花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

花木(5月-3)シャリンバイ、ニセアカシア、ヤマボウシ、クロバナロウバイ、他

2021-05-15 | 樹木(花木)
花木の3連チャンになりますが、ボツにしようと思っていましたが、
折角撮ったものですので載せちゃいました。

シャリンバイ(車輪梅)
バラ科シャリンバイ属、常緑低木、日本。東アジア原産、 花期:5月~6月、
道路の緑地帯や公園によく植えられているが、
これは近くの道の駅八王子滝山の駐車場に植えられていたものです。

   

ニセアカシア 和名:ハリエンジュ(針槐)
マメ科ハリエンジュ属、落葉高木、北米原産の外来植物、花期:5月、
街路樹、庭園樹に植えられることが多い。やせた土地でも繁殖しやすい。
白い花は甘い芳香を放ってミツバチが好む。 ちなみにアカシアは黄色い花です。
   

ハコネウツギ(箱根空木)
スイカズラ科タニウツギ属、落葉低木、花期:5月~6月、別名:ゲンペイウツギ、
花は開花中に色素が変化し、白色から順次、薄ピンク、紅色と三段階に移り変わる。 
似た花にニシキウツギがあるが、花筒が細く、葉も薄い近縁種。
ハコネウツギとのニシキウツギ等の雑種もあるので中間種かもしれない。 
   

ヤマボウシ(山法師)
ミズキ科ミズキ属、落葉高木、花期:6月~7月、山地に生える。 
花は中央に小さな花が多数球状の頭状花序をつくり、その周りを4片の白い花弁のような
総苞片が囲む、ハナミズキと同様に花びらと思っているのが総苞片(花のつけ根の葉) ですね。
   

ホオノキ(朴の木)
モクレン科モクレン属、落葉高木、花期:5月~6月、
枝先に黄白色の花径15~20cmほどの芳香がある花を上向きに開く。
花弁は6~9枚、萼片は3枚。
中央部には、たくさんの雄しべと雌しべが集まって円錐状についている。
   

クロバナロウバイ     和名:ニオイロウバイ
ロウバイ科クロハナロウバイ属、落葉低木、北米南東部原産、花期:5月~6月
香る濃緑色の葉、多数の花弁からなるチョコレート色の甘く香る花が特徴です。
樹高は1mほどにしかならず、多数の枝を出して茂る。
以前からあったのでしょうが、他の人のブログで今年初めて知りました。

   

以下間違っていましたので訂正します。ショカさんご指摘ありがとうございました。
プラタナス  別名:モミジバスズカケ/カエデバスズカケノキ
スズカケノキ科スズカケノキ属、落葉高木、アジア西部原産、 花期:4月~5月、
プラタナス(学名:Platanus L.)は、スズカケノキ科スズカケ属の落葉広葉高木の総称です。
鈴をぶら下げたような実がなることで、別名:スズカケノキ(鈴掛木)の方が有名、
結実期:10月~12月。 
一般にスズカケノキと呼んでいるのは、モミジバスズカケノキであることが多い。
東大病院構内にあるので、待合室から撮ったので分かり難い写真です。
 
ユリノキ(百合の木)
モクレン科ユリノキ属、落葉高木、花期:5月~6月、
花は枝先に上向きにつき、チュ-リップの花に似ている。花被片は9個。
内側の6個が上向きの花弁状になり、黄緑色、基部にオレンジ色の班紋がある。
4月末なので、まだ先始めかもしれません。もう少しカップ状になるのかも。
   
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つる性の花木より、フジ、モッコウバラ、ノイバラ、テイカカズラ、他

2021-05-14 | 樹木(花木)
前回の花木つながりで、つる性の花木を2,3並べてみました。

フジ(藤)
マメ科フジ属、つる性落葉低木、日本原産、花期:4月中旬~5月初旬
右巻き(ノダフジ)と左巻き(ヤマフジ又はノフジ)花穂は短めがある。
これは、ノダフジかな。*右巻き(上から見て時計回り) 
近くのフジの花もほとんどが終わっています。


