開店してから今までずーっとお世話になっていた女川町に支援を決めたのです。


そして訪問の都度、現地で必要なものを確認して、このブログでお知らせしております。

今、足りないのは食料品です。
女川の避難所では、1日2食で過ごしているようです。
配給されるのはパンがほとんどで。自衛隊によるご飯の炊き出しは週1と聞きました。
おかずになるようなものが少ない、とか、野菜不足、という状況です。

アリエルでは、皆様からお預かりした支援物資を種類別に仕分けして、その箱の4面に「缶詰」とか「レトルト食品」という風に記載して持って行ってます。
こうしておけば、例え山積みになった時でも一目瞭然ですし、現場での仕分けの必要も少なくなります。
なので、ショップに届けて頂けたら「少量だから受け付けてくれない」という心配はありません。皆様の「少しだけど」って言って協力してくれることが、とても嬉しいです。

ちなみに。
女川町支援物資窓口で「持ってきたこの品目、少ないから持って帰って」と言われたことはありませんよ

衣類は、夏服を集めだしました。
前のブログで述べた通り、新品でお願いします。
下着は足りているとのことです。
サイズ等(男性・女性・子供等)何が良いのかという質問もありましたが、集めだしたばかりなので、今は何でもOKです。


支援物資を届ける予定日は、まだ決まっておりません。
今週は行かないだろうし、来週も難しそうですね。
予想通り連休中は…被災地方面が大渋滞になりそうなので
多分、連休明けだと思います。


ショップはGW中も通常営業ではありませんが、日中スタッフが雑務していたりしている時間帯もございます。
もしショップまでお立ち寄り下さる場合は、その前にご一報頂ければ幸いです

★★ 支援物資提供について ★★

2011-04-23 | 3.11復興活動
昨日の報告で、次回訪問時に届ける支援物資のご協力をお願いしました。
本日窓口に再度確認したところ、一部訂正と追加がありましたので、改めてお知らせいたします。

追加
野菜ジュース
避難所では野菜不足状態のため、日持ちする野菜ジュースがあると助かる、とのことです。

●レトルト・インスタント食品
●缶詰
●日持ちする食品・飲み物
前回同様です。毎日の食事で配給されるおにぎりやパンですが、それと一緒に食べる食品がどうしても不足するようです。

それと
●夏に向けての服
(※ 冬/春物の衣類は十分集まったため受付終了しています)
これからの季節に必要な夏物の衣類を受付開始しました。
訂正と補足→古着ではなく新品でお願いします。Tシャツは肌着と同じだという点と、配る際にサイズが明確じゃないと混乱する、等といった理由があるそうです。

ご協力頂ける方は、ショップまで電話またはメールにてお知らせ下さい。
宜しくお願いいたします

★★ 2011/4/22 女川訪問 ★★

2011-04-22 | 3.11復興活動
皆様からお預かりした支援物資をアリエル号に載せて、女川に行ってきました。

復旧作業や支援のための車両が平日でも多いため、被災地に向かう車の渋滞が目立つようになってきました。
そこで、なるべく緊急車両等の邪魔にならないようにと、今回は朝6時にショップ出発で女川へ向かいました。

今日は、女川町支援物資窓口に行く前に、ある集落へ。
ツアー報告では『女川シークレット』とか『番外編』で報告していた場所です。
ここでのダイビングやバーベキューを楽しんだ方は、石浜とはまた違う思い出があると思います。

Google地図の航空写真で、ここの被災後の映像を確認していたため、その惨状を覚悟していましたが・・・。
実際に行くと、あまりにも酷くて・・・。
心臓にズシンと圧し掛かる重い痛みが襲いました・・・。

集落へ続いていた道はなく。

迂回して入ると、集落はなく。

港はガレキで埋め尽くされ、岸壁と海の境目が分かりません。


ここでいつもお世話になっていた、可愛くて、口の達者なオトウサン。
私に「ウチの(孫の?)嫁さ来い」とか「おめ、ここで働げ~」とか言ってましたね。
浜言葉で、何を言ってるかよく分からなかったこともいっぱいあったから、「嫁さ来い」と言った言葉を理解出来ないままにうなずいたっけ。

