昔昔、50年年前のことです。
アメリカに行った時、ホストファミリーは、太平洋を見渡せるカリフォル二アの海近くに住んでおられました。
以前にも書いていたホフマンさんです。
お住まいに入るには、ゲートを通って行かねばなりませんでした。ゲートで囲まれた町でした。
其のころ、何故かと思っていました。そこは裕福な人たちが住む地域だったと後で知りました。
そうゲートが必要なのです。そうなのかと漠然と考えていました。
しかし、この山里の小さな村でも、ゲートが必要だなあと考えてしまいます。
この夏は特にびっくりしました。
敷地内の角にメダカ鉢を置いていて、夏の終わりにキュウリを植えようと5ポット置いておきました。
なかなか植える機会がなく、ちょっと枯れ始めていました。さあ植えようと思いましたが、3本しかありません。
あれれでした。
まさか人が、農家の人が、もっていくはずがないと思っていました。
キュウリの二本の苗がきえていました。びっくりでした。
丁度その頃、あれれ、道具かごのワイワーをしめる工具が、泥を上げるクワがないのにきずきました。
敷地内なので、何でもぽいと置いておくことがおおかったのです。大丈夫だと思っていたからです。
やっとこれまでのないないと言っていた事がこういうことかと合点しました。
これまでは慣れぬ農作業で漠然とおかしいと思っていましたが、こんなたった2本のキュウリの苗で人がうろついているのだと確信した夏でした。
これまでもずっとおかしいことがいっぱいあったのです。
多忙であまり重く考えなかったのですが、びっくりぽんです。なんでもかんでももっていかれる方がいます。
いつも見られているのですね。
道路に面した敷地内には、常に整理整頓です。
私も家を囲いたいと思います。
二面は近所の方がメッシュ柵を田に張っておられるので、安心です。
開いたところは、要注意。
ゲートをしたら、車の出し入れが大変なので、しませんが、要注意です。
こんな静かな田舎での話です。いろいろあるんですね。
田舎にかえって14年。やっと解ってきました。
都会住まいでしたが、こんないやな経験はほとんどなしでした。
田舎でこんなん?びっくりぽん!
アメリカのGated Cityの意味を初めて考えました。
こんな事は田舎ではないと信じていました。
でもあるんですね。
ある意味、怖い。
慣れ過ぎた人間関係の中で生じる夜中の藁盗みもあったけ。
それもお正月のお飾りを作りたい一心での行為だったのでしょう。
昨年もぞっとしました。」この夏はキュウリ2本。
小さなことですが、気持ちが悪く、人間不信になりますね。
いや、いろいろあるんですね。狭い空間での人間の在り様。
面白いと言えば、人間らしいのでしょうが、ちょっとね。。。。
怖い。