モッコウバラ(木香薔薇 )  八重咲
バラ科バラ属、常緑つる性低木、中国原産、花期:4月~5月、
花は白か淡い黄色で、それぞれ一重咲と八重咲があり、直径2-3cmの小さな花を咲かせる。
黄花の一重や白花には芳香はある。
茎にトゲがなく好きです、よそ様は黄色い花がいっぱい咲いています、
しかし、我が家の白色はまだ遠慮がちにパラパラです。
   

ノイバラ(野茨 )   別名:ノバラ
バラ科バラ属、落葉つる性低木、花期:5月~6月、果期:9月~11月、
 バラの中でも生命力が強く丈夫な種類で、品種改良や貴重なバラの品種を増やすための
台木として使われることでも有名です。
枝先の円錐花序に、芳香のある白い花を多数つける。花は直径約2cm。
花弁は倒卵形で、ふつう5個。雄しべは多数。雌しべは無毛。
花よりも目立つ実(偽果)は、秋から冬にかけて赤く熟し、
ジャムや果実酒あるいは装飾用に使われる。   
   

サルトリイバラ(猿捕り茨)       別名:サンキライ(山帰来)
サルトリイバラ(ユリ)科シオデ属、蔓性低灌木、花期:4月~5月、雌雄異株、
刺があり繁茂したところに、猿が引っかかって捕まってしまうことから。
葉の展開と同時に葉腋から散形花序をだし、淡黄緑色の小さな花を多数つける。
花被片は6個、長さ約4mmの長楕円形で、上部はそり返る。
雄花の雄しべは6個。雄花の雌しべと雌花の仮雄しべは共に退化し、殆ど目立たない。
雄花
   
4月の始めに撮ったもので、雌株を撮ってからと思って忘れていましたので雄花のみ。

テイカカズラ(定家葛)
キョウチクトウ科テイカカズラ属、つる性常緑低木、有毒植物、花期:5月~6月、
白い花を付ける、花は芳香があり、白色から淡黄色に変化する。

   

スイカズラ(吸葛)   別名:キンギンカ(金銀花)、ニンドウ(忍冬)
スイカズラ科スイカズラ属、半常緑もしくは常緑つる性植物、花期:5月~6月、
甘い香りのする白い花を咲かせる日本原種の植物です。
花や実は生薬に利用される、果実は液果です。
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花木なのに花が小さくて分かり難いニシキギ科、マユミ、ニシキギ、コマユミ、他

2021-05-12 | 樹木(花木)
花木でも大きな花が咲くのは名前も比較的に覚えていますが、
流石にニシキギ科の花は小さくてそっくりです。小さい花は(?)分かりません。
実になった時の方が分かり易いですね。


マユミ(真弓)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、庭園樹、盆栽に、
本年枝の葉より下の芽鱗痕のわきから集散花序をだし、緑白色の小さな花を1〜7個つける。
花は直径約1cm、花弁は4個。雄しべは4個。花より実が楽しめる。
果実はさく果。直径1cmほどの倒三角形で4個の稜があり、10〜11月に淡紅色に熟し目立つ。   

ニシキギ(錦木)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、
若い枝は緑色で稜があり、稜上に褐色の薄い板状の翼がある。
本年枝の芽鱗痕のわきから集散花序を出し、淡緑色の花を数個つける。
花序の柄は長さ1〜3cm。花は直径6〜8mm。花弁は4個、ふちには鋸歯がある。
雄しべは4個。雌しべは1個。萼の上部は4裂する

コマユミ(小真弓)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、
本年枝の芽鱗痕のわきから集散花序を出し、淡緑色の花を数個つける。
花序の柄は長さ1〜3cm。花は直径6〜8mm。花弁は4個、ふちには鋸歯がある。
雄しべは4個。雌しべは1個。萼の上部は4裂する。


ヤマウルシ(山漆)
ウルシ科ウルシ属、落葉小高木、花期:5月~6月、有毒植物、
山地に普通に生える。樹高は8mになるが、普通は2~3m。
体質によりかぶれるが、毒成分は少ない。 
葉は長さ5~12センチの小葉が6~10対集まって羽根状になる。
枝の先の葉腋から円錐花序を出す。雌雄異株。 
中国などを原産とするウルシとは別の木であるり、漆塗りに使われることはない。
ウルシとの違いは、葉に違いがある、
ウルシの方が葉が大きい、厚み、濃緑色で艶があり、小葉が3~7対ほど集まる。  
 