・・・オトウサンに、もう会えない・・・。
訃報は聞いていましたが、現場に行ったら、その実感がこみ上げてきました。
最後に船上で会話した時の笑顔や、ビックリ顔、しょぼくれ顔。鮮明に思い出します。

・・・まだまだ、いっぱい会いたかったよ。





ここでガレキ撤去作業をしていた知人と会った後、ここ周辺の方がいる避難所へ。
避難所にいた知人とも会うことが出来て、辛い状況の中での色々な話を伺うことが出来ました。
持っていった支援物資の中から、集落のガレキ撤去で使う軍手やゴム手袋、ここでの避難所生活で手に入らないというノド飴・野菜ジュース・ティーバッグ・インスタントコーヒーなどをお渡しすることが出来ました。


その後、女川町支援物資窓口へ。
皆様から頂いた、食料品・ハンガー・歯ブラシ・文房具などを、無事届けてきました。
車に積んでいたダンボール箱を見た担当者が「集まれ~」と大声で呼んだら、箱の数より多い自衛隊の皆さんが集合してくれました
・・・恐縮です・・・



次回の訪問日はまだ未定です。
連休中に行くことも考えていますが、GW中は被災地に縁ある方々(ご家族や親族の皆様)が集まるのではないかと思われます。
もし大変な混雑や渋滞が起こったとしたら、私たちが訪問するのは逆に被災者の皆様の迷惑になるでしょうから。
様子をみて、決めていきたいと思います。



支援物資にご協力頂ける方に、お願いとお知らせです。

●レトルト・インスタント食品
●缶詰
●日持ちする食品・飲み物
前回同様です。毎日の食事で配給されるおにぎりやパンですが、それと一緒に食べる食品がどうしても不足するようです。

それと
●夏に向けての服
(※ 冬/春物の衣類は十分集まったため受付終了しています)
これからの季節に必要な夏物の衣類を受付けます、とのことでした。

支援は継続していきますので、無理をしない程度で大丈夫です。
少しでも大歓迎です!
ご協力頂ける方は、ショップまで電話またはメールにてお知らせ下さい。
宜しくお願いいたします



★★ 金曜に行ってきます ★★

2011-04-20 | 3.11復興活動
本当に、多くの皆様が。
それぞれの思いで支援してくれています

アリエルに来てくれている方から。
でも、三陸で潜ったことの無い方からも。
アリエルで潜ったことの無い方からも。
ダイバーじゃない方からも。
たくさんの方からご連絡を頂き、あったかい気持ちがいっぱいです

大震災の被害はあまりにも大きくて、私たちの支援が僅かばかりの力だとしても。
それでも・・・。
誰かの、心や身体にかかる負担が、少しでも和らげることを願って。

明後日22日(金)に、女川へ物資を届けに行ってきます。



★★ 2011/4/7 女川町訪問 ★★ 

2011-04-07 | 3.11復興活動
津波で甚大な被害を受けた女川町へ支援物資を持って行って来ました。
先週に引き続き、2度目の訪問となります。


支援物資も皆様のご協力で数多くのものが集まりました。
ありがとうございます。
また、毎年石浜に潜りに来てくれていた『ジャーダイビングクラブ』さんや、盛岡のダイビングショップ『リベロ』さんからも沢山の物資を頂きました。
茨城や岩手も地震の被害で大変なのに、とても有り難いことです。

今回は、食料品・下着・靴下・使い捨てマスク・トイレットペーパー・のど飴・文具類などが集まりました。

集まった物資は、女川町災害対策本部へ届けてきました。

それから今回は、磯焼け対策活動で共同調査をしていた集落まで行くことが出来て、そこで一緒に活動していた漁師さんと会うことも出来ました。
山の途中にある避難所にニ十数名、対策本部から支給される食料・飲料水・生活用品で生活しているとのことでした。
女川町の避難所一覧で検索しても情報によっては載ってなかったりするくらい小さな避難所ですが、支援物資が支給されていることが分かったので少しだけ安心しました。


