花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

春の野草花(3月) ユキワリイチゲ、ヒメオドリコソウ、カントウタンポポ、他

2022-03-14 | 野草(花)
ここに来て東京地方は初夏の陽気になり、草木の芽もどんどんと出て来ました。
虫さんもようやく見るようになりました。
花が咲けばチョウも舞うようになり、ブログのネタは多くなりましたが、
なかなか筆は進みません。

ユキワリイチゲ(雪割一華)
キンポウゲ科イチリンソウ属、多年草、花期:3月~4月、
アズマイチゲ、キクサキイチゲよりも花が少し小さいです。
他のキンポウゲ科イチリンソウ属の植物とは、まったく違う形や色合いの葉で
小葉は三角状卵形で鋸歯があり、表面に白い斑紋があり裏面は紫色を帯びる。
アズマイチゲは近くではまだ見掛けません。
イチゲの仲間は21/3/3に投稿してるので興味があれば参照して下さい。

ノジスミレ(野路菫)
スミレ科スミレ属 多年草 花期:3月~4月
日当たりの良い道端などに多いことからこの名がある。
花径は1.2~2cmで淡紫色で青みの紫色など変化が多い。
スミレの種類は多く、スミレとよく似ているが、スミレの葉の縁はスッキリしているのに対して、
ノジスミレの葉の縁は波打っており、咲く時期も少し早いのでノジスミレとしたが確信はない。

コゴメホシノヒトミ    標準名:コゴメイヌノフグリ
ゴマノハグサ科クワガタソウ属  越年草 ヨーロッパ原産  花期:2月~4月、
青い花を咲かせるホシノヒトミ(オオイヌノフグリ)に似るが、
5㎜くらいの小さな花 は白色で一回り小さい。
茎、葉、萼に白い毛が生える。
この花にはよく出会うが同じように毛があるフラサバソウは見掛けない。

ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)
シソ科オドリコソウ属、越年草、花期:4月~5月、
下部の葉は丸い卵形で長い柄があるが、上部の葉は三角状の卵形で柄がなく密に付ける。
花は、上部の葉腋に長さ約1cmの淡紅色の唇形花。
いつもホトケノザとセットにして投稿ですが、前回未だ咲いていないとしましたが、
ここに来て見掛けるようになりました。
勿論ホトケノザはあちこちで全開しています。


カントウタンポポ
キク科タンポポ属、多年草、花期:3月~5月、
タンポポは、キク科タンポポ属の総称で、カントウタンポポ、カンサイタンポポ等ある。
草丈は15センチメートル (cm) 内外で、花は一般に黄色であるが、白花もある。
都市部に多いのはセイヨウタンポポです。
ヨーロッパ原産のセイヨウタンポポは、頭花はやや大きく、総苞の外片が反り返る。
これは、カントウタンポポです。今頃近くで咲いているこのタンポポです
左:カントウタンポポ       右:総苞片が反り返るセイヨウタンポポです。

ノゲシ(ハルノゲシ)(野芥子 )
キク科ノゲシ属、越年草、花期:3月~10月、
茎は太くて中は中空で枝分かれして、葉も柔らかく、不規則は羽状に切れ込む、
黄色の頭花は2cm内外、総苞の長さは1.2-1.5cmで舌状花の数が多い。

オニノゲシ又は若しくはアイノゲシ(ノゲシとオニノゲシの雑種)と思われる。

タンポポと似た花として載せておきましたが、ノゲシ、オニノゲシ、アイノゲシの違いなどは、
19/12/10に載せていますので割愛します。

暖かくなり、花も虫さんも生き生きとしてきましたので投稿するには困らないですが、
ウクライナへのロシアの軍事侵攻を思うとこの戦争の終結に対して国連なども無力なのでしょうか?
大勢の市民の避難や破壊された街や亡くなる人の報道を見て切ない気分になります。
早く停戦されて安心した生活ができる状態に戻る事を願うしかないです。
ネット等にフェイクニュース等が出るようになると、本当に世の中のことが
信じられなくなるようになり、注意してないと何が真実か信用もできませんね?
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庭の花(3月)鉢植えおよび地植えから ローダンセマム、プリムラ、他

