どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

セロ弾きのゴーシュ、「水」の秘密

2019年07月23日 20時10分00秒 | TV
なみきさんのTweetを見て、先週末放送の「スイッチインタビュー達人達」を視聴。


私にとってはお初なお二人の対談だったのですが、とても面白かったです。

中村さん(御年83歳!とても若々しく一回り下でも充分通用する感じで驚きました(^_^))は宮澤賢治がお好きということで、ご自分で「セロ弾きのゴーシュ」の演劇を企画して出演までされたという熱い方です。

生命学という見地から作品を捉え、その独特な着目点である「水」についてのお話しが印象に残りました。







ゴーシュは動物たち含め「自然」と調和・コミュニケーションするために(無自覚ではあるものの)一種のスイッチの役割として「水」を飲んでいるという解釈。

高畑勲版においても柄杓でガブガブ飲むシーンがありますが、原作を見返すとラストシーンに至るまで4回ほど繰り返しています。

「水」には浄化の意味があり、「自然」を象徴するものですし、確かに!なるほどなぁと(^_^)

生物学的に...そのルーツを辿る研究もなされているようですが、その志向がどこか...先日映画で観た「海獣の子供」とそこかで繋がっている感じもして、宮澤賢治の世界の深淵に触れた思いがしましたね...良い番組でした(^_^)