ガレキの中に無事建っている家があるように見えても、実は無事だった家ではなく、津波にのまれてそこまで押し流されてきた家だったりします。
見回す限り広がる巨大津波の爪痕は、1ヶ月経とうとしている今もまだ生生しいままです。
それでも、車が走れる道には真新しい電柱が立てられていました。
膨大な瓦礫の撤去作業も行われています。

まだまだ。でも、少しずつ、です。

今後も継続して支援・応援をしていく予定です。


次回訪問する日は未定ですが、再来週あたりを考えています。

対策本部で聞いた必要物資情報です。
●レトルト食品
●缶詰
●カップスープ・インスタント味噌汁
●その他、日持ちする食品

女川町6,600名以上の避難者数、毎日の食事でご飯やパンは配給されるが、それと一緒に食べるものがどうしても不足しがち、とのこと。
一時期足りなかった下着や肌着は、今は大体行き渡ったので大丈夫な様子。
生活用品も今のところ足りている、ということです。

ご協力頂ける方は、ショップまで電話またはメールにてお知らせ下さい。
支援を継続していくことが大切なので、無理をしない程度でお願いします。少しだとしてもモチロン大歓迎です!

宜しくお願いいたします。

★★ 支援物資の追加情報 ★★

2011-04-04 | 3.11復興活動
本日、息子の学校に行ってきました。
新学期開始はまだ先ですが、あの3/11当日、避難のため教室に置きっぱなしだった物があったので、今日取りに行ったのです。

そこで担任の先生と話をしていたところ、先生の出身地は女川町だったのです。
実家や経営していた店・工場は跡形もなく消えてしまったけれど、幸いな事に親・兄弟は無事だったこと、震災後は何度も同町を訪れているとのこと、家族が体験した震災直後からの辛い話など・・・。
様々な話を聞く事が出来ました。

その先生から、欲しいと思われる支援物資についての情報が入りました。
ただしこれらは、どちらかというと避難所ではなく、自宅に戻れた人たちの意見のようです。
 
 ●家によってだが、電気はOK・プロパンの家が殆どだからガスもOK
  また、水道が復旧している家もある
 ●主な食料は支給されるので不自由していないけど、牛乳・卵・納豆は入手が難しい
 ●のど飴が欲しい
 ●下着は不足気味
 ●新学期が控えてるから、子供たちのものは歓迎
 (本、ノート、筆記用具、サッカーボール、野球道具、新品の服・靴など等)
  ※但しランドセルはPTA・教育委員会等の方で準備済みらしい
 ●手に入れにくいのは炭酸ジュース
 ●魚肉ソーセージ、サラミ、肉っぽいのが食べたい
 ●喫煙者はタバコが欲しい
などなど・・・。

避難所とはまた違う意見でした。

でも、賞味期限や保存方法を考えると、実際に欲しいものと、物資として入ってくるものが異なるし。
どうしても必要じゃないけれど、できれば欲しいけど手に入らないってものがあるだろうし。

なかなか、難しいものです。


支援物資の協力を考えていてくれる方がいるなら参考までにと、載せました。



★★ ご協力のお願い ★★

2011-04-03 | 3.11復興活動
先日塩釜・石巻・女川に行ってきたように、これからも被災地へ足を運ぶつもりです。

未曾有の大災害に見舞われて、家もなにもかも失い、避難所生活を余儀なくされている方が大勢います。
もちろん各地から支援物資が届いていて、先日行った時の話だと「食事には困っていない」と聞きました。

それでも、私たちが今出来る事といえば、やはり必要だと思われる物資を少しでも被災者の方に届けることなのです。

例えば・・・。
今はご飯やパンに困っていなくても、例えば果物・お茶・ジュース・お菓子も欲しくなるだろうし。
まだ冷えるだろうから、ホッカイロや温かい靴下があるといいかも。
子供たちにはノートや本があれば喜ぶでしょう。
また、小さい避難所にいる集落の人たちには、ちゃんと物資が届いてるのかな。
・・・などなど、何が良いのか色々と考えてます。