2022-03-12 | 自宅の花
今日の日中は春を思わせる陽気になりました。
いよいよ草花の芽も出始めて来ており、まさに春よ早く来いです。

ローダンセマム’マーキュリー’
キク科ローダンセマム属 半耐寒性多年草、花期:3月~6月、花は小さく、蕾は濃いピンク、
開くとやわらかなピンク色で中心部が黒に近いブラウンでその花色を惹き立てます。 

フレンチラベンダー’ティアラサファイア’
シソ科ラヴァンデュラ属 耐寒性多年草 花期:3月~6月、
ティアラを着けたプリンセスのようにすっと伸びた花穂が可愛らしい品種。

プリムラマラコイデス   和名:ケショウザクラ(化粧桜)
サクラソウ科サクラソウ(プリムラ)属 1年草 中国原産 花期:1月~4月、
株全体に白い粉がつくことから、ケショウザクラ(化粧桜)という和名がつけられています。 
大輪品種(花が大きく葉がごわごわした系統。花色が豊富)に大別することができます。
小輪品種はこぼれダネでも毎年よく咲きます、石段の隙間にも咲いている。

プリムラシネンシス    和名:カンザクラ、チュウカサクラソウ 
サクラソウ科プリムラ属 耐寒性多年草、中国原産、花期:3月~7月、
ピンク、赤、青紫、オレンジ色、白の波打つ花弁をもつフィンブリアタ系の品種と、
サクラのような形で波打たない白い花弁をもつステラタ系の品種が多く栽培され、
特にステラタ系の品種のほうが、暑さにも寒さにもともに強く人気があります。


チエイランサス(ウオールフラワー)   別名:ニオイアラセイトウ
アブラナ科エリシマム属  1年草 地中海沿岸原産 花期:10月~5月、
ストックに似た花ですが、こちらの方が野性味があります。
花には変わった甘い香りがあります。株は高性のものから極矮性種まで様々です。
ベガ:極矮性の代表的な品種。花は固まって咲きます。   

クリスマスローズ   別名:ヘレボルス、レンテンローズ、
キンポウゲ科クリスマスローズ(ヘレボルス)属、多年草、花期:1月~3月、
常緑性、耐寒性が強い、これは落葉性種なので、これから咲くものばかりです。
クリスマスローズで流通してるものは、大半がヘレボルス・オリエンタル系の園芸品種。
欧米では、レンテンローズと呼ばれている。

ミニスイセン・ティタティタ(テータテート)
ヒガンバナ科スイセン属 多年草中海沿岸原産 花期:12月~3月、
草丈は10~20cmくらいでミニで、かわいいです。
地際から生える葉は、やや幅の広い線形です。花径は3cmくらいで、花びらも副冠も黄色です。
日本水仙みたいな良い香りはしません。  
ティタティタという名前でよく流通しているが、「テータテート」が本来の発音に近く、
こだわる人は「ティタティタ」という呼び名を嫌うようです。

エロディウム・ペラルゴニフロラム
フウロソウ科エロディウム属 耐寒性宿根草 トルコ原産 花期:5月~10月、
ほふく性で丈夫で育てやすい姫フウロ草、
花の形がゼラニウムに似ていることから Pelargoniflorumと呼ばれているようです。
花は直径2.5cmほど、横向きに咲く。 下側の3枚の花びらは白く、上側2枚は白地に赤紫のブロッチが入る。
ハナニラやヒメリュウキンカもパラパラ咲き始めました、次の機会に回します。
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早春の花木(3月-2)より、枝垂れ梅、マンサクの仲間、アセビ等。

2022-03-09 | 花木の写真
前回の早春の花木投稿の補足版です。
やや慌てて投稿した為に少し時間を取らずにアップしましたので、
洩れたものを追加します。

シダレウメ(枝垂れ梅)
バラ科サクラ属 落葉小高木 中国原産 花期:2月後半~3月、
しだれ梅は花を観賞する花梅です。庭木などで地植えにしますが、盆栽等で鉢植えにされています。

人家近くの紅梅と白梅
 

マンサク(満作)
マンサク科マンサク属 落葉小高木 花期:2月~33
日本各地に生えるが、観賞用にも植栽される。
マンサクは、黄色の花を咲かせ、いち早く春の訪れを告げる花木。
花は葉より先に開き、前年の枝の先に単生、あるいは集まってつきます。
和名の満作は豊作と同じく枝いっぱいに花を咲かせる、まず咲く、等諸説あります。