コゴメウツギ(小米空木)
バラ科コゴメウツギ属、落葉低木、花期:5月~6月、
小米(=砕けた米)のような小さな花を付けることからコゴメウツギと名付けられた。 
花径は5mm程だが、びっしりとまとまって咲く。
葉はモミジやモミジイチゴに似た特徴的な形になる。
ウツギと名乗る花木はたくさんあるが、花がウツギっぽいだけで分類上はあまり関係のないものが多い。

イボタノキ(水蝋の木)
モクセイ科イボタノキ属、落葉低木、花期:5月~6月、
新枝の先に長さ2〜4cmの総状花序をだし、白い小さい花をつける。
花冠は長さ7〜9mmの筒状漏斗形で、先は4裂する。裂片は短く長さ約3mm。
雄しべは2個、葯は花筒から少しつきでる。雌しべは短い。

4月25日に撮ったものですが、投稿する機会がなかったので、今回に追加です。

ハナイカダ(花筏)
ミズキ科ハナイカダ属、落葉低木、花期:4月~5月、果実:8月~9月、
葉の表面中央にできる奇抜な花や果実に観賞価値があり庭木として使われるほか、
若葉を山菜として利用する。
ハナイカダという名は、花や果実の様子を筏(イカダ)に乗った船頭に見立てたもの。
雌雄異株で雄株には雄花が3~5個ずつ、雌株には雌花が一個ずつ咲く。
葉の中央に伸びた短い柄の先にでき、雄花には黄緑色の花びらが3~4枚、雄しべも3~4本ある。   
雌花には同じく3~4枚の花弁があるが雄しべはない。花の大きさは雌雄ともに直径5ミリほど。     
        右は、本日撮ったものでこれから夏以降黒くなることでしょう。

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自宅の野草花(5月)タツナミソウ、フタリシズカ、カタバミの仲間、他

2021-05-10 | 自宅の花
自宅の庭及びその周りから野草花を幾つか選んでみました。

タツナミソウ  (立浪草)
シソ科タツナミソウ属、多年草、花期:4月~6月、
 いろいろな種類があるようですが、庭のあちこちの草に紛れて咲いているので普通に見られる種と思う。
和名は、打ち寄せる波頭に見立てた名です。 

フタリシズカ(二人静)
センリョウ科チャラン(センリョウ)属、多年草、花期:4月~6月、山野の林下に生える。
小さな白い花を付けるが、花弁も萼もなく3個雄しべが丸く子房を抱いている。
和名は、2本の花序を能楽「二人静」の静御前とその亡霊の舞姿にたとえたというものです。
但し花序は2つとは限らず写真のように5本のものもある。


ヒトリシズカ(一人静)   別名:ヨシノシズカ
センリョウ科チャラン属、多年草、花期:4月~5月、
花は21/3/28に投稿していますが、現在実が付き始めている状態です。
フタリシズカにチョット似ているように見えるのがあちこちにいっぱい。

カタバミ(片喰)
カタバミ科カタバミ属、多年草、花期:5月~9月、
茎や葉は全体にあらい毛が生え、地下に垂直に伸びる直根がある。
上部の葉腋から長い花序柄が出て、先に1〜8個の花を散形花序につける。 
花は黄色で、径約8mm、 さく果は円柱形、熟すと多数の種子をはじき飛ばす。
アカカタバミ(赤片喰)
カタバミ科カタバミ属、多年草、花期:5月~9月、
カタバミの1品種、葉は3小葉で赤紫色を帯びる
葉の脇から散形花序を出し、径8mmぐらいの黄色の花をつける。
葉が緑色のものはカタバミ、また中間の色合いのものをウスアカカタバミという。
イモカタバミ(芋傍食)
カタバミ科カタバミ属、多年草、南米原産、花期:4月~9月、
根の上部に小形のイモ状の塊茎を多数付けて大きな株になる。
葉より高い花茎を出し、直径1.5cmほどの5弁の紅紫色の花を10〜20個つける。
花の中心部が濃い紫色で葯が黄色
▼ムラサキカタバミ(紫片喰 )
カタバミ科カタバミ属、多年草、南米原産、花期:4月~9月、
在来のカタバミより葉はずっと大きい、花茎の先に散形花序を出し数個の花を付ける。
直径1cmほどの紅紫色の5弁花を数個、雄しべは10本で葯が白いものをムラサキカタバミ、
葯の色が黄色いものをベニイロカタバミと言っている。

