どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

麦秋、Blu-rayで(*^o^*)

2016年06月05日 17時50分00秒 | 映画
もちろん松竹オフィシャル、4K修復シリーズで9月7日リリースですよ!


迷うこと無く、即ポチです(^_^)

去年の「晩春」、生誕110年だった2013年の「東京物語」、その中間のピースである本作がBlu-ray化され、ようやく「紀子三部作」が全て4K修復版として完結されることに!

この三部作の中で、「麦秋」はちょっと異色作とも言える作風があって大好きです(^_^)

ローポジでフィックスでの撮影というのが小津作品の特徴ですが、戦前初期のものを除けば、唯一横に移動させたり、縦にクレーンで人物を追うなど、カメラの動きが多い作品です。

それからなんと言っても食事しているシーンが多く、それらがさり気なく人物の性格付けと成長・変化として見せているところが面白いんです。

有名なシーンですが、ラストの方で、家族と一人孤立した紀子が台所でお茶漬けを食すところね...色んな意味を含み、見る者にジワジワと迫ってくる凄い場面です。

それらがハッとするほど美しい映像で蘇る...もう楽しみでしかたないですな(*´д`*)

発売に併せてのイベント上映なんかもしてくれると嬉しいですねぇ...。

それと気になるのが、残る作品の4K修復化です。

「晩春」以降を時間軸順に並べると...(色付けは4K・Blu-ray化済み作品)
・晩春
・宗方姉妹
・麦秋
・お茶漬けの味
・東京物語
・早春
・東京暮色
・彼岸花
・お早よう
・浮草
・秋日和
・小早川家の秋
・秋刀魚の味

う~む...いずれも可能性が低そうなものばかりが残った感じ(´Д`;)

「宗方姉妹」・「浮草」・「小早川家の秋」は松竹以外なので、どうなるのか不明。

「お茶漬けの味」・「早春」・「東京暮色」は地味だったり、評価が低く、4K修復の意義があるかどうか何とも言えない作品群で...。

個人的には「お茶漬けの味」が好きなんで、これはやって欲しいとは思うんだけど、やっぱり弱い感じは否めませんねぇ(^_^;

生誕120年(2023年)にでも、ド~ンとまとめてボックスででも出してくれれば御の字かなと。

まぁ...それはそれで今後の楽しみとしておきましょう(^_^)