今度は、今週の水曜か木曜に女川まで行ってくる予定です。

そこで、今日は支援物資のご協力をお願いしたいと思います。
もちろん無理をしなくて結構ですので、避難所にお渡し出来る物資にご協力いただける方は、まずはアリエルに電話やメールで連絡頂けたらと思います。
ショップまで持ち込む場合、夕方まで大島が雑務処理してたりしますがいないこともあるので、やはり電話で確認をお願いします。

※ 追加情報
4/3現在、女川町救援物資受付場の情報です。
●古着と紙おむつは、かなりの数が集まっているので、現在受付ていない
●ライフラインは繋がってないが、お湯は沸かせるのでレトルト食品などOK
●食品は日持ちするのものが好ましい
●男性の肌着や女性の下着も不足気味
●新学期が始まった時のために、子供たちの筆記用具やノート等は嬉しい

参考にして頂ければ、と思います。
宜しくお願いいたします。



また、来週はいよいよ石巻で潜水作業が始まる予定です。
大変な仕事になるでしょうが、これも復興への一歩、です。


★★ 2011/3/30に被災地へ ★★ 

2011-04-01 | 3.11復興活動
一年中潜っていた女川。
浜で挨拶して、顔馴染みになった方。
アフターダイブでお世話になっていたランチの店や、買い物でお世話になった店。
「皆さん、大丈夫なんだろうか・・・?」
これから私たちも復興の手伝いをしていくつもりなのだからこそ、現在の女川の惨状を実際に見ておかなければならないと思いました。

そして、石巻でいつもお世話になっている方や、塩釜で被災したお客様が心配でした。


あの日から20日目の3月30日、スタッフ各自の身の回りの状況も落ち着いてきたので、行ける面子で被災地へ行くことにしました。

救援物資は出来る範囲で集めて。
それから。
DM候補生のK野さんのご好意で、カップメン320食・スープ3,040食を持っていく事が出来ました。


まずは塩釜に向かって、国道45号を走っていくと・・・。
仙台市と多賀城市の境目辺りから、津波に襲われた町並みがありました。
おびただしい車が、無残な姿で転がっていました・・・。


塩釜のM君は、震災当時職場で津波に襲われ、建物の3階で一夜を明かしたそうです。
自家用車は廃車です。
奥様は、マンション10階の自宅から、津波が何回にもわたって襲ってくる様子を見ていたとのこと。辛くて、怖かった様子を話してくれました。
まずは、元気そうなお二人を見て一安心でした。


女川町へ入ると、衝撃的な映像が次から次へと目の中に飛び込んできました。
「こんな奥まで・・・」という場所にまで、津波は襲っていたのです。
  
地盤沈下しているため、港近くの道路には海水が波打ってました。
  
電車も流され、墓地の上に横たわってました。

石浜へ続く道も、知らない道のようです。
 
高台から見ると、町が消えたという事実が・・・。


知っていたはずの町並みはなくて・・・。
町が消えてしまった惨状を目の当たりにして、本当に言葉が出てきませんでした・・・。


それでも、会った女川町の人に話を聞いて、情報を得て。
救援物資を避難所の方へ届けて。

私たちは女川を後にしました。


石巻でも、至る所で被災しております。

渡波地区では、全壊した家、半壊の家、ひっくり返った車、道の脇に船・・・。

旧北上川周辺でも、いまだに浸水している道路や、瓦礫の山・・・。
 
門脇地区では、津波の被害に加えて火災の被害も大きかった地区です。
  

石巻では、知人の皆様の顔を見れてホッとし、無事物資を渡して、私たちは帰路についたのでした。


被災地の光景を思い出しただけで、胸が痛くなり、涙が出てきそうになります。
でも、被災した皆様は比べられない程大きな痛みであり辛さなのです。
今、私たちが出来ることは僅かなことですが、それでも何かをしたいと思うのです。

また、近いうちに行く予定です。


※写真を載せるべきか載せないべきか悩みましたが、被災地の状況を私たちの目線で伝えたいと考え、載せる事にしました。


(訪問者:大島・長谷川・K野・KODAMA、文:KODAMA)