▼シロバナイモカタバミ(白花片喰 )
花が白い園芸品種。(これは散歩中に撮ったものです。)

▼コナスビ(小茄子)
サクラソウ科オカトラノオ属、多年草、花期:5月~6月、
花冠は黄色で5裂し。径6~7mm、裂片は広卵形、さく果は球形でまばらに毛がある。
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華やかさない野草小花、ハハコグサ、タチチチコグサ、オヤブジラミ、他

2021-05-08 | 野草(花)
家の周りの野草から花としては少し地味ですが、
それでもしっかりと咲いてくれています。

ハハコグサ(母子草)
キク科ハハコグサ属、越年草、花期:4月~6月、
春の七草の一つ”オギョウ”がこのハハコグサ、茎の先端に頭状花序の黄色の花を多数つける。

秋に咲くアキノハハコグサも似ているが、
上部で枝分かれ。葉表 緑、裏 緑白。黄色い花。9〜10月。

タチチチコグサ(立父子草)  別名:ホソバノチチコグサモドキ
キク科ウスベニチチコグサ属、1年草、花期:4月~9月、道端、荒れ地、
茎は基部でよく分枝し、茎や葉裏には白い綿毛が密生し、葉の表面にも綿毛が生える。
葉は互生し、長さ2~6㎝、幅2~9㎜の倒披針形~さじ形、先がやや尖り、茎上部の葉は幅が狭い。
葉腋から短い枝を出し、小さな頭花を多数つける。
花序は初め長さ2~4㎝の穂状、後に長さ4~18㎝の円錐状になる。
まだ綿毛が生えるほどではないですが、これから出てくると思います。

混同しやすい類似種に頭花が紅色のウスベニチチコグサとウラジロチチコグサ、
全体に綿毛が多いチチコグサモドキがある。タチチチコグサはこの中で葉の幅が最も狭い。

ハハコグサとタチチチコグサが混じりあって生えています。


チチコグサモドキ(父子草擬き)  
キク科ハハコグサ属、1~2年草、北米原産、花期:5月~9月、
花の色はチチコグサに似ているが、白い綿毛を被ったやや先太りの葉はハハコグサに近い。
茎の上部の葉腋からでた枝に淡褐色の小さな頭花が数個ずつかたまってつく。総苞は長さ4〜5mmの卵形。

トウダイグサ(燈台草)
トウダイグサ科トウダイグサ属、越年草、花期:4月~6月、畑、道端等に生える。
茎の先にやや大型の葉を5個輪生し、葉腋から放射状に枝をだす。
各枝先に2〜3個の総苞葉に抱かれるように小さな杯状花序がつく。
写真の写りが不鮮明でごめんなさい。雰囲気だけです。 

オヤブジラミ(雄藪虱)
セリ科ヤブジラミ属、越年草、花期:5月~7月、
ヤブジラミに似る。茎や葉は紫色を帯びる。葉は3回3出羽状複葉で、小葉は細かく裂ける。
小花柄は2-4個、花径は2mm、花弁は5枚縁が紫色を帯びる。 
子房には刺が密生し、柱頭が2裂する。 果実は長さ約6mm、果柄は約7mm。  
似たヤブジラミは、小果柄が短く、花期も少し遅い。
見た目で分からないくらいなら、ズボラな私はどちらでも良いのですが、
取り敢えず、花の下の小果の長さとその下の柄の長さが違うのが分かりますか
左:ヤブジラミ 花柄長さ約2mm    中央:オヤブジラミ          右:ヤブニンジン