シナマンサク
花弁の長さはシナマンサクのほうが長く、マンサクのほうが短いようです。
花弁基部の色が違います。マンサクが鮮紅色であるのに対し、シナマンサクは暗赤色で赤黒く見えます。
 シナマンサクは開花時期が早く前年の葉が枯葉となって枝にかなり残っているのに対し、
マンサクは少ししか残っていないという違いもあります とありましたが、
今の時期では見当たらなかった。

アカバナマンサク(ベニバナマンサク) 

▼ニシキマンサク
その他に、マルバマンサク、ハヤザキマンサク等あるようですが間違っていたらごめんなさい。
又、常緑樹のトキワマンサクもありますが、花の時期が4月以降なので、こちらではまだ見られないです。

アセビ(馬酔木)   別名:アシビ
ツツジ科アセビ属、常緑低木、花期:2月~4月、
木の名は、馬が葉を食べれば毒に当たり、酔うが如くにふらつくようになる木
という所から付いた名前であるとされる。
自生のアセビにはたいてい白い花が咲いているのをみますが、
ピンクの花が咲く園芸品種のアセビ(クリスマスチアーなど)は人気が高い。
我が家の庭木はまだぽつぽつですので、後日に投稿予定です。
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早春の花木より、ウメ、オウバイ、ニシキマンサク、ネコヤナギ,他

2022-03-07 | 花木の写真
早春の花木と言えば梅です、そろそろ近くの梅園でも咲き始めていると思いますが、
今年もイベントは中止しています。

自宅の梅の木にはまだ1輪も咲いていず、家近くの梅からです。

ウメ(梅)    
バラ科サクラ属、落葉高木、花期:2月~4月、
ウメは、日本古来の植物でなく、中国からの渡来植物ですが、広まった理由には、
よい香りは邪気を払うものとされ、清らかな春の訪れと昔の人は考えたようです。
もう一つは、葉が出る前に花が咲くことが、純粋に自然の生命力を感じてさせてくれる
植物だったのでしょう。
※ 日本では、奈良時代「万葉集」では"ウメ"、平安時代以後は"ムメ"、現在は"ウメ"と言っている。 
「梅」は品種が多く、中国からの渡来種のほか、日本では江戸時代にたくさんの品種の育成・改良が行われ、
現在では300種以上あると言われる。

紅梅

オウバイ(黄梅)  中国名:迎春花  英名:ウインタージャスミン
モクセイ科ソケイ属、落葉低木、花期:2月~3月、
梅に似た高杯形の六枚花弁の黄色い花を、垂れさがる細長いツル状の枝に咲かせる 。
似た花にウンナンオウバイ(オウバイモドキ)があるが、これちらは常緑低

オウバイモドキ(黄梅擬) 別名:ウンナンオウバイ(雲南黄梅)
モクセイ科ソケイ属、常緑低木、中国西南部原産、花期:3月~4月、
枝はつる性で、四角形をしており、 枝垂(しだ)れる。
花の直径は4~5センチほどでオウバイより大きい。花びらが6~10枚に分裂するため、
二重あるいは八重先に見えるのが特徴。
我が家のものは花芽が無い、昨年2021/3/15を参照。

ロウバイ(蠟梅)
ロウバイ科ロウバイ属、落葉低木、中国原産、花期:1月~2月、
半透明でにぶいツヤのある黄色く香り高い花がやや下を向いて咲かせる。
開花期以外はあまり目立ちませんが、新春に香り高い花を咲かせる貴重な存在です。 
既に家の周り付近では花は終わりつつありますが、梅の字つながりで載せておきます。


ニシキマンサク(錦満作)
マンサク科マンサク属、落葉小高木、花期:2月~3月、
マンサクは、黄色の花を咲かせ、いち早く春の訪れを告げる花木ですが、
ニシキマンサクは、花弁の付け根や内側が赤くなる品種で、
マンサクとアカバナマンサクを足したような花色になる。紅葉のグラデーションが美しい。 
マンサクの仲間も他にもありますが、これはあまり見掛けなかったです。
アカバナマンサクは、花弁が赤いが、これは花弁が赤から黄色へと先端に行くほどに変化。


ローズマリー     和名:マンネンロウ(迷迭香)
シソ科マンネロウ属 常緑低木 地中海沿岸原産 花期:11月~5月、
葉に爽快で力強い香りのあり、料理や香料に使われるばかりでなく、
古代ギリシャ時代から記憶や思い出の象徴 されていた。
花色、葉色などのバリエーションが豊富 、種類により立ち性、ほふく性、その中間の樹形がある。 

