和気清麻呂像
正月3日、昨日の雨も降り止んで暖かい朝だ。薄日が射している。シャワーを浴びて身奇麗にすると共に昨日の酔いを醒ます。雑煮を頂いた後、氏神様に詣でることにする。毎年20分ほどかけて歩いて行くのだが、今年は3社詣でならぬ2社詣でをするつもりなので車を出すことにした。
この地域の氏神様は、御祖(みおや)神社と称し、全国の妙見宮の総本社としても知られている。道鏡の野望を砕いたとされている和気清麻呂が、この地でいのししに助けられた伝説が残っており、境内には狛犬ではなく猪が飾られている。猪にゆかりがある神社なのだ。だから今年は参詣者が例年以上に多いと予想されてもいた。
神社へ上がる車道は駐車場が満杯のためか数珠繋ぎであったが、そんなに待つこともなかった。駐車整理員が効率よく誘導していたからであろう。昨日の雨で駐車場はぬかるんでいたが、参道の石畳は苔むして風情があった。境内には箸巻きやりんご飴、梅が枝餅、お面などの屋台が並んで賑わっている。
妻が昨年の破魔矢やお札などを返納し手を清めて本殿に向かう。次女が神前結婚式を挙げたところであるが、そのお礼と孫の誕生、家内安全を願う。
混雑している人ごみをかきわけて、社務所で破魔矢を買い求める。毎年のことではあるが、今年は私の厄年とされているので、妻は特に気合を入れて買ったようだ。誕生日の頃にお祓いに来なくては!
福御籤を引いた。大吉だった。娘二人も大吉だったと聞いているので、なんだか嬉しい。今年もいい年になって欲しいものだ。
妙見神宮 到津八幡宮
写真などを写した後、次の目的地、到津八幡宮へ。30分ほどかかる。この神社は長女夫妻の地区の氏神様であり、和音君の100日祝で詣でたところだ。お昼前だったが、神社は車でごった返していた。が、私は運良く殆ど待つことなく駐車できた。和音君の健やかな成長を祈念して柏手を打つ。元気に育って欲しい。
無事に参詣を済ました後、帰っておせちを頂く。鰤の刺身や蟹など、まだたくさん残っている。二人だけなので食べきれない。箱根駅伝を見ながら、杯をのんびりと空ける。長かった正月も終わり、明日から仕事だ! ズボンのベルトがきつくなってしまったが、英気を養うことが出来た。