ホウチャクソウ(宝鐸草 )
イヌサフラン科チゴユリ属、多年草、花期:4月~5月、
つぼみの時期は ナルコユリ や アマドコロ と似て区別がむずかしいが、花が開くと、
寺院の軒先に下がる大型の風鈴である宝鐸(ホウチャク)に似るので区別が容易。
上部で枝わかれし、葉は長楕円形、花葉、枝の先に1~3個ついて垂れ下がる。
花被片は筒状に集まり平開しない。

ギンラン(銀蘭)
ラン科ギンラン属、多年草、花期:4月~6月、
思わず散歩途中で足元に小さな花が見落とす所でした、昔見たギンランに見えますが、、


キランソウ(金瘡小草)   別名:ジゴクノカマノフタ
シソ科キランソウ属、多年草、花期:3月~5月、
野や低い山の道端で見かける雑草で、葉を四方に張り出して地面に張り付き、
葉腋から濃紫色の花を2,3個ずつつける。
和名キランソウの由来は諸説あり、はっきりしない。
一説には、ランに似た紫色の花を意味する紫蘭草(しらんそう)が転訛したものとする説、
別名で、ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)という呼び名もあるが、
これは根生葉が地面に張り付くように放射状に広がる様が、地獄の釜の蓋に見立てられたもので、
さまざまな病気に対して薬草としての効能から医者がいらず、これで地獄に落ちないで済む等から。
尚、花色は濃紫色となっているがこれはブルーに近いでした。
ヒメキランソウにブルーのものが出回っているようですが、
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私はこれで腰痛が悪化しました、、(キアシドクガ幼虫の大量発生)

2021-05-06 | 昆虫
せっかく来て頂きましたが、毛虫の話ですので苦手な方は直ぐにパスして下さい。

又、今年も次の問題が発生しています。
それはミズキに取り付くキアシドクガの幼虫の大量発生です。

我が家前の道路の反対側にミズキがヒノキや竹に混じって生えています。

道から上を見ればご覧の通り、最近まで緑色に茂っていた木が丸坊主です。
   

犯人は、この毛虫です。
キアシドクガ
 チョウ目ドクガ科で成虫は6月活動(白いモンシロチョウに似た蛾です)
 ドクガの名があるが、幼虫、成虫共に毒は無いようです。
 幼虫食餌植物: ミズキ科:ミズキ、クマノミズキ*
 終齢幼虫体長: 35-40mm
 食草を離れて蛹化の場所を求めて歩き回るようです。
*食草が、ミズキとクマノミズキとなっていますが、違いは?
 クマノミズキは関西以西に多く分布し、葉の付き方が対生です、ミズキは互生。

雨が降って降っているように毛虫が落ちて来て、草葉にあたりパシ、パシと音がする。

落ちて来た幼虫(毛虫)は、どんどんと我が家の方に流れて来る、又風に乗って
家の近くに、
一時は果てしなく繰り出してきます。家横のビニール袋等まで侵入。

放ってはおけませんので、ピンセットと古い手桶で捕ることに、
しゃがんではつまみを繰り返して、♪果てしなく**に♪ と思いつつ
後で腰痛が酷くなってしまいました
流石に殺生が嫌いな私ですが、至る所に来ては処理しないわけにはいきませんでした。

当然のこと毛虫以外に葉のくずや花のかじりくず又は黒い糞もたくさん落ちています。

ミズキの樹木も丸坊主になっても葉が直ぐに生えてきますが、
木によっては、5,6年で枯れるものもあるようです。(今年で4年目位です)
そして、あくまで処分した毛虫は道路側に落ちて来た分だけですので、
山側を考えると大変な量(万?の単位)でしょうね。

取り敢えず2、3日分をマンリョウの木の根元に埋めて手を合わせました。

掃出ししたり、それでもまだまだ続くようなので、虫よけの薬を散布。
玄関のドアや軒につかなくなりましたので、峠は通り過ぎたようです。
薬の上にはムカデまで出て来ていました。