ネコヤナギ(猫柳)  別名:エノコロヤナギ、カワヤナギ等
ヤナギ科ヤナギ属、落葉低木、花期:3月~4月、
早春に川辺で穂の出る姿は美しいもので、他のヤナギ類の開花よりも一足早く花を咲かせることから、
春の訪れを告げる植物ともみなされている。
春に銀白色の小さなビロードのような花穂をつける。和名は猫の尾に見立てたことによる。
雌雄異株で花穂は雌花より雄花の方が大きい。
雌花は黄色で短い糸状の雌しべを付け、雄花は橙色の葯の付いた
長い雄しべがたくさん現れて葯が開くと黄色い花粉をだすようです。

ジンチョウゲ(沈丁花)
 ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属、常緑低木、中国原産、花期:3月~4月、
香りの良い花を早春に咲かせる、外側が紅紫色で内側が白色の肉厚の花。
 花弁のように見える部分は萼が花弁状に変化したものです。

ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)  別名:モミザアカシア
マメ科アカシア属、常緑高木、オーストラリア南西部原産  花期:2月~4月
ギンヨウアカシアと間違えられやすい樹木に、フサアカシアという別種があります。
フサアカシアは、ギンヨウアカシアよりも一足早い2月頃から花が咲きはじめ、
一般家庭では育てることは無く、公園や街路樹として見かけることが多いです。
葉の付き方も異なり、羽片が短く小葉が20個以下なのでギンヨウアカシアとした。
パソコンに持ち主に似てやや不調な所がありましたので、少し遅れましたが
取り敢えずここまでのアップとしておきます。
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早春に咲く草花から、カンザキアヤメ、クロッカス、ヒメリュウキンカ、他

2022-03-03 | 花の写真
最近散歩中で見かけた花からです。

カンザキアヤメ(寒アヤメ)
アヤメ科アヤメ属、多年草、花期:1月~3月、
冬の寒い時期に花を咲かせる珍しいアヤメです、草丈15~30㎝程度に成長します。
アヤメは通常冬に葉を枯らしますが、カンザキアヤメは常緑性です。

(春咲き)クロッカス     別名:ハナサフラン(秋咲き)
アヤメ科クロッカス(サフラン)属、多年草、花期:春咲き 2月~4月、秋咲き 10月~11月、
小形の球根の草花で手軽に植えられている。原種は80種ほどあり、園芸品種も多数育成されている。

ヒアシンス(ヒヤシンス)(風信子)
キジカクシ科ヒアシンス属 多年草、地中海沿岸原産、花期:3月~4月、
寒さに強く、冬の戸外でも容易に越すが、あまり過保護にすると良い花が見られないようです。
ヒヤシンスと言えば、一本の茎にたくさんの花をつけるので豪華で見応えがあり、
香りあるイメージでが、一本の花茎につく花数は少ない のでローマン系ヒヤシンスと思われる。
 

ヒメリュウキンカ(姫立金花)
キンポウゲ科キクザキリュウキンカ属 、多年草、花期:3月~5月、欧州原産外来種。
日本に自生するリュウキンカに似ているため、姫リュウキンカと呼ばれますが、
リュウキンカの小型種ではなく別の植物です。(リュウキンカ属ではない) 
リュウキンカが自生する場所は、水辺や湿地です。
ヒメリュウキンカも、湿気の多い林や川沿いの草原で自生します。
しかし、ヒメリュウキンカの場合、水辺の近い場所以外の野原や畑でも育ちます。


シクラメン・コウム
サクラソウ科シクラメン属、多年草、イラン、トルコ等原産、花期:1月~3月
原種シクラメンの中では、花は少し小さめで、花びらが丸みを帯びた形をしています。
花色は白~濃いピンク、紫まであり、意外と幅が広い上に、
葉も多様で、模様やシルバーリーフの色々な組み合わせがあるようです。


アブラナ(油菜)
アブラナ科アブラナ属、2年草、花期:4月
花茎を伸ばして次々に花が咲く。草丈は1mを越える。萼片は黄色で花弁の下に開く。
未だ草丈が低く伸びていずアブラナかどうかわかりませんがアブラナ科ではあると思う。

コマツナ (小松菜 )   別名:冬菜(フユナ) 鶯菜(ウグイスナ)
アブラナ科アブラナ属、野菜、
コマツナは、関東を代表する漬け菜の一種で、通年流通しているが、旬を迎える冬の時期は、
葉の緑色が濃くなり食味もよくなる。葉は丸みがあり、表は濃い緑色で、
収穫せずにそのままにしておくととうが立ち、アブラナと同じ黄色い花を咲かせます。
花も徐々に増えてきつつあります。まだまだありますが次回以降に回します。
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竹の花後は枯れるを確認、これはラッキーか?

