どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

"300"鑑賞

2007年06月10日 13時16分03秒 | 映画
いや~物凄く久々に映画館に足を運んで観てきました。"スターウォーズ3"以来となります(^_^;

ほぼ全編に渡ってCG処理とバーチャルスタジオでの収録らしいし、出演者も際立った人は出ていない、いわゆるB級映画なニオイもしてたんで、過大な期待はしなかったんですが、逆にそれが良かったかなと。でも予告編みて、なんとなくコレはイケてるなとは直感してました。ファンタジーではありませんが(まぁそれに限りなく近い部分はありますが(^_^;)、F.フラゼッタのイラストレーションの世界を実写で再現したという趣を感じました。

主人公のスパルタ王も"漢"って感じで良かったです(^_^) ちょっと三船俊郎を思わせます。ああ言う骨太な役を体現できる俳優は、今の日本にはいないですねぇ…。日本の時代劇もこれくらいワイルドに表現できれば面白くなるんだろうなぁと思います。

まぁそれにしても、肉弾相打ち、死屍累々の連続なので、観る人選ぶ映画なので、とても万人向きとは言えません(^_^; 下手をすると嫌悪感しか残らないのですが、独特の映像美のせいか、ギリギリのところでエンターテインメントを保っているかなと。残酷描写が苦手なカミサンもOKでしたので、成功しているのでしょう(^_^;

コミックが原作ですし、誇張表現は仕方ないとは思いますが、ペルシャ帝国の描き方が…(^_^; もう悪の軍団剥き出しで、同じ人間としてではなく悪魔的に見せています。改造人間みたいなキャラまで出る始末で。ありゃイラン始めとする中東系の人が観たら腹立つだろうなぁと。最近はそうでもなくなってきましたけど、ハリウッド映画に出てくる日本もヘンテコ(近年では"パールハーバー"が笑かしてくれましたが)なんで、そんなもんなんでしょうけどね。でもイラクの問題もあるし、笑ってスルーとも言い難い、抵抗感もあったことは確かです。それと、やたらに「自由だ!」「民主だ!」を声高にするのも鼻白むというかねぇ…(^_^;

今回初めて、いわゆるシネコンというタイプの映画館を利用したのですが、非常に快適でした。HDCSという音響システムで、効果も抜群!サウンドの空間移動、重低音を存分に楽しめました。シートも背もたれが高く、前席との段差も大きいので、頭が邪魔になる事もありません(^_^) すごく近場にあるので、今まで行かなかった事をちょっと後悔…、これからは多いに利用したいと思います。