キアシドクガは、幼虫から蛹を経て完全変態する昆虫です。

蛹、成虫についてはここでは割愛させていただき上記参照お願いします。

真白いキアシドクガがひらひら舞っているのを見ている分には、
毒がないので、そんなに問題にはならないのですが、残念ですね。

何でも度が過ぎれば嫌がられるものですね。
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庭の花(5月)クレマチス、カンパニュラ、ブラキカム、ダイアンサス、他

2021-05-05 | 自宅の花
庭の花から幾つか取り上げてみました。
自宅の庭でありながら、写真を撮る時に良い位置で撮れていません。

クレマチス ’ドクターラッペル'(パテンス系)
キンポウゲ科センニンソウ(クレマチス)属、多年草、花期:4月~9月
クレマチスは、世界にたくさんの野生種、原種があり、これらの交配によって、多くの品種が生まれています。
淡いピンク地に濃いピンク色のスジ入りで覆輪になります。花芯はクリーム黄色。
大輪、多花性で四季咲き性も強い。大輪の花がたくさん咲いたときは豪華です。  

生い茂った草にまみれているものもあります。
クレマチス’キャッツアイ’(インテグリフォリア系) 

カンパニュラ涼姫
キキョウ科ホタルブクロ属、1年草、ヨーロッパ原産、花期:4月~5月、
長い花茎が伸びて、その名のとおり涼しげな色合いの花がたくさん咲きます。
淡いブルーの花色で花径2㎝ほどの小さな花です。
カンパニュラと言えばベル形を思いますが、「サカタのタネ」の交配品種です。

ブラキカム’アングスティフォリア ’   別名:ヒメコスモス、ブラキスコメ
キク科ヒメコスモス属、多年草、オーストラリア原産、花期:4月~11月
花は桃色もしくは藤色で、舌状花と筒状花のあわさるキク科特有の直径約2.5cmの花を咲かせます。

ダイアンサス’レッド’ (春待ち)
ナデシコ科ダイアンサス属、1年草、花期:4月~8月
ダイアンサス属の仲間も非常に多い。
深みのある真っ赤な花が次々と咲かせる。
「春待ち苗」はサカタのタネ独自のノウハウで、じっくりと時間をかけて育てた大苗シリーズです。

アクレギア’ホワイトバロー’(オダマキバロー系〉
キンポウゲ科オダマキ属、 宿根草、花期:4月~6月、
セイヨウオダマキで、花径3cm程の白色花の八重咲きです。

イブキジャコウソウ シソ科     ▼グリーンネックレス 観葉植物


トキワツユクサ(常盤露草)  別名:ノハカタカラクサ(野博多唐草)
ツユクサ科ムラサキツユクサ属、多年草、南米原産、花期:6月~8月、
頂上の葉腋から花柄を出し3弁花を1~3個ずつ付けます。 雄蕊は6本で、
それぞれの先端には黄色い葯がありそれを白い花糸が支えています。
 雄蕊には多数の長い繊毛が密生しています。
外のものはまだ咲いていませんが、浴室に置いていたものが咲いていたのでアップ。


カントウマムシグサ(関東蝮草)
サトイモ科テンナンショウ属、多年草、花期:4月~6月、有毒植物。
雌雄偽異株、雄株から雌株に転換する。山地の木陰等に生える。
テンナンショウ属は中間型も存在し分類が難しく、マムシグサ1種にまとめる見解もあるらしいが、
仏炎苞は紫褐色から緑色まであり白い条があるが、緑色をカントウマムシグサ、
紫褐色をムラサキマムシグサとする見解もあるようです。
名の由来は、花がマムシの頭に似ていて、偽茎のまだら模様が、マムシの胴に似るからついたという。
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赤い花、白い花、ニワゼキショウ、アカツメクサ、ユウゲショウ、他

2021-05-04 | 花の写真
赤い花、白い花のタイトルですが、少し無理があるのもありますが、
野草花や花木など色々含めてしまいました。
それらしいとい言うことで、ご勘弁して下さい。

ニワゼキショウ(庭石菖 )
アヤメ科ニワゼキショウ属、多年草、北米原産、花期:5月~6月、
茎に扁平で緑色の2個の狭い翼があり高さ10-20cm、茎の上部にへら形の苞が1~2個あり、
その間から細い花柄を出し、花径15mm、花被片は淡紫色6個、1日花です。
白ぽい花にオオニワゼキショウと言うのがあるが、ニワゼキショウより大きくなるが、
花は逆に小さい、これはニワゼキショウの白紫色のものと思います。
                                               

