2016/1/16 竹浦

天候：雪のち晴れ
海況：凪
ポイント：竹浦グロット＆アゴ島
水温:9℃
透視度:7～8ｍ

バックロールさんのツアーに便乗して、今日も竹浦で潜ってきました。
朝から雪が降っていましたが、海は凪で風も弱く、2本目エントリーする頃には太陽も出てきて、気持ちよく潜ってきました。

本日は面白いものを撮影出来ました。それはババガレイ（ナメタ）の食事シーンです。
捕食対象物だとは思っていなかったあるものを、体長50㎝はある巨大ナメタは器用に食していたのです！


ホヤの殻に穴を開けて吸い込むように身を食べていました。
動画では、ホヤに頭を突っ込む時の衝撃音も聞こえます。
→→
食べられたホヤは、中身を吸われたため殻が窪んでいました。

それと、今日は久し振りにオコゼカジカを発見しましたよ！
　鮮やかなオレンジ色の個体です！
ラメを散りばめたような眼　　いつ見ても魅力的！！
しばらく居てくれるといいなぁ。

水温がいよいよ一桁に突入しましたが、なんと！季節来遊魚は未だ生きています！
　カゴカキダイは4兄弟仲良く岩陰に身を隠し
　ハコフグは辛うじて生きている感じ
東北の冬の海はこれからどんどん水温が下がるので、彼らが生き残るのは難しいでしょうが、次回も観察していきたいと思います。

今日気になった甲殻類は・・・
　メンコガニ
　ベールの向こうにカイメンホンヤドカリ
　キタモエビモドキ

ウミウシでは・・・
　ミツイラメリ　　アカエラミノ
他、ガーベラミノ、シロホクヨウ、トラパニア・トッドイ、エムラミノなどなど。

現在ほぼ100％の確率で観察出来る女川のアイドルたちは、本日も健在です！
クチバシカジカ
　
フサギンポ
　　卵は発眼しています
ダンゴウオ

他、サラサカジカ、クロソイ、ムラソイ、キツネメバル、ドンコ、ミズダコ、など・・・。

アフターダイブのランチは、女川駅前に今月オープンしたばかりのお店へ。
お手頃価格の海鮮丼を美味しく頂いてきました
　　

 

2016/1/11 初潜り＆新年会

天候：晴れ
海況：風波あり
ポイント：竹浦グロット（＋弁天島）
水温:9～10℃
透視度:7～10ｍ

本日は『アリエル初潜りツアー＆新年会』開催日です！
新年の海での禊ダイブは1本。
震災前は女川町内の旅館で昼から宴会でしたが、場所不足のため、震災後は仙台に戻ってから飲み会です。

参加者の皆様が到着する前に、最近潜ってなかった弁天島で生物調査してきました。
すると・・・
弁天島でもクチバシカジカが抱卵していました！！
しかしながらとっても観察しにくい場所。
　親の頭～背中しか見えない・・・
鏡を使うと抱卵の様子はバッチリ観察出来ますが、鏡越しに写真を撮ってもピントはガラス面に合うのでピンボケばかり・・・。とりあえず証拠写真的に撮りました。
　こんな感じ　→　
これで今シーズンは、竹浦全てのポイントでクチバシカジカ抱卵が観察出来ますね

クジメもまだ抱卵頑張ってました。
　
育っている卵と、そうでない卵があります。

さて。

本日のメインイベント、初潜りは皆で竹浦グロットへ！
いつもはエントリー直前にボート上でお神酒を注ぐのですが、ハプニングにより港でお神酒を注ぎ、祈願しました。

1ダイブで人気の生物たちが続々姿を見せてくれました！
　クチバシカジカ抱卵　　フサギンポ抱卵
　　赤ダンゴ　　桃ダンゴ
　スナビクニン水玉
　　トラパニア・トッドイ
他、サラサカジカ、ドンコ、アキギンポ、コケギンポ、ミズダコ、エムラミノウミウシ、シロホクヨウウミウシ、等など・・・。
そうそう！
この時期ならでは、マボヤの放精放卵も見られました！
　一斉に開始！！
エキジットの頃には水が濁るくらい、活発でした。

ブログ写真はMさんからお借りしています。いつもありがとうございます！

夜は『仙台浅草』内にあるお店の2階を貸し切って新年会です。
急きょ参加出来なかった方々もおりましたが、逆に急きょ参加してくれたOさんが花を添えてくれました

風の吹く中ダイビングに参加してくれた皆さま、ありがとうございました。
今年は20周年。良い年になりますように

2016/1/6 a happy new year 竹浦

天候：曇り時々晴れ
海況：凪のち風波
ポイント：竹浦グロット＆アゴ島
水温:10～11℃
透視度:6～8ｍ

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

「アリエル初潜りツアー」は1/11ですが、生物リサーチと称して一足お先に潜りに行ってきました。
バックロールさん＆ハイブリッジさん、そしてアリエルで、2016年新春竹浦ダイビングです

今年最初のダイビングでのHAPPY
前回のアゴ島に続き、竹浦グロットでもクチバシカジカの抱卵を発見しました
　ほら！真ん中にいるでしょ！！！判りますか！？
　↓
　↓
　顔の下に卵が確認出来ます
11～12月に、この周辺で姿を見せてくれていたオスです。
無事に抱卵を開始していてホッとしました。
巣床が予想よりも浅場なので、今後は、ダイバーの排気泡が影響しないよう等、細心の注意をはらって観察していきたいと思います。

他にも抱卵箇所はないものかと散々探しましたが、今日は見つけられず。
新たに見つけたのは若魚だけでした。

ちなみに・・・
　アゴ島での抱卵も順調に継続中でしたよ！

フサギンポも抱卵箇所を増やしています。
今日は3ヶ所見てきました。
　　

こちらアイナメの抱卵はというと、最後のひと踏ん張り！
　　あと2～3日でハッチアウト終了かな

そして、三陸の海、この時期ならではの光景！
　
マボヤの放精・放卵が、2ダイブ目で一斉に始まりました！！
サンゴのような華やかさはないかもしれませんが、神秘的光景と言えるのではないでしょうか。

さて。
もうすぐで水温が一桁に突入しますが、なんと今日も！季節来遊魚を無事観察することが出来ました！！
カゴカキダイは岩の下の隙間に4匹集まっています。身を寄せている感たっぷりです。

12/23に竹浦グロットのにいたハコフグ幼魚、残念ながら本日はいなくなっていました・・・。
でも、アゴ島にはハコフグ幼魚が生きてましたよ！！！

他
ダンゴウオ　スナビクニン（ストライプ柄）
ハナサキウミウシ　ミズダコ
等など・・・。

 

ショップでは本日1/6～1/10まで初売りを行なっております。
お買い得な商品や商品券などございますので、是非足をお運び下さい