2022-03-01 | 植物
普段はあまり行かない場所で散歩中に見つけました。

この場所の大部分の竹は枯れ始めています。
竹の花は珍しいとされていますが、少し時期的には遅いですが、枯れ花らしいものは見られました。
イネ科の花らしいものも付けているのもあります。

マダケの開花はなんと120年にいちど! しかも一斉に開花したあとは、竹林ごと枯死!? と言われていますが、、
これはマダケかどうか分かりませんが、少し小ぶりの竹の様でハチクかもしれません。

竹の花は、めったに咲きません。笹ではおよそ50年、竹の類ではおよそ100年にいちど。
きっと一生見ない人も多いことでしょう。そして一斉に咲いたあとは、なんと竹林ごと枯死してしまいます。  

それじゃこれは、吉報いや不吉の前触れ、花は咲かなくとも、竹は地下茎で
殆どが繋がっているので、普通は花が一本だけ咲くとは考えられないです。
しかし地下茎で繋がっていない竹は違う時に花を咲かせてもおかしくはないですね。

そこで調べてみたら、
実は竹笹の開花のスタイルというのは実に多様です。
竹は、温帯性竹類、汎熱帯性竹類、草本性竹類の3群に大きく分類され、
草本性竹類(日本では身近にない)は毎年開花します。
一方で、温帯性竹類、汎熱帯性竹類の開花は滅多に起こらないことが知られています。
同じ温帯性の竹でもモウソウチクとハチクでは、開花周期が異なります。
(モウソウチク67年周期、マダケ、ハチクは120年周期と言われているが)
更に様々な点で驚くほどモウソウチクとハチクは異なっています。
例えばウソウチク部分開花(竹林内で一部の稈でのみの開花)が主である一方で、
ハチク一斉開花(竹林で花が一斉に咲いて竹林ごと枯れてしまう)が起こることが知られています。

木は年輪を見るとおおよその樹齢が分かりますが、竹の年齢は?
大型竹類の年齢を見分けるには、まず「ざっくりとしか分からない」ことを前提に、
稈の皮や色などの複数の方法を組み合わせて見分ける方法が妥当で、
細かく見るなら別の方法が必要です。

タケは広義には、イネ目イネ科タケ亜科に属する植物 、狭義にはササと区別され、
稈が成長するとともにそれを包む葉鞘(竹皮)が早く脱落してしまうものをタケといい、
枯れるまで稈に葉鞘が残るものをササという。

竹の種類については、21/12/17に投稿してますので、割愛します。
以下ササの名も出て来ましたので余談ですが、

オカメザサ(阿亀笹)
和風庭園の下草として広く使われる。背が低いので「笹」に見えるが、「竹」に分類される。
(大きくなると直ぐに茎の周りの皮(鞘)が落ちてしまう)
東日本では冬季に葉の縁が白くなりやすい
先端部近くには、竹皮の名残ような白い殻が目に付きます。
付近には枯れたオカメザサです。

クマザサ(隈笹)
日本庭園に多用される笹、葉の縁取りが美しくて人気がある。
開花は夏だが、その周期は30年ともいわれ、目にする機会は少ない。未だ見てません。
やや紫色を帯びた緑の花は直径6ミリほどで、茎の下部から伸びた花柄の先に小さな穂状になって咲く。
新葉のうちは全面が緑色だが、秋が深まって寒気にさらされると葉の縁が白く枯死して模様のようになる。
この様子を歌舞伎のメイクである「隈取(くまどり)」にちなんで、牧野富太郎氏がクマザサと命名した。

クマザサに似ていますが小振りなので、ミヤコザサ(都笹)かも。
葉は長さ10~25センチ、幅2~5センチで枝先に5~7枚ずつ生じる。
表面は明るい緑色で無毛、裏面には軟毛が密生し、葉の先端は少しずつ細くなるため、イトザサという別名がある。
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