アカツメクサ(赤詰草)    別名:ムラサキツメクサ
マメ科シャジクソウ属、多年草、ヨーロッパ原産、花期:5月~8月、
アカツメクサはクローバーの仲間です。 
ポンポンのようなかわいらしい花を咲かせ、開花時期が長く、常緑性のためいつでも美しい葉を楽しめます。


シロツメクサ(白詰草)
マメ科シャジクソウ属、多年草、ヨーロッパ原産、花期:5月~8月、
シロツメクサは花から長い茎が伸び、地面に葉が茂ります。 
アカツメクサは花のすぐ下に葉があり茎が伸びていきます。 
葉はアカツメクサのほうがプロペラ様でシロツメクサは3小葉、ときに4小葉からな る。
              

ユウゲショウ(夕化粧)   別名:アカバナユウゲショウ
アカバナ科マツヨイグサ属、多年草、南米原産、花期:5月~9月、
名の由来は午後遅くに開花して艶っぽい花色を持つことからですが、実際は昼間でも開花が見られる。
上部の葉腋に径約1cmの淡紅色の花をつけ。
花弁は丸く紅色の脈が目立つ。雄しべは8個で葯は白色、花の下に子房がある。
               

▼白花のユウゲショウ  余り見かけませんが1株のみ咲いていました。

イチゴ(苺)
バラ科イチゴ属、多年草、花期:4月~5月、
イチゴは開花時期に白やピンク色、赤い花を咲かせます。
いちごの花は、花びらが5枚あり、花びらと同じ数のがく片がつきます。
花の内側にある黄色の中心部分が花托(かたく)と呼ばれている部分です。
この花托のまわりをおしべが取り囲むように輪を描くように付いている。
白い方はワイルドストロベリーの花で小さめです。 


クモマソウ(雲間草)     別名:クモマグサ、洋種クモマグサ
ユキノシタ科ユキノシタ属、多年草、花期:4月~5月、
園芸上は欧州原産の洋種クモマグサを指し、日本の高山にも自生するクモマグサとは別種です。


アケビ(木通)
アケビ科アケビ属、落葉つる性低木、花期:4月~5月
葉は柄が長く、5枚一組で生じるのが普通だが、葉が3枚のミツバアケビもある。
ミツバアケビは、より高い山地に生じる品種で、花は同じような紫色だが、やや色が濃い。
左:雄花               右:雌花

ミツバアケビ(三葉木通)
アケビ科アケビ属、落葉つる性低木、花期:4月~5月、つるは右巻き、雌雄同株。
葉腋から総状花序が斜めに垂れ下がり、濃紫色の花をつける。
花には花弁はなく、花弁状の萼片が3個ある。左:雄花  右:雌花
ゴヨウアケビ(木通とミツバアケビの自然交雑種)も自生しているが花ハミツバアケビに似ている。

ベニバナトキワマンサク(紅花常盤満作)
マンサク科トキワマンサク属、常緑低木、中国原産、花期:4月~5月、
トキワマンサクの変種。
緑の葉に黄色みを帯びた白い花が輝くように映えるのがトキワマンサクです。
細長い白い花弁の花を咲かせるのはシロバナトキワマンサクです。

ハナミズキ(花水木)    別名:アメリカヤマボウシ
ミズキ科サンシュユ(ヤマボウシ)属、落葉高木、花期:4月~5月、
大型で花弁状の総苞の中心に黄緑色の花が開く、総苞は白が普通だが赤色、淡紅色等色々ある。
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名前に*ガラシが付く野草。タガラシ、イヌガラシ、ヤマガラシ、他

2021-05-03 | 野草(花)
野草の花も多く咲きだしていますが、似た名前で紛らわしいものもあります。
カラシが付いている野草から2,3選んでみました。

タガラシ(田辛子)
キンポウゲ科キンポウゲ属、越年草、花期:4月~5月、
田や溝に生える、黄色い花は径1cmほど、集合果は長楕円形で長さ8-10mm
和名は、葉に辛味があることによる。


イヌガラシ(犬芥子)
アブラナ科イヌガラシ属、多年草、花期:4月~9月、野原や道端に生える。
根性葉は長楕円形で羽状に分裂する。
枝先に総状花序をだし、黄色の小さな十字状花を開く、長角果は円柱状。
名前も芥子菜(カラシナ)に似て役に立たないと言う意味でイヌガラシと名付けられた。


オランダガラシ(和蘭芥子)   別名:クレソン
アブラナ科オランダガラシ属、多年草、ユーラシア大陸原産、花期:4月~8月、
流水中や水湿地に群生する。葉は奇数羽状に分裂して互生、白色の十字状花を密に開く。
花弁は白色、楕円状へら形、長さ4〜6mm。
長角果は円柱状、扁平で、先はとがり、長さ1〜2cm、幅1.5〜2mm。


ハルザキヤマガラシ(春咲山芥子 )  別名:セイヨウヤマガラシ、フユガラシ
アブラナ科ヤマガラシ属、多年草、ヨーロッパ原産、花期:4月~6月
花は鮮黄色の十字形花で、直径6〜8mm、花柱は子房とほぼ同長。
花後は、長さ2~3cmの棒状の実がつく。
ヤマガラシと思っていましたが、見分けは難しいですが、
ハルザキヤマガラシは萼の先端に角状突起があり、こちらにした。
 

カキネガラシ(垣根芥子)
アブラナ科キバナハタザオ属、1~越年草、ヨーロッパ原産、花期:4月~6月、
多数の枝を横に伸ばして、垣根のように密生する。花径は4~5mm、
よく似たイヌカキネガラシは、実を横に伸ばしてつき、本種は茎にピッタリと付ける。
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花らしくない花達も多く咲いて、ヘラオオバコ、スズメノテッポウ、ヤセウツボ、他

2021-05-01 | 野草(花)
この時期に彩り華やかな花が多い中で、あまり花の感じがしないのも多くあります。

広い草原にて、
ヘラオオバコ (箆大葉子 )
オオバコ科オオバコ属、多年草、花期:6月~7月、
葉は10~30cmで細長くへら形で、先端に長さ2~8cmの円柱形の花穂を付ける。
はなの外に長く飛びだした雄しべが、下から順に咲き上がる。
上部で雌しべが柱頭が伸びる(僅かに白く見える)

スズメノヤリ(雀の槍)
イグサ科スズメノヤリ属、多年草、花期:4月~5月、
草地にごくふつうに生える。 
スズメの名が付く植物は小さいものに多く、頭花が大名行列の毛槍ににているので、
この名がある。
茎の先に赤褐色の花が多数集まった卵球形の頭花をふつう1個、まれに2〜3個つける。
一番下の苞葉は花序の上に槍の穂先のように突き立つ。 



スズメノテッポウ(雀の鉄砲)
イネ科スズメノテッポウ属、越年草、花期:5月
和名は細い花穂をスズメの鉄砲に見立てたもの。
花穂は淡緑色で長さ3-5cm、小穂は1小花からなる。
葯は白色から黄褐色に変わる。
同じ属のセトガヤとそっくりだが一回り大きく葯が白いので見分ける。

ヤセウツボ(痩靭)
   ハマウツボ科ハマウツボ属、寄生植物、地中海沿岸原産、花期:4月~5月、
 マメ科、セリ科、キク科など様々な植物に寄生する。
 葉は鱗片状に退化していて植物体に葉緑素はなく、褐色の腺毛が密生しています。

チガヤ(千萱、茅 )  
イネ科チガヤ属、多年草、花期:4月~6月、
葉に先立ち花穂をつけ、白い毛が密生した花穂が風にそよぐ光景は美しい。

カズノコグサ(数の子草)
イネ科ミノゴメ属、1~越年草、花期:6月~7月、
和名は小穂がカズノコに似ている事による。
まだ花の時期には早すぎているので、後日イネ科として取り上げる時には緑色の円錐花序で投稿予定。

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